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もう4年になるらしい。イスタンブルに住んでいた友達が、大病をし手術を受けた。療養のために実家に帰らなくてはと言い、泣く泣く南の県に帰っていった。半年ほどして、同じ県内で仕事を見つけ一人暮らしを始めたと聞いた。勤め先が提供してくれている家は、みかん畑の中、冬においでと言われ続けて3年。あるもので満足することを実践している彼女、どんな状況でもポジティブで、良い面を見つけることが出来る人。彼女と話すだけでも、元気になれる。みかん畑の中の家は、一間のログハウス。リゾートで有名な街の傍なので、夏にかすったことはあるのだけれど、冬には意外と行けないものだった。今回は、棚からぼた餅、いや、みかん。 窓の外は鈴なりのみかん。家の中では、、、 暖炉が燃える...なんて、幸せ。祖父のみかん畑で小さい頃、よくみかんもぎをした。思えば、幸せなことだったと思う。久しぶりに、木からもいではバクバク食べた。手が、黄色くなるだろうな、やっぱり。この冬はみかんが豊作なのだそう。どの枝もたわわな実りに、先が土につきそう。 やっぱり木で熟れたみかんはうまいコッコ...
2011.01.18
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イスタンブル県内のマルマラ海に浮かぶ島々には、一般車両が入れない。ヨーロッパ側のカバタシュか、アジア側のボスタンジュ、カドゥキョイ等から船に乗って渡る。主な島は4つあって、カバタシュからだと、クナル・アダ、ブルガズ・アダス、ヘイベリ・アダ、ブユック・アダの順に、寄港する。 カバタシュを出ると、 右にトプカプ宮殿もあるサライブルヌ、 左にはオリエント急行のアジア側発車駅だったハイダルパシャ駅(この翌週、火事にあったけど。)、等々を眺めながら進む。どの島もそれぞれに趣があって、面白いと思うのだけど、私のお気に入りは、ヘイベリ・アダ。軍の学校があったり、閉じられたままの司教養成学校があったりして、色々と話題になることもあるけれど、ここの松林が、好き。幼い頃によく行った五色浜の松林のせいか、海と松、というのが、取り合わせとして落ち着くのかもしれない。 動物たちも、車を恐れず必要がないからか、排気ガスの汚染もないせいか、のんびりと迎えてくれる気がする。 この家、いいなあ、とか、こういう庭がいいね、とか言いながら、小道を散歩するのも楽しい。 一昨年亡くなった、らい病と戦った名女医、トゥルキャン・サイランの生涯をモチーフにしたドラマで、彼女の育った家として撮影に使われている家、とか20世紀初頭、オスマン朝末期の教育を受け、共和国初期に数々の翻訳及び詩・小説を産出したフセイン・ラフミ・ギュルプナルの家(今は一応博物館になっている)といった見所もなくもない。ここのところ暖かいせいか、スモモの花が狂い咲き。ちょっと春には早いかな...夏には海水浴客や、島の別荘族や訪問者でとても賑やかな島、ちょっと寂しいくらい静かな今の時期に、プラプラするのも楽しい。
2011.01.07
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