雑草の勢いは劣る事を知らない。取っても取っても生えてくる。刈れば刈る程強くなる。
どんな環境にも適応して、隙あればどこへでも現れる。
日陰からいきなり日向に出て来て、その日差しの強さになよなよと萎んでしまうようなどこぞの政治家とはわけが違う。
投票率が前回を下回った参院通常選挙。乱立政党にうんざりし、民主党のもたもたに嫌気がさし、後出し消費税に呆れ、どこをほじくっても同じ穴の貉に希望なく、ただただ無力感。
力があると勘違いして、二人区に二人の候補者を出して返り討ちにあった民主党。自民党に大敗してこれでまた内部は、固まり損ないの豆腐の様にぐずぐずとなること必至。
またしても自民党がしゃしゃり出て来た事に対する落胆は、せっかく取った雑草がまた生えて来たような気分だ。
甦るという字は更生と書く。自民党は更生したのか?過去の悪政を総括したのか?
野党になった途端に自分たちがやって来た事を棚に上げて、批判・追求する姿におぞましさを感じて来た我ら庶民は、やりきれない気分で政治を見て来た。その自民党が参議院での第一党だ。
今の自民党にも大した力は残っておらず、捻じれ国会でどう舵取りしていくのか。民主党がどことどう連立を組むのか。
★ 憎まれてまた生えてきし雑草の種やこぼれむ遠雷の音
せっかく取った雑草がまた生えて来た庭を見ながら、もうしばらく続く梅雨空をただ眺めるばかり。
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