無限の力を持ってます、と言うと気休めに聞こえません?
そうして、すぐ、スピリチュアル系か、宗教系をイメージしてしまいますが、
寅さんが言いたいのは、冷静に納得できる「事実」です。
前回からの続きですが、
自分の外に世界がある場合は、当然、人と利害が対立します。
そして、誰かが、美味しいところを取れば、
その人以外は、あきらめなければなりません。
少なくとも、一等賞を取れるのは、一人だけですよね。
また、いかに無限の力といえども、
100Mを5秒で走れるわけがありません。
重量挙げで、1トンを持ち上げられるわけがありません。
ところが、自分の内部に世界がある場合は、違ってきます。
この世の人、み~んなが、自分の内部、つまり、「あなた」そのものなのです。
自分が幸せになることを願うということは、
周りの人々が、より笑顔でいることを願うことなのです。
「私」だけが幸せでいればいい、というのは、
自分の身体の右手だけが幸せなら、左手はどうでもいい、ということと同じなのです。
それは、精神異常です。
人々の幸せを願うことは、道徳の問題ではなく、
極々自然なこと、
精神が健康かどうかだけの問題なのです。
「自分の世界」をもっている、と言うと
自分は世界の王様、支配者であって、
ヒットラーのように、好き勝手ができると思うかもしれません。
確かに、王様ではあります。
が、国民を苦しめるのは、自殺行為、精神異常なのです。
そこで、創造性の問題ですが、
粘土をこねくり回して、好き勝手に世界を創るイメージをするのは
ちょっと違います。
確かに、どのようにでも、創っていく力をもっているのですが、
粘土の粒そのものにも、意志や精神をもっているのです。
粘土が幸せになりますように、と愛情をもって接するのです。
誰かが1等賞を取るのは、自分の喜びです。
誰かが美味しいものを食べるのも、私の喜びなのです。
これは、ヘリクツではありません。
認識学では、そうなのです。
人々の笑顔は、私の笑顔です。
そうすると、みんなが飢え死にしないように、
地球全体の食糧を創造していくことが、当然、健全な姿勢です。
この創造性には、限界がありません。
人間の知恵、創意工夫には限界が無いからです。
そして、人類の知恵は、あなたの知恵でもあります。
人々と一体になって、人々の幸せのために、創造に努めると
生命をもった粘土のあなたの世界自体が
どんどんパワーを返してくれます。
人々のパワーと一体化すれば、
100mを、5秒で走ることも、
1トンの重さを持ち上げることも、
そりゃ、カンタンでしょう。
ちっちゃな「自分」だけでやろうとするから、ダメなのです。
この世界・宇宙のパワーそのものが、あなたなのです。
その意味で、日本銀行が、毎日、大量にお札を印刷してますが、
これは、あなたのために、あなたのお金として、印刷してくれているのです。
この世のお金は、あなたの世界の中で流通しており、
すなわち、あなたのお金なのです。
ここまで、聞くと、何てアホな。
寅さんも、とうとう、本格的にイカレテしまった、とお思いかもしれません。
しかし、この考えは、外に世界がある場合の
「ちっちゃな自分」へもご利益をもたらします。
たとえば、あなたがセールスマンだとします。
毎日、自分の売上のグラフだけを気にして、
自分の収入増だけを考えている人と、
お客様の喜ぶ姿を、自分の喜びとしている人では、
どちらが、最終的に成功すると思います?
どちらも、笑顔を作るでしょう。
しかし、自分の欲望だけで動いている人は、
笑顔は、単なるテクニックの一つに過ぎないのです。
そういう人は、言葉は悪いですが、詐欺師の技術を磨いていきます。
行き着くところは、何とか商法と言って、大勢の人を不幸にし、
自分も手錠をかけられます。
この世界を幸せにするのに、限界は無いのです。
決して、弱肉強食の世界ではありません。
愛情で育て上げる世界なのです。
まだまだ続きます・・・・・・
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