弱い生き物は集団で行動するというのは分かるが、むく鳥が弱い生き物だという印象はあまり無い。
いつもけたたましい声をあげて我が物顔で動き回る姿は、ならず者の集団の様に見えてくる。
近所の樹木をねぐらにされた日にゃあたまらない。夕方になると集団でやってきて、もう喧しくて五月蠅くてたまったもんじゃない。
高松市の中央通りにあるクスノキ並木に、毎夏ムクドリが集団飛来するようになり、けたたましい鳴き声による騒音とふん公害に悩まされているという。
その数ざっと数千羽。
中央通りのクスノキに集結したムクドリの大群。
繁殖期は3~5月の四カ月間程度。共同ねぐらに集結するのは非繁殖期で、ちょうど集団化が始まったばかりらしい。
しかも、親も繁殖後の子供も全部集まる“最盛期”なので、年間を通して一番数が多い時期らしい。来年の二月ごろまで集結するという。
西日本圏内には生息していなかったムクドリ。それが、いつの間にか全国に広がり、各地で同じような悩みを抱えているらしい。
駅前繁華街に約一万羽の大群が押し寄せていた新潟県長岡市では一昨年、ムクドリが危険を感じた時の鳴き声を録音したテープを作成。群れが訪れる時刻に流したところ、五日間ほどで飛来はなくなったという。しかし、来年になればまたやって来るだろうとのこと。
特にクスノキは大木になるので、ねぐらにされる可能性が高い。
名鉄神宮前駅の前にあるクスノキが、先ごろバッサリと枝を払われた。この時期に何故?と思っていたが、どうもムクドリが原因だった様だ。
すぐ傍の熱田神宮にもクスノキの大木があり、同じ悩みを抱えている事でしょう。
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