2018年01月13日
XML
お正月に供える餅は、神様が宿ると言われている鏡を模したものだそうです。

が飾られたものを見ることがありますが、わが家ではそんな豪華なものはあり
ません。わたしが小さい頃は、2段で1升の大きな鏡餅を、それが乗るような
大きな台(カミノシキ<神の敷?>に短い脚を付けたようなもの)に乗せて、
玄関と床の間に計2式を飾っていました。家族の人数も多かった時代でした。

現在のわが家の 鏡餅 も、規模は小さくなったとはいえ、基本的には同じです。
いちばん下の台は三方(3方向に穴を開けた台、ただしわが家は紙ですが)、

ありません。餅の上には白昆布を左右に垂らし、本来はその上に串柿(干し柿
を串に10個刺したもの)、そしていちばん上が葉付きの橙です。今は餅が小さ
いので柿は1個にさせてもらい、橙の代わりに葉付きみかんを飾っています。

11日は鏡開きだそうですが、奈良県の天理教本部では4日に鏡餅を切り分ける
様子がよくテレビで流れます。わが家のルーツが奈良県平群町だからか、わが
家も4日朝に祖父と父が、そっくり返った刃の両側に柄のついた大きな押し切
り包丁で、餅箱のふたをまな板代わりにして、ふうふう言いながら硬くなった
餅を切り分けていました。今は三が日飾ったお鏡を4日に下げるだけですが、
わたしの記憶にしかないあの風景を、子たちに伝える難しさも感じています。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2018年01月13日 11時51分33秒
コメント(2) | コメントを書く
[年中行事のメニュー] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


Re:「続・鏡餅」(01/13)  
karin さん
はなだんなさん こんばんは

記事を拝見していたら遠い昔の幼い頃を
懐かしく思い出しました。その頃のこと
を娘に話したことがありませんでした。

はなだんなさんの鏡餅のこと、きっと
お子様たちの記憶に残るだろうと思います。
スーパーで買ったセットの鏡餅とは違います
もの。飾りつけに心がこもっています。 (2018年01月13日 20時54分34秒)

Re[2]:「続・鏡餅」  
karinさん、書き込みありがとうございます。

これは正月の行事一般に言えることですが(いや、正月にかかわらず行事一般に、かな?)、
先代から伝わってきたものを、いかに次代に引き継ぐか、ということになろうかと思います。
それこそが、その家々の伝統でしょうから。このブログは、当初はそういう思いで、行事を
書き記しました。子たちが老境に達しても、このブログが参照できるようになっていれば
いいな、と思います。      (2018年01月14日 13時46分04秒)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

コメント新着

はなだんな @ Re[2]:「続^2・とうがんの酢の物」 YoshicoHino さん、書き込みありがとうご…
YoshicoHino @ Re:「続^2・とうがんの酢の物」(11/10) ほんとに胡瓜、うそのような値段、今日1…
はなだんな @ Re[4]:「続^3・貝割れ菜と平天の澄まし汁」 YoshicoHino さん、書き込みありがとうご…
YoshicoHino @ Re[3]:「続^3・貝割れ菜と平天の澄まし汁」(11/05) はなだんなさん、お気持ちわかります。 我…
はなだんな @ Re[2]:「続^3・貝割れ菜と平天の澄まし汁」 YoshicoHino さん、書き込みありがとうご…
YoshicoHino @ Re:「続^3・貝割れ菜と平天の澄まし汁」(11/05) これからは、温かいものを身体が欲します…

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: