♪ 五十音駆使して描く億万の心は重き星のかがやき
冒頭から梶井基次郎と言えば「檸檬」というぐらいの代表作が出てくる。何とも言えない味のある文章。その時代背景が妙に心地良く、描かれる情景や心情に安らぎさえ感じる。
最後まで読んで、なんだか知らないが幸福な気持ちが湧き上がってきた。饒舌でもないが淡白でもない。この時代の空気が、現代社会では失われてしまったおおらかさを伴って浮かび上がってくる。
☆◆☆「騎士団長殺し」を読んだ 2025.08.13
☆♪ 吉田道子さんの本 2025.01.26
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