全268件 (268件中 51-100件目)
阪神・メッセ、強気攻めで4勝目! ようやく勝ち星をつかんだ。メッセンジャーが8月4日の巨人戦(東京D)以来の4勝目。6回を5安打2失点にまとめ、29日ぶりに勝利の美酒を味わった。 「チームに勝利のチャンスを持ってこれるように長いイニングを目標に投げた。6回だったけど貢献できてよかった」 約1カ月もの間、マウンドで苦しんだ。それでも「良いときも悪いときもあるのが野球。切り替えて自分の良いボールを投げるしかない」と自分に言い聞かせ、持ち味である最速150キロの剛球を信じ、ハマ打線を強気の攻めでねじ伏せた。 中4日、中4日、中5日…。登板間隔が安定しない難しい状況下で、メジャー時代の仲間に学んだ教えで状態を保った。 「長距離を走り込んでの調整や、練習ではブルペンに入る間隔を変えないなどの方法を、ベケットやバーネットに学んだんだ」 マーリンズに同期入団した2007年最多勝のジョシュ・ベケット(現レッドソックス)や、かつての同僚で08年奪三振王のAJ・バーネット(現ヤンキース)ら、メジャーを代表する投手のアドバイスで、結果につなげた。 Vへの秒読み段階の今、メジャーの知識を蓄える右腕の存在はさらに高まってくるはずだ。阪神、大きかった久保田の好投 阪神は逆転した直後の七回に1死一、二塁のピンチを招いたが、3番手の久保田が後続を断ち、その裏には自ら適時内野安打も放った。 八回に1点を失ったものの、真弓監督は「久保田が抑えてくれたのが大きかった」と称賛。右腕は「本当は1点もやりたくなかったが、何とか抑えることができた。こういう投球を続けていきたい」と控えめに話した。メッセンジャー(約1カ月ぶりの4勝目)「前回勝ってからいい時も悪い時もあったが、毎回切り替えるしかないと思っていた」平野(前日はバント失敗もあり無安打だったが、この日3安打)「きのうは皆さんに助けてもらったんで、今日は自分が助けようと毎回打席に立った」虎・球児、15試合ぶりS!150S王手 時に足の上げ方を変え、腕の振りを変え…。ため込んでいた欲求を爆発させた12球。藤川が渾身の力で“火の玉”を投じた。通算149セーブに到達。史上10人目の偉業に王手をかけた。 「セーブのことは関係ない。まあ、試したいことはやったし。出番が来たら仕事をするだけ」 3点リードの九回でマウンドに登った。最速153キロをマーク。先頭のカスティーヨから空振り三振を奪うなど、難なく三者凡退に仕留めた。8月15日の広島戦(京セラD)以来、ようやく手にした22セーブ目。優勝を争うチーム状況にあって、15試合ぶりの『S』という現実が置かれた立場を克明にあらわす。 「セーブがつく展開の前に試合が決まる。それはわかっている」。今年の阪神は超強力打線が売りだ。打ち勝つゲームが多い。そうなれば、出番はこない。覚悟はしても…2試合連続失点は今季2度。調整の難しさは過酷を極めた。 だが、『球児がいる』という安心感が守護神の存在意義。だから、常に「準備」の2文字を口にして、戦場に臨む。 登板間隔が開けば遠投する。3日以上出番がないときにはブルペンで約30球程度を投げて、肩に適度な張りを与える。前日1日からは通常より約20分ほど、早めにグラウンドに出てフェンス沿いをランニング。うずく体の“衝動”を大粒の汗でかき消した。 準備はマウンドでも同じ。セットポジションに入る直前。1度、右腕を回す。それは、右打者の外角へ体を向けて“アドレス”を確認するためだ。「ゴルフのパターの前にする素振りと一緒。イメージしないで投げて真ん中に入ると危ないからね」。1球の失投が命とり。細心の注意を払ってきたからこそ、皆が認める地位を確立した。 「大丈夫、大丈夫…」 モチベーション維持の難しさを問われ、球児は微笑を浮かべて、そう答えた。残り28試合。猛虎には最後の砦がいる。
Sep 2, 2010
コメント(0)
甲子園に戻って三連勝!今日は、桧山が決めてくれましたね!林敬遠で、満塁桧山がセンター前2点タイムリーで逆転!メッセンジャーも、久々の勝利!西村のピンチを久保田が救って、その久保田がタイムリー内野安打!最後は球児が締めました!!!6点が、すごく少なく感じてしまいますが、強さを感じます!これで、巨人とは2ゲーム差!巨人中日がつぶしあいをしてる間に、連勝伸ばしてマジック点灯だ!!!!2回裏 【城島】 レフトヒット 【藤川俊】 サードゴロ 【メッセンジャー】 空振り三振 【マートン】 レフトタイムリーヒット T1-1YB6回裏 【新井】 ライトヒット 【ブラゼル】 ライトヒット 【金本】 空振り三振 【城島】 ピッチャーゴロ 【代打・林】 敬遠 【代打・桧山】 センター2点タイムリーヒット T3-2YB7回裏 (投手交代)加賀 → 真田 【平野】 レフトヒット 【鳥谷】 レフト線ツーベース 【新井】 キャッチャーファウルフライ 【ブラゼル】 レフト犠牲フライ T4-2YB 【金本】 センタータイムリーヒット T5-2YB (代走)上本 【城島】 ライトヒット ランナー城島が二盗 【久保田】 ショートタイムリーヒット T6-2YB▼阪 神-横 浜 18回戦 (阪神14勝4敗、甲子園、18:01、41164人) 横 浜 1 0 0 1 0 0 0 1 0 3 阪 神 0 1 0 0 0 2 3 0 X 6 【投手】(横)加賀、真田、弥太郎-新沼(神)メッセンジャー、西村、久保田、藤川球-城島【責任投手】(勝)メッセンジャー20試合4勝4敗(S)藤川球45試合3勝2敗22S(敗)加賀22試合3勝8敗【本塁打】(横)ハーパー14号ソロ(4回、メッセンジャー)(神)【戦評】 阪神が5連勝で2位巨人との差を2ゲームに広げた。1点を追う六回二死満塁から、代打桧山の2点適時打で逆転。七回には金本の適時打などで3点を加えた。メッセンジャーが約1カ月ぶりの白星で4勝目。横浜は阪神戦9連敗。
Sep 2, 2010
コメント(0)
阪神・下柳6回1失点、1カ月ぶり7勝目 阪神・下柳らしかった。6回5安打1失点で8月1日の中日戦(甲子園)以来、1カ月ぶりの7勝目。低めに制球して、2併殺を奪うなど丹精込めて投じた87球だった。 久保投手コーチは「『低いところに投げないと飯は食えない』と本人に言っていた。ベテランの力だね」とたたえた。 白星から遠ざかった30日間。中でも、登録抹消中に鳴尾浜で若手選手に交じって、汗を流した4日間が濃密だった。 投球感覚を養うため、球数を投げ込んだ。2軍首脳に志願して、シート打撃にも登板した。全体練習後は人影の少なくなったグラウンドでフェンス沿いを走り込んだ。そんな光景にある2軍コーチは「あの姿をみて、なにか感じないのか」と若虎達に諭したという。 妥協しない42歳。試合後はコメントを残すことなく、引き揚げたが、足取りは軽かった。阪神・城島「丁寧に低め低め投げていた」 阪神・城島が先発・下柳を好リード。「丁寧に低め低めに投げていた。前回と違う点? 特にシュートだね。低めに決まっていたよ」と笑顔をみせた。 打撃では三振、左飛、二飛と思うように結果が出なかったが、七回一死一、二塁で左前打を放った。「よかったよ~。『俺だけカヤの外』とコメントしようかと思っていたからサ」と周囲を笑わせていた。
Sep 1, 2010
コメント(0)
阪神・新井、2ラン含む5安打で4番の役目 阪神の3試合連続2けた得点の猛攻の中で、新井がきっちり4番の役目を果たした。2ランを含む5安打に「いい仕事ができました」と気持ちよさそうに振り返った。 四回2死一塁でカウント1-1から内角の速球をとらえ、左翼フェンスを越えるアーチに。「うまく振り抜けたと思う」と自賛した。 それでも最後は「気を緩めることなく、走塁も守りも打つ方もしっかりやっていきたい」と残り試合を見据えていた。阪神・新井5安打!2戦連発トドメ18号八回一死二塁で迎えた5打席目。三塁打でサイクル安打-。そんなムードの中でも、阪神・新井らしいしぶとい一打だった。外のスライダーに食らいつき、右前打。ちょっぴり残念…。でも、お見事。打ちも打ったりの5安打で、不動の4番が、4連勝の立役者となった。 「三塁打が残っていたんですが、足はみなさんが思っているほど遅くないんで。自信はあったんですけどねェ。ベンチから声援? 何も声をかけてくれませんでした」 お立ち台から、軽快なトークで甲子園に笑いを届けた。隣のブラゼルから「きょうは新井サンに失望したよ。サイクルを出来なかったからね。それ以外はよく打ったと思うけど」と冷やかされても、「後ろにドカンと座ってくれているんで、僕も楽に打席に入れます。B砲に不満? 何も不満はないでしょう」と、涼しい顔。“大人の対応”で再び聖地を沸かせた。 実際、個人記録を超越した文句なしの4番の仕事だった。一回一死三塁で中前適時打を放つと、二回は無死一塁から平野が犠打失敗。二死一塁から打席に立ち、左中間へ適時二塁打を放った。真弓監督も「ちょっと嫌な雰囲気があったが、あそこで点が入っていい流れになった」と話す貴重な追加点。さらに四回二死一塁では左翼へ弾丸ライナー。2戦連続猛打賞を決める、2戦連発18号2ランで試合を決めた。 7月2日の巨人戦(東京D)以来、自身通算4度目の1試合5安打に加え、4打点。自己最多102打点(2007年)の更新は確実な今季94打点。勝負の9月を最高の結果でスタートした。 日程上、本拠地胴上げは9月Vが条件。「もちろんそれが一番ですが、焦らず腰を据え、あしたから1戦1戦がんばります!」。優勝に飢えてFA移籍した08年。腰の骨折で悔しい9月を過ごし、優勝も逃した。今年こそ-。長年の願いを結実すべく、残り29試合にすべてをぶつける。阪神・ブラ40号!バース以来助っ人大台ブラ40発や!!4連勝や!! 首位・阪神は横浜に完勝し、4連勝。2位・巨人が引き分けたため差は1・5ゲームに広がった。クレイグ・ブラゼル内野手(30)は一回に3試合連発となる40号2ラン。虎の外国人選手としては1986年のランディ・バース以来、3人目の大台到達。頼もしおまっせ。 小さく、だが強く握った拳に、熱い想いがみなぎった。ブラゼルが3試合連続の一発を右中間席へぶち込んだ。40号2ラン-。虎の助っ人では1986年のバース以来の大台到達。最強助っ人に、また一歩近づいた。 「40本は自分にとっても大きい数字だからね。感情も出てしまったよ」 2点を先制した後の一回一死一塁。2球目の直球を振り抜いた。逆風を切り裂く大飛球は、右中間最深部の観客席に届いた。一塁を回ったところで珍しくガッツポーズ。米国時代、マイナーで記録した39号を超えたことが、まずうれしかった。 「ランディ・バースのような偉大な方と比較されて、本当に光栄だよ」 虎党の歓喜の声が降り注いだお立ち台。2度の三冠王を獲得。85年の日本一に虎を導いた伝説の大先輩の名前を出した。 「阪神の外国人といえばバース。一度見てみたかった」 実は一昨年の西武時代には、ビデオで見てその打撃を目撃していた。「やっぱりすばらしい打者」。同じ左のスラッガーに、心から尊敬の念を抱いた。7月上旬。その偉人が来日。間接的ではあるがエールをもらい感激した。 バースの記録は、ラッキーゾーンが存在した時代。“狭い甲子園”は関係者から見せられた写真で知っていた。92年に撤廃後、大台到達は05年の金本のみ。広くなった甲子園を本拠に40発は偉業だがそれでも、当時との差は口にはしない。 「自分でも、比べてもらえるところまできたと思う。機会があれば、ぜひお会いして、日本でどうやってプレーしていたのか聞いてみたいね」 決して並んだとは思わない。それでも、この一発は、確かな自信につながった。バースと一緒にプレーした真弓監督も、「甲子園は、なかなか右翼に入らないけど、逆方向に打てるのも(バースに)似ているんじゃないかな」と、姿を重ねた。 チームは3試合連続の2けた得点、4試合連続の2けた安打で4連勝。4戦で安打数は73にも達した。2位・巨人が引き分けたため、その差は1・5ゲームまで広がった。 「これを続けて、とにかく優勝を達成したい」 分厚い胸板を叩くように、大砲が力を込めた。Vへの鍵となる史上最強打線。中核に座るのは、21世紀の最強助っ人だ。ブラゼルが40号!阪神外国人ではバース以来 乾いた音を響かせた大飛球に大歓声が上がる。打球が右中間席に吸い込まれると、そのボリュームが倍増した。阪神のブラゼルが一回に2ランを放ち、阪神の外国人では1986年のバース以来となる40号に到達した。 チームは前日まで2試合連続20安打以上を放ち、迎えた9月初戦。「あれだけ打ったから、きょうは一からという気持ちで」と話していた和田打撃コーチの心配は杞憂だった。 一回、先頭のマートンの安打を皮切りに鳥谷と新井の適時打で2点を先行し、なおも1死一塁。1ボールから高めに入ったツーシームを強振すると、そのままスタンドイン。その直前の横浜の攻撃で、ハーパーの大きなフライがフェンスに直撃して単打になったのを見ていたブラゼルは「ハーパーは怒ってるんじゃないかな。僕のだけ本塁打になったからね」。ちゃめっ気たっぷりに話した。 バース以降では2005年に金本が40本を打った以外、阪神の選手で大台に届いた打者はいなかった。3試合連続本塁打のブラゼルは二回にも適時二塁打。強力打線の中で最も豪快な男が存在感を際立たせた。
Sep 1, 2010
コメント(0)
阪神打線がまた爆発!3戦連続2けた安打 過去と比べても引けを取らない強力打線がこの日も爆発した。阪神が球団初となるシーズン2度目の3試合連続2けた得点で快勝。3試合の安打合計が球団歴代2位の58で4連勝をマークし、2位巨人との差は1・5ゲームに開いた。一回に鳥谷、新井の適時打で2点を先行し、なおも1死一塁でブラゼルが豪快に右中間へ2ラン。序盤で勝負を決めた真弓監督は「先に4点取れたのが大きい。うちのペースだった」とうなった。 ブラゼルは阪神の外国人選手では1986年のバース以来となる40号に到達。「40は大きい数字。ちょっと感情的になった」。本塁打王争いの中でも「本数は気にしない」と言い続けてきた男が興奮気味に言った。 西武時代にビデオでバースのプレーを見たことがあるという。球団史上最も有名な助っ人の1人との比較に「阪神の外国人選手と言えばバースと聞いていた。本当に偉大な選手。光栄だよ」とうれしそうに話した。 真弓監督は「(バースと)ちょっと似ているところがある。逆方向に打てるところとかね。調子を戻してるし、この先が楽しみ」と現役時代のチームメートに負けない大砲にご機嫌。連日のお立ち台にブラゼルは「優勝を達成したい」ときっぱり。勝負の9月は上々の滑り出しとなった。真弓監督(下柳に)「きょうはうまく緩急を使って、下柳らしい投球をしてくれた」マートン(170安打で200安打も視野)「そこには照準を合わせていない。一つ一つの仕事をして戦い抜くことだけを考えてやっていきたい」阪神・和田打撃コーチ(新井に)「低めの球を振らなくなった」阪神・マートン猛打賞!212安打ペース チャンピオンフラッグまでノンストップ! 阪神・マートンは3安打&今季17度目の猛打賞。実りの9月に入り、猛爆宣言だ。 「最後の1カ月。今季、自分(の成績)もチームもいい位置にいる。力強く自分のプレーをしたいし、しっかりとした成績を残したい。このチャンスを失わないように、1試合1試合、頑張っていきたいね」 先頭打者として3度。いずれも「H」ランプを灯した。一回は左前へ、二回は一、二塁間を突破した。そして、四回には中前に弾き返した。残り29試合で通算安打数は「170」に到達。年間では212安打ペースと加速させた。 「200安打? 自分がフォーカス(集中)するところではない。ヒットの数よりも、チームの成績。すべてに感謝しながら、自分の仕事をすることを続けたいよ」 ブラゼルと同様、個人記録への興味は二の次だ。その謙虚な気持ちが今の猛虎を支えている。 「オフに一生懸命練習してきたことで、ここまでできている」。海を渡る決断をし、食生活も変えた。お酒はもともとたしなむ程度だったが、来日してからは1滴も飲んでいない。優勝の美酒で解禁するつもりだ。 七回の守りから交代したが「点が入っているから」(真弓監督)と今後を考慮してのもの。首脳陣の計らいにM砲は感謝した。 「野球選手としては、いつでも試合にずっと出たいという気持ちはあるが、監督らに気を使っていただいた」 勝負の秋へ、一気呵成-。9月もマートンのバットが虎を勢いづける。阪神・鳥谷がV三塁打!9月も飛ぶ飛ぶ~ 試合後。阪神・鳥谷はクラブハウスへ続く階段を急いで、駆け上がった。報道陣が問いかけようとすると、「何もないでしょ」と茶目っ気たっぷりに“先制口撃”。もちろん、何もないわけない。先制点をたたき出したのはトリのバットだった。 「風です。風のタイムリーです」 謙遜したシーンは一回に訪れた。先頭のマートンが左前打を放ち、平野の投前犠打で一死二塁。理想的なチャンスメークに絶好調の3番が応えた。先発・藤江に追い込まれながらも外角低めの132キロツーシームに反応。本人いわく、「当てただけ」の打球は浜風にも押されて、中堅フェンス直撃。一気にダイヤモンドを駆けめぐり、5月4日の中日戦(ナゴヤD)以来、今季3本目の三塁打でスコアボードに『1』を灯した。猛虎猛爆のスイッチを入れた。 これで、5試合連続安打で4試合連続の打点もマーク。8月は球団記録を更新する43安打で、月間打率は・422の驚異の数字を残した。これから優勝争いの正念場に入っていく肝心の9月の初戦にも期待通りの活躍。真弓監督は「3番からね。というか、1番から当たってるんで点が入りやすい」と理想的な攻撃の形に目を細めた。 「先制できてよかったです」 消え入る間際にもう一言残した背番号『1』。主導権を握れば、いい試合運びができる。それが一番大事だ。阪神、好調の鳥谷が先制打「当てただけ」 阪神の鳥谷が4試合連続打点となる先制の適時三塁打を放った。 前日に2安打し、8月計43安打でチームの月間最多安打記録を更新。好調を維持して迎えた9月最初の打席だった。 一回1死二塁。追い込まれてからのツーシームをとらえると、浜風に乗って打球が伸びた。中堅手の頭を越え、一気に三塁へ到達。打線の起爆剤となった背番号1は「当てただけ。風です。風のタイムリー」と謙虚に話した。
Sep 1, 2010
コメント(0)
新井!ブラゼル!下柳!!そして、一番稼いでくれたのは、石井でした!!プライムリミテッド
Sep 1, 2010
コメント(0)
やりました!!やっと下さんが勝ちました!!なかなか投打が噛み合わなかった下さんの登板ですが今日は、3日連続の二桁得点!!3日連続20安打以上の記録は逃しましたが、それでも16安打!!!今日も打ちまくりました!!!四番新井が、あと三塁打でサイクルヒット5打数5安打4打点!!!ブラゼルが3試合連続のツーランホームラン!そしてタイムリーツーベースで3打点!鳥谷も先制のタイムリースリーベース!マートンが三打席連続ヒット!今日も猛打賞です!金本、城島、俊介にも、ヒットが出ました!代打林はツーベース!代打関本はタイムリーヒット!!!久々の勝利下さんは、内川のソロホームランの1点だけ6回5安打3三振です!福原、江草、桟原が、ちょこっと打たれましたが危なげなく完勝です!!!1回表 【内川】 ショートゴロ 【石川】 ショートゴロ 【ハーパー】 ライトオーバーヒット 【村田】 センターフライ 1回裏 【マートン】 レフトヒット 【平野】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 センターオーバータイムリースリーベース T1-0YB 【新井】 センタータイムリーヒット T2-0YB 【ブラゼル】 右中間2ランホームラン T4-0YB2回表 【スレッジ】 空振り三振 【カスティーヨ】 レフトヒット 【井手】 ショートゴロ 【武山】 セカンドフライ 2回裏 【マートン】 ライトヒット 【平野】 スリーバント失敗 【鳥谷】 センターフライ 【新井】 左中間タイムリーツーベース T5-0YB 【ブラゼル】 右中間タイムリーツーベース T6-0YB3回表 【代打・新沼】 ショートゴロ 【内川】 ライトソロホームラン 【石川】 ピッチャーゴロ 【ハーパー】 ショートゴロ 4回表 【村田】 フォアボール 【スレッジ】 キャッチャーゴロ 【カスティーヨ】 セカンドフライ 【井手】 ショートゴロ 4回裏 【マートン】 センターヒット 【平野】 ピッチャーゴロ 【鳥谷】 レフトフライ 【新井】 レフト2ランホームラン T8-1YB5回表 【武山】 センターフライ 【代打・金城】 空振り三振 【内川】 フォアボール 【石川】 レフトヒット 【ハーパー】 セカンドゴロ 6回表 【村田】 空振り三振 【スレッジ】 センターヒット 【カスティーヨ】 セカンド併殺打 7回裏 (投手交代)弥太郎 → 加藤 【新井】 センターヒット 【ブラゼル】 レフトフライ 【金本】 ライトヒット (代走)浅井 【城島】 レフトヒット 【藤川俊】 セカンドゴロ T9-1YB 【代打・関本】 ライトタイムリーヒット T10-1YB▼阪 神-横 浜 17回戦 (阪神13勝4敗、甲子園、18:01、41746人) 横 浜 0 0 1 0 0 0 0 1 1 3 阪 神 4 2 0 2 0 0 2 0 X 10 【投手】(横)藤江、江尻、弥太郎、加藤、高宮、福田-武山(神)下柳、福原、江草、桟原-城島、小宮山【責任投手】(勝)下柳18試合7勝7敗(敗)藤江13試合2勝3敗【本塁打】(横)内川8号ソロ(3回、下柳)(神)ブラゼル40号2ラン(1回、藤江)、新井18号2ラン(4回、江尻)【戦評】 阪神が3試合連続の2けた得点で4連勝。一回にブラゼルの40号2ランなどで4点を先行し、二回にも新井、ブラゼルの適時打で2点を加えた。下柳は6回1失点で1カ月ぶりの7勝目。横浜はこのカード8連敗で負け越しが決まった。
Sep 1, 2010
コメント(0)
虎・スタンリッジ、復帰戦飾った9勝目! 腰痛から復帰した阪神のスタンリッジが5回1失点で9勝目を挙げた。 三者凡退は1度しかなかったが、走者を出しながらもコースを丁寧に突いて打たせて取る投球。右腕は「休み明けにしてはいい感じで投げられた」と満足げに話した。 19日に出場選手登録を外れ、2軍で調整。1軍の試合はテレビでチェックし「自分が(チームに)貢献できなかったのがつらかった」というスタンリッジは「次は最後まで投げたい」と献身的な姿勢を貫いた。阪神・スタン9勝目、2けた王手デス 腰痛から復帰したスタンリッジが中16日のマウンドで9勝目を飾った。7安打を浴びたが、5回1失点。外国人投手では2003年のムーア以来、助っ人右腕では、1989年のキーオから遠ざかる2けた勝利に王手をかけた。「甲子園はすごく大好き。投げやすかったね」。二回に一死満塁のピンチを背負うなど厳しい展開が続いたが、最少失点で切り抜けた。真弓監督は早期交代の理由に「病み上がりなんで。次からは少し長く」と説明したが、中4日で5日の広島戦(マツダ)での先発が有力だ。スタンリッジ、5回1失点復活星 聖地特有の浜風を肌に感じて、大歓声を背に右腕を振るった。腰痛で19日に登録抹消。17日ぶりとなった1軍マウンドで、阪神・スタンリッジが粘った。5回を7安打1失点。味方の大量援護にも助けられながら、『夜王』が復活への一歩をしるした。 登板間隔の開きからか、序盤から不安定な投球だった。初回、先頭内川に右前打を許すと、続く石川の犠打で得点圏に走者を置く。ここは3、4番を抑えて切り抜けたが、二回も1死一、三塁とピンチを招いた。「打線が点を取ってくれたし、しっかり守ってくれて助かったよ」。二回は鳥谷の好捕、五回は藤川俊‐平野の好返球など、バックに助けられた87球だ。 リハビリ期間は自問自答の日々だった。助っ人として来日した男が、テレビ画面の前で応援することしかできない。「負けている時はもどかしかった。そういうときに助けられないことが、もどかしかったんだ」。先発に7試合続けて白星が付かなかったこともあった。「大好き」な甲子園で、チームを救う1勝だ。 5回87球と余力を残して降板した。登板後に腰痛の再発がなければ、中4日で5日の広島戦(マツダ)に回る可能性も考えられる。「体の調子もよかったけど、今日は打線が13点も取ってくれたから。そっちの方が大きいよ」とスタンリッジ。2ケタ勝利に王手をかけた助っ人が、残り試合もフル回転でチームを支える。
Aug 31, 2010
コメント(0)
阪神・平野5の5、お見事つなぎ役猛爆のゲームに平野のつなぎあり-。不動の2番打者が打ちに打ったりの大活躍。打線の“潤滑油”として、何度も何度も好機を演出した。 「チャンスを作ったり、広げたり。重要なポジションにいますから。5本出ることはなかなかないし、よかったです」 まずは一回に中前打を放つと、四回無死一塁では投手と一塁手の間へ絶妙なセフティーバントを決めた。その後も、六回に右翼へ適時二塁打を放つなど、8月29日のヤクルト戦(神宮)から8打数連続安打。この日は1試合5安打で、オリックス時代の2005年4月2日の日本ハム戦(札幌D)以来、1977日ぶりの大暴れだった。 「覚えてますよ。仰木さんのときですよね」 忘れるはずがない。いまは亡き仰木彬監督が闘病しながら、指導してくれたこと。新人王を獲得できたこと。プロの第一線で戦う礎を作った記憶が脳裏をかすめた。 打率も・351に上昇。リーグトップの和田(中日)に1厘差に迫った。自身の仕事も理解している。強力打線にあって、小技が求められる選手は少ない。だからこそ、平野が目立つ。シーズン当初は犠打失敗が続き、“批判”の対象になった。「やって当たり前。やるしかないからね…」。現実を真摯に受け止め、黙々と練習に取り組んだ。そしていまや、犠打はリーグ断トツトップの『45』。ガッツマンの唯一無二の働きが猛虎打線を支えている。 「(連続安打は)意識してないけど、頑張ります」 去り際にやさしい笑顔をこぼした。少しだけ、安堵感に浸った。金本決めた!虎球団タイ20イニング連続安打 今季初の2戦連発が、虎に61年ぶりの記録をもたらした。六回無死。金本が、横浜・小林太のスライダーをとらえた。豪快にバックスリーン左へ伸びた打球は、フェンスの真上に落ちて高く跳ねると、歓喜のスタンドへと消えていった。 29日のヤクルト戦(神宮)に続く14号ソロは、衣笠祥雄氏を超える歴代単独5位の1373得点目。そしてこの1打で、チームは20イニング連続安打。1949年以来61年ぶりとなる、球団タイ記録をマークした。 さらに主砲に誘発された打線が一挙6点で試合を決めると、この回2打席目では今季チーム最多21安打目の右前打。5打数2安打で、8月は月間打率・303、5発、12打点。“夏男”の面目躍如で復活を印象づけた。 「間違いなく調子は上がっている。まだ、らしい打席と、らしくない打席があるけど」と和田打撃コーチ。求めるものが高いからこそ完全復活とは言わないが、何よりこの一戦で打ったことに、金本の気迫が伝わる。 負け越したロード明けの甲子園初戦は、優勝を争う中で分岐点だ。移籍直後の2003年もロードで負け越し、迎えた8月27日の巨人戦で一回に桑田から逆転3ラン。自身もベストアーチの1つにあげるほど、位置づけが高い試合だ。そこできっちり仕事を果たした。よみがえる打棒。9月戦線は、Vの味を知る主砲が、チームを鼓舞する。阪神・城島、攻守で貢献だ! 4カードぶりの初戦勝利を、城島は笑顔で振り返った。腰痛からの復帰登板となったスタンリッジを好リード。5回1失点でのゲームメークに、「故障明けだったけど、ゲームに入れば違和感はなかった。先制点をやらなかったし、踏ん張っているから打線が動いていく」と手応え。バットでも三回二死一、二塁から左翼線へ適時二塁打を放つなど、攻守で勝利に貢献した。阪神・マートン「すごい凄い攻撃だった」 3試合連続4安打はならなかったが、マートンが2安打。1点リードの三回に無死から遊撃内野安打、3点差に迫られた四回にも無死から中前打で口火を切り、2得点で猛打を誘発した。 6点リードの六回の守備から交代。真夏の連戦の疲れなどを配慮され、マッサージを受けた模様だが、本人は試合後「途中交代? 大丈夫だよ。それにしてもすごい攻撃だったね」と笑顔。ヤクルト・青木を上回り、167安打はリーグトップを維持した。
Aug 31, 2010
コメント(0)
阪神、打線爆発!22安打13点で大勝 阪神は打線がつながり22安打13点の猛攻で横浜に大勝。ブラゼルが2試合連続となる39号ソロを放つなど4安打3打点の活躍。3連勝で首位をがっちりキープした。30日ぶりの甲子園。『おかえり』と聖地に漂う温かな雰囲気が心地いい。夏休みも最後の日。まずは、ブラゼルが最高の思い出をちびっ子に届けた。 二回だ。先頭で打席に入ると、カウント1-1からの低めのカーブを強振。浜風を切り裂き右翼席に突き刺した一発は、2戦連発となる39号ソロ。29日のヤクルト戦(神宮)での一発は最終打席で飛び出した。試合またぎの“2打席連発”で先制点をもぎとった。 「しっかり打てたけど、当たりはあまりよくなかったし、風もあるからね。よく届いてくれました」 胸をなで下ろしたB砲。横浜戦には、めっぽう強い。この日の試合前まで60打数22安打、10本塁打、打率・367を誇っていた。 久々に戻ってきたホーム。試合前のミーティングでは、和田打撃コーチが「地の利を生かそう」と選手を鼓舞。使い慣れた施設、決まったルーティーンもこなせる。そして、何より大声援の後押しがある。『利』は、やはり大きい。 勢いは増していく。三回一死一、二塁から新井が右前適時打で追加点。さらに一死一、三塁から、またもブラゼル。初球の真っすぐをとらえ右前適時打で差を広げると、城島も二死一、二塁から左翼線へ適時二塁打。3本のタイムリーで3点を追加した。 さらに、四回。マートン、平野、鳥谷、新井、ブラゼルが5連打。鳥谷は六回にも中前打を放ち8月、43本目の安打。赤星氏の持つ月間最多安打の球団記録(42安打)を更新した。 阪神打線は最後まで止まることなく22安打13点の猛攻。2位巨人がヤクルトに敗れたため、ゲーム差を「1」に広げた。ブラ弾のろし!猛虎祭や22安打13点や新ダイナマイト打線が猛爆凱旋や!! 阪神はリーグ初の2戦連続20安打以上で大勝。クレイグ・ブラゼル内野手(30)が先制の39号ソロを含む4安打3打点と大暴れ。3連勝で、2位巨人と1ゲーム差とした。3日にも優勝マジック「22」が点灯。史上最強打線で、このまま一気に首位固めや!!どうや!! これでもか!! 30日ぶりの甲子園で、怒涛の快音が鳴り止まない。新ダイナマイト打線が球史の扉を豪快に突き破る。打てや、騒げの猛虎祭。新井、鳥谷と並んだお立ち台で、ブラゼルが胸を張る。今季最多22安打で13得点の主役は、頼れる助っ人砲だ。 「最高の気分。いい形で打てているから、シーズン最後までずっと続けて、プレーオフに集中したい。本塁打キングを取りたい気持ちはもちろんあるけど、それよりも優勝を大事に思っているよ」 待ちに待った虎党に、破壊力を増して凱旋した猛虎打線を見せつけた。まずは二回。先発・清水のカーブをすくい上げた。「一回に鳥谷の大飛球がアウトになっていたから、アウトかな」と思った打球が、右翼席で弾んだ。強烈な浜風に抗い、2戦連発となる先制の39号ソロ。本塁打を競う巨人・ラミレスと3本差とし、2戦連続の猛打爆発を呼んだ。 三回にも右前適時打し、四回には5者連続安打を締める中前適時打。主軸3人で10打点を挙げる活躍を見せると、トドメは六回だ。チーム20本目のヒットを右前へ。リーグ初となる2試合連続20安打以上を決めた一打で、今季3度目の1試合4安打をマーク。打率も、8月19日の横浜戦(横浜)以来となる3割(・301)に戻した。 「(連続20安打以上は)監督や、打撃コーチの指導の成果だと思うし、打線がチームの勝利に貢献した結果」 厳しい残暑に、激しい首位争い。心と体をすり減らす毎日で、愛する家族が支えだ。休養日だった8月23日には、1人息子のトロット君の、3日早い1歳の誕生日会を開いた。試合に負けても、寝顔を見れば「頑張ろう」とリセット。プレゼントに子供が乗れるおもちゃの車を購入した。 球団スタッフからも、『トロット』と刻まれたスタンプをプレゼントされ、「毎日そこら中にペタペタ押しているよ。お気に入りみたい」。心を癒し、力をくれる家族を励みに、パパは“仕事場”で全力を尽くす。 「これからは甲子園も多くなるし、チームに勢いがついてくる。タイガースの試合ができると思います。とにかく1戦1戦。相手のこと(巨人、中日)も少し意識しながら、戦っていきたいと思います」 最短で3日に優勝マジック「22」が点灯。真弓監督が初めて『優勝争い』を意識すれば、B砲もVの誓いだ。 「みなさんのサポートに支えられながら、優勝トロフィーを持ち帰りたい」。歓喜の秋へ、歴史的快勝も通過点。ブラゼルの驚異のパワーが、頂点への架け橋だ。虎ダイナマイト兄弟弾!新井、猛打賞や!今度はカヤの“ど真ん中”だ。2戦連続の20安打超えに貢献した。8月29日のヤクルト戦(神宮)で無安打だった新井が、ダメ押しの17号2ランを含む3安打4打点の大暴れ。計10打点をあげたクリーンアップの中で、4番が存在感をタップリ示した。 「しっかりした仕事ができてよかった。3人で10打点? すごいですね」 6点リードの六回。アニキの一発から幕を開けた6点の猛攻を“弟分”が締めた。4点を追加し、なお二死一塁。5番手・小林太のチェンジアップを弾き返し、左翼席へと突き刺した。 AK神話を継続させるアーチだった。金本&新井のアベック弾は、8月15日のヤクルト戦(京セラD)以来、今季3度目。新井が阪神に入団してからの3年間で6度記録し、無敗を誇る。最強コンビの競演は、やはりチームに勢いをつける。 「甲子園で打つホームランは嬉しいです。ほんとに」 30日ぶりに戻ってきた聖地。試合前のミーティングでは、和田打撃コーチが「地の利を生かそう」と選手をゲキ。移動なし、使い慣れた施設、決まったルーティーンもこなせる。そして、何より大声援の後押しが選手を乗せる。それに、応えることができたとき、喜びは倍増する。 29日のヤクルト戦(神宮)でも打線は20安打と爆発。だがその陰で、4番に座った男は、先発野手の中で唯一無安打に終わった。見事にリベンジを果たし、打線の好調の要因を聞かれると、「みんなでカバーしている感じですね」と、助け合いを強調。三回には右前適時打。四回には中前適時打を放ち、打点も「90」に乗せた。 「残り30戦、優勝目指して全力で頑張ります。夏休みが終わるので、阪神ファンのチビっ子は2学期も頑張って下さい」 鳥谷、ブラゼルに挟まれたお立ち台の真ん中、新井が爆笑で締めた。やはり4番は“中心”がよく似合う。“飛ぶ鳥勢いや”虎球団新の月間43安打 “赤星超え”だ! 阪神・鳥谷敬内野手(29)が横浜戦で、4打数2安打3打点の活躍。8月の月間安打数を「43」とし、2005年4月に赤星憲広氏(34)=現野球評論家=がマークした球団記録「42」を塗り替えた。聖地帰還で快挙達成。“虎の勲章”を身につけた背番号1が、Vへとけん引する。 勝利への1球、1打が歴史の紐を解いた。鳥谷が、球団新記録となる月間43安打を達成した。猛打爆発の核を担う3番打者は、主砲が並ぶお立ち台で笑みをこぼした。 「1本1本の積み重ねが、43本という結果につながってよかった」 30日ぶりの甲子園で、8-1と突き放した六回。なおも二死二、三塁から2球目の変化球をミートした。中堅へはじき返したライナーは、ダメ押しの2点適時打。この瞬間、前の打席で並んだ赤星憲広氏の42本を塗り替えた。四回無死一、二塁で、初球を中前適時打。2安打3打点だ。「今まで通り、積極的にいこう、というのが結果につながった」。この日の2本はいずれも最初のストライク。果敢な打撃で歴史に名を刻んだ。 「悪いときに辛抱しぬいて、変えずにキャンプからやったことを継続したのがよかったと思う」 シーズン序盤は故障も重なって不調。3番を外れたこともあったが、自分を信じ続けた。交流戦直後には、若干だが足の上げ方を変えることも。だが、それも、打撃を変えたわけではない。試合になれば、相手投手や球種によって変化する右足の動き。「自然にです。昔からそう」。体中にしみこんだ感覚と、地道な毎日だけが支える。和田打撃コーチも「トリの打撃は、この1年とかではなく入団から少しずつ積み重ねてきたもの。簡単には崩れはしない」と信頼して見守る。 打率も・302と大台に乗った。自主トレをともにするロッテ・井口からも「そろそろ3割打てよ」と尻を叩かれる。入団以来、目標にしながら達成できない壁。終盤にペースダウンしやすかったが、昨年は後半に・288まで上昇させた。進化は今年も同じ。8月は102打数43安打、・422。7月末に・268だった数字をじりじりと上げた。 「記録はシーズンが終わってみて振り返るけど、まだまだ試合はある。いい状態を続けて残り30試合に臨みたい」。偉業にも足が止まることはない。鳥谷の一日一日が、目標への道と勝利をつないでいく。赤星超えた!虎・鳥谷が月間安打の球団新 8月1日以来の本拠地・甲子園。涼しい夜風とは対照的に、球場はヒートアップし続けた。阪神が今季チーム最多となる22安打で13得点。首位を守った真弓監督は「甲子園に帰ってきて地に足をつけて試合ができた」と手応えを口にした。 3試合連続で15安打以上と好調を維持する打線で記録も生まれた。鳥谷がこの日2安打で8月計43安打。2005年4月に赤星がつくった月間の球団記録を更新した。 四回無死一、二塁で初球をミートして中前適時打。3試合連続の打点を挙げ、まずは赤星の記録に並ぶ。五回の第4打席は中飛。六回は2死二、三塁で第5打席が回ってくる。 「(記録は)忘れていた」という背番号1は再び甘い初球をたたいて中前に運び、2点適時打。「積み重ねが結果につながったと思う」。打率3割をキープし、打点は自己最多を更新中と絶好調の男に当然のように結果が付いてきた。 2試合連続20安打以上で、2試合の合計42も球団最多。先発の野手全員が安打を放った試合で、お立ち台に上った選手会長はクールな表情を崩さず「大事な試合は続く。今まで通り一試合一試合を大切にしたい」。迷いのないひと言が頼もしかった。新井(六回に2ラン)「甲子園で打つホームランはうれしい。みんながよく打っているのが結果につながっている」
Aug 31, 2010
コメント(0)
他の球団も、かなり当たりでした!プライムリミテッド平野と鳥谷、ほんとに欲しい。。。
Aug 31, 2010
コメント(0)
もう、ほんとに止まりません!!ロードを終え、久々の甲子園でも、ダイナマイト打線は打ちまくりました!!2位の巨人が、阪神に負け越したヤクルトに12点取られ、早々に試合を捨ててる頃阪神は、ブラゼルのホームランから火がつき、ダイナマイト打線が大爆発!そして、投手陣は、1点のみ病み上がりのスタンリッジは5回を1点2回表、満塁からの三遊間、鳥谷のファインプレーからのゲッツー!この裏のブラゼルの一発がスタンリッジを救いましたね!5回の俊介のホームアウトも大きかった!鶴は、危なかったですがその後の渡辺!4三振で2イニングパーフェクト!最後は桟原が三振で締めました!!セリーグ初の2試合連続20安打以上!マートン2安打1得点平野5打数5安打!!1犠打1打点 前の試合から8打数連続安打!!和田に1厘差に迫る.351!鳥谷4打数2安打1死球3打点!!月間新記録の43安打!!新井5打数4安打1本塁打4打点!!ブラゼル4安打1本塁打3打点!! 二試合連続の39号!!金本2安打1本塁打1打点!二試合連続の14号ホームラン!城島1二塁打1打点!!俊介2試合連続のマルチ安打!!先発野手全員安打!!これで、2位と1ゲームに離れました!このまま独走行きそうです!!!1回表 【内川】 ライトヒット 【石川】 ファースト犠打 【ハーパー】 ショートフライ 【村田】 サードゴロ2回表 【スレッジ】 左中間ツーベース 【下園】 見逃し三振 【カスティーヨ】 レフトヒット 【武山】 打撃妨害出塁 【清水】 ショート併殺打2回裏 【ブラゼル】 ライトソロホームラン T1-0YB3回表 【内川】 センターフライ T1-0YB 【石川】 セカンドゴロ T1-0YB 【ハーパー】 セカンドライナー T1-0YB3回裏 【マートン】 ショートヒット 【平野】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 フォアボール 【新井】 ライトタイムリーヒット T2-0YB 【ブラゼル】 ライトタイムリーヒット T3-0YB 【金本】 空振り三振 【城島】 レフト線タイムリーツーベース T4-0YB4回表 【村田】 フォアボール 【スレッジ】 空振り三振 【下園】 レフトヒット 【カスティーヨ】 センターフライ 【武山】 ライトタイムリーヒット 【清水】 セカンドゴロ4回裏 【マートン】 センターヒット 【平野】 ファーストバントヒット 【鳥谷】 センタータイムリーヒット T5-1YB 【新井】 センタータイムリーヒット T6-1YB (投手交代)清水 → 高宮 【ブラゼル】 センタータイムリーヒット T7-1YB5回表 【内川】 ファーストファウルフライ 【石川】 左中間ツーベース 【ハーパー】 センターオーバーヒット 【村田】 ショートゴロ6回表 (投手交代)スタンリッジ → 鶴 【スレッジ】 ライトヒット 【下園】 空振り三振 【カスティーヨ】 センターヒット 【代打・金城】 ライトフライ 【代打・藤田】 レフトフライ6回裏 (守備交代)黒羽根 キャッチャー (投手交代)加藤 → 小林太 【金本】 センターソロホームラン T8-1YB 【城島】 レフトフライ 【藤川俊】 センターオーバーツーベース 【林】 空振り三振 【代打・浅井】 フォアボール 【平野】 ライト線タイムリーツーベース T9-1YB 【鳥谷】 センター2点タイムリーヒット T11-1YB 【新井】 レフト2ランホームラン T13-1YB 【ブラゼル】 ライト線ヒット 【金本】 ライトヒット ワイルドピッチ 【城島】 空振り三振7回表 (投手交代)鶴 → 渡辺 (守備交代)小宮山 キャッチャー 【内川】 見逃し三振 【石川】 空振り三振 【ハーパー】 セカンドゴロ8回表 【村田】 空振り三振 【スレッジ】 空振り三振 【下園】 ピッチャーゴロ9回表 (投手交代)渡辺 → 桟原 (守備交代)関本 ファースト 【カスティーヨ】 セカンドゴロ 【黒羽根】 センターフライ 【代打・新沼】 空振り三振▼阪 神-横 浜 16回戦 (阪神12勝4敗、甲子園、18:02、42101人) 横 浜 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1 阪 神 0 1 3 3 0 6 0 0 X 13 【投手】(横)清水、高宮、江尻、加藤、小林太、福田-武山、黒羽根(神)スタンリッジ、鶴、渡辺、桟原-城島、小宮山【責任投手】(勝)スタンリッジ18試合9勝2敗(敗)清水24試合9勝11敗【本塁打】(横)(神)ブラゼル39号ソロ(2回、清水)、金本14号ソロ(6回、小林太)、新井17号2ラン(6回、小林太)【戦評】 首位の阪神が今季最多の22安打で3連勝した。二回にブラゼルの39号ソロで先制。3点差の四回に5連打で3点を加え、六回は金本、新井の本塁打など打者11人で6点を奪った。スタンリッジが5回1失点で9勝目。横浜は清水が誤算。
Aug 31, 2010
コメント(0)
虎・金本13号!渡辺謙からパワーもらった 真夏の夜空には、アニキの花火がよく似合う。金本が、長期ロードを豪快に締めくくった。同点の二回無死。今季初登板のヤクルト・山本斉の136キロをとらえ、弾丸ライナーで右翼席へ。4試合ぶりの13号ソロが、爆勝劇を誘発する決勝アーチとなった。 三、五回にも単打を放ち、15日のヤクルト戦(京セラD)以来、今季3度目の猛打賞。打率を・246まで上げたが、何より8月は83打数25安打、3発、10打点。月間打率が・301と、ついに3割を超えた。 「カネ(金本)の状態が本来の姿に近づいている。ヒットの打ち方もいいし、スイングもいい。内容、結果ともいいよ」と和田打撃コーチも納得顔。元来の“夏男”に、完全復調の予感だ。 試合前にはうれしい激励を受けた。世界的俳優で大の虎党の渡辺謙さん(50)が、神宮の三塁ベンチを訪問。「逆転満塁弾(25日の広島戦=京セラD)、かっこよかったよ」「たまには」と、笑顔で言葉を交わした。 フルイニング記録が止まった直後の4月末にも甲子園に駆けつけ、「選手生命が5年、10年と伸びるんじゃないか」と激励していた名優は、「シモ(下柳)を通して、ご飯もご一緒させてもらっているんで。本当に野球を好きなんだなと思うくらい、3、4時間、野球の話をしています。(金本は)いま一番心配というか、気になる選手」と、熱い視線を送った。 そんな人の前で、アルトマン(75年)の12本を超える、42歳以上での球団最多13号。さらに歴代単独9位の162度目の猛打賞を決めるのだから、金本も“千両役者”だ。 ここに来て際立つ勝負強さ。得点圏打率・175は、勝利のため「いい場面で打ちたい」と話し続ける主砲には不本意な数字だが、激しい優勝争いは、これからが本番。首位固めには、復活したその打棒が不可欠だ。虎・マートン、球団新7試合目4安打! 東都の虎党から注がれる「マートンコール」に照れ臭そうに手を振った。打てばヒット。魔法のバットを取り戻した助っ人が、再び記録ラッシュモードに突入だ。 「神様のおかげ。いい時も、悪い時も、できることを一生懸命やっているからね」 第1打席の左前打に始まった安打ショー。二回に遊撃内野安打。四回の右前打で早々と今季16度目の猛打ショーを完成させた。同時に、前日から数えて6打席連続安打。これは4打席目の三振でストップしたが、八回のボテボテの一塁内野安打で2試合連続の4安打だ。 猛打ショーの上をいく固め打ち4安打は今季7度目。これは藤田平(元監督)、坪井智哉(現日本ハム)を超える球団新記録となる。 さらに、シーズン安打は165本となって、青木(ヤクルト)から最多安打の座を奪い返した。 館山から4三振を喫したのは2日前。嘘のような気がする。和田打撃コーチも「前半戦の一番いい時に戻った」ともう心配はしていない。 「数字はあまり気にしていないよ」 これだけ記録ラッシュでありながら、無関心を貫く。そんなマートンだが、使用する手袋にはこだわりがある。毎日、練習中に新旧の手袋を天日干ししているのだが…。 「気に入っているのは、ボロボロの古い手袋。ベタベタしているほうが滑らなくていいんだよ」 細心の気配りをした上で、バットをギュッと握り、快音を響かせていく。結末は神のみぞ知る-。虎・ブラゼル38号!夏ロード1本締め 夏休みの神宮恒例となった300発の花火に負けじと、猛虎も“大花火大会”だ。最後を締めたのは真打ちのブラゼル。どでかい久しぶりのアーチをぶっ放し、夜空を鮮やかに彩った。 「自分としてはホームランを意識しないようにしている。狙うというよりも、チームために打点をとりたい。走者をかえしたいと思って打席にいつも入るんだ」 謙虚に振り返ったのは5打席目。6点リードの八回一死一、二塁の場面だ。無安打に終わっていたうっぷん…。カウント0-3。右腕・松岡の投じた直球が内より高めにきた。絶好球に反応し、体全身のパワーを丸太のように太い腕、そしてバットに伝え、思いっきりぶったたいた。 『グシャ!!』。ボールのつぶれる音が聞こえた。瞬く間に、大きな放物線が描かれ、右翼スタンド中段に消えた。トドメを刺す38号3ラン。トップのラミレス(巨人)との差を4に詰めた。 長かった。実に10試合、47打席ぶりの本塁打。今季ここまで“ブランク”はなかった。最後に一発を放った19日の横浜戦(横浜)の翌日から巨人に3タテを食らうなど、チームは4連敗。その間、18打数2安打。「みんなが打っているなかで打てなくて、イライラしていた」。だが、もう心配ない。助っ人の“象徴”が戻った。 31日の横浜戦から18本塁打を放ってきた愛すべき聖地にようやく帰る。そこで、B砲は『待ってました!!』とばかりにジョークで返した。 「コウシエン? 聞いたことない名前だね。シラナイネ~」 重たい荷物を両肩に担ぎ、バスへと向かう道中。冗談交じりに大粒の汗を拭う表情は充実感に満ちあふれていた。マートン&ブラゼル、謙さんに大興奮! 両助っ人も、俳優・渡辺謙に大興奮だ。29日の試合前、「君のプレースタイルが好きだ」と声をかけられたマートンは「知っているよ。『ラスト・サムライ』だろ!」と笑顔。 また、ブラゼルも自ら歩み寄り「初めて会った。(一緒に写っている)写真をくれないか」と、報道陣に“お願い”。「両君には、秋のスケジュールを空けといてもらわないと」とうれしそうに話した謙さん。BM砲を招く“優勝祝い”のプランを練った。
Aug 29, 2010
コメント(0)
Aug 29, 2010
コメント(0)
阪神・久保、リーグトップタイの12勝目 阪神の久保がリーグトップに並ぶ12勝目を挙げた。手薄な先発投手陣をエースとして引っ張る右腕は「いいんじゃないですかね」と控えめに喜んだ。 今季初の中4日でのマウンドで6回を投げ2本塁打の3失点のみで踏ん張った。「中4日なら中4日なりの調整をする。(練習も含めれば)やったことがないわけじゃない」と夏場の登板間隔短縮も意に介していなかった。虎・久保、ハーラートップタイ12勝 タテジマのユニホームを着た“神宮の主”が今宵もキラリ-。プロ6年目にして初の中4日の先発マウンドでも、久保には関係なかった。ついに、前田健(広島)、東野(巨人)に並ぶハーラートップタイの12勝目をつかんだ。 「(中4日でも)特にかわりないですね」 “未知の領域”に向け、うだるような暑さの神宮で、前日からはグラウンド上での走り込みの量を減らし、体力を温存。本番では多彩な変化球と最速148キロの直球を低めに決めた。6回4安打3失点。これで同球場では無傷の4戦4勝。昨年8月20日からの連勝を『6』に伸ばした。 今季、チームが5本以上本塁打を放った6試合のうち、半数が久保の先発時。これには「結果論ですけど、テンポよく投げることを心がけています」とほほえんだ。 虎投では2005年の下柳(15勝)以来、右腕に限れば79年の小林繁に続く31年ぶりの最多勝を視界に捉えた。もちろん、「数字に興味がない」と公言する右腕は無関心だろう。しかし、周囲は違う。久保投手コーチは「ぜひ獲ってほしい」と主戦投手に期待を寄せた。
Aug 29, 2010
コメント(0)
まだまだ終わらぬ虎祭り!阪神、猛打で燕粉砕 阪神は二回に城島、金本の連続本塁打などでリードを奪うと、打線が爆発。ヤクルト投手陣から20安打で12点を奪い快勝した。 虎が誇る2人の千両役者が、この日2度目のハイタッチを交わした。クールにホームを踏む城島を、満面の笑顔で迎える金本。この2人が元気なら、虎は強い。 「またまた、またまた泣きそうになりました」 この日2本目の一発に背番号2のジョークも全開だ。舞台は、4-3と1点差にされた直後の五回。二死から金本が、中前打。続く城島が、左翼席へ2打席連続の24号2ランで、ヤクルトを突き放した。 夏の神宮名物、五回の花火にも劣らない虎の花火大会。ファンファーレは、アニキだ。1-1の二回先頭。3球目の直球をフルスイングした。快音と同時に、美しい放物線が右翼席へ一直線。勝ち越しの13号ソロになった。さらに、城島が続いた。左翼ポール際へ23号ソロ。2者連続本塁打でヤクルトを突き放した。 「風!! うれしすぎて、秋山のように泣きそうになりました」 前日の試合で、高卒ルーキーの秋山がプロ初白星。好リードで、演出した正妻から祝福の一発!? この試合で15安打9得点の大勝の中、4タコ2併殺だったジョーのバットが火を吹いた。“ご機嫌”なのは、チームの雰囲気がいい証拠。それもそのはず。これで10日ぶりの連勝で、金本とのアベック弾は4戦全勝。不敗神話は継続だ。 試合前には、俳優の渡辺謙が阪神ベンチを来訪。虎党のハリウッドスターは、「ロードは最後だから、気持ちよく甲子園に帰ってほしい」と、プライベートで激励を届けた。親交のある金本にも直接声をかけ、手を取り合った。同じく抱き合ったマートンも、4安打と打線を引っ張った。 まさに、Vの使者。初回から、絵に描いたような先制劇だった。左前打のマートンを平野が送って一死二塁。鳥谷が、5球目の直球に若干つまりながらも、左前へ適時打を運んだ。2者連続弾の二回も、その後二死から、マートン、平野、鳥谷の3連打でダメ押し点を奪った。 「(先制打は)1、2番がリズムよくチャンスを作ってくれた。(2本目も)二死から1、2番がつないだ好機をいかせてよかった」 2打席連続適時打の選手会長は、六回にトドメの3ランも。八回にも適時打を放って、2試合連続猛打賞どころか4安打5打点の大暴れ。打つべき人が打って、打線がつながる。31日の横浜戦で、30日ぶりに甲子園に凱旋。猛虎の夏祭りは、まだまだ終わらない。ブラゼル(8月18日以来の38号)「最近、ほかの選手が打ち、自分が打てずにイライラしていたので良かった」マートン(2試合連続の4安打)「手の力を緩めることと前のめりになったのを直したことが要因」阪神・鳥谷、連日の猛打!4安打5打点 阪神の鳥谷が前日の3安打に続き、先制打や本塁打を含む4安打5打点。一時の不振からも脱し「状態が悪いときに耐えたことで、いい感じになっている」と明るい表情だった。 打率3割にも復帰。「まだ試合は残っている。一球一球に集中したい」。目先の結果に一喜一憂しない姿勢を強調したところにも、好不調の波を最小限に抑えられる要因をうかがわせた。阪神・鳥谷、自己新82打点マーク! 最高の手応えを残し、甲子園に帰ってくる。3点リードの六回一死一塁。右翼席に強烈な一撃を叩き込み、勝利を決定づけた。4試合ぶりのウイニングランに胸を張った。鳥谷が夏の長期ロードを大爆発で締めた。 「自然と反応して、振り抜いたら飛んでいった。好機でまわってくる機会が多かった。甘い球を打っていこうと思った」 一回、左前へ先制打、二回にも中前へ適時打。そして八回にも左前適時打。灯した「H」ランプすべてが得点にからんだ。16号2ランを含む、4安打5打点。2年ぶりとなる自己最多タイ1試合5打点をマークし、年間104打点ペースにアップ。「100打点に到達した遊撃手はゼロ」という虎のハードルを飛び越える可能性がさらに高まった。 バットが言うことを聞いてくれないときほど、グラブに力を入れた。「守備でリズムを作るのが大事。打てないときは守ろう、と思う」。打率・274でロードに出発した。3番として、選手会長として、チームに迷惑をかけたくない。その強い気持ちだけだった。 練習のノックでも、そう。後輩の動きを見るとアドバイスした。この日は上本に遊撃の位置で身ぶり手ぶり。グラブを立てろ-。2年目で飛躍を目指す早大の後輩が、首脳陣からいつも言われているポイントだった。的確に、なおかつ丁寧に。背番号1の背中が日に日に大きくなっていった。気がつけば、課題の打撃も安定感を増していた。 プロ7年目で自己新の82打点。打率も・301と大台に乗った。「いいときも悪いときもある」。いつものクールを装ったが、「悪いときに耐えてきたものが、いいかたちになった」。ハッキリ「耐えた」と口にした。リーグトップの得点圏打率も・374に上昇。辛抱に辛抱を重ねたからこそ、高く飛ぶことができた。 「まだまだ試合はある。1球1球集中していきたい」。歓声を正面に受けたヒーローインタビューで力強く宣言。長期ロードで成長し、力強く聖地の芝を踏む。阪神の大黒柱・城島、チームを引っ張る2発 ともに今季最多タイの1試合5本塁打20安打で12得点の快勝劇。たくさんのヒーローがいる中で2本塁打を放ち、エースの久保を勝利に導いた城島がひときわ輝いた。「勝たないといけない試合だった。いい勝ち方」と笑みを浮かべて勝利の余韻に浸った。 二回、先頭打者の金本がソロを放った直後に左越えソロで早々に先発の久保を援護した。五回2死一塁ではフルカウントからファウルで2球粘った後の甘い球を逃さず、再び左翼席へ運んだ。1点差に迫られた直後の24号。「本塁打を打たれて嫌な雰囲気になった。そこで2点取り返せたからね」。流れを取り戻す大きな一発に満足げだった。 メジャー移籍直前、ソフトバンクで過ごした2005年シーズンは116試合で24本塁打を放った。あれから5年。113試合目で同じ数字に並んだ34歳は実力が衰えていないことを証明した。 “長期ロード”の最終戦を快勝で締めくくった真弓監督は「甲子園に戻って腰を据えて野球ができる」と手応えを口にする。城島も「戻れるのは大きいね」。白熱する優勝争いの中、やはりこの男が大黒柱だ。城島2発!猛虎5発爆勝で夏ロード締め猛爆ロード締めや!! 阪神が今季最多タイの20安打で12-5と大勝。城島健司捕手(34)が2発を放つなど、今季6度目の1試合5本塁打で、長期ロードを締めくくった。連勝で首位を死守し、31日には30日ぶりに甲子園凱旋。勢いを取り戻した猛虎打線で、このまま一気にいくで~!! 猛虎が鋭い牙で、燕の首もとに力強く噛みついた。2度の窮地で、飛び出した2本のアーチ。どうだと言わんばかりに、城島が誇らしげにホームを踏んだ。今季最多タイの1試合5本塁打&20安打の快勝劇。たくさんのヒーローがいる中で、その存在がひときわ輝いた。 「本塁打だけはいけない、と思っていたら2ランを打たれて嫌な雰囲気だった。次の1点、と思っていたら、すぐ2点を取り返せてよかった」 相手に傾きそうな流れを、力強くたぐりよせた。畠山の2ランで1点差に迫られた直後の五回二死一塁。8球目のフォークをすくい、左翼席ポール際へ24号2ラン。二回は、金本のソロに続いて、左越えに23号ソロを運んだ。貴重な今季2度目の1試合2発で、金本と城島のアーチ競演は4戦全勝。ジョーク全開で振り返った。 1本目 「うれしすぎて、秋山のように泣きそうになりました」 2本目 「またまた、またまた泣きそうになりました」 プロ初白星を挙げて涙を見せた高卒新人。前日は、リードで引っ張ったが、打では4タコ2併殺。1日遅れの祝砲にもなった。「僕は、『男は人生で3度しか泣いたらダメ』と言わたから、親父にね。秋山はもう2度も泣いたよね~」。正妻の冗談が明るく響いた。 シーズン6度目の1試合5発は球団新。真弓監督がリードオフマンとして活躍し、日本一になった1985年の5度を超える記録。指揮官も「そりゃ、今年の打線の方がつながりがあるんじゃないかな。下位打線もしっかりつながるし。あまり比べるのはよくないんじゃないか」。控えめだが、史上最強打線に目を細めた。 「野球は1週間で見ないと。最低5割。そういう意味で、きょうは勝たないといけなかった」 再び背番号2の目が真剣になる。2勝3敗で迎えた6連戦のラスト。攻守の要は、勝利で終えたことの意味を強調した。「内容はよくなくても、5割をクリアしている」。長期ロードは10勝13敗と負け越したが、連勝で締めた。31日の横浜戦で、30日ぶりの甲子園。首位で出た旅路で順位をキープしたまま、本拠地へ帰ってきた。 「アウェーより甲子園でやる方が選手も腰をすえて野球をできる。チームに勢いをつけていきたい。甲子園に帰ってね」。指揮官が、力強く締めた。勢いを付けて猛虎の快進撃が、まだまだ加速する。
Aug 29, 2010
コメント(0)
今日も打ちまくりました!!!!マートンは、昨夜に続き四安打!そして、マートンが出ると、平野が続きます!犠打1、四球1、三打数三安打!鳥谷が帰します!4安打1ホームラン5打点!!金本は2回のホームランの後、3打席連続安打!金本のホームランの後は城島が連発!そして5回にも勝負を決める一発!3打点!藤川俊介二三振の後、猛打賞!二人当たってなかったのですが8回、ブラゼルが駄目押しスリーランホームラン!!大きな当たりでした!!!久保が6回3点7奪三振で12勝目!!初回先制後の青木の一発で同点にされましたが、金本、城島の連発が大きかったですね!そして、初のフォアボールのあと、連続三振で二死このあとの畠山のツーラン、ほんとに痛かったすぐに、金本のヒットに城島の2発目!!久保は打線に助けられましたね。鳥谷のツーランも大きかったですが、マートン、平野の出塁、内野安打やセーフティバントもありました。これで、ヤクルト投手陣を崩しましたね。久保の後は西村、福原と併殺で0点最後は、鶴が打たれましたが、危なげない勝利でした!!!1回表 【マートン】 レフトヒット 【平野】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 レフトタイムリーヒット S0-1T2回表 【金本】 ライトソロホームラン S1-2T 【城島】 レフトソロホームラン S1-3T 【藤川俊】 見逃し三振 【久保】 ショートゴロ 【マートン】 ショートヒット 【平野】 ショートヒット 【鳥谷】 センタータイムリーヒット S1-4T5回表 【金本】 センターヒット 【城島】 レフト2ランホームラン S3-6T6回表 (投手交代)松井光 → 押本 【マートン】 見逃し三振 【平野】 ライトヒット 【鳥谷】 ライト2ランホームラン S3-8T8回表 【マートン】 ファーストヒット 【平野】 ファーストバントヒット 【鳥谷】 レフトタイムリーヒット S3-9T 【新井】 ライトフライ 【ブラゼル】 ライト3ランホームラン S3-12T▼ヤクルト-阪 神 20回戦 (阪神13勝7敗、神宮、18:00、28852人) 阪 神 1 3 0 0 2 2 0 4 0 12 ヤクルト 1 0 0 2 0 0 0 0 2 5 【投手】(神)久保、西村、福原、鶴-城島(ヤ)山本斉、松井光、押本、松岡、橋本-相川、新田【責任投手】(勝)久保23試合12勝5敗(敗)山本斉1試合1敗【本塁打】(神)金本13号ソロ(2回、山本斉)、城島23号ソロ(2回、山本斉)、24号2ラン(5回、松井光)、鳥谷16号2ラン(6回、押本)、ブラゼル38号3ラン(8回、松岡)(ヤ)青木11号ソロ(1回、久保)、畠山10号2ラン(4回、久保)【戦評】 阪神が5本塁打を含む20安打で大勝。二回に金本、城島の連続本塁打などで3点を勝ち越し。その後も城島、鳥谷らの一発攻勢で加点。久保はリーグトップに並ぶ12勝目。ヤクルトは山本斉ら投手陣が総崩れで今季の阪神戦負け越し。
Aug 29, 2010
コメント(0)
虎マートン捕った!打った!秋山救った~ 「まずアキヤマに『おめでとう』と言いたい」 大歓声を受けながら、マートンが開口一番、力を込めた。4安打4打点の大爆発で、ルーキー右腕のウイニングボールに貢献した。そして、チームを首位に引き戻した。それが、うれしかった。 一回の二塁内野安打で先制点の起点となると、五回先頭では中沢の内角直球を一閃。左中間席へ15号ソロ。19歳の援護となる大きな一発だった。 「うまくさばけた。秋山が粘っていたし、早く追加点をとってあげたかった。よかった」 守備でも秋山を救った。五回に相川の右中間への飛球をダイビング好捕。「前ならば難しいが、横へは捕れると思った」。闘志が自然と体を動かした。 秋山が降板した六回以降もバットは止まらず七回には右前安打。九回一死満塁では右中間へ3点二塁打を放ち、リードを6点に。勝利を決定づけた。 身も心もリフレッシュに成功した。前夜は4打席4三振。館山の高速フォークにタイミングが合わず、屈辱を味わった。修正点は2つ。技術面と精神面を立て直した。 【(1)引っ張らない】 和田打撃コーチの指導で強引さを捨てた。同コーチは「引っ張りにかかると昨日みたいになる。本来のスタイルを貫こう、と。1日で修正してくるのが、彼のいいところなんだ」。七回は左前に弾き返したが、それ以外は右方向。軸足に体重が残ることにより、力強いスイングを復活させた。 【(2)心の原点回帰】 M砲は「とにかく自分自身を信じようと思った」。悩んでいた前夜は外食も控えた。「ファンの応援がありがたい」。サイン色紙にペンを走らせながら、そうつぶいた。 完全復活した核弾頭。首位固めへ、マートンが再びヒットパレードを奏でる。阪神・マートン、4三振を4安打で雪辱! 阪神のマートンが4安打4打点、そして4得点の大暴れ。4打席連続三振を喫した前日の屈辱を晴らした。 一回に先制点につながる内野安打、五回にはソロを放ち、九回には走者一掃の二塁打。小川監督代行に「館山が抑えただけで、打たれっぱなし」と言わしめた。 ダイビングキャッチでも新人の秋山を援護。攻守にわたって活躍し「誰が投手でも、勝利に貢献する姿勢は変わらない」と強調した。(神宮)鳥谷(三回に勝ち越し打)「(左翼手に)捕られるかなと思ったが、風もあったし、落ちてくれてラッキー」阪神・新井、やっと出た!先制打&16号 「今季ワースト」を止めたのは阪神・新井のバットだった。重苦しいムードのチームを救い、ルーキー先発投手を援護。これが真の4番の仕事だ。 「打ったのはストレート。初球から思い切っていこうと思ってました」 一回二死三塁。ヤクルト先発中沢の初球を迷うことなく振り抜いた。打球は一直線に右方向へ。フェンスに直撃する先制二塁打。 前日(27日)は館山に完封されていた。その前の日(26日広島戦)は三回に1点を奪っただけで四回以降はゼロ行進。今季最長の15イニング無得点が続いていた。そんな負の連鎖をひと振りで断ち切った。 新井自身にとっても“久々”だった。3試合13打席続いていたノーヒットの連鎖をストップさせたのだ。2つの悪夢を吹き飛ばした一打は、秋山には何より嬉しい先制の援護だった。 調子に乗った4番は、六回にも中越えの16号ソロ。九回にも右前にはじき返して猛打ショーだ。 主砲は守備でもルーキーを助けた。三回二死満塁の大ピンチ。川端の打球はボテボテで三塁線に。思い切ってダッシュしてきた背番号25は、勝負をかけてショートバウンドですくい上げると一塁送球。間一髪で打者走者を刺した。 4番が打てばチームは勝つ。Vロードの胸突き八丁。もう得点力不足とは言わせない。これぞ4番!阪神・新井、ルーキーを援護 阪神の新井が先発の高校出ルーキー秋山を力強く援護した。 一回2死三塁。ここまで13打席安打がなかった4番は、初球の直球に食らい付く。打球は右中間へ飛び、走者は悠々と生還した。プロ2度目の登板直前の右腕を勇気づけた新井は「初球から思い切っていこうと思っていた」と満足げ。先頭打者で登場の六回には直球をとらえ、中越えへの16号ソロを放った。阪神・鳥谷が猛打賞!得点圏打率はセ界一 阪神・鳥谷が勝ち越し打。三回一死二塁で中沢のカーブを左越え二塁打。「捕られるかな、と思ったけど、風もあったし、落ちてくれてラッキーでした」。左翼手・畠山のグラブをかすめ、2点目を叩きだした。 八回は中前打。6点リードの九回二死三塁でも中前に弾き返し、25日の広島戦(京セラD)以来、3試合ぶりの猛打賞。得点圏打率・361としてセ・リーグトップに立った。阪神・平野、スーパーキャッチで勝利貢献 阪神の二塁・平野がスーパーキャッチで勝利に貢献した。3点のリードを守る、六回一死。川端の中堅へと抜けようかというライナーをダイビングキャッチ。バットでは3打数1安打だったがマートンと同様、守備で投手を助けた。ポジショニングについて「シフトを敷く方がいいのか、定位置で守っていた方がいいのか、投手にも聞くようにしている」とかつて話していたガッツマンが、魅せた。
Aug 28, 2010
コメント(0)
阪神・秋山プロ初星!救世主で7度目奪首秋山で首位奪回や!! 阪神はヤクルトに快勝。巨人が敗れたため、再び首位に浮上した。先発のドラフト4位・秋山拓巳投手(19)=西条高=は5回1失点の好投でプロ初星。虎の高卒ルーキーとしては遠山昭治(奬志=現・育成コーチ)以来、24年ぶりの快挙となった。先発不足の中に現れた救世主。ありがたや、ありがたや~。 涙、涙の少年は、ヒーローインタビューで思いきり笑った。秋山が、プロ2戦目で初白星。首位奪回の立役者は、高卒ルーキーだった。 「ホントすごく嬉しいです。自分でも信じられない立場にいる。ここにいられることを感謝して、これからも一生懸命投げていきたいです」 何度もピンチに立ち向かった。二回、同点に追いつかれた後の二死満塁も、田中を右飛。三回にも再び満塁を迎えたが、川端を三ゴロに仕留めて、跳ねるようにガッツポーズ。この試合1度だけ、白い歯を見せた。 「自分で作ったピンチ。どうしても抑えたかった」 5回5安打1失点。高卒新人の白星は、球団では1986年の遠山昭治以来、24年ぶりの快挙となった。勝利目前の九回には、目が充血した。初登板初黒星を喫した21日の巨人戦は、降板後に悔し泣き。ドラフト4位の評価にも泣いた。高校時代から、節目の度に見せてきた涙。1粒1粒が、右腕を成長させてきた。 忘れられない涙は、高2の8月だ。秋の愛媛県大会前の地区大会で敗退した。17歳は、泣きじゃくりながら、真夏のグランドで100メートルダッシュを繰り返した。70本を超えたところで、周囲が止める結末。まだ、涙はあふれていた。 翌日。体重計の針は108キロを指した。当時は、医師から、やせるように注意されるほどの“肥満”ぶり。食べ盛りだったが食事も制限した。野菜中心の食事。1日2リットルの大好きな牛乳もセーブし、低脂肪の物にかえた。秋の終わりには、10キロ以上の減量。春夏の甲子園の舞台に立った。 「こう見えて、あんまり食べないんです。いい太り方がしたいですね」 1メートル86、92キロ。プロの世界に立つ今、恥ずかしそうに話すルーキー。この日、笑顔のお立ち台で記念球を手にした。届け先は…。もう一度、声をつまらせた。 「昨日(27日)、母親の誕生日だったので、家族にプレゼントしたい」 苦しい生活を最もサポートした母・みゆきさんの45度目の誕生日。テレビ画面越しに、最高の恩返しを成し遂げた。 「要所、要所を抑えてくれた。悪いなりにしっかり投球してくれたね」とは真弓監督。チームは、8試合ぶりに先発が勝利。救世主の登場に満足そうだった。 「1年目っていうのことに言い訳せずに、チームの勝利に貢献したい」。弾ける19歳のスマイルは、無限の可能性の第一歩だ。奪首だ!救世主だ!阪神ルーキー・秋山が初白星阪神は先発のルーキー秋山が5回を1失点に抑えて、2度目の登板にしてプロ初勝利。打線も4-1の九回に6安打を集めて突き放した。巨人が敗れたため、阪神はゲーム差「0」も、首位に浮上した。 悔し涙から1週間。毎回のように迎えるピンチに、若武者が堂々と立ち向かった。高卒ルーキーの秋山が、粘投に次ぐ粘投。プロ初勝利目指して、必死で腕を振った。「通用する球もあった。今後うまく使えるのかな…。もっとコースに決められるようにしたいです」 初登板でつかんだ手応えを、今度は結果に。一回は一死一、二塁から飯原、ホワイトセルに果敢に直球勝負。前日2人で6打点の3、4番を抑えた。1-0の二回、一死三塁から宮本に左前適時打で同点とされたが、大きく崩れないのが、19歳らしからぬ投球だ。その後の二死満塁を、田中を右飛。味方が勝ち越した後の三回も、二死満塁を切り抜けた。波に乗った四、五回は無安打無失点。五回二死、畠山への4球目はこの日最速の146キロを計時した。 バックも好投のルーキーを盛り立てる。一回には、鳥谷の頭脳的なポジショニングあり。五回二死、相川への右中間の飛球は、マートンが横っ飛びで好捕した。三塁線上で最後まで背番号9を待つ秋山。5回5安打1失点で、プロ初白星の権利を手に入れた。高卒新人の白星は、球団では1986年の遠山昭治(現育成コーチ)以来、24年ぶりの快挙だ。 21日の巨人戦(東京D)でプロ初先発。強力打線を5回まで2点に封じた。結果的に6回4失点で初黒星を喫したが、「思った通りにできたところはあった」と冷静に振り返った。久保投手コーチも、「低いところに決めていた。ああいう姿を見ると、次も投げさせてみたいよね」と高評価。不振の先発陣の救世主として、期待をかけて2度目のマウンドに送り込んだ。 前回、打者の間を外したカーブに加えて、この日はスライダーを見事に制球した。ラミレスから、2つの三振を奪ったフォークは、1巡目は封印。持てるすべてを生かして立ち向かった。 前日まで7試合続けて先発に白星がなかった。救ったのは秋山の90球。なかなか首位固めができない猛虎に、新しい風を吹き込むどころか、見事に救世主となった。阪神・久保投手コーチ(秋山が5回1失点で勝ち投手)「(先発陣が)今はぼろぼろだが、やっと試合になった」小川監督代行(秋山に)「落ち着いていたな、という印象。球もまだまだ速くなると思う」阪神・城島「秋山は1年生離れしている」 捕手冥利に尽きる1勝だろう。阪神・秋山をプロ初勝利に導いた城島は「こういう救世主が、苦しい台所事情で出てこないと」と笑顔で汗を拭った。 「よくあそこで、しのいでくれたよ。よくあの高さ(低め)に投げられる。たいしたもん。百戦錬磨の投手でも、あの高さに投げられない」 絶賛したのは二、三回と、2度の二死満塁での秋山の投球だ。特に同点の二回は、田中浩に対しフルカウント。低めに速球を投げ込み、右直に抑えた場面だった。 「1年生離れしているね」。ルーキーへの賛辞を惜しまなかったが、リードもさすがだった。前回登板(21日・巨人戦=東京D)で光ったフォークを最初は“封印”。三回無死。飯原を追い込んでから初めて投じて、空振り三振を奪った。 「(ここ1番に)取っておいたわけじゃないですが、力のある時は真っすぐでいこうと…」 球威がある間は直球で押し、初フォークは43球目。四回二死まで、わずか6球。最後の1つのアウトを奪うためには4球使うなど、決め球を見事に有効利用した。 打では2度の併殺など4タコ。打率も3割を切ったが「まあ、俺の打撃はゲッツーがつきもの。あしたは打ちたいね」と豪快に笑った。 1995年、高卒1年目にダイエーでデビューし15年。成熟された技と経験が、虎を高みへ押し上げる。阪神美しき愛情リレー!球児8点差でも!試合がほぼ決していた九回。マウンドに登ったのは阪神・藤川だった。約8年前の2002年9月11日のヤクルト戦。同じ神宮で球児はプロ初勝利を挙げ、歓喜の涙を流した。「秋山、よかったね…」 この日-。06年途中からクローザー転向後、初めて8点リードの場面で登板。同じ高卒ルーキーの秋山にウイニングボールをプレゼントした。 けがに苦しみ2軍生活が長かった自分と1年目から先発ローテ入りした若虎とは歩んできた道のりは違う。だが、「勝てないのは本当に辛い。(若い子の)誰にも同じ思いはしてほしくない」という思いを胸に秘めている。 2本の安打から1点を失い、「あした、あした。僕は点を取られたから」と、自身の投球には悔しさをにじませたが、記念日に花を添えた。 守護神につないだリリーフ陣も、完璧な仕事を果たした。2点リードの六回には西村が1回をピシャリ。「秋山が頑張っていたんで、抑えないといけないと思っていました。いつも通り投げようと心がけました」とほほえんだ。 七回からバトンを受けた久保田もエンジン全開。「きょうは僕のことはいいですよ。秋山でしょ。若い投手が抑えていたから僕たちもカバーしないといけないと思っていた」。最速154キロの直球を軸に4月3日の中日戦(ナゴヤD)以来、今季2度目の2回パーフェクトピッチをみせた。 何が何でも離さない。勝利の方程式を担う男たちが、新人右腕に大事な大事な1勝目を届けた。
Aug 28, 2010
コメント(0)
25日の6955pt以来の6748ptです!!桧山と福原ゲットしたので、リミテッドのほうに登録しました。ちなみに、メッセンジャーも、一昨日ゲットしました。。。明日も、みんな大活躍してくれ!!!
Aug 28, 2010
コメント(0)
阪神が好調ヤクルトに大勝!涙の降板秋山が、今度こそ初勝利でした!2回、3回、満塁のピンチを良く投げました!!そして、前日完全にやられたマートンが四安打四打点四得点一本塁打!!完全にマートン祭り!!内野安打、牽制悪送球、平野の犠打、新井のタイムリーで得点、2打席目エラーで出塁、平野の犠打、鳥谷のタイムリーツーベースで2点目!3打席目、ソロホームラン!4打席目、レフト前ヒット5打席目、一死満塁から右中間を抜ける三点タイムリーツーベース!!!守備でもダイビングキャッチで、ファインプレーがありました!!!明日からも大爆発頼みます!!!1回表 【マートン】 セカンドヒット 【平野】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 セカンドゴロ 【新井】 ライトオーバータイムリーヒット S0-1T 【ブラゼル】 センターヒット 1回裏 【青木】 フォアボール 【田中】 ピッチャー犠打 【飯原】 見逃し三振 【ホワイトセル】 ショートゴロ 2回裏 【畠山】 レフト線ツーベース 【相川】 セカンドゴロ 【宮本】 レフトタイムリーヒット S1-1T 【川端】 レフトヒット 【中澤】 キャッチャー犠打 【青木】 敬遠 【田中】 ライトフライ 3回表 【マートン】 ファーストゴロ(ホワイトセル エラー) 【平野】 キャッチャー犠打 【鳥谷】 レフトオーバータイムリーツーベース 畠山追いつくも取れない!!S1-2T3回裏 【飯原】 空振り三振 【ホワイトセル】 フォアボール 【畠山】 ライトフライ 【相川】 レフトヒット 【宮本】 セカンドヒット 完全センターに抜ける当たりを平野よく捕った!!! 【川端】 サードゴロ 4回裏 【中澤】 見逃し三振 【青木】 ピッチャーゴロ 【田中】 サードゴロ 5回表 【マートン】 レフトソロホームラン S1-3T5回裏 【飯原】 センターフライ 【ホワイトセル】 レフトフライ 【畠山】 フォアボール 【相川】 ライトフライ 6回表 【新井】 センターソロホームラン S1-4Tバックスクリーンを越えました!!!6回裏 (投手交代)秋山 → 西村 【宮本】 ライトフライ 【川端】 セカンドライナー 【代打・ユウイチ】 ライトフライ 7回裏 (投手交代)西村 → 久保田 【青木】 セカンドゴロ 【田中】 空振り三振 【飯原】 ショートフライ 8回裏 【ホワイトセル】 セカンドゴロ 【畠山】 ショートゴロ 【相川】 ライトフライ 9回表 【浅井】 センターヒット 【城島】 サードゴロ (投手交代)渡辺 → デラクルス 【藤川俊】 レフトヒット 【代打・桧山】 フォアボール 【マートン】 右中間3点タイムリーツーベース S1-7T (投手交代)デラクルス → 佐藤 【平野】 ピッチャーゴロ 【鳥谷】 センタータイムリーヒット S1-8T 【新井】 ライトヒット S1-8T 【ブラゼル】 ライトタイムリーヒット S1-9T (投手交代)久保田 → 藤川球 調整登板ですが、1点で抑えました阪神勝利!!86年遠山以来の高校生ルーキーの勝利です!!!▼ヤクルト-阪 神 19回戦 (阪神12勝7敗、神宮、18:00、33182人) 阪 神 1 0 1 0 1 1 0 0 5 9 ヤクルト 0 1 0 0 0 0 0 0 1 2 【投手】(神)秋山、西村、久保田、藤川球-城島(ヤ)中沢、松井光、押本、渡辺、デラクルス、佐藤-相川【責任投手】(勝)秋山2試合1勝1敗(敗)中沢20試合7勝8敗【本塁打】(神)マートン15号ソロ(5回、中沢)、新井16号ソロ(6回、中沢)(ヤ)【戦評】 阪神は新人秋山が5回1失点で初勝利を挙げ、首位を奪回した。打線は一回に新井が先制打。同点の三回は鳥谷の二塁打で勝ち越し、六回の新井のソロなどで着実に加点。ヤクルトは拙守を連発し、中沢も粘れなかった。
Aug 28, 2010
コメント(0)
皆さんは、買われましたか~写真は、二社ずつがいっしょですね
Aug 26, 2010
コメント(0)
阪神・金本が点火!球団新22点で再奪首ダイナマイト打線で記録的再奪首や!! 阪神・金本知憲外野手(42)が七回に逆転のグランドスラムを放ち、最大5点差をひっくり返した。球団新記録の22得点で、連敗を4でストップ。巨人が敗れ、一夜で力強く再び首位に返り咲き。この勢いで打って、打ちまくるで!!何度も、何度も握った両拳に、猛虎の魂が込められた。まさに、起死回生の一撃。自身初の逆転満塁弾を放った金本が、弾ける笑顔でホームに還った。あまりの出来事に鳴りやまないドームのどよめき。驚愕の一発が、ダイナマイト打線を完全に目覚めさせた。 「当たりはよかったけど、やっぱり逆転満塁本塁打っていうのが。特に連敗中だったので。あまりガッツポーズするのは好きじゃないんだけど、自然に出ちゃいました」 七回、6-8と2点差にした直後だ。一死満塁。ドラマはこれ以上ない場面だった。4番手・大島から右翼へ伸びる弾丸ライナー。今季12号にファンもベンチも総立ちだ。絶叫に迎えられてホームを踏むと、新井に、ブラゼルに、思いきり抱きしめられた。 「いい場面で打てないことが続いたので。今日みたいな場面で打てて、本当にうれしかった」 お立ち台の第一声は正直な声だった。右肩痛と闘いながらの今季。思うようにバットが振れない。打順は6番も、連敗になれば責任感にさいなまれる。そして、消えそうになる主砲の自信。“不動の4番”が再び輝きを示した。その一振りを、「うれしい」と素直に表現した。 「興奮しました、久々に」。偉大な男のひと言だからこそ、劇的勝利の味が出る。42歳4カ月でのグランドスラムは、リーグ最年長記録を更新。通算1452打点は、前日に並んだ衣笠祥雄氏を抜いて歴代単独10位。その背中を追うように、広陵高の後輩・上本が八回にプロ初安打を放った。 オフには同じ広島のジムで自主トレ。門を叩いた若虎も「何を学ぶよりも、あの雰囲気が自分のためになる」。2度の手術を受けながら、40歳を超えてなお限界に立ち向かう。気迫と生き様を背中で示してきた。8月はじめの遠征中には、1軍初昇格したばかりの上本と、藤川俊を引き連れて“広陵会”を催す一幕も。戦いの場を一歩出れば、優しい兄貴分。記念の初安打のボールは、自ら手渡した。 「隠してやろうかと思ったけど、探すのもかわいそうだから」 お立ち台で、アニキ節も全開。「新井はどうでもいいけど」と、お決まりの前置きも忘れずに。ヒートアップする虎党の心を、さらにホットにした。今季最多の20安打で、22得点は球団新記録だ。猛打爆発で4連敗でストップし、再び首位。真弓監督も「きょうのゲームを救ってくれた」と讃辞を送った。 虎を2度のVに導いた主砲は、戦いの“最大の心得”を言い切った。 「『優勝するんだ』っていう強い気持ちだと思います」 余計な言葉はいらない、チーム一丸突き進むだけ。頼れる主砲が中心にいれば、猛虎が止まることはない。神様のおかわり!阪神・桧山が超トドメ弾 瀕死のコイをさらにサンドバッグ状態にした。11点リードの八回二死一、二塁。1イニング2度目の打席に入った阪神・桧山が久々の放物線を描いた。右翼席に飛び込む、ダメ押しもダメ押しの3ラン。球団史上初となる22得点を締めた。「2打席まわってきたんで、気持ちの中で余裕もありました。前のときに投手を見られていたんでね。(2打席目は)まわってくるんかなぁ、と思ってました。初の22得点? 終わってから初めて、知りましたヨ」 八回一死二塁で代打で登場した。梅津の初球、シュートを中前へ。今季12個目の「H」ランプを灯すと、打者一巡でまわってきた好機で、再びシュートを今季1号。昨年4月23日の中日戦(ナゴヤD)以来となる一発が炸裂した。残念ながら球団新記録となる代打通算14号とはならないが、ベンチ前での祝福の嵐に、神様の笑顔が弾けた。 苦しんでいた。6月末から、およそ1カ月半、ヒットが出なかった。サンケイスポーツの独占コラム『桧山の一人語り』では「何でやろ、という気持ちがありました。でも、しゃあないと。それが代打」-。そんなときでも、練習中、日課としていたことがあった。打撃投手から繰り出される球種の指定だった。 「ミックス? いつものことやで」。初めは真っすぐ。そして、慣れてくると、変化球を要求する。山崎打撃投手は「最近はフォークが多い。抑え投手が投げることの多い球なんで、照準を合わせているんじゃないですか」と推測する。直球をはじき返すときでもケージ内で1歩分ほど立つ位置を前にし、白球をより速く感じさせる。 前日24日の試合に、オフになるとグアムでともに汗を流すプロボクシングのWBA世界Sフライ級元王者、名城信男(28)ら一行が応援に駆けつけていた。7カ月前に流した汗が、猛暑が残る季節に生きた。 「きょう(のヒーロー)はカネモっちゃんでしょ~」 金本がスタメン出場する今、神様のバットの比重は増すばかり。首位固めへ、背番号24は大歓声を裏切らない。阪神・ブラ3安打&天井直撃!?特大犠飛 黒い戦闘服を身にまとった阪神・ブラゼルが、顔を真っ赤にさせた。“天井弾”がビデオ判定の結果、右犠飛に…。幻の38号にヘルメットを叩きつけ、怒りは沸点に達した。「自分では当たったと思ったんだよ。でも、審判が言ったんでしょうがない」 3点を追う一回。1点を返しなお一死一、三塁。ブラゼルが放った大飛球を、右翼・広瀬は一度前に出てから、慌てて後ろに戻り、最後はフェンスにぶつかりながら捕球。審判に「天井に当たった」とジャスチャーで抗議すると、真弓監督も「当たっているかもしれないから見て下さい」と審判団に要求した。 京セラドームのローカルルールで天井(スーパーリング)は3層になっており、一番外側に当たると本塁打とされる。ビデオ判定に持ち込まれたが、判定は変わらずアウト。友寄責任審判員は「(ビデオに)撮れていませんでした。(審判)全員が『当たったように見えない』と一致しました」と説明した。 怒りは収まらない。八回、梅津の投じたボールが新井の頭付近を通過。ネクストバッターズサークルから、先陣を切って飛び出し、両軍が入り乱れて一触即発の状態となった。4連敗中は18打数2安打。打率・111と大ブレーキ。普段は陽気な助っ人にも、イライラは溜まっていたはずだ。 六回に右前打。八回には、1イニング2本の長短打で10点猛爆に貢献して、すっきりと猛打賞も決めた。「打線が目が覚めて打ち出したね」と、試合後は上機嫌に。頼もしいB砲が戻ってきた。阪神・城島が追撃ダ~ン!打線に火つけた目の覚めるような一撃で試合の流れをかえた。失意の海に沈む“後輩”の前で、阪神・城島の放った追撃のアーチが、ダイナマイト打線に火を付けた。「何点入ろうと、打席では一緒、同じ気持ちです」 四回までに8点を奪われても、あきらめなかった。5点を追う六回一死一塁。2番手・青木高の直球を振り切った。打球は左翼スタンドに一直線。11打席ぶりに響かせた快音は、8月12日の広島戦(マツダ)以来となる11試合ぶりの1発。反撃のノロシを挙げる22号2ランで、“先輩”の力強さを見せつけた。 広島の先発・ドラフト1位右腕の今村(清峰高)は、同じ長崎出身。右腕が中学2年のときには、ジョーが先生役を務めた野球教室に参加した。前日24日の試合前にあいさつを受けた。 「中学のときより、高校のときの印象が強いかな。佐世保からそう何人もプロが出ているわけじゃないし、そんな中でも1年目からこうやって投げている。そのことがすごいよね」 縁ある球児の活躍は、動画サイトなどで注目していた。そして、ついに訪れたプロでの再会。初対戦では三ゴロに倒れたが、2回3失点で降板した右腕の目の前で、メジャーリーグも経験したプロ16年目の男が、一撃で打線に火をつけた。 八回の打線爆発では、一死一、三塁から右前へ適時打。3打点目を挙げると、打者1巡して回ってきた二死からは左前へ。今季9度目の3安打猛打賞で、大勝を彩った。 「勝てば何でもいいですよ。これで1勝1敗なので、あした(26日)が大事ですね」 大勝にも浮かれない。口元を引き締めて次戦を見据えた。目指す優勝へ。この1勝から再び歩き出す。阪神、打線爆発22点で大勝!1日で首位奪還阪神は先発の安藤が三回途中、7失点で降板。しかし、金本の逆転満塁本塁打を皮切りに打線が爆発。七回、八回の2イニングで17点を奪い、1日で再び首位に返り咲いた。4連敗で迎えた一戦。長年、虎投を引っ張ってきた安藤がゆっくりとマウンドに向かった。 「ドームの方が投げやすい。(京セラドームも)イメージは悪くないよ」。球団史上初の3年連続開幕白星の偉業を成し遂げた場所で懸命に右腕をしならせた。 しかし…。まさかの三回途中8安打7失点(自責5)KO。「言い訳はできないが、立ち上がりにことごとく打ち取った打球が安打になった」。ツキに見放され、リズムを崩した。 同点に追いついてもらった三回には嶋と岩本に2ランを被弾。腰に手を当て、天を仰ぐしかなかった。直後に久保投手コーチが2度目のマウンドに向かう。交代を告げられ、力なくベンチへ戻った。またしても首脳陣の期待に応えられなかった。 しかし、阪神は3-8と5点ビハインドで迎えた六回裏、この回先頭のブラゼルが安打で出塁し、一死から城島が22号2ラン、さらに3点差で迎えた七回裏には1点を返した後に一死満塁から金本が逆転のグランドスラム。この逆転弾が口火となり、この回は一挙7点の猛攻。さらに八回裏には鳥谷、桧山が本塁打を放つなど9安打で10点を奪った。 結局、19安打22得点で大勝。巨人が中日に敗れたため、阪神は1日でゲーム差なしの首位に返り咲いた。
Aug 25, 2010
コメント(0)
阪神勢はもちろん、ヤクルト、ロッテもすごかった!青木は四安打ですね6955ポイントで、一気に107位!リミテッドは、16位です!!渡辺上がったばかりでも登録してて良かった!!!
Aug 25, 2010
コメント(0)
いやぁ。。。笑いが止まらんですよ。。。明日のキミスタのポイントが楽しみ!!ほんと、広島投手陣には、拷問のような試合でしたね。。。換えてあげたらよかったのに。。。誰もマウンドにも来ないってかわいそうすぎる。。。岸本自責点4大島自責点3梅津自責点10!!しかし、すごかった!!!前半の流れで、また今日も。。。そんな流れが、城島のツーランから、ちょっと変わって来ましたそして、一軍復帰の背番号12渡辺が一死満塁から、0点に抑えました!!そこから、流れが阪神に!!とにかく、岸本がストライクが入らない。。。解説の福本さん、有田さん、ボロクソに言ってましたそして、ランナーをためて、ドン!!アニキが、逆転満塁ホームラン!!!!!!!涙出ましたよ!!!平野に対して、昨日からの死球、今日も危険な投球が重なり、新井にも危険球乱闘になりました。そして警告試合しかし、打った!打った!!!7回7点!8回10点!!阪神の球団記録を塗り替える22得点!!城島22号2ラン(6回、青木高)金本12号満塁(7回、大島)浅井3号2ラン(8回、大島)鳥谷15号3ラン(8回、梅津)桧山1号3ラン(8回、梅津)桧山は、代打で出て、ヒットを打った後、もう一度回ってきてスリーランです!!!本当にすごかった!!!!明日も、この勢いで!!!!ほんと、キミスタのポイント楽しみ!!!!!!1回裏 【マートン】 フォアボール 【平野】 ショートヒット 【鳥谷】 デッドボール 【新井】 ライト犠牲フライ T1-3C 【ブラゼル】 ライト犠牲フライ T2-3C 【金本】 レフトヒット 2回裏 【藤川俊】 フォアボール 【安藤】 ファースト犠打 【マートン】 フォアボール 【平野】 フォアボール 【鳥谷】 ライトタイムリーヒット T3-3C6回裏 【ブラゼル】 ライトヒット 【金本】 ショートフライ 【城島】 レフト2ランホームラン T5-8C (投手交代)青木高 → 岸本 (守備交代)天谷 レフト 【藤川俊】 右中間ツーベース サードを狙ってタッチアウト7回表 (投手交代)藤原 → 渡辺 渡辺が1死満塁のピンチを作ります 【木村】 ファーストゴロ 【赤松】 ライトフライ 7回裏 【マートン】 フォアボール 【平野】 デッドボール 【鳥谷】 ショートヒット 【新井】 フォアボール T6-8C (投手交代)岸本 → 大島 【ブラゼル】 空振り三振 【金本】 ライト満塁ホームラン T10-8C 【城島】 ファーストファウルフライ 【藤川俊】 レフト線ツーベース 【代打・浅井】 レフト2ランホームラン T12-8C 【マートン】 レフトヒット 【平野】 デッドボール 【鳥谷】 ショートゴロ セカンドセーフかと思いましたが、審判も早く終わらせたいようで。。。8回表 (守備交代)上本 セカンド (投手交代)渡辺 → 久保田 【栗原】 ライトフライ 【代打・前田智】 サードファウルフライ 【廣瀬】 レフトヒット 【岩本】 セカンドゴロ 8回裏 (投手交代)大島 → 梅津 【新井】 レフトフライ 【ブラゼル】 左中間ツーベース 【代打・桧山】 センターヒット 【城島】 ライトタイムリーヒット T13-8C 【藤川俊】 フォアボール 【浅井】 サードゴロ T14-8C 【マートン】 レフトタイムリーヒット T15-8C 【上本】 レフトタイムリーヒット T16-8C 【鳥谷】 ライト3ランホームラン T19-8C 【新井】 フォアボール 【ブラゼル】 ライトヒット T19-8C 【桧山】 ライト3ランホームラン T22-8C 【城島】 レフトヒット 【藤川俊】 ファーストファウルフライ やっと終わりました。。。球団新記録の22得点!!!!9回表 (投手交代)久保田 → 福原 福原、ランナーは出しますが0点に抑えました!!! ▼阪 神-広 島 16回戦 (阪神11勝5敗、京セラD大阪、18:01、33891人) 広 島 3 0 4 1 0 0 0 0 0 8 阪 神 2 1 0 0 0 2 7 10 X 22 【投手】(広)今村、青木高、岸本、大島、梅津-倉(神)安藤、鶴、藤原、渡辺、久保田、福原-城島【責任投手】(勝)渡辺46試合2勝2敗(敗)岸本41試合1勝2敗【本塁打】(広)嶋11号2ラン(3回、安藤)、岩本10号2ラン(3回、安藤)(神)城島22号2ラン(6回、青木高)、金本12号満塁(7回、大島)、浅井3号2ラン(8回、大島)、鳥谷15号3ラン(8回、梅津)、桧山1号3ラン(8回、梅津)【戦評】 阪神が逆転勝ちで連敗を4で止め、再び首位に返り咲いた。5-8の七回に1点を返し、なおも一死満塁から金本が右越えの本塁打を放った。22得点は球団新記録。広島は追加点が奪えず、救援陣も崩れて大敗した。
Aug 25, 2010
コメント(0)
新井祭や6打点!虎21日にも優勝M点灯 4番の仕事で首位固め打! 阪神は4番の新井貴浩内野手(33)が15号2ランを含む3安打6打点の大活躍。チームは、今季最多タイの5連勝&貯金16で、2位に浮上した中日とは最大の2・5差となった。復刻ユニホームで臨んだ3試合はいずれも2けた得点のダイナマイトぶり。21日にも、Vマジックを点灯させる。これぞ主砲の打撃だ。火付けの一打に、中押し、そしてトドメの一撃まで、すべて1人で放ってみせた。新生ダイナマイト打線の核は、4番・新井。圧倒的な打力を、横浜の夜に刻みつけた。 「やっぱりジャイアンツという目標があるので、気持ちを毎試合入れて頑張っている結果だと思います」 三塁側ベンチ前でヒーローがはにかむ。11試合連続安打に7戦連続打点。そして、自身最多タイの6打点。快勝の中心は虎の4番だ。 1点を追う三回。二死満塁から捕逸で同点に追いついた直後、横浜先発・藤江の直球を仕留めた。右翼へ勝ち越しの2点打が、1人舞台の始まりだった。五回一死一塁では、左翼フェンス直撃のタイムリー。一挙4得点の集中攻撃を呼び込むと、六回には併殺崩れの間に1点を追加した。 そして、圧巻は5点差の八回。二死二塁から、6番手・加藤の直球をフルスイング。完ぺきにとらえた打球が左翼席で弾んだ。15号2ランで、昨年8月6日の中日戦(ナゴヤD)以来となる6打点の大暴れ。“ダイナマイト”らしい快勝を、すべて演出した。 今季8度目となる先発野手全員安打で、4試合連続の2けた安打を記録すれば、チーム得点数でも17日の横浜戦(長野)から3試合連続の2けただ。 A砲が「すごいですね。本当に」と笑顔で話せば、真弓監督は「各打者がしっかりとタイミングを合わせて、自分の打撃ができたんじゃないかな」と目尻を下げた。 『黒虎』と呼ばれ、親しまれた61年前の“戦闘服”を着用した試合。3戦で計10打点を挙げた虎の4番も、身が引き締まる思いだった。「歴史がありますし、伝統の重みを感じながらプレーしています」とかみ締めるように話した。 「優勝したい」。その思いで虎の門を叩いて3年目。重圧は想像以上だった。時には哲学書を読み、時にはめい想に取り組んだ。「良いときも、悪いときも、強い気持ちを持って。悪かったら気持ちを切り替えてやるようにしています」。心を鍛え、結果を出してきた。今季2度目の5連勝&同一カード3連勝で首位をキープ。2位に浮上した中日とは2・5ゲーム差とした。20日からは3位に転落した巨人と戦う。最短なら、21日にも優勝マジックが点灯する。 「高校球児のように、がむしゃらにやりたいと思います!」。不器用かもしれないが、新井はがむしゃらに前へ進む。その先に「優勝」の2文字があると信じている。阪神・新井、15号弾含む6打点と大暴れ 相手バッテリーの動揺を逃さなかった。新井が4番の仕事をキッチリと果たした。ド派手な1発はなくても、がむしゃらに白球に食らいつく主砲がいる。猛虎打線得意の集中攻撃を呼び込み、横浜を蹴散らした。 1点を追う三回だ。二死からマートンが一、二塁間を破ると、続く平野への3球目でスタートを切った。約2カ月ぶりのスチールで、今季10盗塁目。阪神の助っ人では、1983年のアレン以来(12盗塁)となる2けた盗塁で横浜先発・藤江を揺さぶると、平野が死球で歩き、鳥谷にも四球。二死満塁とすると、勝利の女神が微笑んだ。 続く新井への1球目を、横浜の捕手・黒羽根が取り損ねた。捕逸の間に三走がホームイン。相手のミスで同点に追いつくと、二死二、三塁から直後の2球目、137キロの直球を新井が仕留めた。 「ツーアウトからみんながつないできたチャンスなので何とか生かしたかった。良かったです」 右越えの2点タイムリーで、試合をひっくり返した。前日17日に打率を3割に乗せた4番が、連続試合安打を「11」に、連続試合打点は「7」に伸ばす一打で、約1カ月ぶりに先発マウンドに登った安藤を援護した。 主導権を握ると、五回一死一塁から新井が、2打席連続のタイムリーだ。中堅フェンス直撃の適時二塁打で流れを呼び込むと、そこから3本の長短打を集めて計4得点。一気に突き放すと、六回一死一、三塁でも、新井の併殺崩れの間に1点を追加。4番の4打点の大暴れで試合の大勢を決めた。 61年前、『黒虎』と呼ばれて愛された復刻ユニホームを着た新生“ダイナマイト打線”の勢いが止まらない。これで4試合連続の2けた安打だ。 前日18日。真弓監督が「ちょっと打てない時期もあったんだけど、抜け出したし、このまま勢いをつけたいですね」と話した通りの打線爆発で、今季2度目の同一カード3連勝。そして、真弓阪神最長タイとなる5連勝だ。最短マジック点灯はあす21日。快音の止まらない4番を旗頭に、猛虎がVロードを突き進む。阪神・城島、8戦連続打&7個目盗塁や 華やかさはなくとも、野球好きは唸ったはず。阪神・城島を見ていると、違う野球の楽しみ方が発見できる。 「きょうは来なくていいでしょう。超地味な仕事しかしてない」 試合後、寄ってくる報道陣にジャブを一発。でも、その超地味…がいい。ご無沙汰先発の安藤を堅実にリードした。真っすぐを多めに-。六回途中マウンドを降りるまで、辛抱強く“ニュー安藤”を演出した。 「こういう苦しい台所事情だからアンちゃんに投げてもらわないと。どちらかというと変化球投手だと思うけれど、それでも140キロ後半のストレートがあるから、それを1球目から投げられるように、とは話をしていました」 豪打にはほど遠かったが、ヒットも放った。四回にドン詰まりの中前打。これが8試合連続安打。しぶとく途切れさせないところが、また、いい。 五回には、一塁走者として林の5球目に意表を突く二盗。直後に林のタイムリー二塁打を呼んだのだから、価値ある「足攻」だ。今季7個目は「盗塁は単純に足の速さだけで決まらない」という野球の奥深さが、これまたいい。常に捕手目線だから、容易に隙を見つけられる。 そんな記録に残るプレーだけじゃない。九回。遊ゴロで一塁へ全力疾走。当たり前ができない選手がいるから、こんなプレーが光り輝く。妥協を許さぬスタイルこそ、城島流だ。 「(きょう20日からの)巨人どうこうはないけれど、遠征に来ているんで、初戦が大事。中日に3つやられました(8月6-8日)けれど、それを早めに取り返せて良かった」 謙虚に、冷静に。G倒へ向け、ジョーの頭脳がフル稼働だ。阪神・鳥谷止まらん!8月打率4割超え 飛ぶ鳥を落とす勢いとは、このことだ。阪神・鳥谷が3戦連続のマルチ安打。激走も見せたクールガイが今、最も熱い。「いい時もありますよ。安藤さんがいい投球をされていたから、打線も打てた」 先発右腕の敬意を表したが、3番打者もすごい。8月の打率は驚異の・403。“黒服”をまとった横浜3連戦では、14打数9安打2本塁打。驚異の打率・643をマークした。3戦連続2けた得点の原動力となった男は「いい形で3つ勝てた」と納得顔を浮かべる。 まずは一回二死だ。横浜・藤江のフォークに詰まったが、足をフル回転。一塁への内野安打で出塁し、ウオーミングアップ。2点リードの五回には、一走から新井の二塁打でホームへ突っ込んだ。捕手の足へ体をぶつけベースを開け、ホームイン。追加点をもぎとった。 必死のプレーを支える足元にこだわりを持つ。100試合以上が経過するが、スパイクは履き込んだものしか試合では使わない。年間で2、3足。打でも走でも“下半身の感覚”を大切にして厳しい戦いに立ち向かっている。 「僕に求められているのは、(ボールを)待つことじゃないんで」。3番に戻って区切りの10試合。その間、・372の高打率を残しているが、自身のスタンスは、そのままだ。1番でも、どんどん振った。次打者に投手の球威、球筋を見せるため待つことがセオリーとされているなか、攻めの姿勢を貫いてきた。 この日の2本目もその積極打法から生まれた。6点リードの六回、一死一塁。カウント0-3からの“置きにきた”真っすぐをとらえ、右前打。追加点へとつなげた。 「巨人戦? 普通にやるだけです」 試合後は、クールダウン。最後はやはり“鳥谷節”で締めた。だが、内に秘めた闘志は熱く燃えさかっている。20日からの巨人戦(東京D)でもそれをみせつける。阪神・安藤、開幕戦以来5カ月ぶり白星! 阪神の安藤が7月8日以来の先発で開幕戦以来、約5カ月ぶりの白星を挙げた。だが、球が高めに浮くなど制球に苦しみ「すっきりはしていない」と不満顔だった。 五回までは1失点で乗り切ったが、六回に2点を失い、なおも1死一、三塁のピンチを招いたところで降板。「最低6回はいかないと。中継ぎに迷惑を掛けてしまった」と反省しきり。それでも真弓監督は「球が切れているし、攻めてる姿勢があった」と評価した。ブラゼル(五回に適時打)「安藤さんがいい投球をしているから、早く1点でも多く取りたいと思っていた」林威助(五回に適時二塁打)「体を残してうまく打つことができた」
Aug 19, 2010
コメント(0)
今日も打ちまくりましたね~!!!ほんと、ユニフォームもかっこいいし、言うことなし!!このユニフォームで、ずっと闘って欲しいものです。レプリカユニフォームほしいなぁ~今日は、ほんと、久々の安藤の勝利!!ちょっと打たれちゃいましたが、久々に、良い投球見れましたね。四回裏のハーパー、ファーストゴロ村田、スレッジ連続三振は、圧巻でした!5 1/3でしたが、7奪三振!そして、西村も満塁のピンチでカスティーヨ三振に金城センターフライ!!見事でした!!!そして、打つほうでは、新井さんが、大爆発!!ここんとこ、ほんと調子いいですね!!今日は、なんと6打点!!本塁打に猛打賞!!マートン、鳥谷、ブラゼル、林がマルチ安打!!金本、城島、平野、安藤にもヒットが出て、先発全員安打です!!!これで、阪神独走か!!巨人は、中日に連敗、とうとう三位です!3回表 【林】 空振り三振 【安藤】 空振り三振 【マートン】 ライトヒット ランナーマートンが二盗 【平野】 デッドボール 【鳥谷】 フォアボール パスボール YB1-1T 同点!!!!! 【新井】 ライト線2点タイムリーヒット YB1-3T 【ブラゼル】 セカンドゴロ 5回表 【平野】 ライトヒット 【鳥谷】 セカンドゴロ 【新井】 左中間タイムリーツーベース YB1-4T 【ブラゼル】 ライト線タイムリーヒット YB1-5T 【金本】 ライト線ヒット (投手交代)藤江 → 江尻 【城島】 セカンドゴロ YB1-6T ランナー城島が二盗 【林】 レフト線タイムリーツーベース YB1-7T6回表 (投手交代)江尻 → 松山 【マートン】 ライトフライ 【平野】 フォアボール 【鳥谷】 ライト線ヒット 【新井】 ショートゴロ YB1-8T8回表 (投手交代)弥太郎 → 加藤 【マートン】 ライトヒット (代走)浅井 【平野】 ファースト犠打 【鳥谷】 空振り三振 【新井】 左中間2ランホームラン YB3-10T ▼横 浜-阪 神 15回戦 (阪神11勝4敗、横浜、18:02、19781人) 阪 神 0 0 3 0 4 1 0 2 0 10 横 浜 1 0 0 0 0 2 0 1 0 4 【投手】(神)安藤、藤原、西村、福原、鶴-城島(横)藤江、江尻、松山、篠原、弥太郎、加藤、福田-黒羽根、新沼【責任投手】(勝)安藤18試合2勝3敗(敗)藤江11試合1勝2敗【本塁打】(神)新井15号2ラン(8回、加藤)(横)村田19号ソロ(8回、福原)【戦評】 阪神が先発全員安打で10得点を挙げ、5連勝。三回に新井の2点右前打などで3-1と逆転し、五回も新井の適時二塁打などで4点を追加。新井は八回にも2ランを放つなど計6打点。安藤は開幕戦以来の2勝目。横浜は阪神戦6連敗。
Aug 19, 2010
コメント(0)
阪神4連勝!投打かみ合い首位がっちり! 連夜の猛虎打線爆発だ。14安打11得点を奪い横浜を圧倒すると、投げては久保が8回1失点と好投し、4連勝で首位独走の気配が漂ってきた。 こんな“火力”は中華街でもお目にかかれないだろう。現代に蘇ったダイナマイト打線が、ハマの夜空を彩るアーチショー。ブラゼルの“爆発”に誘発されるように、林の、鳥谷のバットが連鎖反応を起こす。連続して弾ける爆竹のように、猛虎打線は火がついたら止まらない。 まずは二回だ。先頭の新井がチーム初安打となるヒットをセンター前へ弾き返すと、続くB砲が横浜の空に鮮やかにアーチを架けた。 横浜先発・小杉のスライダーをフルスイング。36号2ランを右翼席上段へ。連続試合安打を5とし、連続試合打点は4へ伸ばす一撃で、打線に火をつけた。 四回に林が右翼席へ。「うまく打つことができました。城(島)さんが、前で(ファウルで)粘ってくれて、タイミングをとれていた」と、約1カ月ぶりの2号ソロを突き刺すと、試合は完全に虎ペース。主導権をガッチリと握ると、ハイライトは五回だ。 二死走者なしから、3発を打ち上げた。鳥谷が今季3度目の2戦連発となる13号ソロを左中間へほうり込むと、新井の四球を挟み、ブラゼルがこの日2本目となる37号2ランだ。 「今(2発目)の方が気持ちよかったね」と話した一撃は、中堅バックスクリーンへぶち当てる特大弾だ。観客のどよめきに包まれる中、金本、新井の連続打で先発・小杉をKOすると、2番手・篠原も“一気飲み”。登板直後の1球目を、林が仕留めた。 「イケイケの状況で勝負してくれる様子だったので、初球から思い切っていこうと思っていました。完ぺきです」 納得のスイングで放った打球は悠々と右翼スタンドに着弾した。2006年6月17日のオリックス戦(京セラドーム)以来となる2打席連続ホームランで一挙6得点。早々と試合を決めた。鳥谷(2試合連続の13号ソロ)「うまくたたけて、よく伸びてくれた」阪神・久保、自己最多11勝「調整できた」 阪神の久保が8回1失点で自己最多の11勝目をマークした。「久しぶりに調整がしっかりできた。大量援護があったので、それが一番です」と打線を持ち上げた。 前回は勝ち投手にはなったが五回までしか投げられないなど、ここ2試合、精彩を欠いていた。この日は横浜打線に連打すら許さなかった。「調子が良かった。ミスなくできた」と納得の表情だった。阪神・久保、自己最多11勝 自己最多の11勝目を飾っても、いつも通り、心境の変化はないようだ。バスへと続く長い通路。横浜の夜に久保節が響き渡った。 「自己新の11勝ということですよね? (気持ちは)一緒です。特に変わりないですね。打者だったら安打を打てば打率が上がったりしますが、投手は(数字につながる要素が)自分だけじゃないんで。だから、相変わらず、数字には興味がないですね」 今季4度目の完投劇はお預けになったが、8回5安打1失点の無四球ピッチ。「この点差だと中継ぎ陣の調整登板もあるんで。投げろと言われれば、投げましたけど、この時期はチームの方針が優先ですから」。140キロ中盤の真っすぐとスライダーを軸に打たせる投球に終始し、完全にハマ打線を手玉にとった。 五回には猛虎打線に一挙6点をプレゼントしてもらうなど、大量援護に守られた展開。そんなゲームで、投じた104球に頭脳派右腕の考えが集約されている。以前に語った久保理論はこうだ。 「点差が開くと完封したいとか全くない。例えば、6-0だったら、1人でも1イニングでも球数を少なくして、投げ切ることしか考えていない」-。とにかくストライクを先行させる。とにかくテンポよく投げ込む。そして、快勝を演出して、次戦にいいムードでつなげる。今宵の試合はまさに理想を体現した形だ。 「きょうはいい感じで投げれたし、久しぶりに仕事をした気がしますね」 セ界のハーラートップ(12勝)を走る前田健(広島)、東野(巨人)を視界に捉えた背番号『34』。たとえ勝ち星に、関心はなくとも多いに越したことはない。阪神・城島、攻守で快勝演出 城島が好守で快勝を演出した。守りで先発・久保の8回1失点の好投を支えれば、打っても五回二死一塁で好機拡大の二塁打を放つなど、3安打猛打賞の活躍。連続試合打点は止まったが、連続試合安打は7へ。打率も・305と今季最高を更新した。 「久保がよく投げたよ。立ち上がりが前回は良くなかったけど、上手く立ちあがった。打線も打ったし、勝って良かった」と笑顔を見せた。
Aug 18, 2010
コメント(0)
阪神、新ダイナマイト打線大爆発! 驚弾!! 豪弾!! 乱れ撃ち5発や!! 首位・阪神はクレイグ・ブラゼル内野手(30)の先制2ランから5発、計11得点で横浜に圧勝。4連勝で2位・巨人との差を今季初めて2ゲームとした。この日のスタメンは6人が打率3割超え。平成のダイナマイト打線は頼もしおまっせ~。この爆発力は“ダイナマイト”を超えているかもしれない。5発を含む14安打11得点での快勝劇に、61年前の伝説が重なる。猛打爆発の中心は、ずらりと並ぶ3割打者の中で、ひと際輝くスラッガー。ブラゼルの描いた驚がくの放物線が、試合を決めた。 「どれだけ遠くにとばしても、ホームランに変わりはないよ。1本出たことは嬉しいけど、大きかろうと、ギリギリだろうとホームランだから」 特大の2発&4打点の大活躍を、控えめに振り返る。だが、目の覚めるようなアーチが横浜を沈めたことは確かだ。1本目は二回無死一塁。横浜先発・小杉のスライダーを振り切った。右中間席上段へ。先制の36号2ランで、平成版ダイナマイト打線に火をつけた。 四回に林が2号ソロを放つと、五回に鳥谷が13号。リードを3点に広げて迎えた五回二死一塁で、1本目を上回るアーチをかっ飛ばした。 「今(2発目)の方が気持ちよかったね」 高々と舞い上がった打球が、バックスクリーンのはるかか上で跳ねた。スコアボードにぶち当てる特大の37号2ランで5点差。本塁打王争いで首位のラミレス(巨人)に1差と迫る一撃で試合の大勢を決めた。 前日17日から阪神は濃紺に白のラインが入った61年前の復刻ユニホームを着用。藤村富美男、別当薫、土井垣武が主軸を務め、「ダイナマイト打線」と恐れられた当時の“戦闘服”。前夜は長野で17安打12得点。この日も横浜で『黒虎』の強さを見せつけた。 普段はソックスを見せないB砲も、クラシックスタイルで暴れた。着こなしにこだわる大男は、『黒虎』に合わせるように手袋とリストバンドに黒を選び、当時に引けを取らない強力打線をけん引した。 この日、4番・新井も打率3割に復帰。3割打者はスタメンに6人(規定打席到達者は5人)が並ぶ。圧巻の打ちっぷりで、今季4度目の4連勝。2位・巨人にも今季初めて2差をつけて首位をガッチリキープだ。快勝に真弓監督の意気込みも増す。「ちょっと打てない時期もあったんだけど、抜け出したし、このまま勢いをつけたい」 この勢いは簡単には止まらない。平成版ダイナマイト打線の中核となる助っ人は投手を立てながらも手応えを隠さない。 「いい場面で打てたけど、いいピッチングをしてくれたから、こういう試合になったと思う」 5年ぶりの覇権奪回へ。ブラゼルの爆発がさらなる爆発を呼ぶ。阪神・林、2打席連発!プロ初5打点 ブルーライトな街の明かりより美しい放物線を描いた。林が2打席連発。ブラゼルと並んで平成ダイナマイト打線の“核”となった。 「(1本目は)ジョーさんが粘ってくれたんで、投手が疲れてたんじゃないですか。(2本は)たまたまですよ」 まずは、1点リードの四回二死だった。前の城島が12球粘った打席をネクストバッターズサークルで観察。球筋をじっくり見極めた。横浜・小杉のフォークを右翼席に運ぶ2号ソロで、祭りの“のろし”をあげた。 続く五回。3点を奪い、なお二死二、三塁。2番手左腕・篠原の初球を、またも右翼席に突き刺す3号3ラン。06年6月17日のオリックス戦(京セラD)以来となる4年ぶりの1試合2発が試合の行く末を決めた。 「最近、左(投手)とあたってなかったんで、結果を出したかった」 この日から横浜、巨人と続く関東遠征。足を伸ばす場所がある。東京にある台湾料理店だ。肉と野菜がタップリと染み込んだ鍋が、夏場のスタミナ源となる。「元気が出るんだよね」と夏バテを吹き飛ばす故郷の味が、背番号31の背を押す。 8月14日のヤクルト戦(京セラD)まで、14打席無安打が続いた。それでも「すごく悩んだりもしたけど、1本出れば気持ちも変わる」。打棒に祈りを込めてきた。 体のケアも怠ることはなかった。無安打が続く中、訪れた球宴休み。近大時代からお世話になっているという整骨院に行き、全身のマッサージを受けた。時には2時間にも及ぶ治療。戦場へと向かう肉体を作る。 七回には無死一、三塁から犠飛でダメ押し。自身初となる5打点をあげた。 「1戦1戦を大事にしたい。でも、巨人が負けてくれたら、嬉しいですけど」 試合後のインタビューでも、ファンを沸かせた。望み通りに原Gは中日に連敗した。虎打線で唯一固定されていない8番。林が居座れるだけの活躍をすれば首位固めへ走る虎に、これだけ心強いことはない。 阪神・ブラゼル、2ホーマーも興味なし? 阪神のブラゼルが2本塁打を放ち、38本でリーグ首位に立つラミレス(巨人)まで1本差と迫った。それでも「いい場面で打てたし、チームメートも打てたけど、投手がいい投球をしてくれた」とチームの勝利を強調した。 五回2死一塁からの2ランは電光掲示板に直撃する特大の一発だった。パワーを見せつけたが「どれだけ飛ばしても1本に変わりはない。1本出たのはうれしいが、大きかろうが、小さかろうが変わりはない」と興味を示さなかった。阪神・鳥谷、2戦連発!連夜の猛打ショー 東京湾から流れてくる涼しい風に乗せた。打球はややスライスしながらも、グングン伸びた。高さ5・3メートルのフェンスをオーバー。鳥谷が2試合連続弾で爆勝を演出した。 「うまくたたけて、よく伸びてくれました」 2点リードの五回二死。スライダーをジャストミートした13号ソロ。六回一死一塁でも左前打を放ち2日連続の猛打賞。好機を拡大させ、10点目をお膳立てした。 「こういう日もありますよ。これを続けられるように頑張りたいです」 試合前練習では黒虎を“封印”した。ネット裏で鈴なりなったファンの注目ナンバーワンは復刻版ユニホームの横浜初お披露目だったが、鳥谷はいつものようにユニホームは下半身だけ。プレーボール40分前のメンバー交換時まで、上半身は黒のトレーニングウエアで白球を追っていた。 非日常のユニホームに「似合ってる!?」「熱を吸収しやすいかなぁ」とナインがコーフン状態を隠せない中での、クールさ。実はこれ、選手会長ならではの理由があった。 「ユニホームが試合前に汗でベタベタになるのが、イヤなんですよ」 プレーボールに合わせて、戦闘服を準備する。いつもの儀式。区切りをつけて、プレーに臨み、試合中はいくら泥だらけになっても構わない。ひとつのこだわりだ。三回には自己記録を更新する9個目の盗塁成功。四回一死一塁の守りでも、スレッジの中前に抜けようかという当たりを好捕し、併殺を完成させた。背番号1が好リズムだとチームも乗る。 2夜で7安打の固め打ち。3番・鳥谷が平成ダイナマイト打線の火を、さらに燃えたぎらす。 阪神・金本、土井氏超えた4179塁打 打撃好調な金本が、また記録を更新だ。五回二死から中前打を放ち、チャンスメーク。通算塁打を4179として、土井正博(西武、サンケイスポーツ専属評論家)を抜き、単独9位へ。さらに、林の3ランでホームを踏み、プロ通算得点数を1366として、山本浩二(広島)を抜き、単独6位。鉄人の歩みは止まらない。阪神・藤川俊、アピール1安打 前日17日にプロ第1号を打った藤川俊は、七回に金本の代走として出場。九回一死に回ってきた打席では右前打を放った。 「出してもらったら、一生懸命やるだけなんで」 林の2発の活躍などで外野争いは激化する一方だが、ルーキーが必死のアピールを続けている。
Aug 18, 2010
コメント(0)
久保は、危なげなく11勝目!!久々の先行逃げ切りでした!それも、ビッグイニングあっての11得点!!これで四連勝!横浜銀行に五連勝です!!とにかく、ブラゼルと林と鳥谷が打ちまくりました!!ブラゼルは、久々の二発!!四打点!林は二連発と犠飛で、五打点!鳥谷はホームランを含む三安打城島も猛打賞、新井は1安打、二四球、1犠飛昨夜に続いて、俊介にも安打、金本、平野も1安打本当に強い!!!!!2回表 【新井】 センターヒット 【ブラゼル】 右中間2ランホームラン YB0-2T4回表 【金本】 ショートゴロ 【城島】 センターフライ 【林】 ライトソロホームラン YB1-3T5回表 【マートン】 ライトフライ 【平野】 見逃し三振 【鳥谷】 左中間ソロホームラン YB1-4T 【新井】 フォアボール 【ブラゼル】 センター2ランホームラン YB1-6T 【金本】 センターヒット 【城島】 左中間ツーベース (投手交代)小杉 → 篠原 【林】 ライト3ランホームラン YB1-9T6回表 【マートン】 セカンドゴロ 【平野】 ライトヒット 【鳥谷】 レフトヒット 【新井】 ライト犠牲フライ YB1-10T7回表 (投手交代)篠原 → 江尻 【金本】 フォアボール (代走)藤川俊 【城島】 ライトヒット 【林】 レフト犠牲フライ YB1-11T▼横 浜-阪 神 14回戦 (阪神10勝4敗、横浜、18:00、24142人) 阪 神 0 2 0 1 6 1 1 0 0 11 横 浜 0 0 1 0 0 0 0 0 1 2 【投手】(神)久保、川崎-城島、小宮山(横)小杉、篠原、江尻、松山-武山、黒羽根【責任投手】(勝)久保21試合11勝5敗(敗)小杉8試合1勝2敗【本塁打】(神)ブラゼル36号2ラン(2回、小杉)、37号2ラン(5回、小杉)、林威助2号ソロ(4回、小杉)、3号3ラン(5回、篠原)、鳥谷13号ソロ(5回、小杉)(横)【戦評】 阪神が5本塁打の攻勢で大勝し、4連勝。二回にブラゼルの36号2ランで先制。3-1の五回には鳥谷のソロ、ブラゼルの2ラン、林威助の3ランで6点を奪った。久保は8回1失点で自己最多の11勝目。横浜は投打に精彩を欠いた。
Aug 18, 2010
コメント(0)
阪神、猛虎打線爆発!メッセの乱調取り返す 猛虎打線が牙を剥いた。横浜投手陣に17安打を浴びさせて12得点。先発のメッセンジャーが4回途中6失点の乱調だったが、それを補って余りある攻撃力を披露した。 北と南と中央。信州を取り囲むように連なるアルプス山脈のように、猛虎打線がつながっていく。61年の時をこえて蘇った“黒い戦闘服”を身にまとい、城島が、新井が、快音を奏でる。2010年猛虎打線が、ダイナマイトと呼ぶにふさわしい爆発力を見せつけた。 序盤の劣勢を、城島の連続試合安打&打点を「6」に伸ばす一打で同点に追いつくと、三回には4番の新井が一時勝ち越しとなる3ランを放った。 その後、同点とされるも八回には代打桧山の右越え二塁打でチャンスを作り、五回の守りで横浜の翌点につながるミスを犯した平野の犠飛で再び同点に追いつく。 そして九回、ブラゼルの犠飛で勝ち越すと、この日が誕生日の藤川俊がプロ入り1号となる3ランを放ち阪神は一挙4得点。最終回を藤川球が締め、阪神は打撃戦を制した。阪神・久保田、圧巻3者連続K! 久保田が圧巻の投球だ。同点の八回から5番手で登板し、2番・藤田から始まる打線を3者連続三振。これで15日のヤクルト戦(京セラD)に続く、6勝目。2試合連続白星は2008年の藤川以来となった。 「ひとりひとり、抑えていくだけなんで。真っすぐがよかった? 今の状態を続けて、しっかりと抑えていくだけです」と力を込めた。虎・球児「いつも通り」3人でピシャリ 首位固めロードの初戦を、守護神・藤川が締めた。4点リードの九回に登板し、先頭のスレッジを空振り三振に仕留めると、そのままリズムに乗って3人でピシャリ。西村、久保田とつないだリレーを完ぺきに締めた。 「いつも通りだよ。カードの頭だし、勝ってよかった。乱打戦で登板を予期した? それはなかった。とにかく1戦1戦だね」。勝利の余韻と長野の空気に浸って球場を後にした。信州そば効果!虎・城島6戦連続安打 6試合連続で安打&打点をマークした城島がホッとした笑顔で引き揚げた。先制され、追いつかれ、勝ち越されても打線が打っての逆転勝ち。「色々と言われるなら勝った方がいいよね。決して褒められた試合ではないけれど、この時期に来たら内容より結果。勝たなきゃいけないからね」と胸をなで下ろした。バットでは二回に三塁線を破る2点タイムリー。「きのう(16日に)信州そばを食べたので、コシのある、ネバったいいバッティングができました」と舌も滑らかだった
Aug 17, 2010
コメント(0)
虎・藤川俊介ドッカン1号!長野で黒虎祭 黒虎強し!! ダイナマイト打線と呼ばれた1948、49年当時のユニホームを着た阪神は17安打12点と打線が爆発して、横浜に逆転勝ち。九回、藤川俊介外野手(23)のバースデー3ランで乱打戦を制し、3連勝だ。長野・善光寺を参拝した真弓明信監督(57)は孝行息子誕生に満面の笑み。2位巨人との差を1ゲームに広げた。奇跡が起きた。日本アルプスに向かって、白球がグングンと伸びた。打ちのめされ、打ちのめし。信州の乱打戦に孝行息子がケリをつけた。23歳の誕生日を自ら祝う、プロ初アーチ。ミラクル劇を、ルーキー、藤川俊が締めた。 「入ると思わなかったんですが、当たりがよかったんで『入れ』と思った。何も考えられなくて、頭が真っ白になりました。誕生日? 自分でもビックリしています」 お立ち台で声が震えた。ブラゼルの犠飛で1点を勝ち越した九回二死二塁で城島が敬遠ぎみの四球で歩かされた。一、二塁となり、横浜の守護神・山口の速球を一閃した。澄んだ夜空を切り裂き、左翼ポール際へ吸い込まれた。プロ71打席目でウイニングランを味わった。ベンチ前でモミクチャにされ、笑顔が弾けた。 ルーキーで唯一、開幕から1軍に食らいついている。「6、7月にずっと自分の打撃が悪くて、いい結果を出せなかった。苦しかったんですが、打撃だけじゃないと思って、気持ちを切り替えた」。述懐する2カ月で「H」ランプを灯したのは、わずか1度。守備固めに代走要員。応援してくれる家族からの『けがしないで頑張って』というメッセージを宝物に、泥だらけになった。長野入りした前夜は藤川球児らと会食。すしに舌鼓を打って、英気を養った。 若武者の活躍に真弓監督は「少しずつ、打撃も力をつけている。前の打席でもヒットを打っていたからね」と笑顔。この日は、セ・リーグ6球団が復刻ユニホームを着用した。阪神は1948、49年に着用し、猛威をふるったダイナマイト打線の象徴だった“黒虎”を採用した。球史に残る攻撃力が甦り、17安打12点と打線が爆発。七、八、九回で6点を奪って逆転した。指揮官は「じゃ、最後まで着るか!?」と珍しく口元をゆるめた。 真弓監督は午前、善光寺に出かけていた。長野駅付近にある選手宿舎から片道2キロ。汗だくになりながら参道を歩いた。拝観料500円を払って本堂へ。手を合わせた後は床下の真っ暗闇を歩く、戒壇めぐりへ。右手を木の壁に沿わせながら、一歩ずつ確実に歩を進めた。本堂を出ると、横浜・尾花監督が到着する偶然もあった。優勝を強く願う指揮官の思いが、ミラクル勝利を運んできた。 藤川俊は「とにかく勝利につながるプレーをしようと心がけています」。日替わりヒーローの誕生こそが、猛虎の証。巨人とは1ゲーム差に広がった。小さな虫がカクテル光線に混じる信州でガッチリ首位を固めた。阪神・藤川俊、乱打戦制するプロ初の一発九回。阪神が1点リードしてなお2死一、二塁の場面。糸を引くような打球が左翼方向に伸びた。ルーキー藤川俊の迷いのないスイングだった。白球がフェンスを越えると、埋め尽くすファンの歓声が一段と大きくなった。乱打戦に決着をつける一発は、プロ1号であり、23歳の誕生日に生まれたメモリアルアーチでもあった。「出来過ぎです。自分でもびっくりしています」。照れくさそうにインタビューを受ける笑顔がまぶしかった。 新人ながら、好守と俊足を買われて開幕以来、1軍の座を守り続けてきた。出番は当然、代走や守備固めといった“脇役”。「6月、7月は打撃の調子が悪くて、結果を残せなかった。苦しかったけど切り替えてやっていた」。腐らずに努力を続けた若武者が紛れもなく主役を張った。真弓監督も「その前も安打を打ってるし、少しずつ打撃の力をつけている」と成長を認める。 投手陣は先発、救援を含めて苦しい事情に変わりはない。それを補ってあまりある打線で、白星を拾ってきた。真弓監督は「こういう点の取り合いはいい傾向ではないが、打線がどんどん勢いをつけている」。厳しい優勝争いの中で若手が輝きを放った。真弓監督(往年のユニホームで打線爆発)「シーズン最後まで着るか」新井(3ランを含む3安打)「自分のスイングができている。これを続けていきたい」メッセンジャー(五回途中6失点)「コーナーに球がいってもしっかりとらえられたり、いいところに飛んだりした。悪い点は修正して次に生かせるようにしたい」虎・ブラゼルV犠飛!鳥谷も気迫の激走 信州に壮大に連なるアルプスが「山」ではなく「山脈」であるように、猛虎の主砲の脇には好打者が名を連ねている。3番・鳥谷、5番・ブラゼル。2人の男がいたから、勝利をもぎ取る白球が長野の夜空に舞い上がった。 「前(七回一死一、三塁)の打席のチャンスで三振だったからね。あの場面では、外野に飛ばそうと思っていた。しっかりと気持ちを切り替えて打席に立った。打ててよかったよ」 決勝点を挙げたブラゼルが、ほおをリンゴのように染めた。同点の九回。勝利を引き寄せたのは、鳥谷の気持ちだ。 一塁へのボテボテのゴロに全力で走った。6月23日の広島戦(米子)以来今季2度目の1試合4安打をマーク。新井の好機拡大の一打を呼び込むと、暴投で無死二、三塁とした直後。ブラゼルが快音を響かせた。飛距離十分の左犠飛に、鳥谷がホームに滑り込む。61年の時を超えて“伝説”を蘇らせるように、2010年猛虎打線の主軸が試合を決めた。 着用したのは、白いラインが目を引く濃紺のユニホーム。1948、49年に使用し、『黒虎』と呼ばれた戦闘服だ。その当時の主軸が藤村富美男、別当薫、土井垣武。『ダイナマイト打線』と恐れられた強力打線だが、本家をほうふつとさせる爆発力だ。 普段のタテジマ着用時にはソックスを見せないB砲が、初の黒虎着用でクラシックスタイルでの着こなしにしたのも不思議な縁だ。 「この上着はすごくいいね。でも、パンツがダメなんだ」 練習はいつも通りの着こなしだったが、すぐに変更。61年前を知らない助っ人が、当時の虎戦士と同じスタイルでグラウンドに飛び出し、普段からクラシックスタイルの鳥谷との“共演”だ。 1発を含む4安打2打点と大暴れの3番がけん引役となって、打線は17安打12得点の大爆発だ。 強打者ではない。強力打線で立ち向かう。トリ&ブラ。真弓阪神にも、ダイナマイトと呼ぶにふさわしい男がいる。 阪神・鳥谷が4安打!山口攻略に一役買う 阪神の鳥谷が12号ソロを含む4安打2打点でチームを引っ張った。 同点の九回には先頭打者として内野安打で出塁。「とにかく食らいついていった。あのヒットから(山口が)おかしくなったような感じ」と抑え投手攻略に一役買った。 点を取られながらも、打ち勝つカラーが定着しつつある。「大差がなければ、何とかなる感じはある」とチームリーダーも打線の勢いを自覚している。虎・桧山、神様打ァ!2打席連続代打成功 ひと振りで流れを引き寄せる-。だから人は神様と呼ぶ。1点を追う八回一死一塁。粘る猛虎打線に再点火する、渾身のフルスイングだ。桧山が二塁打をかっ飛ばし、二、三塁にチャンスを拡大。代打に生きる男の一撃が、同点機を演出、チームを逆転勝利に導いた。 「自分の中で抜けてくれという感じだった。(相手が)クッションの体勢になったから、とりあえず抜けたと思ったよ」 マウンド上には早くも守護神・山口がいた。初球。外角147キロの真っすぐにタイミングが合わずに空転。「変な空振りになってしまったわ」。吹っ切れた。そして、カウント1-3からの5球目。一走・藤川俊の執拗(しつよう)な足のプレッシャーに気が散る右腕の甘く入った剛球をねらい打った。 鋭い弾道はあっという間に右翼フェンスに直撃。6月22日の広島戦(米子)以来、20打席ぶりの長打だ。13日のヤクルト戦(京セラD)に続き自身2打席連続の『H』マーク。一時は不振に陥ったが、上昇カーブを描きつつある。 桧山にとって長野はプロを目指すなかで、思い出の地でもあった。最初は、過去の記憶をたどったが、「初めてちゃうかな」と首をかしげた。ただ、その直後。忘れかけた光景がよみがえった。「大学時代のキャンプの時にきたと思うわ」。東洋大時代。必死に白球を追った信州。約20年後、タテジマを着て勝負どころの一球に食らいつき、勝利の美酒を味わった。 「(チームが)打ち負けないようにね」。試合後の通路。額の汗をぬぐう仕事人の表情には充実感がにじんでいた。虎・平野、地獄から天国!汚名返上同点犠飛 地獄から天国に舞い戻った。平野が、土壇場の八回に汚名返上の同点犠飛。自ら犯した守りのミスを、打撃で取り返した。 「右翼越えを狙った? 恥ずかしいから、いいですよ。(送りバントは)2番としての仕事しただけ。目立たない仕事だけど、きっちりとできてよかった」 1点を追う八回。一死満塁から、山口の真っすぐを弾き返した。右翼・内川を一瞬越えたと思わせる大飛球に。結局、捕球されてしまったが、三走が生還するには十分すぎた。 打たなければならなかった。守りの名人らしからぬ失態を犯していた。2点リードの五回、無死一塁。村田の打球は三塁へのゴロ。最高の併殺コースだった。 しかし、三塁の新井からの転送を受けた平野が二塁を踏んだ後、ポロリ。失策こそつかなかったが、一塁へ走者を残した。足を引っ張られたメッセンジャーはそこから3連打でKO。同点にされる“きっかけ”を与たえてしまった。八回の一打には男の意地が詰まっていた。 遠征続きの8月。ホームでは練習メニューをこなした後、室内練習場へと移動して打撃マシンと対峙。黙々と振り込むことができる。だが、遠征先ではできない。「特別なことはできないよ」と、敵地では通常メニューを目一杯にこなす。 「気合いだよ」と夏バテ対策!? を語る裏で、体調管理も決して怠ることはない。普段以上に食事と睡眠をしっかり取ることが、暑さに負けないガッツマンを生む。 「チームが勝ててよかったです」 ホッとした表情を浮かべて、帰りのバスへと乗り込んだ背番号5。虎の勢いは、止まりそうもない。 阪神・マートン、助っ人新記録! マートンが虎の助っ人史を塗り替えた。 七回には1点差に迫る鳥谷の適時打の突破口につながる中前打。2安打で6戦連続マルチ安打。シーズン通算安打を「148」とした。 これで、超優良助っ人だったオマリー(1991年から4年間在籍)が持つ“虎助っ人1年目記録”の「146」を上回った。ただし、八回に二塁走者がハーフエーなのに、一塁からタッチアップしてチャンスを潰してしまうお粗末走塁も。 試合後は「勝てたことが良かった。次の試合に生かしたい」-。
Aug 17, 2010
コメント(0)
いやぁ~今日も、しんどい試合でしたね。。。盆休みが、この前の土日しかなく、休日出勤の連続の私には、たまらんです。。。メッセンジャーは、どうかなって感じでしたが、やはり、つかまりました。。。しかし、阪神の打線は、今日も好調!!!2回表 【新井】 フォアボール 【ブラゼル】 センターヒット 【金本】 フォアボール 【城島】 レフト線2点タイムリーツーベース YB2-2T二つのフォアボールと、城島のツーベースで、いきなり同点!さらに、三回三連打!新井の特大スリーラン!!!いっきに3点差!!3回表 【平野】 センターヒット 【鳥谷】 センターヒット 【新井】 左中間3ランホームラン YB2-5T5回表 鳥谷も一発!!引き離します! 【鳥谷】 レフトソロホームラン YB4-6TメッセンジャーKO久々の福原、藤原が、つかまって、2点差をつけられてしまいました。。。。仕事終わって途中経過みたときは、このころで。。。う~む、、、巨人戦で、山口調子良かったし、厳しいかな。。。でも、今の阪神は、絶対にあきらめない!!!そうです!7回弥太郎を打って1点差!7回表 【マートン】 センターヒット 【平野】 ピッチャー犠打 【鳥谷】 ライトタイムリーヒット YB8-7T 【新井】 センターヒット 弥太郎KO、加藤に連続三振にとられましたここからです!!!今の阪神にはNKFが!!7回裏 (投手交代)藤原 → 西村 【武山】 空振り三振 【代打・松本】 空振り三振 【内川】 ピッチャーゴロ 西村が、流れを阪神に!横浜は、8回から守護神投入!!8回表 林の内野安打のあと桧山フェンス直撃ツーベース!!マートンフォアボールで平野特大犠牲フライ!!!同点!!!!! (投手交代)加藤 → 山口 【城島】 サードゴロ 【林】 サードヒット (代走)藤川俊 【代打・桧山】 ライトオーバーツーベース (代走)狩野 【マートン】 フォアボール 【平野】 ライト犠牲フライ YB8-8Tしかし、マートンが飛び出して、同点どまり。。。う~む、また勢いが。。。しかし、最近の久保田は違います!! (投手交代)西村 → 久保田 8回裏 【藤田】 空振り三振 【ハーパー】 空振り三振 【村田】 空振り三振 上位打線相手に三社連続三振!!そして、虫の息の山口に襲い掛かります!!9回表 【鳥谷】 ファーストヒット これで4安打!! 【新井】 センターヒット 新井も猛打賞!! ワイルドピッチで 2-3塁! 【ブラゼル】 レフト犠牲フライ スレッジ投げられません!勝ちこし!YB8-9T 【金本】 見逃し三振 今日は、一人当たりがありませんでした 【城島】 フォアボール 【藤川俊】 今日は23歳の誕生日!!!誕生日の時には、活躍するといいますが!!!引っ張った当たりがレフトポール際!!!入りました!!!!!誕生日に、プロ初ホームラン!!3ランホームランで試合を決めました!!! YB8-12T (投手交代)山口 → 江尻 守護神をKOです!そして、阪神の絶対守護神!9回裏 (投手交代)久保田 → 藤川球 (守備交代)浅井 センター 【スレッジ】 空振り三振 【下園】 セカンドゴロ 【カスティーヨ】 ショートゴロ 3人で打ち取り、阪神首位死守!!!!長野でのヒーローは、誕生日スリーラン!プロ第一号の俊介でした!!▼横 浜-阪 神 13回戦 (阪神9勝4敗、長野、18:02、23677人) 阪 神 0 2 3 0 1 0 1 1 4 12 横 浜 2 0 2 0 2 2 0 0 0 8 【投手】(神)メッセンジャー、福原、藤原、西村、久保田、藤川球-城島(横)清水、弥太郎、加藤、山口、江尻-武山【責任投手】(勝)久保田48試合6勝2敗(敗)山口40試合2勝8敗22S【本塁打】(神)新井14号3ラン(3回、清水)、鳥谷12号ソロ(5回、清水)、藤川俊1号3ラン(9回、山口)(横)内川7号ソロ(1回、メッセンジャー)、スレッジ24号2ラン(3回、メッセンジャー)【戦評】 阪神が終盤に逆転し、3連勝した。七、八回に1点ずつ挙げて同点として九回、ブラゼルの左犠飛で勝ち越し。さらに藤川俊のプロ初本塁打で3点を加えた。鳥谷は4安打の活躍。横浜は八回から山口を投入したが逃げ切れなかった。
Aug 17, 2010
コメント(0)
阪神・金本が“打ち直し”の10号ソロ “あり得ないこと”が起きたのは二回だった。1死走者なしで金本の右翼への大飛球が天井にぶつかり、フェア地域へ落下した。プレー続行のはずが、一塁塁審がファウルと判定。審判団の協議、真弓監督の必死の抗議でもジャッジは変わらなかった。 球場に納得のいかない空気が残る中、金本が最高の結果を出す。外角低めの速球をたたいた中越えの10号ソロは、17年連続2けた本塁打となる一発。「いろんなミスが出て…。結果的にホームランになってよかったです」 一時は4点のリードを奪うも、泣きどころの投手陣が六回に相手に勝ち越しを許す。しかし、1点を追う八回無死二塁からブラゼルの平凡なフライを遊撃手が落球。一、二塁となったところで再び金本が右前に白球を運んで試合を振り出しに戻し、城島の勝ち越し打を呼び込んだ。通算2341安打で歴代13位の山本浩二(広島)を抜いた金本は「ちょっとおこがましいというか、びっくりしている」と恐縮した。 巨人が敗れたために首位に再浮上。指揮官は「この時期なんで首位になったり、2位になったりの繰り返し」としながらも「とにかく一試合一試合勝っていって、ゲーム差を広げていきたいと思う」と劇的な勝利の余韻に浸った。真弓監督(誤審に)「しょうがない。その後、本塁打になって審判も助かったんじゃないか」阪神、金本で首位奪回!3安打3打点大暴れアニキで首位奪回!! 阪神は金本知憲外野手(42)が八回に同点打を放つなど、10号ソロを含む3安打3打点の大暴れ。好調ヤクルトに逆転勝ちで夏のロード初の連勝だ。4カードぶりに勝ち越し、巨人から3日ぶりに首位を奪回。お盆が過ぎても、虎祭りは止まりません!!痛快な逆転劇で虎を再び首位に導いたのは、金本の集中力だ。1点を追う八回無死一、二塁。フルカウントから松岡のフォークを、右手一本でとらえた。最低でも進塁打という意図を込めた一打が、一、二塁間を抜けていった。 「球宴明けからあまりいい仕事ができていなかったんで。うれしいというよりホッとしてます」 実は打席に入る前、ネクストの城島と、こんな会話が交わされていた。 金本 「バント、しようか?」 城島 「プレッシャーがかかるんで、ヒット打って1点取って、一、三塁でお願いします」 後輩からの無茶な要求を現実にするから恐れ入る。一塁ベースでは「頼んだぞ!」とばかり左手で城島を指した。アニキの気迫に城島も呼応し、決勝二塁打を放った。 二回一死では、打球が天井リングに当たり、右中間へポトリ。一塁審判がファウルとミスジャッジしたため、長い協議の末にファウルで打ち直しとなった。ヒット1本を損した形だが、バーネットの147キロをバックスクリーン右へ。 「待たされました。結果的に、本塁打になってよかったです」 18試合ぶりの一発は、17年連続2けた本塁打となる勝ち越し10号。通算得点を歴代6位タイの1365とし、広島の大先輩で“元指揮官”でもある山本浩二氏に並ぶと、三回一死一、三塁では中前適時打を放ち、この時点で通算安打数2340として山本氏を抜き単独13位へ浮上。「知らなかったです。山本浩二さんを抜くなんておこがましいというか、ビックリしています」。ミスター赤ヘルの偉大な数字を抜いた。 5月30日の日本ハム戦(札幌D)以来となる今季2度目の猛打賞。 「なかなかけががあったりして貢献できていなかったですが、こういう日がたくさん増えるようがんばります」と声を強めた。夏場走り込んできた。定期的に検査を行う京都府立医科大の吉川教授が「今年は夏バテはない」と断言するように、地道に流してきた汗が、結実する時だ。 再び巨人をとらえ、首位浮上。好調ツバメに勝ち越した。真弓監督は「勢いがついてきたんで、この後、面白いかなと思います」と不敵に話せば、金本も「来週末に巨人戦がまたあるんで、勝ち越して京セラドーム(24日、広島戦)に帰ってきたいです!」と誓った。主砲の輝きとともに、虎が一気に走り始める。阪神が再奪首!驚異の粘りで逆転勝ち 阪神が1点を追う八回にヤクルトの4番手・松岡を攻め、4点を奪って逆転勝ちした。阪神は巨人を勝率で上回って再び首位に浮上した。 阪神は先制を許した二回、新井の13号ソロで同点とすると、金本が10号ソロを放って逆転。続く三回にはマートンの13号ソロから始まり、平野は三塁打で出塁。鳥谷は四球で出塁し一死後にブラゼル、金本の連続タイムリーが飛び出し4点のリードを奪った。 先発の下柳が四回に連続タイムリーを打たれ、五回には下柳に替わって登板した安藤が相川に同点となる2点タイムリーを浴びた。さらに六回には西村がデントナに12号ソロを浴びて逆転された。 しかし、デーゲームで巨人が敗れ、再び首位浮上のチャンスを目前にして阪神が諦めるはずは無かった。八回からマウンドに上がったヤクルトの4番手・松岡を攻めた。まずは新井が二塁打で出塁。ブラゼルのフライを川端が落球し一、二塁とすると金本がこの日3打点目となるタイムリーを放ち同点。勢いに乗った阪神打線は続く城島にもタイムリーが出て逆転すると、二死後にはマートンの2点タイムリーが飛び出した。マートン(5試合連続の複数安打で3打点にも)「きょうはチームの勝利」久保田(2回無失点で5勝目)「感覚的にはだいぶいい。腕が振れてきている」阪神・久保投手コーチ(久保田に)「投げ方でちょっとつかんだ感じがあった。(今後の)キーマンです」金本さんどヤッ!阪神・城島がヒーロー打 二塁ベースに到達すると、右拳を2度、3度と握った。両手に残る感触と、輝くHランプが、勝利を引き寄せた。阪神・金本の同点打の直後。アニキのゲキに応え、快音を響かせた。「ヒットでよかった。(ガッツポーズは)僕の仕事を『ちゃんとつなぎました、やりましたよ』という感じでしたね」 一塁ベース上の金本に『お前も打てよ』と指さされて打席に立った八回無死一、三塁。見事に応えた。松岡の低めに沈む変化球に反応した。 「ヘッドを返さないようにした。その分飛ばなかったけど、(打球がファウルに)切れなかったね」。左翼線に沿って伸びた打球がフェンスを直撃。5戦連続安打&打点をマークする勝ち越し二塁打を放ち、一挙4得点のビックイニングにつなげた。 打席に入る前。6番に座る虎の主砲との“言葉のキャッチボール”は「よくやっている」という。戦況を見つめらながらのやりとり。「言った通りにならないことが多いんですけどね。『お前が望むようにしてやったで』っていう感じだったんで、打ててよかった」。金本と並んだお立ち台を降りてから、胸をなで下ろした。 新天地で過ごすシーズンも100試合を超え、阪神ファンの対応にもすっかり慣れた様子だ。 「失点するたびにヤジられて、どっちがホームか分からなかった」。ヒーローインタビューでは、“ヤジ返し”まで飛び出し、爆笑を誘った。 シーズンを戦う上で「どんなチームでも50勝50敗する。残りの50試合をいかに勝つか」と長い戦いを考える。ただ、熱烈な阪神ファンを実際に肌で感じ「144試合、全部勝たないといけないみたい」と話したことがある。だがそれも「勝っていればヤジもない。そうして発散しているんだから」。今では明るく受け止めている。 最後は「僕は褒められて伸びるタイプだということを覚えておいてもらいたい」とジョー節全開で“オチ”もつけた。 この男の勢いは、簡単には止まらない。17日からの遠征も、波に乗る城島が勝利を引き寄せる。事実上の誤審でプレー続行 阪神-ヤクルト戦 15日の阪神-ヤクルト17回戦(京セラドーム大阪)で金本知憲外野手の打球をめぐり、審判団が誤審を認めた上で、その判定通りにプレーが続行される異例の事態が起きた。 1-1の二回1死無走者で、金本の飛球は天井の傘状のスーパーリングといわれる部分に直撃。これがフェア地域に落下し、グラウンドルールではこのままプレーが続けられるはずだったが、坂井遼太郎・一塁塁審のファウルの判定で金本が一塁に走らないなどプレーが途切れた。 真弓明信監督は抗議したが審判団の協議の結果、ファウルのままプレーを再開。責任審判の友寄正人・三塁塁審は「はっきり言えば間違えたということ。ボールデッドからインプレーにはできないのでファウルとして扱わざるを得なかった。わたしの判断。(坂井塁審がルールを)把握していなかったのは準備不足だった」と述べた。 金本はこの打席でこの後、本塁打を放った。坂井審判員はこの3連戦が初の1軍戦出場だった。阪神・ブラまたも巧打!5点目タイムリー またしても2010年の阪神・ブラゼルを披露した。三回。2点リードしてなお一死一、三塁から、外角高めの141キロ直球をバットをやや短く持って軽打。中前に5点目のタイムリーを放った。豪快なフルスイングを見せつつ、この打席のように2ストライクになると器用な一面を見せている。「外野フライでいいケースだから、しっかりバットに当てようと思っていました」。頼もしき助っ人だ。阪神・新井が13号!アニキとアベック弾 これが4番の執念だ。敗色ムードが漂い始めた八回。阪神・新井が猛爆逆転ドラマの開宴スイッチを押した。松岡が投じた3球目。見送ればボールの145キロ直球を“らしからぬ”芸術的流し打ちで右翼線に運んだ。虎に勇気を与えた二塁打。続くブラゼルが遊失で出塁して膨らんだ一、二塁の好機で、金本が右前タイムリー。同点のホームへ滑り込んだ。 「きょうはみんな(が頑張った)。でも、出てくれたらな、と思ったところで新井の出塁が大きかったね」 片岡打撃コーチが勝因に挙げて絶賛した口火の一撃だった。この日はモチベーションが別次元にあった。心から慕うアニキ金本とのアベック弾が久々に“完成”していたからだ。 1点を追う二回。先頭で打席に立った4番が、ツバメの先発バーネットの外角球を完ぺきにとらえた。京セラドームの左中間3階席に突き刺さる13号同点弾。 「打ったのはストレート。しっかり振り抜けました」 最高の気分でベンチに戻った直後、ひょっとしたら自身のアーチ以上にうれしい光景が飛び込んできた。“打ち直し”の騒動に巻き込まれた金本がバックスクリーン右に飛び込む10号アーチを架けたのだ。 今季は4月6日の巨人戦(甲子園)以来2度目。新井が阪神に移籍してからは通算5度目。金本の故障さえなければ、この時期に2度目なんてことは有り得ない。だが、今は競演できたことが何より。AK揃い踏みの回数が増えれば増えるほど、Vロードは広がっていく。阪神・久保田「1回1回」5勝目ゲッ投! 阪神・久保田が2回を無安打無失点。今季5勝目をあげた。 「そういうの(抑えること)が仕事なんで。1回1回という気持ちで投げました」 1点を追う七回、4番手として登板。許した走者は、田中に与えた四球のみと完ぺきな内容だった。ここ2戦失点が続いたが、頼もしい剛腕が“らしさ”を取り戻してきた。
Aug 15, 2010
コメント(0)
松岡、林と、キミスタで、うちの押さえで頑張ってもらってるんですが。。。今日だけは、ごめんねってことで。。。下さん、良かったんですけどね。相川の一発はしょうがないとして新井、金本のアベックホームラン!!これで、今日はもらったと!!金本のは、天井に当たったのをファーストが誤審して、長時間もめてた後だったし逆転後、一死2,3塁から当たってるホワイトセル、畠山を連続三振!!これで、今日はいけると!!!さらに、その後、マートンのホームラン!!平野スリーペース!!鳥谷フォアボールブラゼル!金本!連続タイムリー!!5-1にまでなったんですが。。。三者連続ツーベース阪神は山岸を打てそうで打てなくて。。。5回表、飯原、ホワイトセルに連打されたとこで、なんと投手交代!!安藤。。。京セラドームに、悲鳴とどよめきが。。。犠打の後、相川に2点タイムリー。。。6回には、替わった西村が、いきなりデントナに。。。甘かったなぁ。。。山岸が、どうしても打てず。。。増渕もランナーは出るものの、点が取れず久保田が唯一の三者凡退をとったくらい。。。8回もフォアボールだけ。今日は良かったですねこの久保田の力投が火をつけた!!ヤクルト自慢の勝利の方程式後半は、防御率1.5くらいなんですよね。。。この松岡から!!まずは新井さんがライト線へツーベース!!!そして、これが試合の流れ変えましたね!!!ブラゼルのショートフライを売り出し中、川端がエラー!!今日は、大当たり!!金本ライト前タイムリー!!!6-6同点!!!城島は、金本に、バントしようかって、言われたらしいですがいえ、タイムリー打って、1-3塁でってそんな会話があったらしいですが、その通りになりました!!そして、城島も言った通りに逆転打!!レフトオーバータイムリーツーベース!!!林倒れて、関本ショートゴロ、本塁タッチアウト関本の盗塁の後これまた、大当たりマートン!!!ライト線2点タイムリーツーベース T9-6S これで、勝負決まりました平野のショートゴロを、またエラー。。。盗塁も決めて、やりたい放題最後は、球児が抑えて、阪神大逆転勝利!!!好調ヤクルトに勝ち越しで、またもや首位奪還!!!!金本が、タイムリーやホームラン出て守備でも、二つほど、超ファインプレーが出ました!!調子悪い頃は、あれが、全部落としてたんですよねフェンス際とか、きわどいのを捕れる様になってきたのは、集中力戻ってきた証拠ですね!!!夏男が、これから引っ張ります!!!!!▼阪 神-ヤクルト 17回戦 (阪神11勝6敗、京セラD大阪、18:00、33909人) ヤクルト 0 1 0 2 2 1 0 0 0 6 阪 神 0 2 3 0 0 0 0 4 X 9 【投手】(ヤ)バーネット、山岸、増渕、松岡、渡辺-相川(神)下柳、安藤、西村、久保田、藤川球-城島【責任投手】(勝)久保田47試合5勝2敗(S)藤川球41試合3勝1敗21S(敗)松岡54試合2勝3敗2S【本塁打】(ヤ)相川11号ソロ(2回、下柳)、デントナ12号ソロ(6回、西村)(神)新井13号ソロ(2回、バーネット)、金本10号ソロ(2回、バーネット)、マートン13号ソロ(3回、バーネット)【戦評】 阪神が逆転勝ちで首位に返り咲いた。5-6の八回無死一、二塁から金本の右前打で同点。なおも一、三塁から城島が左翼線二塁打を放ち、勝ち越した。4番手の久保田が5勝目。ヤクルトは4番手の松岡が誤算だった。
Aug 15, 2010
コメント(0)
首位に食らいつく虎!試合作ったスタンリッジ 三回の先頭打者を打ち取る前に球数は50を超えた。阪神は、本調子ではなかった先発のスタンリッジが七回途中まで5安打2失点と試合をつくり、チームの勝利につなげた。 背筋痛で1度登板を飛ばし、中10日のマウンド。だが「真っすぐも切れがなく、制球もいいとは言えない内容」と自戒したように、球威も制球もいまひとつだった。 最大のピンチは二回。1死一、三塁から川端を追い込んでから3球ファウルで粘られた。普段なら打ち取れるはずのカーブやスライダーが決まらない。それでも「戦い抜くしかないと思った」。腕を振って投じた8球目は142キロの速球。外角の絶妙なコースを突いて遊ゴロ併殺に打ち取った。124球の力投で勝ち取った8勝目に「要所を締められた」と満足げだ。 真弓監督は「連勝してるチームを止めるのは大変。これでタイガースのペースでいけるんじゃないか」と上機嫌。右腕の活躍で何とか首位に食らい付いた。阪神・山口投手コーチ(124球を投げたスタンリッジに)「もうちょっと早く代えてあげてもよかった」虎・球児4年連続20S「気にしていない」 阪神の藤川球が1点リードの九回を締め、4年連続の20セーブをマークした。1日以来のセーブで節目に到達したが「僕の数字じゃない。チームや展開次第なんであまり気にしていない」と話した。 この日も緊迫した場面を乗り切った。先頭を三振に仕留めたものの、四球と内野安打で1死一、二塁。ここで田中を併殺に退けた。「結果がすべてだから。抑えられて良かった」。チームの勝利にほっとした様子だった。阪神・ブラゼルが3試合ぶりの打点挙げる 阪神のブラゼルが三回に適時打を放ち、3試合ぶりの打点を挙げた。 三回に1点を追加し、なお1死一、二塁のチャンス。3球目の内角速球を強引に振り抜くと、バットを折られながらも右前に運んだ。右翼手の前にぽとりと落ちるタイムリーに「いいところに飛んでくれた。バットが折れたかいがあるね」と満足げに話した。燕を止めた!虎打線つながり区切りの白星 阪神が序盤に3点を奪うなど試合の主導権を握り、ヤクルトの連勝を10で止めた。先発のスタンリッジは6回0/3を2失点で8勝目(2敗)を挙げた。 長期ロードの“中休み”京セラドームでの第2戦は今季100試合目。10連勝と好調のヤクルトを叩き、区切りの一戦を飾った。一回から打線が全開だ。初対戦となるヤクルトの2年目左腕・赤川をいきなり攻略した。先頭のマートンがスライダーを左前に弾き返し、平野がバントで送った。鳥谷がショートへの内野安打。一死一、三塁として、新井は遊ゴロ。併殺崩れの間に、先制点を奪った。 さらに三回。またもマートンが先頭で左前打。早々と4戦連続のマルチ安打を決めた。平野が送り、一死二塁。鳥谷の四球で一死一、二塁とし、新井が初球の真っすぐをとらえ左前タイムリー。2点目を奪った。4番が仕事をして、ブラゼルも続いた。一死一、二塁からバットを折られながらも、右前適時打を放ち、追加点を奪った。 昨年の100試合を終えての成績は、42勝54敗4分で5位。今季は55勝43敗2分で2位につけている。勝ち負けが、昨年とほぼ逆の数字。真弓阪神の2年目の“進化”が表れている。新井(三回に適時打)「積極的に思い切っていこうと思っていた」マートン(4試合連続複数安打)「チームとしても個人としても一試合一試合戦っていきたい」城島(七回無死二、三塁から最少失点で踏ん張った西村に)「よくあそこを1点で抑えたよ。0点でいけというのは無理」
Aug 14, 2010
コメント(0)
久々のスタンリッジ!!最後の2点は余計だったけど、まあ、良く投げました7回は、ほんと、ひやひやでした。。。西村が、犠牲フライで1点とられましたが、良く抑えましたそして、マートンも、調子戻ってきましたね。初回は、マートンのヒットから、平野が送って、新井のショートゴロで1点3回も、マートン、レフト前、平野が送って、鳥谷フォアボール新井、ブラゼルの連続タイムリー!金本も打つほうは、良くなってきましたね。6回にツーベースそして、城島のタイムリー!!最後は、球児がランナー出しながらも、ショートゴロゲッツー!好調ヤクルトを連勝10で止めました!!スタンリッジ!次はローテ守って活躍してね~今日は、キミスタのポイントが楽しみだ~▼阪 神-ヤクルト 16回戦 (阪神10勝6敗、京セラD大阪、18:01、34179人) ヤクルト 0 0 0 0 0 0 2 1 0 3 阪 神 1 0 2 0 0 1 0 0 X 4 【投手】(ヤ)赤川、吉川、増渕、渡辺-相川(神)スタンリッジ、川崎、西村、久保田、藤川球-城島【責任投手】(勝)スタンリッジ17試合8勝2敗(S)藤川球40試合3勝1敗20S(敗)赤川1試合1敗【本塁打】(ヤ)ホワイトセル10号ソロ(8回、久保田)(神)【戦評】 阪神が逃げ切った。一回にマートンの左前打を足場に1点を先制。三回に新井、ブラゼルの適時打で2点を加えた。スタンリッジは七回途中まで2失点。以降は細かくつないだ。ヤクルトは赤川を援護できず、連勝は10でストップ。
Aug 14, 2010
コメント(0)
城島や桜井や狩野や!トラ奪首3連発! 3連発で連敗脱出! 再奪首や!! 阪神は広島戦の六回、城島健司捕手(34)の21号3ランを皮切りに、桜井、代打・狩野と3者連続本塁打。最近2度はいずれもリーグ優勝を果たしている“吉兆3連発”で、連敗を5で止めるとともに、首位を奪回だ。このままVまで突っ走るで!!左翼席へ一直線に描かれた閃光が、眠れる猛虎を完全に覚醒させた。三塁を回った城島が、何度も三塁ベンチを指さす。「みたか!!」と言わんばかりの気合に、真弓監督も帽子を取って一礼した。逆転の21号3ランから、ドカン、ドカンと3者連続本塁打。千両役者が、一振りで球場の空気を変えた。 「(送り)バントが消えたからね、中途半端はだめだから。思い切っていきました」 衝撃の舞台は、2点を追う六回無死一、二塁。初球、背番号2がバントの構えを見せる。まさか、城島にバント? ざわめく虎党をよそに、次の瞬間、白球が左翼席へ伸びた。2球目の外角のチェンジアップを迷わずフルスイング。打った瞬間にそれと分かる弾丸が2階席まで伸びた。5連敗のチームのストレスが一気に解き放たれた。 2点を先制された直後の二回には、一死から左越えに追撃の20号ソロ。阪神の捕手では1978年に田淵幸一が38本塁打を放って以来の20発の大台に乗せた。だが、そんな事も忘れさせるほどの2発目。虎に移籍後初の1試合2本塁打に触発されるように桜井が、狩野が左翼席に放り込んだ。 「俺の知ったことじゃないよ。2、3発目は俺の力じゃどうにもできない。3連発は1発目が一番楽です」 サラリと語った3連続弾は、85年のバックスクリーン3連発、03年に続く球団史上8度目の快挙。最近2度はその年にいずれもリーグ優勝。衝撃の決勝弾は伝説までもよみがえらせた。自身はソフトバンク時代の04年に、松中とズレータに挟まれる形で経験。後に続いた2人を称えた。 「勝ったのが何より。どんな試合でも勝ったらね」。殊勲者が自ら切り出した言葉にこそ、重みがある。チームはついに連敗を止めた。今季最多の19安打で最多タイの5本塁打。2試合連続の毎回安打は、04年6月1、2日のヤクルト戦(甲子園)以来。これも球団史上3度目となった。4試合で3得点だった打線が、嘘のように目覚めた。指揮官は「あれ(城島の2発目)で“ふん詰まり”してたものが一気に出てきたね。(打線は)一昨日くらいから、(復調の)兆しが見えていた」と、再加速の手応えを口にした。 「バントの“サイン”がなくなったからね」 バスに乗りかけた城島はもう一度、報道陣を冷やかすように振り向いた。最初は「サイン? 作戦の事はいえませんよ~」とけむに巻いていたドラマの序章。真実は分からないが、ジョーの笑顔が勝利のVサインを示す。虎・桜井2カ月ぶり弾!城島に続いた 正妻の放物線をなぞるようだった。桜井が続いた。ひしゃげた白球は夜空を切り裂き、左翼席へと吸い込まれていった。 「久しぶりに気持ちよかった。ジョーさんの余韻で打つことができた」 城島の3ランが飛び出した六回無死。スタルツの直球に狙いを定めた。6月6日のソフトバンク戦(甲子園)以来となる8号。弾むようなウイニングラン後は祝福の嵐へ。今季最多の1イニング7得点の大猛攻に加わった。 「ホッとした? ホッとはしてないですよ」 悔しかった。7月11日に2軍に降格した。その前日10日の横浜戦。実は地元滋賀・野洲市から、およそ50人の応援団が甲子園に駆けつけ、右翼席に陣取っていた。もちろん、そのことは桜井も知っていた。父・雅四郎さん(56)から「グラウンドからでも、あいさつをしなさいョ」と言われていた。だが、その日は出番なし。父の「頑張れ」というメールにも返信することができなかった。キャンプ中から右翼のレギュラー筆頭に挙げられながらも、打率は・260前後に低迷。歯を食いしばりながら、ロッカールームを整理した。 右ひじ痛があった。「最初は相当、痛かったみたい」と八木2軍打撃コーチが顔をしかめるほどで鳴尾浜にきてから数試合、ウエスタンの出場を控えた。患部をかばうためにフォームを崩してしまう選手もいるが、桜井の場合、幸いにも歯車は狂ってはいなかった。 だからこそ、八木コーチや続木トレーニングコーチらが一体となって、下半身強化の特別メニューを作った。育成試合が行われている合間に室内で打ち込みもさせた。一発を狙って放つことができる才能を再生させた。 3連発に真弓監督は「ドサクサにまぎれてなぁ。2人(桜井、狩野)もなぁ」と久々に笑った。そして「(打線が)湿りがちだったので、こういうのをキッカケにドンドンいきたい」とも。スタメン復帰2戦目での一撃に、桜井は「チームの勝利に貢献したい」と力を込めた。ついに目覚めた秘蔵っ子が、大事な夏に恩返しをしてみせる。阪神・久保が5年ぶり2けた勝利! 阪神の久保は5回3失点ながら、援護を得て10勝目。ロッテの新人だった2005年以来の2けた勝利に到達した。 「状態は良くなかった」という右腕は序盤からボールが先行。一回は先頭から4連打され、いきなり2失点した。「真っすぐもいかなかった。コーナーを突いていこうと思ったので、球数が増えてしまった」と反省の言葉を並べた。 不調ながらも粘ると、六回に打線が爆発し、白星が転がり込んだ。久保は「逆転してくれた打線に、きょうはただただ感謝です」と安心した様子だった。阪神、首位奪取!猛虎打線が復活10得点! 阪神は先発の久保が5回3失点。しかし打線が城島の2本の本塁打など、5本の本塁打で逆転勝ち。復活した猛虎打線が10点を奪い、敗戦した巨人に代わり首位の座についた。 大型の台風4号は去った。カラリと晴れた青空、熱気満ちるスタンド。だが、プレーボール直後から『またか…』の空気が漂う。いきなり2点を追いかける展開。そんな重たい空気を、吹き飛ばしたのは城島だ。 二回一死走者なし。スタルツの真っすぐをとらえた打球は、左翼席場外へと消える2戦連発の20号ソロ。1点差に詰め寄った。 「よくきれなかった。ラッキー、ラッキー、よくきれなかった。神に感謝!!」 野球の神様に感謝を捧げ、子供のように喜びを爆発させた。自身2005年のソフトバンク時代以来5年ぶりとなる20号到達。阪神の捕手では、1978年に田淵幸一が記録して以来、2人目となる快挙だ。 しかし、三回、追加点を奪われた。「四球を減らしていかないと」と、この日の戦いに向け“四球撲滅”を誓っていた司令塔。その四球から、失点を喫してしまった。 追いかける展開の中、チャンスは作る。五回まで毎回安打を記録。四回には、金本が右前打。実に15打席ぶりの「H」マークも灯した。だが、どうにもあと1本が遠い。 三回は一死二、三塁から新井、ブラゼルが倒れた。五回には二死一、二塁から、またも新井が凡退。4番が大ブレーキだ。 だが、六回、ついに猛虎がお目覚めだ。無死一、二塁から城島が、この日2本目となる21号3ラン。逆転に成功すると、桜井の8号ソロで2者連発。さらに代打・狩野の2号ソロで、なんとなんとの左翼への3者連発が飛び出した。もう止まらない。新井のタイムリーなどで、この回一気7点を奪った。 連敗は「5」でストップ。6連敗となれば、07年9月19日の巨人戦(甲子園)から同27日の中日戦(甲子園)までの8連敗以来の屈辱だった。「勝つことが一番」。内容より結果を求めた真弓監督の執念が実った。阪神・片岡打撃コーチ(自身が2003年に記録して以来の3者連続本塁打に)「あれがみんなを楽にさせてくれた。(当時のことは)もう忘れたよ」
Aug 12, 2010
コメント(0)
すげえ!!!今日もダメかと思ってました。。。チャンスがあっても、新井がブレーキで。。。しかし!!!6回表 【ブラゼル】 デッドボール 【金本】 ライトヒット 【城島】 レフト3ランホームラン C3-4T 【桜井】 レフトソロホームラン C3-5T 【代打・狩野】 レフトソロホームラン C3-6T レフトスタンド三連発!!伝説よ再び!!!!城島は2本目です!!!!そして、これだけで終わりません!! 【マートン】 センターヒット 【平野】 空振り三振 【鳥谷】 ライトヒット 【新井】 レフト2点タイムリーヒット C3-8T 新井さんにも、タイムリー出ました!!!一挙7点!!!!7,8回も追加点調整に球児も投げて大逆転勝利!!!!!巨人が負けて、阪神首位復活!!!!!このまま優勝して、伝説の試合になることでしょう!!▼広 島-阪 神 14回戦 (阪神10勝4敗、マツダ、18:00、31613人) 阪 神 0 1 0 0 0 7 1 1 0 10 広 島 2 0 1 0 0 1 1 0 1 6 【投手】(神)久保、藤原、西村、久保田、藤川球-城島(広)スタルツ、梅津、小島、岸本、斉藤-石原【責任投手】(勝)久保20試合10勝5敗(敗)スタルツ16試合4勝8敗【本塁打】(神)城島20号ソロ(2回、スタルツ)、21号3ラン(6回、スタルツ)、桜井8号ソロ(6回、スタルツ)、狩野2号ソロ(6回、スタルツ)、新井12号ソロ(8回、岸本)(広)広瀬7号ソロ(7回、西村)【戦評】 阪神が連敗を5で止め、8月4日以来の首位に立った。2点を追う六回に城島の3ランから3者連続本塁打。さらに新井の2点適時打で7点を挙げ逆転した。5回3失点の久保が10勝目。広島はスタルツが六回に突如崩れた。
Aug 12, 2010
コメント(0)
阪神、一夜で再奪首!たまげた平野3ラン 一夜で再奪首!! 阪神は平野恵一内野手(31)が823日ぶりの今季1号3ランを放ってトドメを刺し、巨人を粉砕。宿敵を力ずくで引きずり降ろして、トップに返り咲いた。小兵のサプライズ弾で、巨人戦の連敗も「3」でストップ。この勢いで夏ロードを駆け抜ける。ホーム手前でスピードを緩めた。視線の先にあったのは、2年ぶりの景色。ゆっくりと最後の一歩を踏み出した。1メートル69の小兵が、まさかのビックリ弾。平野の一発が、一夜での首位奪回を運んできた。 「反応できた。そういう印象。もしかしたら、とは思ったけど、まさかいくとは思わなかった」 打った本人も驚いた今季1号3ランは、5-1で迎えた六回二死一、三塁。ロメロの高め直球を迷わず強振した。抜群の角度で右中間へ上がった白球が、そのままスタンド最前列へ。2008年5月3日の中日戦(ナゴヤD)以来、823日ぶりの一発で、巨人を突き放した。直前の五回に相手が拙攻。坂本の走塁ミスで好機をつぶした。敵が流れをつかみ損ねた直後、1171打席ぶりの一撃でトドメを刺した。 「僕なんかが打つなんて、みんな思っていないから。盛り上がってくれて、うれしいです」 生還と同時に、城島にヘルメットをたたかれて歓喜の列へ。ベンチ前で、1つ1つのタッチを力強くかみしめると、最後はブラゼルに体を持ち上げられた。これって、胴上げの予行演習? ムードは最高に盛り上がったが、実は、打球が上がった瞬間のベンチはあっさりとした反応。本塁打と思って、立ち上がる選手も、「行け!!」と叫ぶ選手もいなかった。まさか、平野が…。同僚も予期せぬサプライズ弾で首位に返り咲いた。 1月下旬の自主トレでサク越えを連発。昨季0発の男が「甘い球がきたら、長打を狙う」と公言した。打率・347でリーグ2位につけるガッツマンは大舞台で有言実行。この一発で猛打賞は今季10度目となった。 「プロ野球選手もなかなか、大変だよ」 高額年俸(今季は8000万円)をもらえるが、翌年の保証はない。税金も高い。老後の事まで考えながら、妻・美ふで(みふで)さんが、家計をやりくりしてくれる。そんな愛妻が「引っ越しをしたい」と言い出したことがあった。お金はどこに? “へそくり”も結局、家族のために公開したら「ホントは時計が欲しかったんだ~(笑)」。家族のために、全力プレーを続ける。 チームは、一夜で首位に返り咲き、貯金は今季最多タイの「16」。巨人戦の連敗も3で止めた。真弓監督は「ずっと調子が上がっているから、大きな当たりも出るでしょう」と背番号「5」を称えた後「1戦1戦だから。連敗しなかったことがよかった」と冷静に現状を見つめた。 平野は「1戦1戦、全部勝つつもりでやっていますから、あしたも勝てるように全力で頑張ります」と胸を張った。勝負はこれから。あっぱれの3安打4打点。小さな体に宿る大きな存在感が、猛虎の心臓だ。阪神、3たび奪首!打線つながり8点快勝 阪神は平野の3安打4打点の活躍などで8得点。巨人先発の内海をKOし、3たび首位を取り返した。 奪われた首位は、すぐに取り返す。1、2番の大暴れで、猛虎が目を覚ました。まず、火をつけたのは1番・鳥谷。試合を大きく動かす一打で、敵地の重い空気を変えた。「ボールをしっかり見極めて、じっくり打てました」1-0とした二回だ。二死二、三塁の好機に内海の低めのスライダーに、しっかり体を残して振り抜いた。一、二塁間をまっぷたつ。2者がかえって試合の主導権を引き寄せた。 嫌なムードを払拭した。二回は浅井の併殺崩れの間に先制。続く二死一塁から、メッセンジャーが左中間へ快音。打球はスタンド最前列に当たって、グラウンドに跳ね返ってきた。投手の予期せぬ一発に虎党の歓声も一気に膨れ上がったが、巨人ナインの抗議によって、ビデオ判定に。約2分後、木内球審が「検証しましたところ、フェンスのトップに当たっておりましたので、二塁打として再開します」と説明した。ため息が漏れた。だが、選手会長は、しっかり集中力を保っていた。「昨日は序盤でチャンスを生かせなかったから、きょうはいい形で試合に入れて良かった」 さらに続く二死二塁から2番・平野が、右前適時打。「ずっとチャンスで打てていなかったから、きょうはいい場面で」と4試合ぶりのタイムリーに手を叩いた。 一挙4点で突き放すと、5-1として迎えた六回にサプライズ。二死一、三塁から平野が、右中間へ1号3ラン。2008年5月3日の中日戦(ナゴヤD)以来、823日ぶりの一発で試合を完全に決めた。 「全員かえす気持ちでいきました!!」1171打席ぶりの快感。ゆっくりホームを踏むと、待っていた城島に思いきり、頭を叩かれる。ベンチ前でも、1つ1つのタッチを力強くかみしめた。最後はブラゼルに体を持ち上げられて照れ笑いを浮かべた。 前日3日は、序盤の拙攻が響いて8日ぶりに首位から陥落した。11安打を放ちながら、10残塁。守備の正面を突く打球もあり、真弓監督も「ツキがなかったというのは、大きいね」と、口数が少なかったが、この日は一転、好機に集中打。12安打8点の猛攻で巨人戦の連敗を3で止め、1日で首位に返り咲いた。鳥谷&平野で計6打点。このまま優勝まで突き進む。マートン(五回に適時打)「まだ自分の一番いい状態じゃないけど、周りがチャンスをつくってくれたから(打てた)」阪神・メッセンジャー、先発4試合目で3勝目 阪神のメッセンジャーは7回2失点と十分に役割を果たした。 10安打されながらも、ピンチで力まずにストライク先行の投球。先発転向後4試合目のマウンドで3勝目を挙げ「巨人のホームでこういう試合ができたのは大きな成果だ」と満足そうに話した。 二回の打席では、もう少しで本塁打という二塁打でチャンスをつくった。米国から観戦に訪れた両親の前で、投打に活躍した身長198センチの右腕は「この投球を継続してやっていきたい」とほおを緩めた。
Aug 4, 2010
コメント(0)
まさか、平野の一発が出るとは!!さすが東京ドームですねメッセンジャーのも、おしくて、ビデオ判定で、ツーベースに脇谷にまで、でちゃいましたからね。。。しかし、圧倒的強さ!!久保田以外には、まったく危なげない!!メッセンジャーも、西村も、すばらしい投球でした!!2回表 【ブラゼル】 レフトヒット 【金本】 フォアボール 【城島】 セカンドゴロ 【浅井】 セカンドゴロ 完全なゲッツーコースですが、これをワンバウンドでファーストがおもいっきりはじきます!!! G0-1T 【メッセンジャー】 ホームラン!!!!しかし、シンノスケがクレームを。。。ビデオ判定でツーベースに。。。 左中間ツーベースしかし、これをきっちり帰します! 【鳥谷】 ライト2点タイムリーヒット G0-3T 【平野】 ライトタイムリーヒット G0-4T 5回表 【鳥谷】 左中間ツーベース 【平野】 ピッチャー犠打 【マートン】 ライトタイムリーヒット G1-5T 6回表 【城島】 センターヒット 【浅井】 送りバント!ロメロの正面!セカンドへ指示! しかし、モーションがむちゃ遅い!! おまけに、ちょっと浮きます!セカンドセーフ!ピッチャーのエラーになります 【メッセンジャー】 スリーバント失敗 【鳥谷】 セカンドゴロ ゲッツーとれず、1-3塁 【平野】 おもいっきり引っ張った!!これが、ライナーで、フェンスにちょくげ、、、入った!!!!最前列に入りました!ライトスタンド呆然。。。右中間3ランホームラン G1-8T 平野は、もくもくと、ダイヤモンドを回り、城島に、いじられ驚きのベンチで、真弓監督の手を、おもいっきり叩き、痛そうにされてましたこれで、一日で首位奪還!!▼巨 人-阪 神 15回戦 (阪神9勝6敗、東京ドーム、18:00、44042人) 阪 神 0 4 0 0 1 3 0 0 0 8 巨 人 0 0 0 1 0 1 0 0 2 4 【投手】(神)メッセンジャー、西村、久保田-城島(巨)内海、ロメロ、マイケル-阿部、鶴岡【責任投手】(勝)メッセンジャー15試合3勝1敗(敗)内海17試合7勝5敗【本塁打】(神)平野1号3ラン(6回、ロメロ)(巨)ラミレス35号ソロ(4回、メッセンジャー)、脇谷5号2ラン(9回、久保田)【戦評】 阪神が快勝で再び首位に立った。二回に鳥谷、平野の連打などで4点を先行。5-1の六回に平野の1号3ランで突き放した。先発のメッセンジャーは7回2失点と粘って3勝目。巨人は内海の乱調が響き、連勝が4で止まった。
Aug 4, 2010
コメント(0)
阪神・鳥谷が貴重な適時打「2勝は大きい」 阪神の鳥谷が1点リードの六回に貴重な適時打を放った。「きのう引き分けましたし、相手が中日なので二つ勝てたのは大きい」と勝利をかみしめた。 1死二、三塁から左腕小林正が投じた外の変化球を中前にはじき返し、2者をかえした。「内野も前にきていたし、強振せずにコンパクトにバットにしっかり当てれば、どうにかなると思った」。六回表に相手に1点差に詰め寄られた直後。しかも終盤に追い上げられたことを考えれば大きな一打だった。阪神・鳥谷、六回“勝ち”ある2点適時打 事実上の決勝打といっていい。最後までもつれた竜虎決戦だけに、この一打が、効いた。 6-5で迎えた六回一死二、三塁。小林正のスライダーを弾き返した阪神・鳥谷の打球が、鋭く中前へ抜けた。2点適時打で3点差。試合の流れを、つかんだ瞬間だった。 「チャンスだったんで抜けた瞬間、ホッとしました」。お立ち台で安堵(あんど)の笑顔を浮かべた。“左斬り”の左腕・小林正に、阪神は今季ここまで打者11人を完璧(かんぺき)に封じ込まれてきた。それだけに、価値がある。 「転がせば何とかなると。追い込まれる前に勝負したかったんで、積極的にいくことだけ考えていました」。 強力打線において、1番打者の復調ぶりは頼もしい限りだ。一回に先頭打者安打で4試合連続安打とすると、2四球と2点打をはさみ、八回一死一、二塁では、左腕の高橋から左前打。これで、今季初となる2試合連続の猛打賞。打率も・274に上昇。得点圏打率は・355と、東出(広島)と並びリーグトップに躍り出た。 「(チームとして)あきらめない気持ちが、結果に結びついていると思います」 ロード前、最後の甲子園に勝利を届けた選手会長は「(ロード後)いい形で甲子園に戻ってこれるようにしたいです」と力強く誓った。3日からTG天王山。今季東京ドーム6戦で打率・357、3発を誇るGキラーが、上昇気流に乗って、東上する。阪神・マートン復活!8戦ぶりタイムリー “らしさ”を取り戻す一撃だ。阪神・マートンが8試合ぶりのタイムリー。同点とする三塁打を放ち、決勝のホームも踏んだ。 「ここのところチャンスで打てていなかったからね。ランナーを返すことができて、三塁まで走れて気持ちよかったよ。ああいう試合で、打点を挙げられたのはうれしい」 3点を追う二回。1点を返しなおも二死一、三塁。直球を右翼線へと弾き返した。小池のグラブに一度は入ったが、背番号「9」の執念が勝った。フェンス際で、白球はポロリ。その様子を見ると、アクセルを全開にした。今季3度目となる三塁打で、試合を振り出しに戻した。 7月18日のヤクルト戦(神宮)以来となる適時打。だが「ホッとしたというのはない」と試合後、M砲が本音を語った。 球宴期間を挟み同27日の横浜戦(甲子園)まで、無安打が4試合続いた。そして、前日31日も5打数無安打。振れば『H』マークが灯るイメージからは程遠い結果に虎党も、そして報道陣も心配顔を浮かべた。 だが、騒ぎ立てる周囲に惑わされない。 「向こう(メジャー)でもダメなときほど、(報道陣に)よく質問されたよ。カブスのときとかね。40人ぐらいがロッカールームに来たよ」 打てないときほど“事件”になる。虎のヒットメーカーに、打って当然の雰囲気が、また戻ってきた。真弓監督は「調子は上向いてきたかな」とM砲の復調気配にニンマリだ。 「7、8月で悪いとはとらえてはいないよ。まだまだシーズンは長いからね」 首位固めの8月へ、最高のスタートを切ったマートン。まだまだ、その打棒は鳴りやまない。首位守った!阪神・マートンが千金タイムリー 阪神が長期ロード前最後の試合を勝利で飾り、引き分けを挟む4連勝で首位を守った。先発の下柳は5回2/3を、4発の本塁打を浴び5失点ながらも打線が下柳を援護した。中日打線に計6発を浴びながら、5投手の継投で中日の追撃を振り切った。無我夢中でくらいついた打球が、緑の芝の上で跳ねた。三塁へ滑り込み、黒土で汚れたユニホームが誇らしげに揺れた。長かった“トンネル”の出口。マートンの目覚めが、試合の流れを変えた。 「相手からもらったチャンスだし、ここのところチャンスで打てていなかったから、ランナーを一掃できて、三塁まで走れて気持ちが良かった」 3点を追う二回だ。城島の死球、浅井への四球を足がかりに、中日の先発・岩田を攻めた。下柳が犠打で送り、続く鳥谷が四球を選び一死満塁とした。平野の二ゴロ併殺崩れの間に1点を返し、二死一、三塁。巡ってきたチャンスで、赤毛のヒットメーカーが、ここまでの不調を吹き飛ばすように快音を響かせた。 2球目の外角直球、143キロをコンパクトなスイングでとらえた。右翼へ伸びた打球は、右翼手のグラブに収まりかけたが、弾むように飛び出して“着地”。マンモスに虎党の歓声が響いた。 11打席ぶりに放ったヒットが、同点に追いつく貴重な2点三塁打。さらに、自身にとって7月18日のヤクルト戦以来、8試合31打席ぶりに放ったタイムリーだ。 「気持ちが良かった」と声を弾ませ、塁上からプレッシャーを与えると、続く新井への3球目が暴投。勝ち越しのホームを踏み、試合の主導権を奪い返した。 先発マウンドに登った竜の2年目右腕・岩田とは、これが初対決。和田打撃コーチは試合前、「元々はスライダーピッチャーなんだけど、シュートもあるし、前回の登板ではフォークがよかった。分かっていない部分が多い」と話した。 決してデータは多くなかったが、猛虎打線の勢いが勝った。3点を先制された一回には新井が追撃のタイムリーを放ち、制球が乱れた二回に一気に攻略。虎得意の集中攻撃で、初モノを攻略した。中日打線に6発を浴びたものの、虎打線は本塁打なしで打ち勝った。 4連勝で試練の夏のロードへ弾みをつけた。次に聖地へ戻るのは30日後。敵地での戦いが続くが、怖くはない。再加速した虎の3番が、勝利へと導く。マートン(5試合ぶりの打点)「打てたのは良かったが、ほっとしたという感じはない。まだまだシーズンは長いので」阪神・和田打撃コーチ(鳥谷に)「内容が良くなって、結果が伴ってきている」阪神・ブラゼル“軽打”で7戦連続安打! 阪神5番・ブラゼルがつなぎの打撃で、チャンスメークした。一回二死一塁から右前打を放ち、連続試合安打を7に伸ばすと、五回一死一塁では左前安打。巨人・ラミレスが34号を放ち、再び本塁打王争いは1差追う形となったが、こういう“軽打”もチームには大きい。今季3発を放っている東京Dで、Gの主砲とも“直接対決”だ。
Aug 1, 2010
コメント(0)
阪神・下柳が6勝目!4発浴びても勝った これもベテランならではの味かもしれない。中15日で迎えた後半戦初登板。4本塁打を浴びたが、打たれた安打数も「4」。熱帯夜の甲子園で“怪投”を演じた阪神・下柳が6勝目(5敗)を挙げた。「オールスターをはさむと難しい。10日以上空いてくると、リズムに乗りきれない」と久保投手コーチ。だが、マウンドを託したのは百戦錬磨の男。「何とか立ち直ってくれるんじゃないかな」という真弓監督の期待通り、左腕は蘇った。 一回二死から森野に先制ソロを浴びると、ブランコに四球を与えた二死一塁から和田に左翼席へ運ばれた。二回にも先頭の堂上直に左中間への一発を打たれた。いきなりの4失点。 だが、ここから小田、岩田、荒木と3者連続三振に仕留めると、反撃機を一切与えない。六回一死で再び森野に15号ソロを浴びるまで打者13人を“完封”し、6奪三振。リードした城島も「真っすぐがよくなったし、切り替えていけた」とうなずく変身ぶりで、白星を引き寄せた。 毎年定期的に行う血液検査。結果がこの日、届けられた。京都府立医大の吉川教授が久々に球場を訪れての“発表会”。一緒に検査した金本、新井、藤川の中で「数値は下柳さんが一番よかった。成長を促すホルモンの数値も増えていた」と吉川教授が明かした。シーズン終盤へ向けて、42歳の頼もしいデータだ。 「打たれすぎ。ホームランばかりで点を取られて、野手が何もできないから。本当に反省しています」。左腕からは反省の言葉ばかり。4被弾5失点では胸を張れない。悔しさのつまった1勝を新たな糧とする。虎首位死守!球児が1点差ガッチリ19S球児、炎の3連投!! 4連勝や!!-。阪神は3位・中日に競り勝ち首位キープ。夏のロード前の最終戦を4連勝で締めくくった。3連投となった藤川球児投手(30)は気合の入った投球で1回1/3を無失点。3日からの2位・巨人との3連戦(東京D)へむけ最高の“旅立ち”となった。顔、そして髪までもが玉の汗になった。1点を守る九回二死一、二塁。フウッと息を吐く。右腕をしならせる。振り逃げを図った大島のアウトを確認すると、ようやく白い歯をこぼした。今季初同一カード3連投の藤川で第1関門を突破した。 「(これだけの連投を想定していたか、の問いに)勝つんやったら、そうなるだろうと。この9試合。優勝が絡んでくると接戦になるし、きん差でくるだろうなぁと。何とか勝ちをもってくることができてよかったです」 4番手・久保田の乱調で八回二死から登板。和田を歩かせたが、野本を空振り三振。最終回は2安打を浴びながらも最速155キロの火の玉を中心に「0」を刻んだ。 「疲れ? 前と比べれば、全然。これでできなかったら、練習不足。ここを頑張っておくと、後がおもしろいでしょ。チャンスやと思っている、僕にまわってくるとね。頑張らないと“自分は何してんだ”となるしね」 今季38度目のマウンド。疲労のピークは不問と強調した。チームの白星に恵まれず、バトンすら受け取ることが少なかった昨季は49試合。ブルペンの電話が鳴る喜びを感じている。 球児はオフは10年ぶりに高知商で自主トレを行った。甲子園を目指す後輩にとって汗を流す守護神の姿を見るだけでも勉強になる。それだけじゃない。「(藤川は)よく図書館にいっていた。勉強をしていた」。先生たちは口癖のように生徒に言う。文武両道で夢をかなえた男が野球界の未来を支えている。 30歳を迎え球児の意識も進化した。試合前、アンチエイジングの権威である吉川敏一・京都府立医大大学院教授が、血液検査の結果を伝えるために2年ぶりに聖地を訪問。同教授に藤川は「(前回は苦手の)野菜を食べていなくて最悪の状態だったんで、今、血をとってもらっても、大丈夫です」と伝えたという。 実は7月8日に行った採決時から野菜ジュースを毎日飲んでいた。ビタミンを多く摂取し、夏バテも防止。勝負の季節へ、万全だ。 3日からは東京で巨人との首位攻防戦。そして、再び中日と3連戦。真弓監督は「とにかく貯金を増やしたい」。 貯金16。後半戦4連勝スタートで、唯一負け越していた竜とイーブン(7勝7敗1分)にした。苦手なモノは、もうない。球児へつなげば勝てる。 「どんな勝ち方でもいい。一戦一戦、星を落とさず、粘り強く戦いたい」。1カ月離れることになる聖地の真ん中で、球児が宣言した。虎・城島、球児にハッパ!ピンチしのいだ 阪神・城島が言葉に“ジョー熱”を込めた。1点差に詰め寄られた八回二死からの球児登板。「ここで勝負できなかったら、9月は勝負できないぞ。藤川球児の存在を見せてこい」と守護神にハッパをかけてピンチをしのいだ。 幕切れの場面では中日・大島が空振り三振。振り逃げされるところだったが強肩を披露して間一髪アウトにした。「(格好が)田植えみたいになりましたね。肩には自信があるので焦りはしなかったですけど。ハラハラさせてしまいました」。バットでは2打数1安打だったが、2四死球で3出塁。盗塁も決めるなど、存在感は示した。阪神、球児の八回投入に課題「しんどい試合」 最後の打者がアウトになると、汗びっしょりの藤川球はほっとした表情を浮かべた。中日に競り勝った阪神の真弓監督は「しんどい試合。(藤川球が)よく踏ん張ってくれた」とリリーフエースをいたわった。 勝つには勝ったが、あらためて課題が浮き彫りになった試合だ。3点リードで迎えた八回。前日同点の九回に失点した久保田が八回にまたしても背信の投球。2本塁打で1点差に迫られた。 八回2死から登板した藤川球が後続を断ち、九回も2安打されながら抑えた。チームにとっては先発の降板後にいかに藤川球につなぐかがポイント。その右腕に負担をかけての勝利に指揮官は「本当は(九回まで)我慢したいんだけど…」と本音を漏らした。 藤川球は「状況がくればいく。回ってきたときこそ抑えなきゃ」と笑顔で話した。だが、2日前にもイニングをまたいで投げ、今季初の3連戦3連投となった右腕の疲労は少なくない。回をまたいでの投球は昨季と同じ10度となった。 巨人との3連戦を前に、首位は守ったが、まだ先は長い。この起用法を続ければ、終盤のデッドヒートで息切れしかねない。
Aug 1, 2010
コメント(0)
今日も勝ちました!!!しかし、今日もしんどい試合でした!!本塁打ばかりの中日に、相手のミスにつけこむ阪神という感じでしたね。最後は、守備の差でしょう初回にいきなり、下さんが一発攻勢。。。3点奪われます1回裏 【鳥谷】 センターヒット 【平野】 空振り三振 【マートン】 ファーストゴロ 【新井】 レフト線タイムリーヒット T1-3D レフト線高く上がりましたが、うまいところに落ちました!!2回裏 【城島】 デッドボール 【浅井】 フォアボール 【下柳】 キャッチャー犠打 【鳥谷】 フォアボール 【平野】 セカンドゴロ ゲッツーコース!!しかし、これが、いまいち、荒木の動きも良くなく、平野はセーフ!!併殺崩れでT2-4D!!! 【マートン】 ライト線2点タイムリースリーベース T4-4D 森野が、フェンスにぶつかっている間に、マートンは三塁に!!! 【新井】 ワイルドピッチで勝ち越し!! T5-4D 3回表 下さん立ち直ります!! 【大島】 空振り三振 【森野】 セカンドゴロ 【ブランコ】 空振り三振 4回表 【和田】 レフトフライ 【小池】 ショートゴロ 【堂上直】 ライトフライ 5回表 【小田】 レフトフライ 【代打・松井佑】 センターフライ 【荒木】 ショートフライ 5回裏 (投手交代)岩田 → 清水昭 【マートン】 セカンドゴロ 【新井】 サードヒット 【ブラゼル】 レフトヒット 【金本】 ファーストゴロ!!これを、ブランコ捕って、そのままファースト踏んで、セカンドに投げてしまいます!!!その間に、サードランナーは、ホームに!!T6-4D!!またもや基本的な守備のミスセカンド投げてゲッツーか、バックホームでしょう。。。しかし、阪神は助かりました!! 6回表 立ち直ったように見えたのですが。。。またもや一発攻勢。。。 (投手交代)下柳 → 西村 【小池】 スライダーばかりで、空振り三振!!! 6回裏 【城島】 レフトヒット 【浅井】 送りバント失敗の後、センター前ヒット!!城島は、スタート良く三塁に!! 【代打・桧山】 セカンドゴロ 城島は、ホームで挟まれます!!! なんと、ここで、またもや守備のミス!!挟んでいましたが、サードで落球!!転がっている間に、城島突っ込みます! 投手清水が、ブロックで死守!本塁は、アウトになりました。しかし、激突した清水は交代。ランナーは2,3塁に進塁しました! (投手交代)清水昭 → 小林正 桧山の代走 上本 【鳥谷】 センター前!!!!上本速い!!!いっきにホームに!!2点タイムリーヒット T8-5D 7回表 (投手交代)西村 → 渡辺 三者凡退!! 【堂上直】 サードゴロ 【小田】 ショートゴロ 【堂上剛】 ショートゴロ 8回表 (守備交代)藤川俊 レフト (投手交代)渡辺 → 久保田 二死までは抑えたんですけどね。。。。守備も良かったのですが。。。しかし、二者連続バックスクリーン T8-7D今日もやっぱり久保田劇場。。。さすがに三者連続バックスクリーンをやられたら、優勝されてしまうので。。。真弓監督出てきました。。。安藤か?と思いましたが、まさか、ここで球児 【和田】 フォアボール 【代打・野本】 ワンバウンド空振り三振 しかし、城島逸らした!!! さらに、ファーストにワンバウンド、ブラゼルも落としたけど、なんとか拾って微妙なタイミングですがアウト!!! 野本のスタート遅かったのに助けられました。。。 なんとか、打ち取りました・・・9回表 【堂上直】 セカンドファウルフライ 平野が、フェンス際、うまく捕りました!!! 【代打・谷繁】 セカンドフライ これも平野! 【堂上剛】 ライトヒット 【荒木】 ライトヒット 球児だから大丈夫!!! 【大島】 空振り三振!!!!しかし、これまた、落としてます 大島は、すぐにスタート!球場には、一斉にジェット風船が飛び、何の音も聞こえない!城島は、ボールを見つけられないでいる!!!! うわあ!!!!なんとか間に合ってくれ!!!やっと拾って、ファースト!!これも微妙なタイミングでしたがアウト!!!!! 試合終了!!!今日もヤバヤバでした!!!!!ヒーローインタビューは鳥谷と球児でした!この三連戦、ほんとうに球児はお疲れ様でしたリベンジに失敗した久保田。。。西村、渡辺、安藤は、良かったですね。あとは久保田だけなんだよなぁ。。。なんとか立ち直って欲しい・・・▼阪 神-中 日 15回戦 (7勝7敗1分、甲子園、18:01、46882人) 中 日 3 1 0 0 0 1 0 2 0 7 阪 神 1 4 0 0 1 2 0 0 X 8 【投手】(中)岩田、清水、小林正、鈴木、平井、高橋-小田(神)下柳、西村、渡辺、久保田、藤川球-城島【責任投手】(勝)下柳14試合6勝5敗(S)藤川球38試合3勝1敗19S(敗)岩田4試合1勝1敗【本塁打】(中)森野14号ソロ(1回、下柳)、15ソロ(6回、下柳)、16号ソロ(8回、久保田)、和田28号2ラン(1回、下柳)、堂上直2号ソロ(2回、下柳)、ブランコ23号ソロ(8回、久保田)(神)【戦評】 阪神が引き分けを挟む4連勝で首位を守った。3点を追う二回にマートンの適時三塁打などで4点を奪って逆転。1点差とされた八回途中から藤川球を投入し、逃げ切った。中日は岩田、清水の乱調が誤算だった。
Aug 1, 2010
コメント(0)
いやぁすごい試合でした。。。途中、何度もだめかなと。。。でも、ほんとに、すごい試合でした2点負けててそれでも、5,6回西村が守ります!7回、藤原、渡辺が抑えます!そして、7回裏ブラゼルが、あの浅尾からバックスクリーンに一発!!!渡辺は8回も三者凡退!しかし、1点差そこから城島のレフト前浅井の送りバント代打の神様関本がフォアボールを選びます!鳥谷の一発は、もう少しでホームランライナーでポール際のフェンス直撃当たりが良すぎて、一人しか帰れませんでしたが、これで同点!!関本に代走大和ですが、この大和が平野のセカンドライナーで飛び出してダブルプレー。。。決定的なチャンスをつぶして。。。さらに、久保田劇場は今日も。。。9回裏、マウンドには岩瀬マートンが打ち取られて。。。やっぱりだめなのか。。。しかし、今年の阪神はすごいですよ!!新井が、ライナーで左中間フェンス直撃!!入ったと思ったのですが、これもライナーで。。。ブラゼル三振でツーアウト。。。やっぱり、つきはないのかしかし、代打狩野!!むちゃくちゃねばります!!!ホームラン性の当たりもありました岩瀬根負けデッドボール!!城島城島も、ホームラン性の当たりを見せます!!ここでも、びびったかデッドボール二死満塁です!!ここで執念を見せた!!浅井が、バッドを折りながら、ショート前タイムリー内野安打!!!同点!!!代打清水!もう野手はいません。。。残念ながら三振でチェンジ10回は球児!危なげなく三人で打ち取ります11回もう一回球児で行くと思っていた虎ファン甲子園に悲鳴、罵声が。。。投手交代安藤ランナーさえ出なければ。。。その虎ファンの期待が、セカンド平野のファインプレー!!逆ハンドでジャンピングスロー!ワンバウンドをブラゼルがすくい上げてアウト!!!!これで、勢いがつきました!つづくセンターへのあたりも、浅井が好捕!つづいてセンターフライ!!三人で〆ました!!!しかし12回先頭の大島にレフト前ヒットすごくいやな流れ。。。さらに、安藤がボーク。。。これで、森野は、敬遠、1,2塁さらに、さらに代打野本の送りバントをブラゼルがフィルダースチョイス無死満塁ここで和田。。。もう、祈るしかなかったですここで、安藤がふんばった!!!!外角ハーフスイングで、空振り三振!!!続いて英智を、セカンド、インフィールドフライ!!二死!!いやなバッター谷繁センターオーバー!!これを、しっかりと浅井が捕りました!!!!!無死満塁を抑えました!!!12回の攻撃は、下位打線の上に、すでに野手がいなく安藤が打つしかなくしかし、ものすごく意味のある引き分けでした!!!!!すばらしかった!!!!首位も死守です!!!▼阪 神-中 日 14回戦 (中日7勝6敗1分、甲子園、18:00、46917人) 中 日 0 2 2 0 0 0 0 0 1 0 0 0 5 阪 神 2 0 0 0 0 0 1 1 1 0 0 0 5 (延長十二回規定により引き分け)【投手】(中)中田賢、小林正、浅尾、清水、高橋、岩瀬、三瀬、平井、鈴木-谷繁(神)鶴、西村、藤原、渡辺、久保田、藤川球、安藤-城島【本塁打】(中)堂上剛1号2ラン(3回、鶴)(神)ブラゼル33号ソロ(7回、浅尾)【戦評】 互いに譲らず、延長十二回の末に引き分けた。阪神は4-5の九回二死満塁から浅井の内野安打で同点としたが、その後は打線が沈黙。中日は同点の九回に森野の適時打で勝ち越したものの、その裏に岩瀬が打たれ、逃げ切れなかった。
Jul 31, 2010
コメント(0)
虎・久保9勝目!投げればチーム11連勝 おもしろいように三振の山を築き上げた。Vへの最初の関門となる中日→巨人→中日9番勝負の第1戦で、久保が12三振。1試合奪三振の自己最多記録(ロッテ時代の2005年)まであと「1」に迫る快投で、9勝目を挙げ、好調落合竜をねじ伏せた。 「あと1勝で自己最多タイ(05年の10勝)ですが、個人の記録より、チームの貯金が大事です。この流れを最後まで続けられるようにしたい」 一回、森野&和田に適時打を浴びて、2失点。だが、その後立ち直り、四回はブランコ、和田、野本を3者連続三振。二回から七回二死までは無安打に封じた。八回二死一、二塁で藤川にバトンを渡したが、7回2/3を投げ、5安打2失点。 「(城島さんの)最高のリードと最高の打撃があって、勝てました」 自身6連勝を決め、投げればチーム11連勝という不敗神話を継続した。 “先生”に土をつけさせた。23、24日の球宴(ヤフーD、新潟)に出場したとき。一流ばかりが汗を流す練習中に目からウロコが落ちた。探求心旺盛な久保のアンテナが鋭く反応した。 「他の選手のキャッチボールをみたら、全然違った。このままじゃ、いけないと。上を目指しているので」。凝視したのはこの日、先発として投げあった吉見だった。 「参考にした投手? 吉見です。球の質、球もち、腕の振り…」 体重移動にヒントがあった。「左足が着くまでの意識が変わった。今までは立って回転している感じだったけど」。より粘り強く投げられるフォームに変えた。好調時での突貫工事に正直、不安もあったが「引き出しの数を増やしたい」と取り入れた。吉見に学んだことを生かして、投げ勝った。 真弓監督が「テンポもよかったし、球のキレも制球もよかった」と称えた。酷暑が続くが久保は「今年一番、体の調子がよかった」と振り返った。エースが首位固めに向け、打者のバットを空を切らせる。阪神・久保は進化する!「不敗神話」続く 「うちのエース」と城島は断言する。「久保が投げる試合は勝たないといけない」と。後半戦、3連勝のスタートを切った阪神。一回に2点を先制された久保だが、四回に城島の18号ソロで奪ったリードを守り、藤川球へバトンをつないだ。試合結果へ 安藤の不振、能見の離脱があった中、真弓監督が前半戦のMVPに挙げた右腕。もちろん、後半戦も先発の軸として期待されているが、「いろんなことにトライして、引き出しの数を増やすことが大事」。現状に満足することなく、進化することを誓った。 初出場した球宴で、そのヒントを得た。中日のエース吉見のフォームを見て、「腕の振りをしっかりとボールに伝えることができている」。軸足で立ってからボールを離すまで、つねに下半身を意識したフォームに微調整し、後半戦に臨んだ。 結果は三振数に表れた。四回に三者連続三振を奪うなど八回途中までに12個。「三回以降はイメージ通りに投げられた」と久保。「まっすぐの精度が非常に良かった」と城島もたたえる球威を武器に、吉見との対決に投げ勝った。 5月12日の日本ハム戦で黒星を喫したのを最後に自身6連勝。しかも、久保が先発した試合はチームも11連勝となった。「球のキレもコントロールも良かった。先制されたが、後は申し分なかった」と真弓監督も絶賛。エースの「不敗神話」が続く限り、阪神の勢いが止まることはない。虎・坂井オーナー&星野SD、久保を絶賛 ロイヤルスイート席から快勝劇を観戦した阪神・坂井信也オーナー(62)=阪神電鉄社長=は「久保クンは素晴らしい投球やったね。大きな試合をとれてよかった。勢いに乗って、明日も明後日も頑張ってほしい」と笑顔をみせた。また、星野仙一オーナー付シニアディレクター(63)も「久保は城島とうまくいっているね。こういう競ったゲームで逃げ切れるのは素晴らしい」と絶賛した。阪神・球児に充実感!逃げ切り勝ちに貢献 阪神の逃げ切りに、抑えの藤川球が大きく貢献した。回をまたいでの登板に「大事な試合だったしね」と話した。 久保が八回2死から四球と内野安打で一、二塁とピンチを招いたところでマウンドに。ここでブランコを空振り三振に退けた。 九回も和田を最速156キロの速球で押して左飛に打ち取るなど、反撃を許さなかった。「相手は中日やし、こういう試合のためにやってきたんだから」と、緊迫した試合をものにした充実感をにじませた。虎・球児、火消した!八回ピンチで登板 藤川球が逃げ切り勝利に貢献した。久保が八回二死から四球と内野安打で一、二塁とピンチを招いたところでマウンドへ。ブランコを空振り三振に退けた。回をまたいでの登板に「大事な試合だったしね」。九回も和田を最速156キロの速球で押して左飛に打ち取った。「相手は中日やし、こういう試合のためにやってきたんだから」と充実感をにじませた。
Jul 30, 2010
コメント(0)
虎・城島V固めダ~ン弾!不敗神話は続く ジョーの夏、首位固めの夏!! 阪神は四回、城島健司捕手(34)が左翼に18号決勝ソロを放ち、中日に逆転勝ち。後半戦圧巻の3連勝だ。2位巨人と1ゲーム差は変わらなかったが、貯金を今季最多の「15」に増やした。中日→巨人→中日と続く真夏の天王山9試合の初戦を取った。渋滞知らずで優勝まで駆け抜ける。 ホームラン、それはみんながハッピーになるもの。城島の一発が、チームを、久保を、そして、満員の観衆を最高の気分にした。 「本塁打もちゃんと、人のおらんところに打ちました!!」 2-2の同点で迎えた四回、高めに浮いた吉見のフォークを振り抜いた。白球は左翼ポール際へ。アルプスと外野席の間の通路に飛び込んだ。中日→巨人→中日と続く真夏の天王山9番勝負の初戦を取る、6試合ぶりの18号決勝ソロ。ウイットに富んだコメントで振り返った。 27日の横浜戦で、三遊間に寄っていた遊撃の右を抜く適時打。「普段守っているところに人がおらんかったね」と大笑いした。翌日28日の同戦の右前適時打は「きょうは、いつも人がおらんところに打ちました」。ユニークに虎党を楽しませてきたジョー劇場は、まだまだ続いていた。世間は夏休み。甲子園にも多くのちびっ子が訪れる。 「昔は『暑いから遊ばない』は、なかったよね。(ラジオ体操は)今もあるんだ。子どもが近くの公園にでていくよ」 人気者にとって、子どもたちは気になる存在。甲高い声援に笑顔で手を振る背番号2。心強いサポーターに届けた“夏休み第1号”は子供がけがをしない場所に運んだ。 もちろん、救ったのはこの日、今季200万人を突破した観客だけではない。本塁打を打てば、10連勝という神話を守り、エースを援護した。 「あの本塁打が決勝点になると思わなかったけど、久保がいい投球をしていたし、自分自身も楽になった。久保はうちのエース。(カードの)初戦だし、久保が投げる試合は勝たないと」 最初はおどけて振り返った一発も、回が進むに連れて、価値が増していった。好リードで逃げ切り、攻守で右腕を援護。「エースでは負けられない」と後半戦直前に語った猛虎の要は有言実行で勝利に導いた。 昨年の29度を超える今季30度目の逆転勝ちで後半戦3連勝。2003年の球団記録の42度更新も見えてきた。真弓監督は「いいスタートを切っても後が続かないとダメ。一戦一戦を戦っていきたい」と引き締めたが「城島が本塁打で決めてくれたね」と正妻の一発に目を細めた。貯金は今季最多の「15」。三つどもえの一角・中日を突き放し、首位固めに入った。 3試合連続打点の城島は「首位を意識する時期ではないけど、貯金は多い方が9月になって楽になる。今は、いい試合を続けて、流れを止めないように選手は一生懸命がんばります」と約束した。地に足をつけ、やることは千両役者。頼もしすぎる大黒柱がいる限り、虎の勢いは止まらない。阪神・城島「久保の試合で勝つのは重要」 阪神は四回に城島のソロで奪った1点のリードを守りきった。攻守で要となった城島は「ゲームが動きだしたばかりで、あの本塁打が決勝点になると思わなかった」と振り返った。 上位同士のぶつかり合いで接戦をものにしただけに「いい試合をして勝てたから大きい」と満足そう。チームの勝ち頭である久保が先発しての勝利だったことに触れ「久保はいま、うちのエースなので、久保が投げる試合で勝つことが非常に重要」と力説した。阪神・平野、チャンスに強いん打! どんな仕事もこなす働きマンが、今宵もやった。平野が同点タイムリー。再び得点圏打率トップに躍り出た満塁男が、逆転勝ちを呼び込んだ。 「あそこで取れたら大きいと思っていた。必ず返してやろうという気持ちだった」 2点を追う二回。浅井のタイムリーで1点差に迫り、なお二死満塁。「狙っていた」という初球の直球を振り抜き左前適時打。試合を早々と振り出しに戻した。 今季満塁では、6打数3安打3打点。打率5割の勝負強さを誇る。得点圏打率は・375。28日に同僚マートンに奪われたトップの座を、1試合で奪い返した。 「悔しさを持ってやっているから。打率がよくても、得点圏(打率)が低ければ代打を送られてしまう」 昨年は、86打数19安打で得点圏打率・221ともろさを見せた。今季は6月22日の広島戦(米子)でも2点を追う八回二死一、三塁。一打同点となる場面で代打を送られた。反骨心が、ガッツマンを進化させる。 不動の2番としての地位を得ても、現状にあぐらはかかない。最近は、試合前練習で自身のメニューをこなしたあと室内練習場へと直行。打撃マシンと対峙する。 「僕は人一倍努力しなきゃいけない立場だから。積み重ねていかないといけない」 2安打を放ち、打率はまた・350(リーグ2位、トップは中日・和田で・355)まで上昇。同・3448(同4位)マートンと双璧をなす虎のヒットマン。つなげる、かえせる、守れる-。オーラは輝きを増すばかりだ。阪神・浅井、ラッキー追撃打! 浅井がしぶ~い、追撃打! 「8番・中堅」で先発出場し、2点を追う二回無死満塁。内角にきた吉見の145キロシュートに反応した。「『抜けるか』と思ったけど、(途中で)『あっ、捕られるかな』と。ラッキーです」。二塁ベース左へ弾んだ打球は、遊撃・荒木がグラブを差し出すも、捕れず(記録は遊安)に1点差に詰め寄るタイムリーになった。持ち味の思い切りのよさが吉と出た。
Jul 30, 2010
コメント(0)
ものすごい試合でしたね。久保、吉見の投げ合いは、見ものでした!!初回、2点を先取されたものの、その後は12三振の奪三振ショー!!久保、城島のバッテリーに隙はありませんでした!!2回裏同点に追いつくと、その城島のV弾!!!!すごいあたりでした!!!今日も完投が見えていましたが、8回フォアボールから、内野安打と不運が続き回をまたいでの球児!!その球児が、ブランコを空振り三振!!!そして最後も小池を空振り三振で阪神が連勝!!!!本当に強いです!!!1回表 【野本】 見逃し三振 T0-2D2回表 【谷繁】 空振り三振 【堂上直】 サードゴロ 【吉見】 見逃し三振 2回裏 【ブラゼル】 ライトヒット 【金本】 センターヒット 【城島】 センターヒット 【浅井】 ショートタイムリーヒット T1-2D 【久保】 空振り三振 【鳥谷】 ライトフライ 【平野】 レフトタイムリーヒット T2-2D3回表 【荒木】 ライトフライ 【大島】 ピッチャーゴロ 【森野】 セカンドゴロ 4回表 【ブランコ】 空振り三振 【和田】 空振り三振 【野本】 空振り三振 4回裏 【城島】 レフトソロホームラン T3-2D5回表 【谷繁】 ショートゴロ 【堂上直】 見逃し三振 【吉見】 見逃し三振 6回表 【荒木】 ファーストゴロ 【大島】 空振り三振 【森野】 フォアボール 【ブランコ】 空振り三振 7回表 【和田】 サードファウルフライ 【英智】 空振り三振 【谷繁】 ライトヒット 【代打・堂上剛】 セカンドゴロ 8回表 【代打・中田亮】 空振り三振 【荒木】 レフトフライ 【大島】 フォアボール 【森野】 ショートヒット (投手交代)久保 → 藤川球 【ブランコ】 空振り三振 9回表 (守備交代)藤川俊 レフト 【和田】 レフトフライ 【英智】 見逃し三振 【谷繁】 フォアボール 【代打・小池】 空振り三振 ▼阪 神-中 日 13回戦 (中日7勝6敗、甲子園、18:00、46800人) 中 日 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2 阪 神 0 2 0 1 0 0 0 0 X 3 【投手】(中)吉見、小林正、鈴木-谷繁(神)久保、藤川球-城島【責任投手】(勝)久保18試合9勝4敗(S)藤川球36試合3勝1敗18S(敗)吉見17試合8勝6敗【本塁打】(中)(神)城島18号ソロ(4回、吉見)【戦評】 阪神が逆転勝ちで3連勝。0-2の二回に4連打と平野の左前打で追い付き、四回に城島の18号ソロで勝ち越した。久保は八回途中2失点で9勝目。1回1/3を藤川球が締めた。中日は吉見がリードを守れず、打線も計15三振を喫した。
Jul 30, 2010
コメント(0)
大逆転呼んだ!阪神・西村、圧巻のKKK 歓喜の雨に打たれたお立ち台。西村のはにかんだ表情が輝いた。 「しっかり風邪を引かないように…ちゃんと宿題やってください!!」 夏休み中の子どもたちへのぎこちないメッセージに超満員のマンモスが爆笑の渦に包みこまれた。圧巻の3者連続三振斬り。逆転を呼び込み、7勝目を手にした。 「(三振は)2ストライクなら選択肢になります。打ち取るイメージをしたなかのひとつです」 出番は2点ビハインドの七回。最速145キロの直球と切れ味鋭いスライダーで吉村から始まる下位打線をねじ伏せた。イキのいい22球で聖地の空気を一変させた。 「まだしっくりこないですけど、前半戦の最後よりかはいい。体は動きやすくなっています」 はや45試合目の登板。一時は蓄積疲労のため、調子を落としたが、球宴休み2日間は福岡県の実家に帰省し、ノースローで肩を休めた。また熱烈な『西村ファン』の祖母の自宅にも足を運んだ。筑前煮をはじめ、大好きな“おばあちゃんの味”で英気を養った。 「投げられる幸せを感じて、気持ちを入れてしっかり投げたい」 後半戦もフル回転-。背番号「43」の快投が何度でも勝利の女神を振り向かせるはずだ。
Jul 28, 2010
コメント(0)
城島だ!ブラだ!阪神8連続安打で大逆転怒とうの集中打や!! 阪神は七回に単打ばかりで8打数連続安打を放ち、一挙6点を挙げて逆転勝ちだ。クレイグ・ブラゼル内野手(30)が同点の2点打で、城島健司捕手(34)が決勝打。2連勝で貯金を今季最多「14」とし、首位をガッチリ。虎の勢いは後半戦も止まりません!!激しさを増す雨をかき消すように、猛虎が目を覚ました。つないで、つないだラッキー7。怒とうの流れの中、城島が決めた。一塁上で両手を叩き、人差し指を突き上げる。満面の笑顔に、全員の気合が凝縮された。 「僕は一番楽なところで打席に立てた。(外野飛球を)上げればいいし、併殺シフトでもなかったからね」 2点を追う七回。同点に追いつき、なお無死一、三塁。4連打の後、カットボールを捕まえた。右前へのきれいなライナーは、値千金の決勝打になった。 「マートン、新井、ブラゼル、金本さん、(好機を)よく作ってくれた」。殊勲打を放った男は、前の打者を称え続けた。3、4番が演出した無死二、三塁で、同点打はブラゼル。左ひざに自打球を当てながら、打席で激しく痛がるそぶりなし。粘って8球目。中前へ運んで、2者をかえした。 「集中していたし、あそこは間を空けたくなかった。走った後で痛くなったけど、5分くらい休んだら、もう大丈夫さ」 痛みに耐えた勝利への執念。一塁に立って初めてトレーナーを呼び、代走・上本と交代。その気合に全員が応え、8打数連続安打の猛攻で勝負を決めた。 「頑張って粘ればチャンスはくると思っていると、今年のタイガースは本当にくるよね」 ジョーの言葉が、今の戦いを象徴する。今季最多タイの一挙6得点。六回までわずか2安打に抑えられ、3戦3敗だった難敵・清水を一気に攻略した。自らも暑い夏も体重が増えるが、「(食事を抜く)ダイエットは、ストレスになるからね。その分動くだけ」。毎朝40分間の自転車トレは、この季節、1時間に延長し、試合に備える。 チームも29度目の逆転勝利で50勝に到達し、貯金は今季最多の「14」。前夜に立った首位をキープした真弓監督も「貯金はどんどん増やしていきたいね。後半いいスタートを切りたいと思っていたから、勢いをつけていきたい」と力強く誓った。 歓喜の舞台裏には、驚きの事実が。お立ち台に“内定”していた城島が拒否。その理由は…。 「まだタイガースの一員と認められてないんだね。こういうイジメを乗り越えて、大阪に根付いていくわけですよ!!」 まるで、自分が選ばれなかったかのような言い分。「のどの調子が悪かったから断りました!!」と“大声”で笑ってロッカーへ消えた。みんなで粘って、つないだ勝利。ヒーローは全員だ。粋な計らいが、今の虎の一体感を示す。アツい夏は、まだまだ続く。阪神、快心の逆転勝ちで首位堅守!城島V打 パラパラと降り出した雨は、試合開始直前にピタリと止んだ。虎の勢いに水を差すまいと、天も味方する。蒸し暑さも熱気へと変わる心地よさが聖地を包んだ。前日27日に86日ぶりにセ界の頂点に立った。いよいよ歩み始めた首位固めへの旅路。最下位・横浜相手に“取りこぼし”は許されない。 「同じ戦いを続けていくしかない。中日も調子を上げているし、1戦1戦です」 一戦必勝を誓った真弓監督。頂点に立ってなお『挑戦者』。あぐらは、かきません。 だが、苦しい序盤。横浜先発の清水が、虎キラーぶりを発揮した。大きな壁となり打線の前に立ちはだかる。 一回はあっさりと三者凡退。二回は、先頭の新井がバットを折りながらも左前打。続くブラゼルは二塁へのゴロとなるが、遊撃の石川がセカンドベースを踏みアウトを一つ奪った後、一塁へ悪送球。ブラゼルが二進した。続く金本が四球を選び、チャンスはさらに拡がった。 ミスを突かなければ厳しい。清水は今季阪神に対して3試合に登板。3勝負けなし、防御率3・05。前回対峙した10日には、8回1/3(3失点)まで攻略できずに完投寸前のところまでいかれた。 「甲子園でいいんだよな。マウンドが合うのか、ボールが合うのかな」 和田打撃コーチも、敵地で“我が物顔”のハマ右腕に『?』マークを付ける。 その難敵相手に“頂いた”一死一、二塁のチャンス。だが、『生かさないと』の思いは空回り。続く城島、浅井が連続三振。先制機を失い曇り空同様、虎党の顔がみるみる曇った。 だが2点を追う七回。先頭のマートンが18打席ぶりの安打で出塁すると新井も右前打で続いた。新井が盗塁を決め、無死二、三塁からブラゼルが右前へ起死回生の同点2点タイムリー。「二、三塁になったので併殺がない状況になったので気楽に思い切っていくことができた。いいところに転がってくれた」 さらに金本が右前打。城島が無死一、三塁から右前へ勝ち越しタイムリー。5連打で逆転に成功すると、おどけてみた。 「きょうはちゃんと、いつも人がおらんところに打ちました」 まだまだ続く。浅井が犠打で送り一死二、三塁から代打・関本と鳥谷が連続タイムリー。1イニング8安打6点の猛攻で試合を決め、首位キープ。逆転の虎が、またも目覚めた。阪神・マートン、18打席ぶり安打が口火 阪神が6点を挙げた七回は、マートンが口火を切った。4試合連続無安打と苦しんでいた28歳は、実に18打席ぶりの安打に「どんな状況でもチームに貢献できる安打はうれしい」とはにかむように喜んだ。 先頭で打席に入ると、清水が投じた外のカットボールを中前にはじき返した。さらに打者一巡でこの回に内野安打を放ち、この日2安打。「結果的に安打は出たが、明日は明日。切り替えていきたい」とさらなる活躍を誓った。関本(七回に代打で適時打)「みんながつないできたチャンスだから、絶対に打たなあかんと思っていました」メッセンジャー(四回にハーパーに許した2点適時打を悔やみ)「あの1球がきょうはすべて。それ以外は満足のいく内容だっただけに、あの場面がね」西村(七回に3者連続三振に仕留め)「まだまだ本調子とはいかないけど、抑えられて良かった」阪神・マートン、18打席ぶり脱出打! 始まりはマートン。終わりもマートン。5試合ぶりの快音を響かせた虎の安打製造機が、七回の8打数連続安打の猛爆の口火を切って、最後も締めた。 「(無安打が)ずっと続くんじゃないかという気持ちだった。つながった? いい気持ちだったよ。どんな状況でもチームに貢献できるヒットはうれしい」 当たりが戻って、笑顔も戻った。スランプ脱出を告げる全開スマイル。チームも虎党も待ち望んだ、ひと安心の瞬間だ。 2点を追う七回、沈滞ムードを一掃した。好投を続けていた横浜・清水から、先頭で中前打。“らしい”当たりは、実に18打席ぶりとなるヒットだった。このイニング2度目の打席が回ってくると、もう一丁と二塁への内野安打。来日初の1イニング2安打を決めた。 生みの苦しみを存分に味わった。この試合前までセ界トップの127安打も、4戦連続無安打。真面目な性格の分だけ悩んで、もがいた。 試合前、連日室内でスイングをチェック。和田打撃コーチにもアドバイスを求めた。前に突っ込みがちになっていたスイングを修正。体重を後ろに残して、センター方向を意識することを心掛けた。 メンタル面でも、折れそうになる自分を“励まし”続けた。「(カージナルスの)プホルスだって打てない時期もある。(打てないのは)ハッピーじゃないし、失望もしているけど現実的にならないといけない」。打率・300、30本塁打、100打点を昨年まで9年連続で継続中のメジャーの大打者でも、いつも打てるわけではない。「野球では起こりうること」と、自分に言い聞かすことで冷静になれた。 「1本出たら変わると思っていたよ」と、真弓監督の予言も的中。「最後にこの4試合が一番ダメだったと思えれば、いいシーズンだったと思えるよ」とM砲。一つ大きな壁を越え、安打量産態勢へと入っていく。阪神・金本、光ったつなぎ打「プロの技」 猛攻の中心で6番・金本のつなぎの一打が、際立った。ブラゼル同点打の直後、なお無死一塁で打席に立つと、清水の139キロをたたきつけ、一、二塁間を破った。これで無死一、三塁。最低でも進塁打を狙った理想的な打球。明確な意図の込められた一打に、一塁ベース上では珍しく、両手をポーンと叩いた。 和田打撃コーチも「金本のヒットが見事。狙ってあそこに打っているから。あれがプロの技だよな」と脱帽。決勝打を放った城島は、二塁の金本に向かってガッツポーズ。代走を送られたアニキも、ベンチに戻りながら城島に力強くコブシを向けた。この一体感がファンには心地いい。 阪神・関本、トドメの神様2点打! 一気呵成に攻めた。七回。城島の一打で勝ち越しても、なおも畳みかけるが、今年の猛虎打線の凄みだ。一死二、三塁から代打・関本が試合を決めた。清水の143キロをコンパクトに弾き返した打球が中前へ抜ける。大きな2点打で、好投の右腕をKOした。 「みんながつないできたチャンスだから、絶対に打たなアカンと思っていました。(最低でも)外野まで飛ばそうと。相手も制球がよかったんで、いいボールに目をつけていきました」 二走の城島がガッツポーズで生還する間に二塁を陥れ、こちらも力強くコブシを握った。全員の気持ちが1つにつながった怒濤の連打。続く鳥谷にも、タスキはしっかりとつながれていた。 「流れに打たせてもらいましたが、1本出てよかったです」。左腕・篠原の139キロを、鋭いゴロで右前へ。10打席ぶりの安打は、適時打となれば8日のヤクルト戦(甲子園)以来12試合ぶり。調子の出ていなかった1番打者の一打が、ダメ押しの6点目を刻んだ。 全員一丸野球。特に“スーパーサブ”関本の働きは顕著だ。今季代打では打率・563(16打数9安打)、2発、8打点を誇る。試合前には母校・天理高が甲子園出場を決めた。「20年くらい(夏に)優勝していないから優勝を目指してもらいたいですね。優勝候補でしょ? 頑張ってほしいです」。超高校級スラッガーとして虎入りし、14年目。長打か単打か、方向性に迷った時期もあったが、今や欠かせぬいぶし銀の存在となった。 「みんながつないで、いい形になってよかったです」と関本。こんな男がベンチにいるから、虎は強い。
Jul 28, 2010
コメント(0)
全268件 (268件中 51-100件目)