ら組三番町大安売屋碧眼の魔術士

2004年01月03日
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現実逃避の日記なのか、もしくは廃人修行の記録であるのか。


運命には逆らえないのだと思った。


人との出会いも自身の進むべき道も、
待っているだけではやってこない。


けれど、そこには予め与えられた運命というやつも付加されている。


おひっ・・・アサギリってそこまで恐れられているのか?


向かってみて玉砕してもいい。
玉砕の中から、必ず何かつかみ取るものがあるはずだ。

もちろん、欲しかったものを手に入れられることもある。



それが天から自分に与えられたものと言うことにだけだ。



休日の昼下がり。

血の祭壇での儀式の始まりを告げる叫びにひかれて、
他の世界へと一人見学に出かけた。


PT入れてくださいとオーク出してたら、じょーさんに拉致される。うふ♪


1回目は知己の見えない討伐隊をただ眺めているだけだった。

2回目は思いきって、仲間を求める意思表示をしてみた。


突然のように手が差し伸べられる。
業界最大手の実業家としても知られる戦士だった。

初めて参加した時にも討伐隊の司令官を務めていた男だ。
もちろん、今まで会話を交わしたこともない。


アイタタでも1撃は楽に持ちこたえられるんだけどねぇ


冗談ではすまない部隊に入ってしまった。
最前線で皆を率いるメンバーではないか・・・


緊張が支配する中でこそ、冗談を交えつつ、
冷静に戦況を分析し、戦略を検討する司令官たる戦士。

絶対的戦力不足を認識してからの、撤退指令も早かった。
玉砕すればいいだけではない。引き際を知ることも重要なのだ。

すぐさま部隊を建て直して、転戦することを彼は提示した。


司令部で下働きしてみた。いぁ~凄く勉強になったぜ。


しかも、こうした司令官役は、その場その場で変わっていく。
気がついたものが、順次声を掛け合いながら、自然と決まっていくのだ。


具体的に必要な戦力の提示、新たな戦力を募るための広報活動、
そして、転戦にあたっての点呼や補給の指示。

一連の動きを目の当たりして、鳥肌が立つような思いがした。

この大陸に「自治」と言う名の力が確かに生まれていた。
決して、一人の独裁者や指導者による動きではない。


ここで、今、自分に何が出来るか。

一人一人が役割を認識して、互いに伝え合う言葉にしていた。


祭壇で初勝利を体験~と気分はノリノリ♪


ただ強ければいいわけではない。
特定の職種の冒険者が偉いわけでもない。

それぞれの特性や能力を理解しあっての行動。
パーティからまた一歩進んだ形態に心が躍る。


そして、今日3回目の討伐が闘技場で始まった。


あと少しだ!

もだえ苦しむ魔物の姿に初の勝利を確信した瞬間だった。






自分は漆黒の闇に閉ざされた。








ママン_| ̄|○戻った時には何もかも終わっていたよ○| ̄|_



ああ、もう何も言うまい。




絶望のどん底から這い上がり、リベンジを誓う。


不屈の精神を誇る魔術士は、今日4回目となる戦場へと走った。


まぁ、こっちが事実上の初勝利ってことで


絶対的体力不足の戦乙女が軽視されたり、
後方攻撃が必然となる魔術士も含めて、
討伐成功の恩賜が前衛の戦士や聖騎士に集中するなど問題点はまだある。

せっかく作り上げられた自治であればこそ、
その中でどう公平に富が分配されるかを協議する必要はあろう。


こうした協議が成り立つ社会にまで持ち上げられるか否か。

大陸の真価、それはこうした社会制度の成熟にかかっているのだろう。


成功直前の落っこちこそ日記作家のサダメでしょうか(サメザメ


大陸の運命、戦史編纂作家としての運命、
そして軟弱なる魔術士としての運命。

コエリス神が予め与えてくれたものの結末は、まだ見えない。
けれど、確実にそれに従って我々は進んでいるらしい。


まぁ、今を楽しむ他にないわけだ。






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最終更新日  2004年01月03日 11時35分00秒
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