宝くじの最高当選額は、証票金額の100万倍に相当する額を超えない範囲の額までと決められている。300円の宝くじなら3億円までOKなのに、今までは2億円までしか設定して来なかった。それが今回は限度いっぱいの3億円+前後賞1億円で合計5億円ということに。
1等が当たるのは 1000万枚当たり1本 の確率でしかない。
チョモランマ
宝くじの売り上げは年々下がっていて、その売り上げアップを狙っての今回の最高額の引き上げだ。しかし、そんなことをしても売り上げは伸びないのは目に見えている。
当選確率が大幅に上がる事を考えない限り、売上アップは望めないだろう。「どうせ当たらない」と思っている人達に、「当たるんだ」と実感してもらうことが必要だ。
使い道に困る様な、実感の薄い「億」という最高賞金を上げるのではなく、 当り本数を大幅に増やすべきだろう 。今、庶民は大きな夢を手に入れる以前に、パッと使える現金が欲しいのだ。
1枚100円で、最高は1億円にし、前後賞は100万円。2等も100万円にしてその数を大幅に増やす。3等は60万円ぐらいでいいだろう。
確率を今の100倍にして、 10万枚に1本ぐらいの割で当選する ようにすれば、みんな買うんじゃないか。
売れ残った中から当り券が出たら、すべてキャリーオーバーとして特別枠を設けるというのはどうだろうか。
昨年9月の「東日本大震災復興宝くじ」の売り上げは、たたの32%だった。その轍を踏まないために、CMを西田敏行から キムタク に変更した。しかし、この辺の発想も安直な気がする。
本当に復興支援をするのが目的なら、もう少しやり様がありそうなものだ。
あの震災の時、盛んに流れていた「AC」とタイアップするとか、AKB48を起用して彼女等が被災地でボランティアしていた様子を活かすとか・・・。
財団法人日本宝くじ協会は、総務省自治行政局(旧自治省)所管の財団法人で、 頭の固い庶民感覚の全くない連中が支配している 世界だ。これではどうしようもないか。
今後、最高額の限度を350万倍に引き上げる案が出ているらしい。来年からは、一等・前後賞合わせて7億5千万円の宝くじが発売されることになり、ますます遠いチョモランマ(高嶺)の花になっていく。
ごく極限られた人が身を持ち崩すような巨万の富より、多くの人がじんわりと幸せを感じる金額であるべきだ。今、庶民が置かれている立場は、三種の神器を手に入れて、その上で億万長者を夢見ていた高度成長期とは違うのだから・・・・。
付記
宝くじ(およびサッカーくじ)の当せん金は、払戻金が販売総額の50%であるため 先に税金分が天引きされているとみなし 、所得税・住民税が免除されている。
2008(平成20)年度の 払い戻し率は 宝くじ45.7% 、公営競技(地方競馬、競艇、競輪、オートレース)74.8%、サッカーくじ49.6%。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
◆ ジョーク、冗談、ユーモアは生活の調味… 2014.10.22
◆ 消えていってこそ虹 2014.10.21 コメント(2)
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