ヘンリーの国際関係学

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June 10, 2004
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10 Jun (Fri)

明日、提出するエッセイがある。
原稿Draftの下書きは完成している。
後はWordにタイプし、明日の朝に提出すればよい。

だが、いったいキッチンで何があったのか。
10時過ぎにご飯を食べ始め、12時半までに何があったのか。
なぜ、4時に寝る羽目になったのか。

・・・って、勿体ぶった事に全然は意味ないんだけどね。
僕と中国人(最初はEricと、後にフラットメイト王さん参戦)と、キッチンでPoliticsについて議論していたのである。


そっちを書け!と言った意見も出てないので、どの辺に需要があるかわからないんで、反応が良い小難しい話を今回も書こうと思う。


<勝者は誰か>
中国脅威論が日本で盛り上がった時期がある。今はどうか知らないけど、多分「北朝鮮」にシフト状態で日本は「国を守る」事に躍起になって有事法制を制定し、改憲論・アメリカ依存を強めている
(僕は改憲反対論者ではない、念のため)。
一方、中国での反日感情は収まりを見せるどころか、近年反日感情は増しているようだ。
そして、台湾と中国も安心して見ていられる状態とは言い難い。台湾総統が演説する前、「独立」を口にした時点でミサイルを撃つと中国側が脅したりしていたようだ。

アジアが緊張状態になっている、と言えよう(今に始まった事ではないかもしれないが)。

で、これによって誰が得をするのか、という事をEricが聞いてきた。
2人の答えは「アメリカ合衆国」である。


北朝鮮の脅威があればある程、日本はアメリカに依存する。アメリカ軍事力の盾を欲する(結果、コラム「お金の使い方」で書いたようなアメリカ援助を行ったりするのだろう)。

僕は専門家ではないので、以下の話は「冗談半分」で聞いて欲しい。


僕自身は北朝鮮が日本を攻撃する可能性は無いと思っている。それはCrazyであろうとCleverでもある金正日が、国際社会からの非難・攻撃により金政権が崩壊する、という目に見えたリスクを犯してまで日本を攻撃する理由が見当たらないからである。
「拉致問題は解決すべきだ」とは、少しは思うが、正直それほど興味はない。「興味が沸くには被害者の人数が少なすぎる」という非難轟々の理由からだが、その辺は思想の自由って事で赦して下さい。

だが、ここで、「こういったフォローを為さないといけない程に『拉致問題』が重要関心事項になっている」という見方もできる。「核問題」も合わせて「北朝鮮脅威論」が形成されているのである。

さて、誰が得をするのか。
日本が助けを請うのは他でもなく「アメリカ」である。

毎度あり。


同様に、反日感情が増幅されている中国を見よう(「反日感情」そのものについては後述)。
嫌いな日本への対抗意識は何処に出てくるのか。
「戦力」である。お金が武器に注がれるのである。
これは、中国の競争相手の1つであるアメリカにとって喜ばしい事である。
中国では「日本がアメリカと協力して世界に軍隊を派遣する」という話はさほど冗談ではない。

更に台湾関係が緊張する背景には、アメリカが台湾に軍艦を売っている事も無視できない。
アメリカがちょこっと手を貸せば台中関係は動くだろう。
そうすれば誰が殺しあうのか。
「中国人」同士である(中国人と台湾人は同じ「中国人」とするEricの論をそのまま導入)。
「中国人」同士が殺しあっている時に、アメリカは武器を売るだろう。経済力を伸長させるだろう。

現状でも、もしもの「台中戦争」でも得をするのは「アメリカ」である。
毎度あり。


我々は、結局アメリカの手の上で転がされているのである。
毎度あり。



<アメリカの話―悪いのはブッシュか?>
ブッシュが嫌いな人が世界に多いとEricが声高に叫ぶ。
ブッシュは大統領を止めて欲しいと主張する。

だが、悪いのはブッシュか?
「ネオコンだよ」とか今日は語るつもりはない。

「大統領がクリントンの時から、それ以前からずっとアメリカは世界で虐殺を続けている」
これを言いたい。

『アメリカの国家犯罪全書』(ウィリアムブレム著、益岡賢訳、作品社、2003年)という本がある。
英国には持ってきていないので詳しい内容や数字までは書けないのだが、アメリカが大戦後、冷戦後、各地で様々な攻撃を続けていた事が明らかにされている。

また、どの本で読んだかは忘れたが、イラクでは「98年に湾岸戦争時以上の空爆がイラクの大量破壊兵器査察拒否に対し行われた」という事実があるのだが、案外知られていない。

「クリントン元大統領が隠すのがうまかっただけであるように、結局はブッシュであろうとなかろうと、見えるか見えないかの違いだけで同じような事をやるのである」と僕は思うのである。ブッシュは判り易過ぎるだけなのだ。

勿論「だからブッシュでも関係ないねんって!」というつもりで書いた訳ではない。
だが「ブッシュが悪い」というのはある意味簡単である。

アメリカ以外の国際法学者は「イラク攻撃は国際法違反」と言っているし(日本の法学者の資料しかないので推論ですが)、イラク戦争後の解り易過ぎる米国企業の進出があったり、
京都議定書からの逃げる等の、彼が大統領になってから果たした「悪行」はマイケル・ムーアの「White Stupid Americaアホでマヌケなアメリカ白人」に詳しく書いてあるように、攻める理由に事欠かない。

だがしかし、彼は目に見える形の単独行動主義をやってくれたのに対し、賢い大統領が就任してしませば目に見えないようにうまく「国際社会を重視」を見せかけた単独主義をするかもしれないのである。

ブッシュを批判し、他の大統領を望むのは簡単である。
だが、国連決議を通すという「形式」だけを変えて、結局は同じ事をするのでは本質は変わらない事も忘れてはいけないのではないか。



<アメリカの話―国際法の罠>
アメリカのイラク攻撃が正しいか、正しくないか。
これは「国際法に違反しているので正しくない」という見方は少なくないように思う。
しかし、「国際法とは何か」というのも、よく知らずにこういう理由で正当化しようとするのは危険だ。

最近国際法を勉強してないので、じょにぃさん当たりからフォローがある事を期待して言うと「多国間条約」「国連憲章」「国連決議」などである。

「もし」の話をしよう。
今回のイラク戦争が、国連安全保障理事会決議で正当化されていたら、国際法上違法と言えるだろうか?
(「戦争」と名付けると「戦争の違法化」の歴史を踏みにじってしまうのだが・・・)
「正当化できるよね」と断言できる所までは僕の知識ではいかないが、少なくとも今回のような問題は出てこなかったであろう。
で、誰が安保理決議を採択するのか。これが問題である。
そこで採択する者(国)の利害が一致さえすれば「正当化・合法化」できたのではないか。
少なくとも今回のような100万人単位のデモが起こるほどの事態にはならなかったであろう。

それが国際法の罠である。
本質ではなく「こういうやりとりがあったから合法」という事になりかねない。
そして、「やりとり」が成功する影にあるのは各国の利権なのである。


※但し、僕は国際法が無価値だと思っていない。多くの場合で国際法は遵守されているし、イラク戦争など国際法の一部の側面だけを取り上げて「国際法秩序は崩壊している」とか「国際法に意味はない」というのは、いささかナンセンスと言えよう。ここで言いたかったのは「国際法だから安心」という国際法のブランド化は止めようという指摘である。


字数がオーバーしたので、後半は次の日の日記へ。



<今日の名言>
「国際法だから安心」という国際法のブランド化は止めよう


<今日のまとめ>
1. 勝者は誰だ      ~掌の上で
2. 悪いのはブッシュか? ~いつの頃から
3. 国際法の罠      ~何が正しいのか 





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Last updated  June 12, 2004 10:29:54 AM
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