日が短くて暗くなるのが本当に早い。
冬至の日が、日の出が一番遅くて日暮れが一番早いわけではない。朝日が昇るのが一番遅い時期は一月の上旬、日暮れが一番早いのは十二月の上旬と聞けば納得です。
夕方前に散歩に出たら、途中で日が暮れてしまった。山を削った比較的新しい住宅地を抜けてショートカットしようとした。まだ家はまばらで整地されたまま雑草が生えている。
そんな空地の横を通った時に何やら足にまとわりついてきた。街灯の下で見てみると枯れ草の一部ような茶色いものが沢山付いている。良く見ると、その辺によくある「ひっつき虫」だ。
名前を「盗人萩(ぬすびとはぎ)」という。この名前は最近知ったばかりで空き地などによく生えている小さな萩の仲間で、勝手に山萩か何かだと思っていた。
晩秋になると、「ひっつき虫」となって小さな鞘えんどうのような実が衣服に付いてくるあれだ。
盗人萩(ぬすびとはぎ)
「盗人萩(ぬすびとはぎ)」なんていう名前がどうして付いたのか、その由来を調べてみるとこれが面白い。秋になる実の形が ”盗人の忍び足の足跡”に似ており、萩の花に似ているところから「盗人萩」の名になったらしい。
「ひっつき虫」は別名「泥棒草」とも呼ばれ、実が付かないようにしてそーっと歩く姿が泥棒の様だからこの名が付いた、という説もある。
これとは別に、「荒地の盗人萩(あれちのぬすびとはぎ)」という種類があり、「盗人萩」実が二つなのに対して、こちらの実は袋の数が多い。
荒地の盗人萩(あれちのぬすびとはぎ)
花は蝶々の形をしていて本家「盗人萩」よりこちらの方をよく見かけるとある。
確かにひっついて来たのは実が3つ付いてる奴だったし、花もこんなのが咲いていた気がする。
〇☆〇秋のいけばな展 2025.10.27
○☆○庭の花は青と紫ばかり 2025.09.18
☆◆☆種が減り続けているプラネット。地球と… 2025.08.10 コメント(1)
PR
カレンダー
キーワードサーチ
サイド自由欄
コメント新着