♪ 漆黒のあめふりつのるよもすがら金星の月「あかつき」まわる
7日、残された小型のエンジンを使って金星を回る軌道に入ることに再挑戦。金星の上空に接近した「あかつき」の小型エンジン4基を20分28秒にわたって噴射させ、予定どおりに噴射したことを確認するとともに、金星を回る軌道に入ったかどうかデータの分析を進めていた。
中村プロジェクトマネージャーは「本来、姿勢を整えるための小型エンジンなので、ふだんは1秒以下しか吹かない。しかも今回噴射した面はずっと太陽に向けていたため、許容できる温度を何回か超え、劣化している可能性もあった。リスクを承知のうえで使わざるをえないという判断をしたが、そこが本当にうまくいくか、いちばん気になっていた」と述べ、大きな不安を抱いていたことを明らかにしていた。
「あかつき」は、異なる波長の光を見る5つのカメラを使って、金星の色々な
顔を見ることが出来る。上から雷(可視光線)、雲の温度分布(中間赤外線)、
雲頂の化学物質(紫外線)、地表面(近赤外線)、下層大気(近赤外線)
「あかつき」は、2010年5月21日に打ち上げられた、日本初の金星探査機で、半年後、金星周回軌道への投入に挑んだものの、メインエンジンが破損したことで失敗、金星を通過して太陽の惑星軌道を周回していた。
一度軌道投入に失敗した惑星探査機が再挑戦し、成功した前例は無かったというが、諦めずに運用を続け、快挙に結びつけた。
紫外線イメージャ(UVI)12月7日14:19ごろ撮影(日本時間) 金星高度約7万2千km
1998年に打ち上げた日本初の火星探査機「のぞみ」も火星周回に失敗。5年前のあかつきで、惑星周回は2回連続の失敗となっていたが、今回のリカバリーにより、 日本初の惑星周回 がついに実現した。中村ジェクトマネージャーは「これで惑星探査の世界の仲間入りができた。日本が世界にデータを供給できるようになる。これが一番大きい」と喜びの表情を見せる。
金星周回軌道の模式図
あかつきの現在の軌道は緑色の大きな楕円。9日18時現在、あかつきは☆印のところにいる。その後、軌道を紫の楕円まで下げる(金星に近づく)計画だ。
予想よりも小型エンジンの性能が劣化しておらず、ここまでの事が出来ることに、日本の丁寧なモノ作りと技術力を改めて認識する結果となったようだ。
3日に「はやぶさ2」が地球を使ってスウィングバイして、小惑星は「Ryugu」と同じ軌道に入ることに成功したのに次ぐもの。初代「はやぶさ」の快挙を思い出して、世界が称賛している。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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