緑に光るイボイボの体に手足を付ければ、まるでカンブリア紀に走り回っていた小恐竜のようなゴーヤ。
雨で遅れた収穫の時期を取り戻すように、ここへきて沢山の実を付けたらしく大量のゴーヤが届いた。
私一人しか食べないこの家で、ゴーヤは台所のテーブルを占領して異彩を放っている。
はてさてどうする。この苦くて特異な野菜を好んで食べる人はそうは多くない。
それに、日陰を作るエコ植物として人気があり、その実の姿の面白さも手伝ってあちこちで栽培されている。
都会の人なら欲しい人がいるかもしれないと思い、当ってみた。
「何それ」という人、「自分は好きだが、かみさんが嫌いで料理してくれない」人、「母親が好きだから喜ぶと思う」人、「女房が野菜好きで関心がありそう」という人、「苦みがいいんだがね~」と喜ぶ人、「よく知らないが貰って行く」人、等など様々な反応が返ってきた。
家用に一本残して、どうにか全部を捌くことができた。
息子に聞くと、「食べる、作って。」と意外な返事が返ってきた。
ゴーヤチャンプルー。豚肉でなくシメジなどのきのこ類と一緒に料理しても美味かった。少し若い小ぶりのものの方が苦みが少ないし、量も多くないので食べやすい。
栄養価は高く、夏バテには効くんじゃないかな。
前夜から、のどがヒリヒリして唾を飲み込むのも痛かったのが、お茶のうがいとゴーヤを食べたお陰でか、発熱にまで至らずに済んだ。
今流行の風邪は、のどに来るらしく高熱もでる。
罹れば一週間の加療は避けられない。
やれやれだ~。
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