参院選後だと思っていた「自民党分裂」劇が、早々と始まったようです。
先ず鳩山邦夫が飛び出した。おっちょこちょいの目立ちたがり屋が先鞭を切った形になった。
与謝野馨・元財務相が新党結成を視野に谷垣総裁の辞任を求めて以来、自民党内は、党の現状を憂え、執行部の刷新など改革を求める意見が噴き出している。
世論の民主党離れが進むのに、その受け皿に自民党がなりきれていないという危機感からだ。
政府・民主党の菅財務相は、邦夫氏が新進党、旧民主党などの入・離党を繰り返してきたことを「何回目の離党だったのかな」と揶揄した。
それもそのはず、所属政党は(新自由クラブ→)(自由民主党→)(無所属→)(改革の会→)(自由改革連合→)(新進党→)(民主党→)(無所属→)(自由民主党→)そして(無所属)と、その軽さを武器に渡り歩いてきた人だ。
学生時代から秀才で知られ、勉強しなくても東大に入れると言われるほどだったらしい。しかし、言動を見ているととてもその片鱗を見る事は出来ない。それどころか、馬鹿じゃないのと思えるような言動が目立つ。
記憶力は抜群のようで勉強の成績は良かったのだろうが、それと頭の良さは別の問題だ。
第52・53・54代内閣総理大臣を務めた鳩山一郎の長男である父・威一郎(福田赳夫内閣の外務大臣)の二男として、潤沢な資金と後押しで政治家になったが、政治家しかなれないタイプのボンボンと言えるだろう。
料理と蝶の蒐集で有名だとか。
報道陣の質問に答える鳩山邦夫氏
「与謝野馨」元財務相や「舛添要一」前厚生労働相の名前を挙げ、「薩長連合ができれば最高だ。接着剤的役割ができればいい。与謝野さん、舛添さんが代表になって私が支えられれば十分だ」と語った。
「与謝野・舛添」の両氏も間違いなく離党するでしょう。
しない事には何ともならないんだから。谷垣総裁にけん引力は無いし、自民党内部はもうガタガタ、バラバラ。先行き不安で、お尻ムズムズでしょう。
民主党・小沢幹事長はパラサイト政党を懐柔し(先方もそれを望んでいた)、参院選後の体制を盤石なものとしている以上、もはや政権奪取は絵に描いた餅。自民党は解党するしかない。新しい党でも作って、一から出直すしかないのは自明のこと。
ぽっかりと空いた洞(うろ)からは次々と、鳩ならぬ貉がぞろぞろと這い出してくるのは時間の問題だ。そうなってくると民主党を脅かす存在がない状態が続く事になる。
村意識、あなた任せの無責任で、白けてなんかいられない。無党派層が50%という現状でも、国民が主導権を握る時が来ている。投票いかんで、どうにでも変わる緊張感のある時代となったのです。
今後は、今まで以上に、自分たちの将来を見据えながら支持政党、応援する政治家を見極める必要が有る。
国家存亡・崩壊の危機にあって、知らんぷりは出来ない。
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