身体に障害を持っている人たちのスポーツに賭ける情熱には凄いものがある。
先日、あるパラリンピックの選手を取り上げたTV番組が合った。もともとは健常者だった男性が、仕事上の事故で左腕と残りの腕の指2本を失い、足にも障害が残る大事故に遭い、失意の中に落ち込んでいた。野球少年として育ち、長じてもずっと野球に打ちこんできた。就職して間もなく結婚し、その矢先の事故だった。
晴天の霹靂とはこの事。自暴自棄になり生きる意欲を失っても不思議ではない。
そんな彼が、障害者の野球チームがある事を知り、自分の生きる目標を見いだしていく。そこからの努力が凄い。片腕で捕球と送球をしなければならない。片腕で、それも3本の指でバットを持たなくてはいけない。
努力の甲斐あって、チームのレギュラーを掴み取っていく姿にはただただ感服するばかり。
障害者スポーツは、片足のサッカー、義足をつけての短距離走、椅子に座ってのスキー、車いすのバスケットなどなど、どれをとっても生易しいものではない。
当たり前に有ったものを失ってからのモチベーション。失くしたからこそ気付く「努力することの意義」、「やるっきゃない」覚悟と、もう失うものはないという開き直り精神と。
義足の代わりにバスケットボールをつけ、パラリンピック出場を目指す10歳の少女がいる。 --2008年12月のデジタルマガジンより--
チエン・ホンヤンちゃんは、3歳の時に交通事故に遭い両足を切断。両親は義足を買うお金がなく、代わりににバスケットボールをチエンちゃんの下半身として与えたらしい。チエンちゃんの夢は、水泳の選手として2012年にロンドンで開かれるパラリンピックに出場すること。彼女は1日に2000メートルという距離を泳いで特訓に励んでいるという。
練習を始めてから彼女は多くの困難にぶつかった。でも、決してそのことに対して不平不満を言わないとのこと。
1組の義足を持っているが、彼女は義足よりも動き易いバスケットボールの方が好きだと言う。2012年のパラリンピックでは、バスケットボールに乗った選手の姿を見られるかもしれないと、記事は結んでいる。
You Tube 画像
無い物ねだりの正反対に在る世界。
障害者スポーツは、観ていて清々しいほどの感動を与えてくれる。
健常者にさえ簡単には出来ない事をやって見せる彼等に、ただただひれ伏すばかりだ。
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