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むむむ…ちょっと不穏な展開になってきたか…? 「イスラム国」への空爆に米国だけではなく湾岸諸国も参加し始めたようです。ヨルダンも参加しています。ここ数日のこの展開で、今後の情勢はどうなるか…ちょっと読めなくなってきました。
まず誤解を招かないようにハッキリお伝えしますと、ヨルダン国内には現時点で直接的な影響は全くありません。人々の生活はこれまで通り普通に営まれていますし、私のアンマンでの生活も至って普通です。この時期は観光のピークシーズンで毎日たくさんの観光客が日本からも見えています。という訳で、「危険!」という一般的なイメージとは裏腹に、ごくごく普通の日常がヨルダンでは流れています。
まぁ、日本におられる皆様は、どんなに私が「安全ですよ」といっても「ヨルダン=戦闘地域」というイメージから抜けきらないかもしれません。ヨルダン国民は"空爆から逃れるためにヘルメットをかぶり裸足で逃げ惑っている"というような妄想?? をしてしまう人もいるのでは…? まあ、ここまでひどい妄想をしている方は少ないかもしれませんが…(笑)。

が、本当にそんなことはありません。
私たちの日常…それはこーーーんな感じ。
死海で仕事をする私と可愛いフランス人のアメリちゃん。
さてさて、とはいえやはり今後の影響については注視する必要があるかと思います。ただし注視する必要があるのは、中東だけではありません。「イスラム国」にはフランスなどヨーロッパの国々から、またオーストラリアなどからも戦闘員が参加しているとのこと。こうした戦闘員たちが自国に帰って、極端な思想を行動に移すこと…つまりテロなどの行為に及ぶこと…これが危惧されています。
”「イスラム国」=全員イスラム教徒の戦闘員” というのも間違いです。ヨーロッパなどから参加しているのは、イスラム教の背景を全く持たない若者たちだったりするようです。思うに、あれですな。暴力的なビデオゲームなどの虜(とりこ)になり、毎日毎日ゲームで人を殺していたような若者たちがゲームの世界だけでは物足りなくなり、実際に人を殺すチャンスが訪れた! とばかりに意気揚々と「イスラム国」にジョインする…こんな感じなのかもしれません。あくまで私の想像ですが…。しかし本当に、世界は病んでいる!
そんな訳で、ヨルダンでも注意が必要なのは言うまでもありませんが、これは中東に限った問題ではないということです。在ヨルダン日本大使館からのメールでも以下のような報告が寄せられています。
アルジェリアでは,ISIL への支持を表明しているイスラム過激派武装組織が、拉致したフランス人の解放と引き替えに ISIL に対する軍事作戦を停止するよう,仏政府に要求しました。更に報道によれば、23日フィリピンにおいて、別のイスラム過激派武装組織が身代金を支払うとともに米国への支援をやめなければ人質のドイツ人を殺害する旨、独政府に警告しました。
フィリピンでも、「イスラム国」に同調する過激派組織がこの事態に便乗して何やかんやと主張している…。恐いのが、こうしたポリシーの全くない意味不明な過激派たちの活動です。今後こうしたことは増えて行くと思われます。だから取り立ててヨルダンだけが危険ということはありません。が、もちろんイラクやシリアと地理的に近いというハンデを背負っている分、さらなるマイナスのイメージは避けられません。
毎日アラブと接していると、お茶目な一面やおバカな一面を見て怒ったり笑ったりしていますが、共通するのはほとんどの人が善良で平和を願っているということです。過激な思想は一体どこから生まれてしまうのでしょう。それから意味のない憎しみも…。
早くこうした無駄な戦いが終わることを願ってやみません。
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