透析生活

透析生活

2020.04.18
XML
カテゴリ: 世間のこと
緊急事態宣言の対象が、全国に拡大しましたね。


まだ流行していない地域からは、この決定に反発する声も出ているようですけど、

最初に7都道府県のみに緊急事態宣言が出たときに、

「出すなら全国一斉にやらないと、都市部から地方への人の移動が激しくなって、

感染者が一気に増えるのではないか」 ということを危惧していたので、

個人的には賛成しています。


何度も書いていることですけれど、

立場が違えば受け取り方も違うのは当然のことなので、

こういう問題に “絶対的な正解” なんてものは無いんですから、



協力し合って乗り越えていきたいものだと思いますね。


さて、私は普段から 『日経メディカル(Online版)』という、

医療従事者向けの情報誌を見ているのですが、

そこに透析患者の新型コロナ感染情報が載っていたので、

ブログで引用させていただきます。(以下、斜体部分が引用です)




新型コロナウイルス感染対策合同委員会が実施中の

全国の透析施設におけるCOVID-19の感染状況調査の続報が

4月17日に発表された。

本調査は4月9日より開始され、学会員を対象に

COVID-19の感染症例が発生した場合に報告するよう求めたもの。


4月10日に第1報が発表され、

10日時点での透析患者におけるCOVID-19感染者は31人、

うち死亡者は3人であった。


今回の続報によると、

17日午前8時時点の 透析患者における感染者は累計47人で、

うち死亡者は4人。


10日時点から感染者数は16人、死亡者数は1人の増加にとどまった。


なお、合同委員会によると

現状では 透析施設におけるクラスターは発生していない


全体の死亡率は8.5%で基礎疾患のない患者と比較して高率。

低酸素血症に対する治療率は44.7%

(ECMO使用2人、人工呼吸器使用5人:うち死亡1人、酸素投与14人)。


地区ごとの内訳は以下の通り。

●北海道・東北地区(北海道、青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島)
 【10日時点(以下同)】0人→【17日時点(以下同)】1人

●関東地区(東京都を除く:茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、神奈川)
 10人→16人

●東京地区(東京都)
 11人→13人(死亡2人→2人)

●甲信越・北陸・東海地区(新潟、富山、石川、福井、山梨、長野、岐阜、静岡、愛知、三重)
 5人→8人(死亡0人→1人)

●近畿地区(滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山)
 2人→5人(死亡1人→1人)

●中国・四国地区(鳥取、島根、岡山、広島、山口、徳島、香川、愛媛、高知)
 0人→0人

●九州・沖縄地区(福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島、沖縄)
 3人→4人



これを多いと捉えるか少ないと捉えるかは人それぞれだと思いますが、

SNSなどに書かれている不確かな情報に踊らされるのではなく、

正確な情報を手に入れて “正しく恐れて” いただきたいと思います。


にほんブログ村 病気ブログ 人工透析へ
にほんブログ村 いつも応援ありがとうございます★ →







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2020.04.18 07:19:34
コメント(4) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: