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Nov 23, 2003
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カテゴリ: カテゴリ未分類
Bon Jour! 一週間ぶりの更新になりマース。

日本ではボジョレーヌーヴォーどうでした??やっぱりかなり騒がれたのでしょうか?こちら(モンペリエの研修先レストラン)では正直、あまり・・・というか、ぜんぜん騒がれませんでした。レストラン的にも(三ツ星なので)、ヌーヴォーを販売する事もないし、お客様もまったくたのむ気配がなかったですね・・・。ただ、レストランにはル・サヴール・クラブというところからヌーヴォー6点セットが水曜日に届きました。それはボジョレー、ボジョレーヴィラージュ、マコンヴィラージュ、コートデュローヌ・ヴィラージュ、トゥーレーヌのヌーヴォーがセットになっているもので、各々にポールボキューズやトロワグロがセレクトしたと記載されていました。(どこの国でもそういうマーケティングはするのですね・・・。)スーパーやデパートにもワインコーナーの入り口に一応控えめにヌーヴォーがおいてありました。だいたい3ユーロ(400円ぐらい)で売っていて、レジで並んでいる人を見るとそこそこ売れているようでした。いろいろと飲んでみたのですが、たしかに酷暑だけあって濃縮感があるのですが、これもまた造り手によってまちまちでジャムっぽいフレーヴァーのものから、上品でまとまりのあるものまでかなり幅があります。いっしょに働いているソムリエは香をかぐたびにバナナみたいだよ!といって毛嫌いしていたのでどこの国でも言う事は一緒なんだとへんに感心してしまいました。
そして、ヌーヴォーの話題を蹴散らしたもう1つの出来事。それは木曜日のレストランの予約にフランスの超有名大物ロックスター、ジョニー・アリデの名前があった事である。もうフランス人なら誰でも知っているというぐらいの歌手なのだが、当然?私は知らない・・・。しかも、彼(と家族と取り巻きスタッフ計16名)が来店するのは夜中の12時半というではないか!! スタッフなんて休憩中とかに家族や友達に「今日、うちにジョニ―が来るんだ!」って電話してるし・・・。で、夜中の12時半、彼はたいそうな警備を引き連れてレストランに到着、日本と一緒でどこかで聞きつけたファンの黄色い声援がエントランス前に飛び交った。62歳とは思えない容姿で、しゃれたサングラスをはめていた。特に横暴でもなくいたって紳士的であったが、奥さんが27歳とこれまたよくある大物芸能人ぶりで、どこの国もやっぱり一緒だな~とか思ってなぜか親近感を感じた。笑。かくして、ボジョレーヌーヴォーの話題は吹き飛ばされたのである・・・・。
話題は変わりますが、土曜の夜営業が終了後、チップをみんなで分けるのだが、イサム(こちらではファーストネームで呼び合うのが普通)は今週とてもがんばったから皆より10ユーロ多くしておいたよ。と言ってくれた。自分の仕事がフランス(しかも三ツ星)でも認められてる事が嬉しかった。
こちらでの仕事も無事?3週間が過ぎ、かなり職場でも馴染んできました。南仏(とくに地酒であるラングドック)のワインも当初は全然詳しくなかったのだが、少しづつ覚えてきたし、カーヴの整理は完璧らしい?(というか、こっちの人、なにも考えずにしまっているの?と言いたくなる)なんせ、カーヴには3万本を超えるワインがあるし、種類はオンリストされているので800種、それ以外にもおそらく300種ほどはあるのだが、カーヴがそんなに大きくない(といっても、100㎡はあるのだが・・)為、毎日というほど、どんどん整理整頓して場所を移動していかないと新しく届いたワインを置く区画がないんですよね。(毎週40ケースぐらいが搬入される)だから、カーヴの整理整頓はソムリエとしてとても重要な仕事なのです。日本人的にはやっぱり几帳面なので、フランス人から見るとすごくマメに感じるらしい。こっちの人なんて、同じアイテムが何ケースあるかきちんと確認する前にしまいだすので、結局入らなかったので、じゃぁ入らない分はここに入れようみたいな感じなのでもうはっきりいって私から見たら2度手間もいいところ・・・これはもう、半分は国民性ですね・・・・ 笑。
住居の1階はワイン屋さん。
そうなのです、幸せな事に住んでいるアパルトマンの一回はワイン屋さんなのです。しかも、うちのレストランの元シェフ・ソムリエが経営している店なんですね。で、その方がとっても親切にしてくれるのと、毎週土曜日はお店のほうにヴィニュロンの方がお見えになってデギュスタシオンができるようになっているんです!!嗚呼、なんてソムリエとして幸せな環境なんだろう!!さっそく今週からお邪魔させてもらうことになりました。確かに日本ではなじみが薄いし、歴史的にも浅いラングドックのワインなのですが、それだけに革新的なドメ―ヌが沢山あります。あのバロナルクよりも高価なワインがごろごろしてたりするんですね。今から1年、なるべく多くのワイナリーを訪れたいものです。そのレポートも発表できるように頑張ります。
あ、そうそう、昨日ワイン屋さんに来ていたヴィニュロンの方に写真を見せてもらったのですが、なんと畑を耕すのに馬をひいていました。これには本当にびっくりしてしまいました。う~~ん・・ これも伝統と革新の融合ということで・・・・。





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Last updated  Nov 23, 2003 11:18:19 PM
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Re:Montpellier。ソムリエ日記その(11/23)  
こんにちは。<br>写真なくても、日記から情景を想像したりしてとても興味深く拝見しちゃいました。<br>すっごく羨ましい環境での生活なのですね。<br>それなりにプレッシャーも???ないか。<br><br>ラングドックのワイン。。って私も南仏を訪れて初めて触れました。<br>(それまでは耳にしたことはあったのですが、見向きもしていなかった)<br>もちろん、今となっては、好んで頂いております。<br><br>頑張りすぎ!とか悪天候とか。。体調心配ですね。<br> (Nov 24, 2003 11:51:06 AM)

Re:Montpellier。ソムリエ日記その(11/23)  
tomo さん
hishikiさんが働いてる、「le jardin des sens」のHP,見ました!すごく素敵なレストランですね!料理もおいしそうだし・・・<br>1月にフランスに行くので、ちょっと行ってみたくなりした。 (Nov 26, 2003 04:47:55 PM)

Re:Montpellier。ソムリエ日記その(11/23)  
tamo さん
ワイン詳しくないのですが、今年のボジョレ~ヌ~ボ~は美味しいと聞いたので飲んでみたいなぁ・・・と思っています。どういうのが初心者にも飲みやすいのでしょうか??・・・それともあまり変わらないのかなぁ?!<br><br> (Nov 26, 2003 05:24:51 PM)

Re:Montpellier。ソムリエ日記その2(11/23)  
Rondey さん
昨日ジョニー氏にお会いしました。握手を交わして頂き至極感激致しました。 (Apr 4, 2006 03:26:21 PM)

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