時空の流離人(さすらいびと) (風と雲の郷本館)
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山口市は、現在は合併により人口が増えているが、かっては、日本一人口の少ない県庁所在地であった。また、「ちまきや」という、「日本一小さなデパート」とであることをPRしている百貨店も存在している。 しかし、山口市はその昔は西の京とも呼ばれていたのである。応仁の乱で京都が荒廃していた時期には、守護である大内氏の庇護を求めて、京都の公家たちも逃れてきたこともあり、本家をはるかにしのいで栄えていたのである。 そのせいか、山口の地名には、京都と同じものが結構見受けられる。こじんまりとしているが、好きな街の一つである。 さて、この山口での名物と言えば「外郎(ういろう)」である。大内文化を感じさせる、上品な甘さが特長である。また、「豆子郎」という外郎の中に小豆のはいっているのもあり、こちらも味わい深い。 外郎といえば、全国的には名古屋が有名であるが、一度食べ比べて欲しい。私は、どちらも食べたことがあるが、山口外郎と名古屋外郎のどちらかを選べと言われたら迷わず山口外郎を選ぶ。山口外郎*H21.9.5追記 2008.8で「ちまきや」は百貨店を廃業し、現在は「山口井筒屋」となっています。○面白かったらポチっと1票! 風と雲の郷 別館「文理両道」はこちら風と雲の郷 貴賓館「本の宇宙(そら)」はこちら
February 25, 2006
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