
「あなたは幸せですか?」という質問が全員に回されて私の番となり「今とても幸せです」と理由を挙げながら話した直後、間髪を入れずに「でも、暗いじゃん」と対面から声が掛かった。
”幸せな人がそんな暗い顔をしているはずがない、貴方はウソを言っている”とでも言いたげなその人は、多分、自分はそんな軽々に「幸せ」なんて言葉を使えないと思っていたのだろう。
幸せに基準などはなく相対的なものだし、そのすがた形も大きさも十人十色だし、他人がそれに対して口を挟む余地はない。また、人の姿は表面で推し量る事など出来るはずも無い。悲しい人が何時も悲しい顔をしているはずも無く、楽しい人が一日中笑っている訳でもない。幸せな人が”幸せ色”一色で成り立っている訳でもない。
その他人を卑下するような、痛烈な揶揄を向けたその人の心の中には、嫉妬と悔恨、自己憐憫と自己嫌悪がくすぶっているに違いない。私は、幼少時から人の心を読み取る癖が付いていて、5分も話せばその人の持っている根本的なものが見える。見える気がすると言った方が良いかも知れないが、伝わってくるものが感受できる。
凶悪事件が起きると、その犯人が何故そういう人間になったのかがとても気になる。私にとって最も重要なことは、人間の心であって表面に出ている事柄などではないのです。人間という複雑系の最たるものを、表面に現れたものだけで判断するのは間違いのもとだ。言葉や行動の背景にあるものを感じ取らなければ、まともの相互理解などは不可能でしょう。
昨夜の、この私に向かって投げかけられた言葉は、ある意味で有り難かった。それは言われて初めて「人は私をこういう風に見ていた」と分かったからだ。それが間違いか否かではなく、そう思われたというのは事実なのだから、その人だけでなく他でもそう思われているかも知れないということ。
それは自分にとってもマイナスのことなので、今後、意に反した見方をされないように気を付けろということ。ですから、その場で「言ってくれてありがとう」と返礼をしたくらいだ(内心ちょっとムカついてはいましたが)。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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