歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2008.01.05
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テーマ: 短歌(1718)
カテゴリ: 短歌
  ♪ 文明に首まで浸かりこの星の未来を憂ふテレビというもの


 昨夜、メ~テレの4時間にわたる「地球危機2008」を観ました。
 一刻も猶予の無いほど深刻な状況が世界中で起っている様々な映像がつづきました。
 異常気象による、洪水、山火事、旱魃、竜巻、氷河の後退、北極圏の氷の減少、海水面の上 昇、生態系の異常などなど、ここ10年程の間に頻繁に起っているらしい。どの画面を観ていても頭がくらくらするものばかりでした。

地球温暖化 が原因であることは誰もが知っていると思うのは、先進国の文明にどっぷりと浸かって恩恵にあずかっている人間の思い上がりでしょう。
 被害を受けているのは、無いも知らない何の責任も無い、後進国といわれている最も自然と一体になって生活している心やさしい人々なのです。

 しかし、そんな悲惨な災害で生活を奪われた人々の映像を、伝える側も伝えられる側も、現代テクノロジーなくしては全く生きてゆけない状況の中にいます。
 すべてを貨幣価値に置き換えて判断する社会構造の中で、経済優先の罠から抜け出すのは非常に困難な事でしょう。
 TVの前の私とて、炬燵に入りミカンを食べながら何不自由ない最新の文化を享受しながら傍観しているというのが現実です。

 テレビというものは矛盾の塊なのでしょう。
 この重大な問題を抱えた、消費社会に警鐘を鳴らす番組のスポンサーが、世界中に排気ガスの元となる車をものすごい勢いで販売しているトヨタ自動車だったりするのですから。
 テレビは報道することが使命だとすれば、その目的は果たしていると言えます。そこまでが限界なのかもしれません。

 直前の番組では、若い女性が福袋を大量に買うところを密着取材していました。
 1個1万円のものに7万円も注ぎこんでいるのです。
 莫迦みたいと思う反面、煽られてわれ先にと思う輩を増やすことにもなりかねない番組でした。
 テレビが消費社会を煽っているのも事実です。そうしなければTVは生きていけないのでしょう。スポンサーの意向も汲まねばなりませんし、スポンサーに立てつくわけにも行きません。

 地球温暖化を防ぐには、消費社会から脱却することしかありません。今の生活が如何に贅沢なものなのかを、心底理解するしかありません。
 消費することから生まれる弊害を個々人が充分納得することから始めるより方法がありません。自分さえ良ければ、今さえ楽しければという悪癖から抜け出さなければいけません。

 今の子供たちや若者たちが大人になる頃、とんでもない地球になることが予測されているのです。或る線を越えると加速度的に状況が悪化する事も分っています。今後の10年間が勝負と思われます。

 それを止めるためには、今始めないと間に合わないのです。






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最終更新日  2020.06.09 11:53:41
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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