歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2009.05.31
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テーマ: 短歌(1718)
カテゴリ: 游歌
 ♪ 五月雨の梢を濡らしゆたゆたと四方の緑の腑にしみわたり


五月も最後の日となりました。
木々の緑はいよいよ深まり、梅雨の走りの雨がその色をいっそう濃くしています。

全身で感じる緑の色は細胞の中まで入って来るようで、心も体も瑞々しい今日の雨です。


日本語の緑という色名の起源は、本来色を表す言葉ではなく「芽出る」が語源だそうです。英語のグリーン(Green)も植物の生長を表すgrow や草の意味のgrass と同類の言葉。
そこから和英どちらの緑も、新鮮さ、未熟さ、生命力などを表すようになったらしい。

赤ん坊をみどりご(嬰児、緑児)と呼ぶのも新しい生命という意味で、瑞々しい黒髪という意味でみどりの黒髪というのと同じなんですね。

因みに、「青葉」は若葉のころを過ぎて青々と茂った木の葉のことですが、緑緑とは言わないところが日本語の怪しいところ。

しっとりと雨にぬれた緑が、心だけでなく体の中にまで染み透っていく感じです。

江戸時代の俳人、山口素堂の俳句「目には青葉 山ほととぎす 初松魚」。視覚、聴覚、味覚、まさに全身で感じる季節感。

初がつおはまだ食べてませんがほととぎすの声は先日聞きました。
一年で最も瑞々しく身も心も生き生きとする季節ですね。

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最終更新日  2020.02.20 16:31:03
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

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