今年、マイ田んぼに取り組んでいます。
バケツや発泡スチロールに稲を植えています。
小さな自然を体験できて、お米を見る目が変わってきます。
「冬・水・田んぼ」で知られる、不耕起栽培などの
自然農法が、注目されています。
自然の多様性を生かして、稲を野生化させ、
イネ自身の生命力を引き出し、
農薬が必要ないくらい丈夫に育てるのです。
実際には、そう簡単でもないようですが、
水の中に棲む土壌動物やたくさんの菌たちが、
冬の間から土を耕してくれ、
イトミミズが機械で代かきするよりさらに柔らかい、
ゲル状のトロトロ層を作ってくれるのを見ると、
人間の淺智恵は、到底及ばないなあ、って思わされます。
こじつけかもしれませんが、
どこの学校でも、モンスターペアレントや、精神年齢が低かったり、
心に傷をもっているんじゃないか、っていう親に出会うことがあるでしょう。
そういう人を、個別に見れば、腹も立ちますし、
先生のやる気も失われてしまうかもしれません。
しかし、「自然界の多様性」として見れば、
(失礼な表現かもしれませんが)
全体としては、健全化を促す、作用の一つなのかもしれません。
ある程度、害虫がいるから、カエルや鳥が生きられます。
それらが居るから、かえって、大発生をセーブできます。
何より、世界に多様性が生まれます。
保護者への教育は、確かに必要です。
そっちの方が、学校の本命かもしれない、とも思います。
しかし、もし、よい子ばっかり、みたいに、
「よい親」ばっかりの標準化された人の集団だと
かえって、組織は命を失うのかもしれません。
私は、今年、PTAの「健全育成委員長」をさせていただいていますが、
健全というのは、生命力が強いこと、と捉えれば、
自然農法が、ヒントになるのかな?
なあんて、
最近、腹が立つというか、嘆かわしいことが、ままあるもんですから
自分で自分を元気づけるために、
こんなことを考えて、ふて寝した寅さんでした。
でも、自然農法も、放ったらかし、とは違って、
かえって、高度なものがあり、たいへんではあります。
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