♪ 大屋根の向かふに暮れの茜あり明星かすめてジェット機がゆく
この年の瀬の差し迫った時に、嫁さんは治りかけた風邪をぶり返しているし、カミさんも変な咳をしている。次男は今日も仕事で、恒例の食事会にも出られない。
元気で気ままな私だけが、さあどんだけ飲んでやろうかと意気込んでいる。
巷では仕事納めで、帰省や海外旅行へと道路や空港は大賑わいの事でしょう。
やりたいことの半分もできなかった今年は、双六の一回休みばかりを当てていたような宙ぶらりんな年だった。来年の事はどうなるかは分からないが、もう少し計画的に行動しなければと思うばかり。
あの空をゆくジェット機は何処へ向かっているのだろうか。
先日、モーガン・フリーマンが進行役を務め、「時間は存在するのか、しないのか」なんてことを物理学者たちが真剣に議論しているている番組をやっていた。
マサチューセッツ工科大学の哲学助教授、ブラッド・スコウ博士は、『時間は流れていない。むしろ止まっていると考えている。相対性理論をもとにすると、「現在・過去・未来は同じ時空間に広がっていて、それが散在しているといる状態にある。なので、流れるという表現は間違いだ」ということ。』「私たちはある特定の時間(現在)にのみ存在しているのではなく、全ての時間に同時に存在しているのだ」ということらしいが・・・。
何でも議論を始めると論理の中に埋没し、形而上の空想世界に入り込んで抜けられなくなる。その論理が正しいか否かなんてことは、我々には知る由もないし知る手立てもない。
時間が存在しないなら、この大晦日をどう捉えたらいいのでしょう。過ぎ去ったものが時間ではないとしたら、次々にやって来て変化してゆく諸々は何なんでしょう。
川の流れに浮かぶ笹舟に乗って、流れゆく周りの景色を眺めている自分は一体何者なんでしょう。
◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)
☆ 短歌集 「ミソヒトモジ症候群」 円居短歌会第四歌集2012年12月発行
● 「手軽で簡単絞り染め」
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