我が家は最近、落語に出てくるつんぼの夫婦みたいな会話が多くなってきた。
「ばあさんや、あそこを行くのは隣の熊さんじゃないかえ?」
「いやですよぉ、おじいさん。あれは隣の熊さんじゃありませんか!」
「おやそうかい? わしゃ、てっきり隣の熊さんかと思ったんじゃが。」
と、こんな様な会話が繰り返される。
カミサンは片方の耳が元々少し遠い。鼓膜が硬くて、いわゆる”耳抜き”という機能がうまくできないらしい。
聞こえなくて同じことを何度も言わされるのにはうんざりする。繰り返すほどでもない”つぶやき”のような言葉も、もう一度言うのは面倒だ。
私はというと、右耳の聴力がちょっと低く、特に低い音がよく聞こえにくい。
ここへ来て、年も食ってきたこともあって相手の言っていることがよく聞こえない時がちょくちょく出てきた。カミサンの声は高いのですが、ともすると聞こえにくいことがあるのです。
自分がそうなってくると、むげに相手を責めるわけにもいかない。
かくして、聞こえないことを揶揄することは避けて、話を続けることになる。そうすると冒頭の会話のような具合になるのです。
夫婦合わせて100歳以上は映画が1000円で観られるというのはありがたい。レイトショウーを待たずにいつでも1000円ですから嬉しいですね。身分証明になるものを見せなくても納得されるのは少し悲しいですが・・・・
「日歌」が千首を超えたのを機に、 「游歌」 とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
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