ホテルと旅館の批評

ホテルと旅館の批評

2024年08月19日
XML
カテゴリ: サンフレッチェ




 塩谷をボランチで使うようになって中盤の安定から4連勝。前線の決定力には問題を残すものの、失点をしなければ勝ち切れるようになってきました。特に、新戦力と若手が絡んでの前節の勝利は、育成クラブとしては理想的な勝利になりました。

 今節はアウェイのグランパス戦。10年間アウェイでは、まったく勝てなくなっているほど、ランゲラックを中心としたグランパスの堅い守備を打ち破るのは大変で、厳しい戦いになります。前回ホームの対戦では、序盤のミスから2点を先制されて負けました。ミスをしないで、いかに無失点の時間を長くするのかがポイントになりそうです。

 前節は、塩谷とドウグラスVが途中交代。ケガが心配されたけど、どちらも大事には至らず、出場は可能とのこと。注目の先発は以下になりました。

       加藤       

   松本泰     満田   

東    塩谷   川辺   新井

   佐々木 荒木  中野   

       大迫       



 先発は前節と同じ。大事を取ってかドウグラスVはベンチ外。代わりに柏がベンチ入りです。志知に移籍のうわさがあるので、もしかしてそのためなのかもしれません。まあ、高さのないFW陣だから、クロスはあまり武器にならないけど。

 対するグランパスは、3-6-1の同じシステムです。今回も、パトリック、森島、稲垣、野上と古巣対戦が揃っています。ただ、ユンカーはベンチスタートなので助かります。前回はミスから失点したので、できるだけ無失点の時間を長くしたいですね。

 ランゲラックは、今シーズンで退団らしいです。これが最後かと思ったけど、まだルヴァンカップの2試合が残っていました。後、2回は戦うことになります。去年もグランパスは4試合あったような(笑)。

 グランパスのDF陣を見ると高さはあるけど、裏への飛び出しなどスピードを活かした攻撃をすればチャンスは作れそうです。それに後半途中からアルスランが入れば、パスが出てくるだろうから、そこまでしっかりと無失点でいきたいですね。そして、アルスラン投入でゴールを奪う戦術になりそうです。それでも、苦手のアウェイなので、1-1で勝点1でも十分と思った試合前です。

 加藤へのロングボールは相手に跳ね返されてしまうけど、それを前提としているのか、そのセカンドボールをよく拾います。ロングボールにボランチの片方が前で出ていたけど、今回はシャドーがよるくらいでボランチが突撃することはないようです。

 また、攻めるときは、中央に塩谷と川辺がいるので、ボールはそこで納めることができます。相手のプレスがこないと、ボランチから裏へのパスがでてくるので、チャンスを作れます。また、グランパスがあまり前からプレスにこないので、DF陣も余裕を持ってボールを動かしていました。

 前半の中盤からこれまでのサンフレッチェの戦いとは少し変わって、サイドの裏を取るだけでなく、中央が使えるようになりました。

 特に、川辺が満田に出したスルーパスや3列目から飛び出して佐々木のパスを受けてPA内で撃ったシュートなどは、これまでと違うプレーでした。川辺の動きは前節より格段に良くなっています。スペースを埋める動き、前線に飛び出すタイミングとさすがにベルギーで主力を張っていただけのプレーを見せます。合わせて、満田が全力でプレスにいけるものいいですね。

 前半は得点はなかったけど、途中からはサンフレッチェペースでした。序盤にマークのずれから危ないシーンがあったけど、それ以外は安定していました。

 後半早々、新井の右CKからの波状攻撃で先制します。最後は、佐々木、中野と繋いで荒木が左足でシュートを決めました。DF陣が全員足を使ったという珍しいシーンでしたね。荒木は、本日3本目のシュートでした。前半にバーを叩いた惜しいシュートとは違うけど、ちょっと当たりそこないの方が結果はよかったです。

 2点目は圧巻。新生サンフレッチェを感じさせるパス回し。左サイドで詰まると一旦後ろに戻して、右サイドに展開。中野が新井にパスを出すと前に走ります。中野が空けた穴は川辺がカバー。新井は、落ち着いて内側に入った満田にパス。満田はすぐに中央の松本に。松本は右手を前に指しながら走っていた中野にダイレクトでスルーパス。パスを受けた中野はそのままゴールに向かい、シュートを打つかと思ったら、中央にグランダーのクロス。加藤がそれをきっちりと枠に押し込んで追加点でした。中野がシュートを打たなかったところがよかったですね。打っていたら、おそらくランゲラックに当たったと思います(笑)。



 グランパスは、71分にユンカーを入れてきます。サンフレッチェは、74分に川辺->アルスラン、加藤->井上になります。井上がワントップにはいり、アルスランがシャドー、松本がボランチに一列下がります。この暑さの中、塩谷はフル出場のようです。ただ、松本がボランチに落ちると、中盤にそこまで安定感がありません。

 2点リードしてはいったためか、井上もプレスが中途半端だし、アルスランもあまり前から行きません。そのしわ寄せがちょっと来た感じです。少しずつ、グランパスにもチャンスが出始めます。アルスランは、10分で夏バテかもしれない。

 グランパスは選手交代で総攻撃体制にはります。野上を右WBに、稲垣は右CBに移動します。野上を高い位置に置いて、サンフレッチェを5バックに押し込みます。

 そして、左サイドでPA内に稲垣が入ってきます。アルスランは、手で稲垣の受け渡しを指示したけど、相手がクロスを上げるとみて、佐々木は稲垣のマークではなく、ニアを消すような動きになりました。しかし、相手はクロスを上げないで、稲垣にパス。すぐに佐々木が寄せるけど、素早くPA内からクロスを入れられて、ユンカーにしっかりとゴールを決められました。PA内でフリーで上げられたら、ちょっと対応は難しいですね。

 試合の序盤でも左サイドの連携ミスから裏を取られてクロスを上げられてピンチがあったので、そこの修正をしっかりとしてもらいましょう。



 終了前にFKの位置がおかしいと指摘した松尾コーチがイエローカード。明らかにファールの場所とは違うのに、今日の審判はイエローカードの基準もおかしくて、下手でした。勝ったからよかったけど。

 試合は1点差で終わったけど、内容はもっと大きな差がありました。大橋が抜けて、ピエロス、ドウグラスVがケガで離脱。加藤のワントップがどうなるのかと思ったけど、中盤に川辺、アルスランが来たこと、荒木が復帰して塩谷をボランチに回せたことで、攻撃のバリエーションが増えました。今節のような戦いができるようなら、この先が楽しみですね。

 ただ、ACL2を考えると選手が足りないですね。8月はなんとか乗り切っても、過酷な日程になる9月にはけが人が帰って来てくれることを祈るばかりです。そうでないと、ルヴァンカップはあきらめたほうがいいことになります。

 次節は、水曜日の天皇杯、愛媛FC戦です。塩谷や佐々木は休ませたほうがいいでしょう。サブを中心してもらいたいけど、スキッベ監督は限界まで主力でいきそうです。

 栃木にレンタルしていた土肥が今度は今治FCにレンタルになりました。レンタルに出している選手はなかなかうまくいっていないようです。一度は、スキッベ監督の指導のために戻すかと思ったけど、今後どうなるのでしょう。ケガがなければレギュラーになれたかもしれなかっただけに、心配なところです。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2024年08月19日 10時00分09秒
[サンフレッチェ] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: