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2005.10.27

シティ・オブ・ゴッド　（’０２・ブラジル・仏・米）

テーマ：おすすめ映画(4027)

カテゴリ：映画　シ

これまでに観たブラジルの映画は
『セントラル・ステーション』（名作！）だけだったが
ブラジル映画の水準は思っていたより高いと感じた。
この映画の映像技術は、なかなかの物だ。

この作品はR-15指定という事で
ショッキングな内容である。
子供がギャングとなり、クスリ
強盗、殺人が日常的に行われる。

舞台は「神の街」と呼ばれるリオのスラム街だ。
話の語り部であるカメラマンを夢見る
少年ブスカペの視点から語られる。
まず’６０年代の街の、伝説の
三人組のチンピラの話から始まる。
その三人の中には彼の兄も含まれる。

次に、７０年代の現在までが語られる。
街をブスカベの兄を殺したリトル・ゼが牛耳る様になる。
この男はやみくもに人を殺すが
強力な支配者がいる事で街は以前より平和になる。
しかし、ある事件をきっかけに
権力闘争が勃発し、街は地獄と化す。

この作品が事実を基にしているとは、信じられない。
重苦しくなりそうなテーマを、見事な
エンターテイメント作品に仕上げた
フェルナンド・メイレレス監督の手腕は見事だ。

音楽のセンスも良い。

これは観るべしっ！！

『シティ・オブ・ゴッド』公式サイト　

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