歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2019.01.02
XML
カテゴリ: 話題・情報

♪ めでたさは一日だけのお正月まだ先長く生かされてゆく






 元旦は、形ばかりのお屠蘇を頂いて近所の神社にお参り。拝殿の前には長い行列ができていた。その脇に舞台が設置されていて、ちょうど尾張万歳元旦奉納公演が行われるところだった。
 毎年恒例行事として、尾張万歳の(国指定重要無形民俗文化財)の門付万歳、三曲万歳、御殿万歳が奉納が起こ間われているのだ。八幡(寺本)が発祥の地とされいる、知多が誇る伝統の祝福芸だ。



 午前中に県立翔洋高校の生徒も参加する予定だったが、不幸があって午後の出演に予定変更になったとか。舞台で5人の漫才師が、往時のままの演目を披露している。女性が二人加わっているのが何だかいい感じ。

 しばらく観てから、中三日となっていたウォーキングにカミさんとは別れて、ぐるっと遠回りの道へ向かう。久しく行ってなかった秋葉神社の120段の階段を駆け上がった。
 上から下りてきた家族連れとあいさつを交わし、「まあ、素晴らしい。いいものを見せてもらった」と言う。「まあ、正月ぐらいは景気よくと思って」なんて、すっとぼけてみせたが、階段を駆け上がっている姿に感動しているらしかった。
 そういえば、階段の下にブリキの四角い缶が置いてあって賽銭箱と書いてある。「何で???」と思いつつ、賽銭を入れたのを思い出した。
 どこでも高齢化が進んで、これらの階段が苦痛になって、訪れる人が減っているのが現状のようだ。ここでも1年ほど前だったか、階段の中央に手すりが取り付けられた。そうか、このためだったか。

 そこから家の方向へコースを取り、途中にある御嶽神社に立ち寄る。ここも高台にあり、結構急な階段が77段ある。山を削ってできた住宅街にポツンと取り残されたようにある神社で、出っ腹に突き出た大きなデベソのように立ち上がっている。高齢者が上って来るのを拒否しているかのような佇まいで、月次祭にも、上がって来るのが苦痛になったという声をよく聞いていた。
 当然、私は駆け上がったわけだが、社殿の前のテントで、に数人が振舞甘酒を飲んでいるばかりで、元旦にしてはとても淋しい光景だった。日本の各地でこのような状況・情景が見られるのだろう。

 人は何のために神社にお参りをするのか?
 ほとんどの人が「習慣だから」「伝統行事だから」と答えるのでしょう。「商売繁盛」「家内安全」「〇〇祈願」など諸々をお願いする向きも多いわけですが、本来、神社はお願いするために行くところではありません。神前に手を合わせて、自分に対して誓いを立てるというのが本筋でしょう。
 縁起を担ぐことは良しとしても、神に頼んでも何もしてはくれません。神はその為に存在するものでもないし、神が人を助けた話などどこにも存在しません。有ったとしても、こじつけて神話化し、権威付けに利用しているだけの事です。

 人間は弱い。自然界にあって虫けらとそう変わらない無力な生き物です。折々に心を落ち着け謙虚になって、生かされていることへの畏怖と畏敬の念が、自然に手を合わせる行為へと繋がっていくのだと思います。
 実際、神が助けてくれるなんと思っている人はいないのかも知れない。腹が減っていなくても三度の食事をとるのと同じように、単に癖になっているだけ。同調圧力も無意識に感じていたりもするのでしょう。昔と違って価値観が多様化し、何でもありの世の中になってもまだ、この習慣が残っていることを感心すべきなのかも知れません。
 現に私も、一日に三か所も参拝したわけですから。何もお願いはしませんでしたが・・。


 それはそうと、今日の夕方からの「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦(テレビ東京系・テレビ愛知10ch)」で知多市の「佐布里池」が登場します(多分最後の方)。


説明する大村愛知県知事

 佐布里池は愛知用水の貯水池として作られ、面積62万平米、総貯水量530万トンと、ナゴヤドーム3杯分に相当する大きな池です。
 その堤防の耐震改修工事のため水を抜くことになり、大村知事が番組に秋波を送って見事採用された。先月中旬に予告編が収録されたらしい。2カ月掛けて水を抜く、その計画と番組の取り組みか方の全貌が明らかになるというわけだ。



 2年続けてきた「番組史上最大の池」という触れ込みだけで予告編を放映するというのも異例の事。その大きさと規模がハンパナイのは、時どき行っているところだけに良ーくわかる。



 愛知用水を取り込んで溜めている池なわけで、その水を必要としない時期、渇水期でもあることを考慮しての工事なのだろう。いつから水を抜き始めるのか。愛知用水はバイパスがあるのかも知れないが、池の水は美濃川と信濃川に放水することになるのだろう。
 「緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦」の取材が何時なのか。かなり大掛かりに動員をかけないと、これだけの広さの池の探査は難しいだろう。

 佐布里の梅まつりの時期に、梅林から見下ろす池に水がないというのも味気ない。田んぼに水が入る頃までには堤防改修工事が完成するのだろうか。いずれにしろ、ウォーキングで通るたびにその変化を見ることが出来るわけだ。工事が始まれば立ち入り禁止になって、大橋は通れなくなるかもしれない。塒にしているカラスたちもビックリだろう。

 ★起工式は1月12日(土)に行われる。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2019.01.03 09:04:24
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

sunkyu

sunkyu

カレンダー

キーワードサーチ

▼キーワード検索

サイド自由欄

◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
「ジグソーパズル」  自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)

「アーカイブ」
◎ Ⅰ  短歌
◎ Ⅱ  知っていて損はない話  健康と生活編
◎ Ⅲ 興味深いこと
◎ Ⅳ 興味深いこと パート2
◎ Ⅴ  自然界 地球 異常気象など

コメント新着

sunkyu @ Re[1]:〇☆〇台所で染色作業(10/26) やすじ2004さんへ  いつも訪問ありがとう…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: