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もう4年になるらしい。イスタンブルに住んでいた友達が、大病をし手術を受けた。療養のために実家に帰らなくてはと言い、泣く泣く南の県に帰っていった。半年ほどして、同じ県内で仕事を見つけ一人暮らしを始めたと聞いた。勤め先が提供してくれている家は、みかん畑の中、冬においでと言われ続けて3年。あるもので満足することを実践している彼女、どんな状況でもポジティブで、良い面を見つけることが出来る人。彼女と話すだけでも、元気になれる。みかん畑の中の家は、一間のログハウス。リゾートで有名な街の傍なので、夏にかすったことはあるのだけれど、冬には意外と行けないものだった。今回は、棚からぼた餅、いや、みかん。 窓の外は鈴なりのみかん。家の中では、、、 暖炉が燃える...なんて、幸せ。祖父のみかん畑で小さい頃、よくみかんもぎをした。思えば、幸せなことだったと思う。久しぶりに、木からもいではバクバク食べた。手が、黄色くなるだろうな、やっぱり。この冬はみかんが豊作なのだそう。どの枝もたわわな実りに、先が土につきそう。 やっぱり木で熟れたみかんはうまいコッコ...
2011.01.18
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イスタンブル県内のマルマラ海に浮かぶ島々には、一般車両が入れない。ヨーロッパ側のカバタシュか、アジア側のボスタンジュ、カドゥキョイ等から船に乗って渡る。主な島は4つあって、カバタシュからだと、クナル・アダ、ブルガズ・アダス、ヘイベリ・アダ、ブユック・アダの順に、寄港する。 カバタシュを出ると、 右にトプカプ宮殿もあるサライブルヌ、 左にはオリエント急行のアジア側発車駅だったハイダルパシャ駅(この翌週、火事にあったけど。)、等々を眺めながら進む。どの島もそれぞれに趣があって、面白いと思うのだけど、私のお気に入りは、ヘイベリ・アダ。軍の学校があったり、閉じられたままの司教養成学校があったりして、色々と話題になることもあるけれど、ここの松林が、好き。幼い頃によく行った五色浜の松林のせいか、海と松、というのが、取り合わせとして落ち着くのかもしれない。 動物たちも、車を恐れず必要がないからか、排気ガスの汚染もないせいか、のんびりと迎えてくれる気がする。 この家、いいなあ、とか、こういう庭がいいね、とか言いながら、小道を散歩するのも楽しい。 一昨年亡くなった、らい病と戦った名女医、トゥルキャン・サイランの生涯をモチーフにしたドラマで、彼女の育った家として撮影に使われている家、とか20世紀初頭、オスマン朝末期の教育を受け、共和国初期に数々の翻訳及び詩・小説を産出したフセイン・ラフミ・ギュルプナルの家(今は一応博物館になっている)といった見所もなくもない。ここのところ暖かいせいか、スモモの花が狂い咲き。ちょっと春には早いかな...夏には海水浴客や、島の別荘族や訪問者でとても賑やかな島、ちょっと寂しいくらい静かな今の時期に、プラプラするのも楽しい。
2011.01.07
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今年の頭に引っ越した今の家からの眺め。ちょっぴり見える金閣湾を挟んで旧市街が見える。手前は新市街、よく見るとガラタ塔の先っちょとかも見えるのだけれど、写真では判読不能。旧市街では、シュレイマニエ・ジャミイ、イスタンブル大学の中のお天気塔、水道橋塔等が見える。地の底から、明るい日のさす家に引っ越せただけで嬉しかったけれど、1年近く経っても、ぼーっと眺められる景色があるっていいなあと、思える。素直に毎日、ありがとう、と思える。
2010.12.27
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高い所が苦手な私には無理だと思うけど。気持ちいいらしい。船から飛び上がり、船に降りるから、濡れることもなく。120メートルくらいまで上がるけれど、飛んでいるという感じはしないそう。座って眺めていただけよ、と飛んだ彼女。もっと長く空に居たかったと。海を泳ぐ亀さんとかも見えるのだそう。特製のロープはトルコの絹糸から加工したもの、船はヤマハ、最高のものを使っているから大丈夫。と、船を扱う海賊のような風貌のおじさんは太鼓判を押す。今度、機会があったら、飛んでみようかな。
2010.06.28
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トルコの周りには地中海、エーゲ海、黒海があって、半分以上は海で囲まれている。黒海は、Karadeniz で、黒い海。地中海は、Akdeniz で、白い海。やっぱり、白い気がする。より南にあるから、光が強いのかとも思うけれど。地中海に面したリゾート地、ケメルの海。
2010.06.26
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アイスランドでの火山噴火のためにヨーロッパ便が運休。トルコは、ヨーロッパなのかアジアなのか、、、微妙なところだけれど。今のところ、火山灰も飛んできていなくて、空港も動いている。今日のヨーロッパのお天気と風向きしだいで、明日はわからない、と言っているけれど...今日、日本から来る予定のKさんは、大丈夫。でも、先週の水曜日にドイツに行ったAさんは、戻って来れないでいる。果たして、土曜日にドイツに帰国予定のNさんは、戻れるのか??? 飛んでくれないと、困る!!!Kさん、大丈夫と思ったけど、、、今の時点で1時間40分遅れ。。。お疲れ様です。。。イスタンブルのアタトゥルク空港の発着チェックは、私はここでしている。http://www.fuartakip.com/havainis.aspDIS Hatlar が国際線で、 Gelis が到着、Gidis が出発。お迎えもお見送りも、チェックするに越したことはないと思う。
2010.04.19
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4月2日に始まったチューリップ祭りも今日でおしまい。 とはいえ、今日で枯れちゃうというわけではないし。むしろ、少し公園の人込みも減っていいかも。
2010.04.18
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花の命は短くて。。。日本は寒いようだけれど、こちらは夏か?と思うような日差し。チューリップもどんどん咲いて。
2010.04.17
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Emirganも、Yildizも、公園というか、森のように木が茂っていて森林公園といった感じ。だから、こんな子にも会える。お食事中にごめんね。あちこちの木をすごい速さで登ったり降りたり、緑の原っぱを走り回ったり、時にはポーズをとってみてくれたり、なかなか忙しそうだった。
2010.04.15
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トルコ語ユルドゥズは、星。天気予報を見ては、公園、公園、歩き回る4月なので。家からも、頑張れば歩いていける(でも、戻りに歩くのは嫌だけど)ユルドゥズ公園。 ユルドゥズ公園は、イスタンブルのおへそにあるといってもいいくらい街の中心に近い。いずれもボスポラス海峡沿いの賑やかな街、ベシクタシュとオルタキョイの間にあり、どちらからも歩いて5,6分という所。新市街の中心、タクシムからもDT1―3といったバスで簡単にいける。でも一歩公園に入ると、木々が茂り、アップダウンのきいた道、丘陵、なんだかよくわからない沢等々に満ちていて、大都会の喧騒というのはまったく感じられない。いくつかあるキョシュク(お屋敷)は、市の経営するレストランになっていて、割とお手ごろな価格でお茶したりもできる。木のテーブルと椅子もあちらこちらにあるので、お弁当を持って行ってわいわいとピクニックをしたりするのも楽しい。ふらふら歩いていて、木々の向こうにボスポラス海峡、乙女の塔、トプカプ宮殿とかが垣間見えたりすると、ああ、イスタンブルだったと思うのだけど。4月になるとやっぱりチューリップが咲くけれど、チューリップの見応えという点ではやはり、エミルギャンの方が圧巻だろうか。
2010.04.14
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4月に入ってからは、天気のチェックに更に余念がない。特に、Istanbulの中のSARIYER。ここにはEmirgan公園がある。ずっと前にも書いたかもしれないけれど、チューリップが咲く季節になると心が騒ぐのだ。街中の緑地帯とかにも咲き乱れているけれど、いくつかある公園は格別の風情がある。スルタンアフメットのGulhane公園や、チュラーンパレスホテルの前のYILDIZ公園、アジアサイドのHidiv-Kasr とかもよいけれど、EMIRGANは外せない。
2010.04.13
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旅行に行くときに気になること、、、たくさんあるけど、やっぱり一番気になるのは、服装や靴、傘だの防水スプレーだのといった持ち物にも影響するから、できるだけ情報を集めてから行きたいと思う。トルコの天気予報は、気象庁が毎日更新のホームページで発表している。http://www.meteoroloji.gov.tr/tahmin/il-ve-ilceler.aspxこのページは、Il(県)とIlce(郡、というか県の下の行政単位)別になっていて、下の地図で見たい所を選べる。さらに、向かって右下に出てくるところから、県の中で更に絞り込めるようになっている。大物を洗濯するかどうか、、、我が家は干す場所が狭~いから、毎日の生活にも重宝している。向こう5日分で、長期予報がないのが玉に瑕だろうか。
2010.04.13
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最近のあの人は、実はあまり幸せでない。今の家は、光溢れる居間と寝室、小さな台所と小さなバルコニー、小さくて光の入らない窓のある小さなバストイレと小部屋からなっているのだけれど、彼女の愛するあそこがないのだ。前の家は、窓のない昼間も暗い居間と弱々しい光が晴れると差し込む部屋二つ、光は射さないけれど大きな窓のあるトイレとお風呂、そして居間よりも広い庭からなっていた。家はともかく、庭は素敵だった。ただ、外猫たちは強く逞しかった。各アパートの裏庭を棲家にしている外猫たちは、高い塀をものともせず飛び回る。家主であるシリンに敬意を払ってくれたりはしないので、お嬢様育ちの彼女は、生まれて何週間かのやっと歩き始めたくらいの子猫にシャーっとやられては家の中に逃げ込むという辛い日々も過ごした。家でくつろいでいたら、窓越しに雄猫に強烈な匂いを贈られ閉口したこともある。しかし、彼女も大分強くなり、庭をのし歩けるくらい逞しくなってきたところだったのだ。夏には葡萄だの桃だののなる素敵なお庭だった。5月頃には、葡萄の新葉を摘み、サルマを作ったりも出来た。でも、春先になると必ず、蚤をもらい、葉っぱにくっついているのか寄生虫をもらってしまったこともあった。上から、洗濯物だの洗濯バサミが降ってくるのは日常茶飯事だったけれど、時には盥だのガラスだの危ないものも落ちてきた。一度だけだけど、4階上から猫が落ちてきたこともあった。。。シリンジック、良いことも悪いこともあるんだよ。家の中に日の差し込む今の家のほうが、ずっといいと思うんだ。だって、この半年ほど、コホコホとしていた咳が、この家に引っ越してちょっとしてから止まったじゃない?肺炎か?とか喘息か?とか随分心配したものだけれど、今は二人ともそんな咳をしなくなったじゃない?太陽の力は偉大なのだ!だから、このお家に早く慣れてくださいな。 小さなバルコニーの隅っこに置いた大きなレモンの鉢の上でぶーたれている最近のあの人。。。
2010.04.11
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地下の家からやっと脱出。今度の家は朝日の射しこむ家。太陽って大事だなあ、としみじみ思う今日この頃。家を見つけて引っ越すまでがあれよあれよで、引っ越した後もなんだか慌しかったけれど、やっとこの頃落ち着きました。手伝ってくださった皆々様に感謝感謝の日々です。
2010.04.10
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大丈夫か?と安否を問うメールを次々にいただいて、ありがたい事だなあ、と思っています。イスタンブルの洪水のニュースが日本でも流れているようですが、この辺りは被害もなく、大丈夫です。一括お知らせと思ったものの、ほとんどこの所更新していないブログに書いても、意味はないかも。。。いや、こういうときのためにも、これからはもうちょっと真面目に更新しなくては。。。今週に入って確かに雨がざぶざぶということが多く、必要がない限り、出ないようにしています。被害がないとはいえ、道には水溜りというにはあまりに大きな小池があちこちにあり、坂道になっている家の前の道は、大雨時には滝のように水が流れくだり、、、庭の排水がちゃんと出来ててよかった。。。でも、本当に大丈夫です。ご安心ください。
2009.09.10
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去年の秋に始まったドラマ、「Bir bulut olsam (雲になれたら)」というドラマはミディアットで撮られている。この写真は、そのドラマの中心になる家族の家。ドラマではプールを見たことがなかったような、、、と思ったけれど、ドラマには移らない何十もの部屋もあった。ドラマを撮るにはよいのだろうけれど、住むにはきついなあ、と思う。このドラマの主人公、ナーリンにとっても、この家はもはや戻りたくない所なのではないかな?!という展開になっている。彼女は、この家の当主の弟の娘。連続して市長を務める当主は、この地方の要人。2人いる息子のうちの長男が、彼女に執着し、まだ成人する前に宗教婚で結婚させられるも、事実上の婚姻関係には至らぬまま、長男は別の娘と正式に結婚させられてしまう。ナーリンを諦められない長男は、結婚式の時に彼女を撃ってしまう。しかし、彼女は、家の中の家族関係を考えると彼を告発できなかった。ナーリンを助けるヒーローは、イスタンブル出身の理想に燃える若い医師で、社会福祉に励む彼の母親も、彼女をこの家から救い出そうとする。。。ただ、その方法論が違っていた。母親の方は、彼女を愛する教師と結婚させることに、医師の方は、彼女が自立できる道を選ばせることによって。波風の立たない結婚を選んだ結果、長男がイスタンブルでの結婚式の後、ナーリンをさらい、レイプするという最悪の結果になってしまった。。。というのが、夏休み前の話だった。トルコのドラマの多くは、夏休みをとる。ドラマが又始まると、秋になったなあ、と思うのだけれど。このドラマも、先週から又始まった。重いのだけれど、見てしまう。。。火曜日の10時過ぎから、カナルD。
2009.09.09
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トルコに来たばかりの頃、トルコ語学校の先生に、「テレビを見なさい、トルコ語の勉強になるから。」と言われて見始めたテレビ。元々、日本にいる頃にはテレビを持っていなかったこともあるくらいだった。しかし、今ではすっかり、テレビ好き。特に、ドラマ好き。。。行ったことのない所や、美しい所が舞台になっていると、それだけで見入ってしまう。この何年か、毎年ドラマの舞台になる街がある。南東部、マルディンとバトマンに近いミディヤット。写真の中央の先頭には十字架が、奥にはモスクの先頭が見える。スリヤーニーと呼ばれるシリア正教徒とイスラム教徒が共生する街。マルディンもそうだけれど、石造りの四角い建物と強烈な太陽、シリア平原から飛んでくる砂嵐、、、アラブ的な街とクルド・トルコの混ざった、不思議な魅力のある街。トルコ人にとっても、エキゾチックな街だから、よく映画やドラマの舞台にもなるんだろうな。日本人の私にとっては、トルコ自体がエキゾチックなだけに、ミディヤットまでいくと、言葉もなく圧倒されます。。。
2009.09.07
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一昨年の暮れに引っ越してきたこの家には、庭がある。借りる時は、おひい様の遊び場にもってこいと思ったのだけど、、、冬は寒いから出ず、夏が来た、と思った矢先に、去年は、押しかけ猫が赤ちゃんを産んでしまった。家主の彼女はといえば、やっと歩き始めたくらいの子猫にも威嚇されて負けてしまう始末。やっときた今年の夏。思う存分、くつろいでちょうだいな。
2009.05.13
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「バラの谷」というと、ブルガリアのカザンラクを中心にした辺りを指すのが普通かな、と思うのだけど。あちらは、本物のバラの咲き乱れる谷。これは、カッパドキアのばら色の岩の谷。カッパドキアの不思議な地形は、エルジエス、ハサン、メレンディスといった火山の爆発による堆積物の隆起、沈降、風化等によってできたものだから、岩のほとんどは、火山岩。火山岩は、酸化マグネシウム、酸化鉄、珪酸、アルカリ分の含有量によっていろいろな色になり、出来方によって硬度も様々なのだそうだけど、、、この谷の色は主にピンクということは、鉄分が多いのかな?よくよく見ると、白い岩、黄色い岩、グレーの岩、緑の岩、ピンクというよりは赤い所、、、と、多様な色がある。いろいろな色、トルコ語では「レンギャーレンク」というけれど、はっきりとした色の違いを見せるバラの花も美しいけれど、バラの谷のぼんやりした色の違いの岩も美しいと思う。
2009.05.11
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なかなか重厚な家具、お風呂はジェットバス。窓の外を見るとオレンジ色の瓦の波の向こうにボスポラス海峡。どこのホテルだ?と思ってしまいそうだけど、ここは病院。ご心配なく、私が病気な訳ではない。。。病気になっても、この病院にかかれる自信は無い。。。トルコで病気になったらどうするの?と聞かれることがままあるのだけれど、私はとりあえず未だ学生なので、大学の診療所と大学病院で診てもらえる。町の診療所や、国公立の病院は値段はそれほどでもないけれど、すごく混みあっている。私立の病院は、設備もなかなかよく、それほど混んでもいないけれど、ものすごく高い。それを知ってからは、いらっしゃる方々に、一応旅行保険をかけて来られることをお薦めしている。万が一の時のために、使わなくて済めばそれに越したことは無いけれど。。。ちなみに、この病院に入院すると、カモメや猫がお見舞いに来てくれる。
2009.05.09
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トルコに居ると、又は、旅行すると、行く先々でお茶飲んでくかい?と聞かれて、毎回飲んでいると、いくら小さいコップでもお腹がぼてぼてになったりする。お茶よりもトイレを貸してください、なんて、尾篭なお願いをしたくなるくらい。。。トルコの人はよくお茶を飲むと思う。よく飲むだけに、お茶にうるさい人も多い。こだわりのポイントも、微妙にいろいろ。でも、特に大事なのが、濃さ。薄目をアチュック、濃い目をコユ、どちらでもなければ、オルタという。お茶を頼んだ時に、薄目がよければ、アチュック オルスンと頼む感じ。人の家でお茶を飲む時にも、ナスル オルスン? (どんな風にする?)と聞かれることが多い。濃さを色々かえるのは大変じゃないかと思うけど、実はトルコでは簡単。写真のように、2段のやかん(チャイダンルック)を使ってお茶を入れるから。上の段をデムリックといい、急須のように、お茶の葉を軽く蒸しながらいれた濃いお茶が入っている。下の段には、お湯が入っている。で、上の段の濃いお茶を下の段のお湯で各自の好みの濃さになるように、グラスに注ぐことができるのだ。ティーカップも、色が見えるようにガラスが好まれる。写真にあるチャイグラスはごく一般的だけど、マグカップとかソーサー付のカップでも、ガラスのものがよく使われている。この方式だと、大人数の時にもお湯を沸かすだけでどんどん足すことができるので便利。
2009.05.07
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昔々、小学生だった頃、学校の校庭の隅にあった藤棚の花は満開になるとすごい迫力で、子供心にも圧倒されたものだった。イスタンブルでも街角や庭の隅とかに咲いている藤の花を見かけることはあったのだけど、あれほどの迫力は、歳をとってしまったからか感じられなかった。でも、ヤロヴァの温泉地、ギョクチェデレの村から保健省管轄の温泉に行く道なりに咲いていた藤は見事だった。「アシュクラル ソカウ」(恋人たちの小路)の一端にあたり、幅3メートル、長さ50メートルくらいの棚になっていて、棚の下を散策したり、ベンチに座って、温泉施設を見渡しながらまったり過ごすことができる。
2009.05.05
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イスタンブルの旧市街の一角、マルマラ海に開けている港イエニカプから船で1時間ちょっとの所に、ヤロヴァという町がある。ヤロヴァというと、トルコ人もすぐに温泉!と言うくらい、温泉地として有名な所。桟橋の近くのバス停から、ミニバスで30分くらいで、ギョクチェデレという村がある。村の中にも、温泉のお湯を引いているペンションやホテルがあるが、外れの辺りに、保健省管轄の温泉施設もある。施設の中にもホテルがあり、幾つもあるハマム(トルコ風呂)や温泉プールを宿泊客は無料で利用できる。温泉のお湯も柔らかな感じで、入った後はやっぱり温泉の後はお肌のつるつる度が違う!と思った。一緒に行った88歳のおばあちゃんは、ほっぺがつるつるしてきていて、2週間ここに居たら、皺がなくなるかな!と喜んでいたくらい。日本の温泉地ほど色々なお風呂があるわけではないけれど、プールに入って、ハマムで垢すりして、飲む温泉を汲んで飲んで、、、とかしているとあっという間に時間が経つくらいの種類はあると思う。温泉以外にも、広大な敷地が原生林の植物園になっていて、敷地の中の散策も楽しい。緑が目に沁みるよう。。。アタトゥルクも湯治に来ていたということで、アタトゥルクが使っていたお邸が博物館として公開されていたりもする。ローマ時代の遺跡の脇にあるカフェは、夕方になると映画館にかわる。。。ずっと噂に聞いていたものの、こんなにイスタンブルから近いのに行ったことの無かったヤロヴァの温泉は、なかなか侮れない面白い所だった。
2009.05.03
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まだ日本に住んでいた頃、トルコ語を教えてくださったトルコ人の先生が、「春にはチューリップです、エミルギャンとか、ユルドゥズとか。。。」と言っておられた。エミルギャンて?ユルドゥズって?と思ったけれど、公園の名前だった。その昔、いろいろな偉い方の住まれた邸宅とその周りのお庭が、今は公園として開放されている。チューリップの季節でなくても、ボスポラス海峡沿いにある広大な公園は気持ちがいいけれど、やっぱりチューリップの季節には別格の美しさがある。毎年、この時期になるとカメラを抱えて、いそいそとピクニックに行きたくなる。ただ、今年は、寒かった。。。写真だと、チューリップのある所を撮るのでそうは見えないかもしれないけれど、チューリップも、満開まではまだまだあるね、、、という感じ。もう少し時間をおいて、再度!写真は、チューリップ型の噴水越に眺めるペンベ・キョシュク(桃色館)
2009.04.15
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雪はやっぱり冷たいので、南に行ってみたいな。。。と。トルコは東から西に長く、南は地中海、北は黒海、西はエーゲ海に面し、海岸線も長い。地図で見ても、最南端て言ってもね。。。という感じの形をしているのだけれど。 最南端の町は、アナムール(Anamur)エルズルムで零下26度とかの日に、16度の町。特産物は、バナナ。トルコで国産のバナナというと、アナムール産。アナムールからアンタルヤにかけて、バナナは作られているけれど、産地はアナムール。バナナのブランドのようになっている。輸入のバナナより小ぶりだけれど、香りがあって味も濃い感じ。 アナムールの海は、こんな色。サイズが小さくてわかりにくいけれど、魚が群れを成して泳いでいる。 地中海の向こうは、キプロス。さらに彼方には、アフリカ。その昔ローマは、文字通り地中海を内海としていたというけれど今のトルコからアフリカは遠い。 アナムールも、イスタンブルからは遠い。でも、途中で見た海は、想像したこともなかった色だった。クリームソーダ色。パステルカラーで何色もの層になっていた。。。寄せる波が、バニラのアイスのよう。
2009.01.07
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今年の冬は、寒いとか...特に東部は、芯まで凍っていると毎日のようにニュースで流れている。。。雪に道を塞がれて交通が遮断されている村が何百もあるとか、、、エルズルムで寒暖計を見たら、こんなだった。これは、まだ、暖かい方?って。。。-30度とか40℃って、想像の範囲を超えている。チフテミナーレも雪景色。町の中心といってもいい所にあるけれど。街の中も、外も、真っ白。キュンベットは半分こだけど。太陽ってすごいな。零下でも雪をとかすとは!
2009.01.05
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一月前のことになるけれど、懸案のエルズルムに行ってきた。懸案のというのは、エルズルム出身の友達と列車で一緒に帰省しよう!と、この何年かの間、言い続けてきたから。クルバンバイラムのお休みに、帰省する友人たちにくっついて、行ってきた。エルズルムは、トルコの東部の町。オスマン時代には州都がおかれ、要衝の一つだった所。セルジュク時代からの建築物も残り、町の中を歩いていてもいろいろな建物がおもしろい所。チフテミナーレ、城砦、ハン、、、温泉もある。私の楽しみは、雪。最近は、パランドケンのゲレンデも有名で、トルコでは有数のスキーリゾートの一つとか。。。スキーをするかはともかく、トルコの中でも豪雪地帯で有名な所。雪が楽しみで行ったのに。。。最初の日の家の前の広場(本当に、広い広い、空き地)雪は、どこ???寒くもなくて、上着も脱いで長袖1枚で歩き回れるほどの上天気。17世紀にエヴリヤー・チェレビは、紀行文に、エルズルムの所11か月と29日滞在したものの夏をみなかった導師の話を書いている。地球温暖化のおかげか、私は、12月に夏のような陽気を見られて嬉しい。。。とか言ってたら、翌朝は、こんな風になっていた。甘かったです。やっぱり、寒かった。。。でも、雪景色はすばらしい!住んでいる人には大変だけど、美しい景色に心が洗われるようだった。余談だけれど、エルズルムでは人は歩道ではなく、道の真ん中を歩く。じゃないと、ツララが何かの拍子に落ちてきたら洒落にならないから。。。ほんとに、1晩で1メートル超のツララができてた。あんなに大きくちゃ、食べられない。本当に上から落ちてきたら。。。アッラフ コルスン(神よ、守り給え)。
2009.01.03
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実は、雪が好き。南国に育ったためか、わからないけれど、雪を見ると嬉しくなる。イスタンブルでは、なかなか、気持ちのよい雪景色が見られないけれど、行く所に行けば、うんざりするほどの雪がある。住んでいる人にとっては、困ったものなんだと思うけれど、でも、見ていると幸せな気持ち。 こんな人たち、作りたくなる。トルコ語では、雪だるまは Kardan Adam (雪からの人)。右は、ちゃんとした人っぽい。実は、名前もあり。彼の名前は、シャーキル。作って、写真とって、10分後にさらわれてしまった、哀れなシャーキル。。。可愛がられているといいけれど。
2009.01.01
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中はもちもち、外はパリッとしてておいしい焼きたてのパン。これは、ピデと呼ばれるパンだけど、もちもち感が更に強く、こしがある感じ。断食月の頃には、丸い形のラマザンピデスィというのがパン屋さんにも並ぶ。具が載っているのもピデ。ピデ屋はあちらこちらにあって、安くておいしい。具は、ひき肉、チーズ、サラミのようなスジュック等いろいろだけど、私は、チーズにトマトとパセリ、卵を載せて焼いたのが好き。ピデ屋、は、やっぱり石窯じゃないと。。。火力なのか、熱の伝わり方なのか、私にはわからないけれど、こういう窯のピデ屋のピデはおいしい。と思う。ボートのオールのようなもので出し入れするのだけれど、火のぱちぱちはぜる音と、香りが食欲をそそる。
2007.11.05
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トルコには野良猫が多いと思う。野良猫というか、通りで飼われている猫というか。。。人にも慣れていて、カメラを向けるときっちりポーズをとってくれたりする。この子は、エフェスの遺跡に住み着いているらしい。餌は、観光客の与えるおやつ類が主なのか、なんでも食べるのがいじらしい。。。すごく似た子達が何匹もいたから、家族みんなでエフェス暮らしなのかな。この子も、エフェスの遺跡で。カメラを向けられると、足を延ばしてみたり、伸びをしてみたり、といった動作をまるでポーズをとるようにしてくれる。慣れてるな~。この子は、カッパドキアの子。野良ではなくて、一応飼い猫の模様。お母さんはヴァン猫、お父さんは野良なのだそう。飛び掛って遊びたくてうずうずしている感じ。
2007.11.03
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旅行の楽しみはいろいろあるけれど、遺跡とか博物館で文化に触れる、とか、おいしい食べ物や飲み物、とか、地元の人とおしゃべりする、とか。。。泊まるところも一つ、楽しみのうちだと思う。旅の形によっては、眠るだけだからできるだけ安いほうがいい、ということもあるし、仕事をもってきちゃったから、インターネットに繋げないと困る、ということもある。その土地にしかないホテルに泊まりたいという時もあるだろう。その時々の都合と気分にあった所に泊まるのが一番良いのだと思う。最近、私が気に入っているのが、某所にあるペンション。ある所も小さい村なのだけど、村の中心に近い所にある200年物の小さな家をそのまま貸してくれるというもの。2階建てで、下にトイレと浴室、2人用の寝室、上に居間と小さな寝室がもう一つある。一風変わった押入れがあったりして、隠れん坊をしたくなる。お天気が良ければ、お気に入りの本を持って庭に座り、地元のワインを飲みながら過ごすなんていうのもしてみたくなる。。5月にはコデマリを大きくしたような、真っ白のユキダマという名の花が満開になる。花が無くても、緑の瑞々しい香りが漂っている。中も、建物に合わせたアンティークな雰囲気で、感じが良い。アンティークというか、ちょっと、古い?!という感じでもあるけれど。。。天井とかもオリジナルのままで、手彫りの飾りがあったりする。ソファにかけてある布も、80年位前の刺繍、に、手編みのレースだという。おばあちゃんの嫁入り道具入れの中から出てきたのだとか。。。家族とか、仲の良い友人たちと泊まって、夜、暖炉に火を入れて、のんびりとくつろぐ、なんていいなあ。疲れてくると、あそこに行きたいな、泊まりたいな、と思う。
2007.11.01
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カッパドキアの谷は、起伏にも景観にも富んでいるけれど、それ以外にもおいしいものもたくさんある。まず、空気がおいしい!これを袋につめてもって歩けたらな。。。と思うのだけど。水も、おいしい!そして、季節に応じた果物が!ぶどう!日本にいた頃、ぶどう色といったら、マスカットは、私にとってそれほど身近ではなかったから、紫に近い色だった。こっちに来て、赤いのやら緑のやら黄色いのやら、もちろん紫のやら、黒いのやら、色々な色のぶどうがあるのに気づいた。ローズヒップは、乾かしてお茶にするのが一般的。煮込んでジャムにしたりもするようだけれど。私は、これを木からとってぽりぽりと食べるのが実は好き。素朴な味がする。(でも、みんなまずいというけれど。。。)今の時期はりんご。6月頃には杏、 夏になると木苺、 9月くらいから洋ナシこれからは、カリンの季節。ただ、私的には、生はあまりいただけない。香りは素晴らしいし、煮るとおいしいのに、生だと渋い。。。
2007.10.30
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奇岩で有名なカッパドキア。かなり広いエリアには、何十本もの谷が走り、壮大な景観に一役買っている。谷の一つ一つが違った顔をもち、季節が変わると、また表情がかわり。。。 こんな小道を見ると思わず迷い込んでみたくなる。木々のざわめきや、鳥の声、風の渡る音を聞きながら逍遥したい。谷間の開けたところは、畑になっていたり、岩の巨人たちが集まる集会所になっていたり。。。小高いところから見渡すと、でるのはため息ばかり。。。
2007.10.29
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夏が始まるかな、と思っていたのに。。。 樹も青々して、谷にも夏が来た、と思っていたら。。。 秋も終わりそう。。。
2007.10.27
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ケマリエは、トルコの中央部より少し東に行った、エルジンジャン県の郡の一つ。人口1万人足らずの郡の、郡庁所在地の小さな町。元々、エーイン(Egin)と呼ばれていたが、1922年に、トルコ共和国建国の父、ムスタファ ケマルの名前をとって、ケマリエと改名した。今でも、エイン、と呼ぶ人が多いけれど、天国の庭のように美しい、という意味だというこの言葉にふさわしく、行くのが難しい、けれども、山と川に抱かれた、瑞々しい、古風な佇まいののんびりした所だ。まだ、ユフラテスの名前をもらう前、ユフラテス川の上流にあたる、カラス(黒い水)が突っ切っていて、町の背後の山から湧き出す水が、縦横に張り巡らされた、水路を通って、カラスに流れ込む。豊富な水源に恵まれ、果樹園の中に町をつくったのかと思うほど、いろいろな種類の果樹の古木に、たわわに実がなっている。
2007.08.03
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今年は日本も猛暑のようですが、トルコも猛暑です。6月からずっと30度以上、熱帯夜も続き、日本よりは湿度が低い分ましだ、と、自分に言い聞かせはするものの、意識しないで、暑い、とつぶやく毎日を過ごしています。暑さのせいと言うわけではないのですが、また、随分とさぼってしまいました。サボっている間にも来て下さった方々、ありがとうございます。ご心配をおかけしてすいません。また、ぼちぼちと始めたいと思います。トルコ語の言い回しに、ボシュヴェル、と言う言葉があります。直訳すると、空(くう)に捨てろ、といったところでしょうか。嫌なことや、どうにもならないことを、なかったことにしよう、という感じで使います。ちょっと気に障るようなことをしてしまったかな、という時に友人に謝ると、返ってくる言葉は、大抵、ボシュヴェル。自分なりには頑張ってみたのだけれど、躓いた試験も、先生に言わせると、ブ セフェルリック ボシュヴェル。(今回はなかったことにしろ)私も、戻れないことについては、ボシュヴェル、と呟くようになってしまいました。テンムズ アユ ボシュヴェレリム(7月はなかったことにしよう)また、よろしくお願いします。
2007.08.01
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ボスポラス大橋(ボアズイチキョプルス)は、1973年の開通以来、アジアとヨーロッパをつないでくれている。全長1560メートル海面からの高さは64メートルヨーロッパ側のオルタキョイ(Ortaköy)とアジア側のベイレルベイ(Beylerbey)を結んでいる。イスタンブルに来たら、目にしない人はいないだろうし、少し滞在したら、一度はわたるかもしれない。夜、高いところから見ると、この橋を渡る車のヘッドライトが、まるでボアズ(海峡と咽喉という意味がある)にかかった首飾りのようで、本当に美しい。今年の4月から、この橋がライトアップされるようになった。もともと、夜景に浮かび上がる姿は美しかったけれど、最近は色変化も見せてくれる。はじめて見た時には、濃いブルーと黄色だったから、また、フェネルバフチェ(今年のトルコリーグで優勝したサッカーチーム、チームカラーが黄紺)関係か、と思ったけれど、しばらくしたら色が変わってびっくりした。1600万個の電飾が使われているとか。黄色、赤、紫、青、緑、と一色だったり二色だったりしながら、色が変わる。一時間ほどの間に、私が見たのはこの五色。夜のボスポラス海峡遊覧船に乗って、橋を眺める楽しみが増えた。海の上は結構寒いので、羽織るものを持っていったほうがいいと思う。
2007.07.03
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トルコアイス、というと、不思議な粘りが特徴。Salepという百合根のようなものがこの粘りの秘密なのだそうだけど。粘るだけに、アイスなのに結構腹持ちもいいような気がする。トルコ語では、Dondurma - 凍らせたものという、そのまんまな名前のアイス。バニラ(Sade サーデ)、チョコレート(çikolata チコラータ)、キャラメル(karamela カラメラ)、イチゴ(çilek チレク)、レモン(limon リモン)...いろんな味を楽しみたかったら、ミックス(カルシュク)で。夏になると、道端にもスタンド?のようなものが、あちらこちらに出る。こんな移動万屋のようなおじさんも、アイスを売ってくれたりする。道端のカフェでカップにスプーンで食べるのもよいし、コーンに1リラ分ミックスでお願い、とか言って、なめなめ歩くのもよい。
2007.07.01
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以前、香港に行ったことがあるという知人が、あそこでは虫を食べる、日本人も食べるのか?ときいてきた。イナゴの佃煮とかあるな、、、と思って、地方によっては食べないこともない、と言ったのだけど、腑に落ちない様子。よくよく聞いてみると、道端でピンク色の虫をゆでたのを頭をもぎながら食べていたんだ、と言う。一瞬、えぐい気がしたけれど、ちょっと考えたら、それってゆでたえびをばくばくたべていたんじゃないかと思い当たった。彼らにとっては不気味だったらしいけれど、家では、シリンはじめ、えびは大好物。トルコでも、海に近いところのレストランとかには、茹でえびを含めえび料理のメニューがあり、魚屋でも海老は売られている。karides と、ギリシャ語起源の名前があって、普通においしい。割と、食に保守的な人が多いので、食べない人も多いけれど...でも、虫じゃないから!
2007.06.29
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今年は猛暑、なのだそう。イスタンブルでも記録的な猛暑で、40度を超えた...普段だったら行かないけれど、暑い時には行きたくなる観光地、というのが、私にはある。スルタンアフメットにある、イェレバタンサルヌジュ(地下貯水池)だ。 542年にユスティニアヌスが作ったという貯水池。ビザンツの宮殿に水を供給できるように作ったという。145×65メートル、約9800平方メートルの広さで、現在の水深は1メートルほど。溜池といえば溜池なのだけど... 地下宮殿とも呼ばれるように、中のつくりはただの溜池とは思えない豪華さ。当時、最も簡単に手に入る材料が今でいう遺跡の廃材だったのかもしれないけれど、大理石の柱が建ち並び、苔むしておどろどろしさがさらに増したメドゥーサが横たわっていたりして...地下にあるだけに、涼しい。ほの暗くライトアップされてなかなか幻想的。暑さに参ったら、地下に潜ってみるのもよい。
2007.06.27
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日本にいた頃、コウノトリを見たことはないと思う。よく、赤ちゃんをコウノトリが連れてくるなんて言うけれど、日本では大体コウノトリがいないのに、こうのとりって、何?て言われるのがおちだよな、と思っていた。 コウノトリは渡り鳥だから、ヨーロッパからアフリカへと移動するときの通り道になっているとかで、トルコでは時々見かける。トルコではコウノトリは Leylek。これは、エフェスの遺跡のあるセルチュクという町の駅前のローマ遺跡の柱の上に巣を作ったコウノトリ。高いところにあるから、そうは思えないけれど、かなり大きい鳥で、巣も大きい。下から見上げていると、私の口もぽっかり開いていて、巣でえさを待つ赤ちゃんコウノトリたちと変わらないかな、と思った。
2007.06.25
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一昨年終わったのだと思うのだけど、ビル イスタンブルマサル(あるイスタンブルのおとぎ話)というドラマがあった。その名の通り、イスタンブルを舞台にした恋愛ドラマなのだけど、その中で、主人公の女性が問題山積の状態からはなれて少し休息をとるために行ったのが、Agva-アーヴァ(gは本当はユムシャックゲーなので、伸ばすように発音する)だった。 イスタンブル県内ではあるのだけれども、イスタンブルの中心部からは105キロとかなり離れているけれど、アジアサイドのハレムからバスがある。長距離バスではなくて路線バスなので、3時間くらいかかるが、羊の群れが現れたり、深い森林の中を通ったり、途中の景色も楽しい。アーヴァは、2つの川の間の村、という意味だそうだけど、その名の通りイェシルチャイ(緑の小川)とギョクス(天水)という名の2つの川が黒海に流れ込む河口にある。黒海沿岸の町らしく、フンドゥク(ヘーゼルナッツ)も採れるらしい。オスマン時代には、アーヴァの人は八百屋と呼ばれ、イスタンブルに果物や野菜を供給する町だったという。やっぱり、ここまで来たら、魚が食べたいけれど... 全長3キロを超すという砂浜で泳ぐのも楽しい。やわらかい砂浜で、入り江になっているので、波も荒くなく穏やか。 ボートで川を遡ったり、入り江巡りをしてもいいし、のんびり川辺でハンモックに揺られてもいい。喧騒を離れて、まったりのんびりできる。
2007.06.23
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暇があると、糸と針を取り出して編み物を始める友達がいる。私は相当不器用だから、とてもとてもできないけれど、憧れているのが、オヤ。オヤは、レース編み全般をさすけれど、その中でも特にこの花編みが好き。大きくても、片手の親指と人差し指で丸を作った中に入るくらいの大きさだから、鈎針ではなくて、刺繍針のような、少し長めの針で編む。スカーフの縁取りに使うことが多いけれど、ブーケにしたり、服の飾りにしたり、アクセサリーにしたりもするらしい。
2007.06.21
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Kumpir - クムピルは、具たくさんなじゃがバタ、という感じの料理。ジャガイモを意味するバルカン系の単語が変じてクムピルになったのだという。料理といっても、家でつくるというよりは外で食べるスナック感覚の食べ物。まず、熱々のジャガイモをぱかっと割って、バターとチーズを加えてこねる。この、チーズ味のマッシュポテトの上に、いろいろな具を載せていく。 オリーブとか、辛いソースエズメとか、ピクルス、ソーセージ、コーン、えんどう豆、なぜかポテトサラダ...お任せで全部のせてもらってもいいし、好きなものだけ選んでもいい。最後に好みで、ケチャップ、マヨネーズ、ヨーグルトをかける。 食べる時にはぐりぐりと混ぜて、混沌とした味を楽しんでもいいし、軽く混ぜるだけにして、一口ごとに違う味を楽しんでもいい。ただ、かなり大きいしボリュームもあるので、一人で食べきるのは厳しい...
2007.06.19
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Galata Kulesi ガラタ塔は、ヨーロッパ側の新市街だけど旧市街と新市街をつなぐガラタ橋の近くにある。 1384年にジェノバ人が造ったというから、コンスタンティノポリスがイスタンブルに替わるのを見てたんだな。そういえば、塩野七海さんの「コンスタンティノープルの陥落」にも出てきたような。だけど、この塔...右の写真でわかるだろうか、滅法高い。塔の高さは、69,9メートル、展望用のベランダのようになっているところは、51,75メートルの所にある。手すりはかなり怪しいし、高いだけに風は強いし...かなり怖い。でも、怖さを忘れるくらい景色は素晴らしい。 ボスポラス海峡やその向こうのアジアも、マルマラ海や旧市街にトプカプ宮殿も、新市街と旧市街を結ぶ橋、橋の架かっている金閣湾も、釣り人がずらっと並んだガラタ橋も、 新市街も...360度イスタンブルが眼下に広がる。怖いけれど、一見の価値はあると思う。
2007.06.16
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毎年、幾分かのずれはあるものの...5月から6月にかけては、危険で幸せな季節。トルコは果物が本当に美味しいと思うのだけど、とりわけ、今の時期は美味しい果物が目白押し。なんにしろ、旬は安くて美味しいと一石二鳥八百屋の店頭も色とりどりの果物で美しい。 Dut : 桑の実は甘ーい。白い方が少し淡白、黒い方は、食べると手も舌も真っ黒になるので、食べたことがすぐばれる。旬が短く、痛みも早いのが残念。Erik : すもも、というか、この写真のは水分の多い青梅って感じ。スモモにはいろんな種類があるけど、この緑のが一番早く出回る気がする。Maltaerigi(gではなくて、ユムシャックgで、マルタエリイと伸ばす感じで発音する):びわ、は、小粒だし、傷だらけなのも多いけど、やっぱりびわな味がする。 Kiraz : さくらんぼは、おいしい!食べ過ぎるとおなかを壊すらしいけど...ちょっと黒っぽいくらい色が濃い方が味が濃い気がする。Seftari(sは髭のついたsで、シェフタリに近い発音。):桃はまだ、ではじめたところ、夏の間、楽しみ。トルコのは黄桃で、白桃に比べると少し酸味が強い気がするけど、やっぱりおいしい。Karpuz : すいかは、やっぱりすいかな味がする。重いけど...八百屋では、たいてい量り売りだから、買う時に何キロかわかっちゃうわけで、8キロとか言われると、持って帰るのが結構つらい...
2007.06.14
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私をご存知の方はよく知っておられると思うが、私は方向音痴だ。かなり、重度の方向音痴なので、知らないところに行く時は、迷うのを覚悟で行くか、ものすごく調査をしてから行くかのどちらかにしている。人と行くときには、後者を選ぶようにしているけれど、でも、調べても、人に聞いても、迷う...時は、迷う...先日、BELGRAD ORMANI に行った。 中は、緑にあふれていて、道もあるんだかないんだかみたいな森なので、中で迷う分には問題ない、というか、むしろ迷い甲斐がある。でも、行く過程で迷ったのは、ちょっぴり辛かった・・・この、入り口の看板が見えたときには、とても嬉しかった。森に入るまでは、暑くて暑くてたまらない感じだったけれど、中は樹齢何百年かの木々の茂る森。何年分かの枯葉の絨毯を踏みながら森に分け入るのは、一人じゃ嫌だけど、何人かでわいわい進むぶんには冒険気分で楽しい。木々の間を縫って吹く風も気持ちいい。 葉っぱの上に実があるという不思議なものやら、トルコ桔梗の原種?という花やら、木苺の花やら...木苺の食べ頃は、来月?かな?
2007.06.11
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チューリップ祭り(いや、祭りじゃないけど、でも、あちらこちらに咲き乱れていたから)からいつの間にやら一月がたち、今はどうなっているのかというと...バラが咲き乱れております。スルタンアフメットでも、大通りの緑地帯にも、あちらこちらで、赤、白、黄色に、紫に、ピンクに、オレンジに...バラは、ペルシア語から入った単語で、ギュルーgülと言う。名前や苗字にもよく使われていて、外相の苗字はそのまま、ギュルさんだし、区長はサルギュル(黄色いバラ)さん、有名な歌手にクルムズギュル(赤バラ)さんなんて人もいる。アクギュル(白バラ)、ギュルシェン(バラ園)、ギュルジャン(バラ心)、ギュルチン(バラを集める)なんて名前の女友達もいる。 昔、某漫画の影響で、紫のばらに憧れていたけれど...
2007.06.06
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ルメリヒサル、は、ボスポラス海峡の最も狭いところにある要塞。ボスポラス海峡クルーズをすると、必ず目に入る威風堂々たる建造物だ。当時、ビザンチウム帝国の首都だったコンスタンティノポリスを征服するために、1452年にSultan Mehmet二世が造らせた。設計図の段階からスルタン自らが関わり、わずか4ヶ月と16日で完成したという。Mehmet二世は、Fatih Sultan Mehmet - 征服王メフメットといわれている様に、用意周到に臨んだ征服を成し遂げ、コンスタンティノポリスはイスタンブルになった。ルメリヒサルからは、ボスポラス海峡越しにアジアが見渡せる。アジア側からはもちろん、ルメリヒサルが見える。 中の塔は登れるものもあるし、下から覗いたりもできる。高所恐怖症の人は要注意。夏には、中庭でコンサートが開かれたりもする。
2007.06.05
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トルコであたる?いえいえ、宝くじとかの話ではございませぬ。食べ物に。。。いえいえ、食中毒関係でもございませぬ。ピーマンにあたる!と。。。ピーマンというか、しし唐なのだけど、トルコ語ではどちらも、Biber、といい同じ名前。 このしし唐、焼いてケバブのつけあわせにしたり、生を刻んでサラダに入れたり、炒めたり煮込んだりして料理に入れたり、、、よく使う。ピリ辛でおいしいのだけれど、時々、ものすごーーーーく辛いのがある。それが、あたり。私の人生最大のあたりは、この丸っこいやつだった。馴染みのあるピーマンは、辛くないものなのだけど、ガジアンテプのピーマンは、ものすごく辛かった。筋は辛いので気をつけて、と言われたのに、そう言われると試してみたくなってしまい、ぺろっと一舐めしたら、あたった。あたると、辛いというよりも、もう、痛い。舌が痺れてるんだけど痛みは感じるという妙なんだけど、そうとしか言いようがない、苦しみ。冷たいアイランで冷やしてみたり、パンを食えと言われればほうばり、いや、辛いものには辛いものと生たまねぎを食べてみたり...痛みを逃れるために、できることはなんでもする、て感じになる。結局は、時間がたつのを待つしかないのだけれど...その間は、何もできず、犬のように舌を出しひーひー言うのみ。私の経験では、大体20分くらいでひく。あたると癖になる、というか、食べずにいられない。あたらないで、ピリ辛くらいだと、美味しいのだけれど、ちょっと物足りないような気がしたりして...
2007.06.04
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