
雀には悪い事をしたが、猫にも習性というものがある。本来が肉食の猫科の動物が、目の前で小動物の動くのを見れば、その本能を刺激して思わず体が反応してしまうだろう。
自然界では弱肉強食が当たり前なのだから、雀にとってもそんな事は織り込み済みの一生だ。
弱いものはそれだけ沢山の子を生す。子が襲われて死んだからと言って嘆き悲しんだり、怒りや恨みを持ったりはしない。そういうものが無いからこそ生きられるというもの。しかし、ダメージであることには代りない。集団で生活することは、それを目立たないものにしている効果もあるだろう。
動物が、子を生して育てるのは本能のなせる業だ。厳密には、「動物は種のためでもなく、集団のためでもなく、自分の遺伝子のコピーをいかに残すかという命題の下に行動する存在で、種は結果として残っているにすぎないということ」らしいが・・・。
人間には本来、本能の様なものが無いとする学説が今や定説になっている。よって、平気で育児放棄や子捨て、酷いのは子殺しまでする。モラルが浸透していた間はそんな事をする人は少なかった。しかし、一度モラルが崩れると人間性という曖昧なものが、なし崩し的に見えなくなってくる。
道徳は本能ではないので、教育して身に付けさせる必要がある。家庭でなされていたものが出来なくなっている以上、学校で教える必要があるという意見にはもはや異論を挟めない。政府がそういう方向へ舵を切ったのも、目に余る状況を鑑みての事であって当然の事と言える。
本来は親を教育しなければならないというのが本音だろうが、それはできない相談だ。子供に教育しても、その親が反対のことをする様では効果も薄い。学校で教育された子供が、大人になるまでの過渡期と、10年20年の踊り場を経て漸く社会へ浸透する。急がねばならない。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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