
最近、雀の数が減っているという話を聞いたことがある。人家の周りに生息する雀は、その家の隙間や屋根瓦の下などに巣を作る。しかし、最近の家は皆洋風化してしまい雀が巣を作る様な余地が無くなってしまった。それでも辛うじて生き残っている雀たちにとって、巣箱はとても貴重な存在なのだろう。砂漠のオアシスか曠野の一軒家みたいなものなのかも知れない。
番が来てシジュウカラを追い払おうとするならまだ可愛いが、4~5匹で寄ってたかって鳴きわめく。しかし、虫を咥えてやって来る度に雀の脅声ハラスメントが繰り返されるが、四十雀は耐えている。雛がおそらく5羽程度いるはずだ。その喚きたてる声にもめげず、せっせと餌を運んでいる。両者とも諦める様子も無く、毎朝早くから一日中ずっと続く。
子を持つ親の気持ちは小鳥とて同じなのだ。いや、今は子殺しを平気ですることも有る人間よりもずっと純真で甲斐甲斐しく思える。
雀だって可愛いが・・・
隣の部屋で仕事をしていても気になって仕方がない。あいつらをどうしたら追っ払えるか、どうしたら諦めるのか、ゴム銃まで作って様子を覗っている。雀の「声ハラ」と四十雀の警戒音が聞こえる度に気を削がれて、仕事が手に着かない。ピピもこの異常に気付いていて、雀に向かって吠えている。
あと5日ほどで巣立ちのはずだ。ちゃんと育っているだろうか、無事に巣立って行くだろうかと孫を思うジージの心境で見守っている。
7月にもう一度営巣するはずだが果たしてその時は来るのだろうか。もし雀が巣箱を占拠するような事になったらどうしようか。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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