今年73歳になるベテランの型染め作家は、ねじ曲がったところのない温厚な性格で作品にもそれが良く出ている。
染色作家・大野比呂志さんは、元々は着物の名古屋友禅の作家で、同時進行で型染めもこなすベテラン。「残しておきたい風景」をテーマに長年に渡って取り組み続けています。
長年やっていると作風が変わっていくものですが、彼は敢えてそれをせず、写実に基づいた素直な表現で現存の風景を忠実に記録することに徹しています。
こちらは、同時に同じギャラリーの1階の小部屋で二人展をやっている、これも染色仲間の小林万記さんの作品。
ローケツ染めの堰だし技法による作品を追求している彼女は、大の猫好きで猫を扱った小品がたくさん並んでいました。
音楽でも絵画や染色作品も、実物を観ないとその本当の良さは分からない。DMや画集を見たりしてその作品を知っているつもりでいても、実際の作品から受ける印象はかなり違う。
印刷物は、間接録音をした音の悪い音楽を聴くのと同じで、平面的でそのモノが持っている本来の深みやスケール感が完全に欠落している。有名な絵画など知ったつもりでいたものが、実物を観てあまりに違っていて驚く事も多い。
現物を観る事、ライブ演奏を聴くこと、直接にその物に接してこそ本当のことが分かる。人とて同じで、噂や伝聞だけではその人の本当の事は分からない。
久し振りに人に会って刺激を受ける。新鮮な情報という空気に触れる。
久し振りに行った喫茶店の奥さんが、いつもより饒舌でこちらまでがつられて冗舌になったりする。
曇っていてあのギラギラ太陽が見えないだけで心が軽い。9月という月に替わり夏休みも終わって、新しいシーズンに入ったという事が気分的に影響しているのも確かだ。
♪ 朝焼けて雲湧きたたむ日曜にキッズの夏は終わりとなるも
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
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