透析生活

透析生活

2020.04.13
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カテゴリ: 仕事のこと
4月に入って、少しずつ春めいてきましたね〜


最低気温が氷点下という日もあるので、まだまだ暖房は欠かせませんが、

お天気の良い日は、日中コート無しでも過ごせるようになってきました。


そして今、私が暮らしている地域では桜が満開です


昼間はとっても可憐に愛らしく、

そして夜は艶かしい雰囲気を匂わせながら咲き誇ってくれていますが、

今は職場と透析クリニックという、

必要最低限の行動範囲であるトライアングルを移動している車中からしか、

を楽しむことはできません。


とは言え、我が家の庭でも、

水仙やチューリップやビオラやパンジーが華やかな色を描いてくれているので、

毎朝出勤時には元気をもらうことができていますよ


さて、大都市では緊急事態宣言が発令され、

制限された生活の中でいろいろとご苦労されている方々も多いと思います。




気が滅入って外出したくなる気持ちもわからなくはありませんが、

もし新型コロナに感染して入院生活になれば、

今よりも更に制限された生活になってしまうわけですから、

「それよりはマシかな」 と思いつつ、




“テレワーク” なんて全く縁がない職種の1つである私たち医療従事者は、

今も、そして今後更に新型コロナに感染した人が増えてきたとしても、

自身の感染リスクが増すことがわかった上で出勤せざるを得ない状態です。


そういう 「人との接触を8割減」が不可能な職種があることも考えれば、

残りの人は “9割減” くらいの覚悟で生活していかないと、

せっかく緊急事態宣言を発令しても、

効果的な結果は得られない気がするんですよね


因みに、まだそこまでの状況には至っていないこちらの地域でも、

毎日少しずつですが、感染が確認された人が増えてきていることは事実なので、

総合病院などでは、今後やってくるであろう患者数の増加に備え、

ベッドの確保の意味なのか () 患者さんの受け入れを制限し始めました。


本来なら受けられるはずの治療が、

「緊急ではない」 という理由で受けられない現実、、、。

これだって、広い意味では “医療崩壊” の始まりです


そして、本当の “医療崩壊” にならないために、

総合病院での治療の延期を余儀なくされた患者さんたちが、

我が職場のような個人病院を紹介され、

そこで治療をするケースも多くあるんですよ。


だから、仕事を休む訳にはいきません。


今回の新型コロナウイルスは、軽症者が多い割に感染力は高そうなので、

不特定多数の患者さんが来院され、

そして患者さんと近距離で1対1で応対する時間が長いという状況では、

万が一感染している患者さんが来院したとしたら、

私たちにもうつってしまう可能性は高いと覚悟はしています。


勿論、そうならないためにできる限りの防御はしていますし、

   逆 (患者さんにうつしてしまうこと) は更に怖いので、

   プライベートでもなるべく外出を控えるなどの努力は続けていますが。


こういう職業を選んだ以上、皆リスクは承知していますし、

普段から覚悟と誇りを持って仕事をしている一方で、

医療従事者に対する偏見や差別の報道を聞くと、心が折れますね、、、


新型コロナウイルスを必要以上に恐れるあまり、

「医療従事者のお子さんの通園を保育園で拒否された」 とか、

「家族に医療従事者がいるなら出勤するなと会社に言われた」 とか、

「疲れてタクシーで帰ろうとしたら乗車拒否された」 とか、

そういう話を聞くと、とっても辛いし虚しくなります。


因みに、タクシーの乗車拒否の話は私の友人が経験した実話です。


無症状で感染している可能性もあるので、

内心怖いと感じてしまうことは無理もないと思う一方、

拒否して差別している側の人が既に感染している可能性があるにも拘らず、

「私は感染していない、感染するはずがない」 という全く根拠のない自信から、

周りに対する差別を行動に起こしてしまうのは、如何なものかと思います。


お互いが傷つけ合って、ギスギスした人間関係を築くのではなく、

みんなが協力し合って、周りに対する優しさや思いやりを持ち続けて、

新型コロナウイルスを “正しく恐れて” 戦っていかないと



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最終更新日  2020.04.13 04:02:05
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