ホテルと旅館の批評

ホテルと旅館の批評

2024年08月17日
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カテゴリ: 旅館


2024/7月下旬

星:星星星+0.8



 酷暑日が続くので、少しでも涼しい日本海側と思ったけど、まあ暑いですね。どうせ暑いなら温泉に入ってのんびりしようと、松江の玉造温泉に行きました。

 玉湯川沿いに多くの温泉旅館があるけど、今回はのどぐろの塩焼きがコースに入っているプランの白石家にしました。楽天トラベルのクーポンを使うとお得だったので、スタンダードプランより一つ上のプランです。

 バレーパーキングなので、玄関で荷物を降ろして、車を預けました。チェックアウト時には玄関先に配車してくれます。

 チェックインは、フロントのロビーラウンジに座って行います。ロビーラウンジには、ウェルカムドリンク(コーヒー、麦茶)もあります。そして、係の人の案内で奥のエレベーターに乗って、部屋に向かいます。



 旅館らしく踏み込みの間があって、8畳の部屋になります。外側に縁側があり座椅子とテーブルです。和室なので、布団は夕食時になります。



 テーブルの上にはウエルカムデザートがありました。温泉饅頭、因幡の白うさぎ(ひよこ系)、出雲せんべいです。因幡は鳥取だけど、島根と鳥取の区別が付かない人が多いので、大丈夫でしょう(笑)。

 和室なので、コンセントは少なめです。そのかわり電源コードが用意されていました。かつては持ち運んでいたけど、今は常備している宿が増えたので便利になりました。



 温泉宿だけど、部屋にもユニットバスが付いています。温泉ではないので、まあいつものように使わないです。ただ、洗面台とトイレは少し狭いですね。お風呂はいらないから、その分洗面台とトイレを広く取れればよかったのにと思うけど、これは人それぞれだからなんとも。

 あと、こちらのトイレもペーパータオルになっていました。新型コロナ以降このタイプの旅館が増えましたね。



 暑い日だけど、内風呂より露天風呂にはいったほうが涼しく感じました。源泉かけ流しなので湯量は十分だし、循環させていないためかカルキ臭がほとんどしない温泉でした。火山系の硫黄泉とは違うけど、玉造温泉の泉質はとてもいいですね。

 大浴場には、ミストサウナもあったけど、この暑い日にわざわざサウナもないだろうと、今回はパスしました。

 夕食は2階の食事会場になります。この旅館はおもてなしに拘っているのか、担当する係の人が部屋ごとに決まっています。似顔絵の描かれたコースターが置いてあるけど、その上にコップを置くのはなんだか悪い感じなります。なんだか、名刺の上に珈琲カップをおいてしまうようなイメージ。

 今回は、のどぐろが食べたかったので、のどぐろの塩焼きがでてくるプランを選んでいます。

 いつものように地元の冷酒の利き酒セットをもらって始めます。左から米田酒造の「松江づくし」、板倉酒造の「天隠 純米酒」、李白酒造の「李白 特別純米酒」です。一番口にあったのは、松江づくしでした。



 前菜、お造り(マグロ、タイ、ブリ)と始まって、出雲そば、トウモロコシの茶わん蒸しと進みます。茶碗蒸しの後にご飯と椀物などのセットを早めに貰いました。お酒を飲まない人には、早めに出してくれるようです。



 そして、のどぐろの塩焼きです。前に「なにわ一水」で食べたのどぐろの煮つけが美味しかったので、やはり日本海に来たらのどぐろだろうと、選びました。のどぐろは、安定のおいしさ。脂がいい感じです。

 本当は、煮つけがいいのだけど、なかなか煮つけで出してくれる宿はないですね。



 そして、鹿児島黒毛和牛のステーキと天ぷらで終わりです。ステーキは少し脂が乗りすぎたお肉でした。もう脂身の少ない方が美味しいと思う年頃なので、脂はもう少し控えてあるものがいいですね。

 デザートは、地元の卵を使った自家製プリンでした。普通の会席料理だけど、唯一出雲そばがおいしくなかったですね。

 朝食は、同じ会場でビュッフェスタイルです。和食の品数は少し少なく感じました。その分、パンケーキやフレンチトーストが充実しています。夜にがっつり和食なので、朝は洋食が好まれるのかもしれません。





 和食のメインがあまりいいものがないので、もう少し品数を増やして欲しいですね。ご飯とお味噌汁のところには係の人がいて、よそってくれるので助かりました。

 宿に到着してから、接客の人がとても気を使っているのがわかります。そこまでしなくてもと思うところもあるけど、「おもてなし」がこの旅館の売りなのでしょう。

 玉造温泉自体の泉質はとてもよいので、宍道湖温泉よりお勧めです。値段は、料理や部屋タイプによってかなり違うので、予算に応じて選べばよいと思います。

 暑い日だったので、観光は屋内にしようと島根県立美術館に行きました。



 企画展が1960年代からのポパイやアンアンなどデザインを担当した人の作品紹介だったので、懐かしく眺めることになりました。60年代や70年代にこれだけアメリカ文化を浴びてしまうと、この世代はもう抜けられないみたいですね。









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Last updated  2024年09月15日 16時21分02秒


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