「桜桃」という呼び名はいかにも優雅で華やかな雰囲気が有りますが、「サクランボ」というとかわいらしさや瑞々しさのイメージがありますね。
知人の美容師は長年美容院を経営して、二人の娘さんを育て上げました。
二人とも美容師となり長女には店を持たせて独立させ、次女も自分の店のスタッフとして働いています。
小柄ながらパワフルに動き回り、かわいらしい雰囲気は桜桃のイメージそのものです。
さすがに60を過ぎてその華やかさは有りませんが、意気軒昂なところは相変わらずです。
如何にも理想的な美容師一家ですが、周りから見るほど平穏な家族でもなく、色々な問題を抱えながらここまでやって来たのだという。
家族と言ってもそれぞれが独特の個性を持っていて、その個性が時としてぶつかることも多いのでしょう。
しかし、夫婦の軋轢・確執、娘の病気や離婚の問題、自身の大きな手術などを乗り越えてきたバイタリティーは凄いと思う。
一見華やかな職業でもバックには諸々の問題を抱えているます。それは表からは窺い知ることが出来ないものですね。
今、何故か太宰治が若者に人気で、よく読まれているらしい。
「桜桃忌」は太宰の死の翌年、昭和24年6月19日に最初に行われ、その日が太宰の39歳の誕生日にあたったことに因むという。
「桜桃」は死の直前の名作の題名で、6月のこの時季に北国に実る鮮紅色の宝石のような果実が、鮮烈な太宰の生涯と珠玉の短編作家というイメージに最もふさわしいとして、友人たちの圧倒的支持を得て名付けられたのだそうです。
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