アレ、ときどき啓人 そらそうよ おーん

アレ、ときどき啓人 そらそうよ おーん

2006.06.06
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カテゴリ: 映画 サ



あらすじ

今ではすっかり過去の人。
細々とCM仕事を請け負って食いつないでいた。
そこに、ハリウッドのメジャースタジオからオファーが舞い込む。
実は、映画プロデューサーを務めるヴァルの元妻
エリー(ティア・レオーニ)の計らいだった。
自分を捨ててNYから西海岸に移り住んだエリーに恨みも未練も
たっぷりなヴァルだったが、この際、背に腹はかえられぬと
仕事を引き受ける。
ところが、クランクイン直前に心因性の失明状態に陥って・・・。

感想
アレン監督は以前、『ブロードウェイと銃弾』で
舞台のバックステージを描いたが
この作品では映画の舞台裏を描いた。
落ち目の監督が大作の撮影中に
精神的な影響で目が見えなくなるが
それを必死で誤魔化して、撮影を続けるという設定は
アレン映画の初心者でも分かり易く、楽しめるだろう。
もっともアレンの情緒不安定振りに
嫌悪感を抱く人もいると思うので
ビギナーには、『カイロの紫のバラ』や
ギター弾きの恋 』の方を、お薦めしますが。

N.Y.とジャズをこよなく愛し、L.A.とロックを毛嫌いし
男は情けなく女は強く、ユダヤ・ネタありと
アレンらしさは変わらない。
ハリウッド批判とも、自虐的ギャグとも思える内容は
アレン 好きには、一層楽しめる作品であろう。

爆笑問題の太田光 2006 上半期 漫才「爆笑問題のツーショット」 など
アレンのファンは少なくないと思うが
’02年製作の作品だが、日本公開は昨年だったのが解せない。
アレン映画に出演する事は、俳優にとって一種のステータスで
一時は、『世界中がアイ・ラブ・ユー』みたいに
豪華キャストによる作品が続いたが
この映画は、地味なキャストだったせいか

『さよなら、さよならハリウッド』公式サイト

ネタバレ感想
マウスでクリックしながら、なぞって下さい。



フランス人の感性って、変わってますからね(笑)

面白みの無い無難な映画を好み
実験的な映画を嫌うハリウッドと
芸術家肌の監督との衝突で、映画界を皮肉っている。
客に受け入れられない映画は、監督の
マス○ーベーションというのは一理あるが
客が入る映画=良い映画とも思えないですけどね。
ウディ・アレンは、自他共に認める
マ○ターベーション好きだし(笑)

ヴァルが、モノクロで撮りたいと言った時
『マンハッタン』と『セレブリティ』 セレブリティ が思い浮かんだ。
あれだけ、こだわりの強い監督でも
大根の恋人を出演させるのも、よくある事で可笑しかった。
仕事を横取りされた時に、ピーター・ボグダノヴィッチなら
良かったってのも笑えた。

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Last updated  2008.02.27 21:23:16


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