野辺山の南にあり八ヶ岳の麓にある飯盛山(めしもりやま)に登ってきた。
標高1643mの低い山ではあるが、高山植物の群生が見られるのと八ヶ岳を遠望するに絶好の山ということで、軽登山を十分楽しめた。
有名なニッコウキスゲは時期が遅かったが、他の多様な野草が充分楽しませてくれる。頂上には一体何種類の植物が生えているのか、その多様性に魅せられる。
マツムシソウ、シモツケソウ、ワレモコウ、ツリガネニンジン、ナデシコ、フシグロセンノウ、ウツボグサ、アザミ、ガクアジサイ、クガイソウ、キンバイソウ、ウスコキソウ、ヒヨドリバナ、名前が分かったものだけでもこれだけ確認出来ました。名前の分からないものがまだあります。
釣鐘人参などこの画面だけでも4種類の花が・・・
草木染めの材料・刈安は伊吹山が有名ですが、ここにもたくさん生えている。
八ヶ岳
赤石山脈(南アルプス)北岳を望む
あの猛暑から逃れようと計画した信州への一泊旅行でしたが生憎の天気。
全国的な雨模様で気温も30度に至らぬ涼しい日々。山の天気も芳しくなく、少々がっかりの二日だった。
それでも晴れ男の面目を保ち降られる事もなく、何とか好きな八ヶ岳の山容も眺める事が出来たのは幸いでした。
♪ 避暑せむと山訪なわば雨もよい
涼しき風の四方吹きわたり
「国立天文台 野辺山」が直ぐ近くにあるので立ち寄ってみた。
野辺山高原は、標高1,350mで水蒸気が少なく、周りを山で囲まれた平坦な地形であり、寒冷地ながら雪が少ないことなどから宇宙観測に適した場所として選ばれている。
45m電波望遠鏡
電波天文用アンテナで、45mという大きな口径でありながら、鏡面精度は0.1ミリメートルと非常に高精度に調整されてる。
波長が数ミリメートル(周波数は数10GHz)のミリ波では世界最高感度の電波望遠鏡。
10m アンテナ 6 基から成るミリ波干渉計
他に、ASTE 望遠鏡、ミリ波干渉計、電波ヘリオグラフ、太陽電波強度偏波計がある。
今年の一般公開日は8月21日で、生憎イベントに参加する事は出来なかったが、世界に誇る宇宙観測基地のあらましを知る事が出来た。
♪ 悠久に在りて待ちなむ山裾に
移ろいゆける避暑地や侘びし
賑やかだった昔の面影が感じられなくなって、ちょっと侘びしい清里・野辺山周辺。観光地も時代と共に移ろいゆく定めなのか。
今は、何処がそのメッカなのだろうか。
留守番の猫には好物のマタタビのお土産。
案の定、頬摺り寄せてはよだれをたらし、ごろりごろりと横になって戯れていた。さびしがり屋のこの猫も、思いがけない土産に淋しかった一日を忘れて、至福の時を過ごした。
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