若者たちは頭が柔軟だ。ケータイもちょっと捻って洒落た使い方をする。
何かを伝えたい時、手書きのものをそのまま出すのではちょいとダサい、というかちょっと重たい感じ。かと言って、単純にメールで送ったのでは芸がない。そこで考えたのが、デジタルとアナログを組み合わせてのハイブリット的手法。
メッセージを紙に書いて、それをケータイのカメラで撮って送るというもの。面倒くさい様だが、そのひと手間に意味を込める。手書きのぬくもりとメールの軽さ。
それは現代の若者の心情を如実に表している。そんなに軽い気持ちでもないんだという意思表示であり、かといって相手に負担をかけたくないという微妙な心理も働いているような気がしないでもない。
因みに、”みやこどり”はユリカモメのこと。
海岸、内陸の湖沼や河川に比較的大規模な群を作り生活する。基本的には魚や甲殻類を食べるが、環境によっては昆虫や雑草の種子などを食べる雑食となる。
昼間は餌場におり、夜間はこれとは異なる海上や大きな湖で過ごす。
どこでも見られるカモメですが、意外と順応性があって幅広い行動をとれる”したたかな”鳥だ。
ユーラシア大陸北部やイギリス、アイスランドなどで繁殖し、冬は南下しヨーロッパ、アフリカ、インド、東南アジアへ渡り越冬する。北アメリカ東海岸に渡るものもいるとか。
日本では冬鳥として、北海道から南西諸島まで広く渡来する。カモメと言えばこの鳥をさすと言ってもいいポピュラーな鳥です。
『名にし負はばいざこと問はむ都鳥わが思ふ人はありやなしやと』
伊勢物語 (九段) 東下り。
(略) 渡守に「これは何鳥ぞ」と問ひければ 「これなむ都鳥」と言ひけるを聞きてよめる。 在原業平朝臣
「都といふ名前を持っているなら、お前は都のことをよく知っているだろう。都鳥よ、さあ、お前にたづねてみたい。(都に残してきた)自分が愛するあの人は生きてゐるのか、ゐないのか、と」
今朝の私の歌は、この都鳥ということばに現代的な若者の姿がダブって思え、”良いとこ取り”と”みやこどり”の韻を踏んで使ってみた。
「日歌」が千首を超えたのを機に、 「游歌」 とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
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