歌 と こころ と 心 の さんぽ

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2023.10.13
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カテゴリ: 発見

♪ 故郷の村は市となり知る人の絶えて月へとバッタ飛びゆく


 知多市歴史民俗博物館で、知多の姿と移り変わりを地図でたどるという企画展があった。近くにあるのでとても便利。つくづく立地のいい場所に住んでいるなあと思う。



 しかし、行ってみると受付もなく監視員もいない。それだけでどんな展示なのかが分かるというもの。


行った時は3人ほどの鑑賞者がいたが、帰る頃には誰もいなくなった。

 展示そのものはただ地図を並べて簡単な説明が有るだけ。たいして面白いものではなかった。じっくり見られるように冊子にまとめてあればと思うが、そんなものもないし解説の人もいない。民俗博物館の名が廃る。



寺本七曲附近溜池山林図 明治2年(1869年)

 暗いし写真を撮ろうにもフラッシュは使えず、ピントが合わない。その上、自分の影が映ってしまう有様。


尾張明細図 明治5年(1872年)



愛知県知多郡全図 大正3年(1914年)

 昔の地図は、今の様に必ず北が上になっているわけではないので戸惑ってしまう。


愛知県知多郡八幡町全図 昭和3年


 出品目録の裏に知多市の変遷、出来事が書かれていて、それが一番興味深かった。
 江戸時代に、すでに八幡の浜が干拓されている。明治に入って廃藩置県で「名古屋県」というのが出来てそこに所属。その後「額田県」に移され、明治5年に名古屋県と額田県が合併して「愛知県」となったとある。



 明治11年に16村が合併して、わが「八幡村」が誕生している。
 明治45に名鉄常滑線(当時は愛知電気鉄道)が開通し寺本、古見、日長、新舞子の各駅が開業している。この時点ではまだ朝倉駅は存在していない。





 伊勢湾の臨海部、八幡~日長間の埋め立て工事が昭和35年(1960年)に始まっている。意外な気がするが、その2年後に愛知用水が通水を始めているんだねぇ。3年後に佐布里池が完成している。
 昭和45年(1970年)に、市町村の合併の特例等に関する法律の規定が適用されれ、3万人以上となったことで「知多市」となった。
 大阪万博の年でもあり、私が1年間の放浪の旅に出た年でもあり、色んな意味で区切りとなる思い出深い年だ。


 こんな冊子があったので購入してきた。失われつつある伝説やむかし話を集めて、後世に残すべく文化財保護委員などがまとめたもの。


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最終更新日  2023.10.13 15:37:32
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
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