♪ カウンターにショットグラスでストレート ノーチェイサーのガンマンやよし
後になってその意味を知って、へーと思ったものだ。西部劇の酒場のシーンを思い出して妙に納得したのを思い出す。小さなスウィング・ドアを押し入って来たガンマンが、無言でカウンターにコインを投げ出す。バーテンがショットグラスに注いだ酒を、カウンターを滑らせて客の前へ。スッと受け取ったガンマンが一気に喉に流し込む、あのお決まりのシーンだ。
カッコイイ、と思って観たものだ。あれが男の酒の飲み方だ。口直しの水なんてハナから存在しない。すきっ腹でも何でも、この強い酒をストレートで一気に流し込むのが流儀なのだ。
Thelonious Monk 自身のピアノ演奏
こちらは Miles Davis の演奏だ。さすがです。この頃のマイルスが一番良い。
「チェイサー」とは文字通り強めの酒に添える飲みもので、悪酔いを防ぐお口直しのようなもの。別段決まりはなく、水や炭酸、清涼飲料水、アルコール度数の低いビールやワインもチェイサーになる。 海外では特にビールが一般的らしいが、日本人はアルコールに弱いこともあって水や炭酸水が一般的だ。
酒によってある程度の定番があって、ウィスキーはミネラルウォーター、バーボンなら炭酸水、ブランデーにはジンジャーエール、焼酎は水や茶が合うという。ワインだったらコンソメスープもチェイサーになるらしい。
ややこしいのは、イギリスではこのチェイサーの考え方が全く逆で、弱い酒の後に飲む強い酒(ウイスキーなど)をチェイサーと言うらしい。
元々、ウィスキーはストレートで飲むもの。朝ドラの「マッサン」でも分かるように、その為の旨い酒を必死で追及していた。ウィスキーを水割りで飲むことを提唱したのはサントリーで、売り上げを謀るために考え出したこと。キツイ酒を飲む習慣が無く、胃もあまり丈夫でない日本人に飲んでもらうために考えた苦肉の策だった。
当時の国産ウィスキーはTVで盛んに宣伝していたが、高級品は別としてあまり旨いものではなかった。サントリー・オールドなんて、スコッチの味を知ったらとても飲めたものではなかった。
しかし、税額がべらぼうだったためスコッチなんてそうそう飲めないので、国産でがまんするしかない。水で薄めてしまえばどうってことないので、大衆酒場の隆盛に乗ってハイボールなどが盛んに飲まれるようになった。サントリーは、してやったりで大いに潤った。
私は、ハイボールなんてちっとも旨いと思わない。やっぱりO・T・Rが一番。そう、オンザロック。ジンだって焼酎だって、本来の味を味わうならストレート。それじゃあちょっと、というので氷を使う。氷が解けて少しだけ薄まり、口当たりが柔らかくのど越しも良くなる。
ストレートで飲む場合はやっぱりチェイサーが要るが、ただの冷たい水が一番いい。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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