歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2019.08.21
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カテゴリ: 花・生物

♪ 夕近くあゆめば秋の気配あり草むら深く虫の声あり




 夕方近くになるとしきりにツクツクボーシが鳴くようになった。夏休みの宿題を “早くやれよー” と催促されているようで、侘しい気分でいる子供たちの姿も多いだろう。

 クマゼミはもちろんだがツクツクボーシの鳴き声もかなり大きく、至近距離で鳴かれるとその音圧に驚かされる。昨日は庭に設けた庇のところで(タイミングはずれていた)、その両方がいきなり鳴きだして閉口した。


 あまり上手く撮れていないが、距離にして3mほどのところで鳴いてるクマゼミ。広い世界が広がっているのに、何もこんな所で鳴かなくてもいいだろうに。メスの習性を考えての事なのだろうか。


 左のこの蝉は、鳴かないところを見ると産卵に来たメスかも知れない。
 セミは枯れ木とか木の塀などに産卵管を突き刺して産卵する。この屋根の柱や横木にも幾つか産卵の跡が付いている。



産卵跡
 詳しい クマゼミの観察 の様子が載っていましたので、写真をお借りしました。


産卵を終えたところかも知れないクマゼミのメス。
網戸に止まった、ままじっとして動かない。近づいても逃げる気配もない。



 何だかんだいっても地球は回っているわけで、8月1日に比べて昼の時間が46分も短くなっている。蟋蟀も鳴きだしたようだ。


 外国人には雑音としか思われない虫の音を聞いて季節を感じ、得も言われぬ情緒にこころを慰める日本民族を誇りに思う。

 日本ではコオロギ科コオロギ亜科に分類されるエンマコオロギ、ミツカドコオロギ、オカメコオロギ、ツヅレサセコオロギなどが代表的な種類らしいが、鳴き声で区別するのは難しいだろう。ほとんどがエンマコオロギだと思われているんじゃなかろうか。



「馬追虫(うまおひ)の髭のそよろに来る秋は
             まなこを閉ぢて想い見るべし」  長塚 節








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最終更新日  2019.08.21 15:13:42
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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