♪ 虫すだきかわづの鳴ける十六夜を闇の一部になりて歩きつ
その啼き声が田植えの時期のとは違って、何だか愁いと情緒を含んでいて妙に心に響いてくる。飼い猫のピピが甘えてすり寄って来る時の様な、馴れ馴れしさと媚がない交ぜになったちょっと切ない様な声。
楽しかった夏が去って行くのを惜しむのか、或いは特別な恋の時期なるのか。それにしてもこんな時期に蛙の合唱を聴くのは初めての様な気がする。それとも、毎年そうなのに気にもせずやり過ごしていたのだろうか。虫の音と蛙の合唱。蛙はもちろん春の季語で、虫の音は秋の季語だ。この情景を俳句にしたら「季重なり」になってしまう。どちらかを主にすればそれも許される場合もあるらしい。で、今の季節から言えば当然「虫の音」が主になるはずだが・・・。
♪ 虫の音や負けじとかわづ鳴く夜かな
「トノサマガエル」の生態
平野部から低山にかけての池、水田付近に生息する。春から秋まで活動し、冬は地中で冬眠する。肉食性で、おもに生きている昆虫類、クモ等を食べるが、貪欲で、口に入る大きさであれば、小型のカエル、ヘビなども捕食する。
繁殖期は地域によっても異なるが、4-6月ごろ。この時期になるとオスは水田などに集まり、夜間、両頬にある鳴嚢を風船のように膨らませ、水面で大きな声で鳴く。この鳴き声は、メスを誘うと同時に、他のオスに対するなわばり宣言の意味もある。野外での寿命は3-4年。(Wikipedia)
秋の生態についてはどこにも書いてない。何時までも暑い日が続いて冬眠の準備をする気にもなれないのか。それで、もう一回青春しようと、ナンパに明け暮れているのかも知れない。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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