梅林庵

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2007年12月17日

月曜日の夜

カテゴリ：音楽

午前5時半起床。曇りのち晴れ。
午前中プロジェクトの件で社長協議。午後は勤務時間終了まで、前のポストで担当した或る業界の支援策についてミーティング。随分手直しがあった。
夕方、薄暗い中、5.7ｋｍの周回コースを1周し、その後芝生のグランドで調整。合計8キロ。プールは休館日。体も休肝日。本日ノンアルコール。食後、妻がミルクの中に紅茶の茶葉を入れて沸かした本格ミルクティを出してくれた。これはTVのチャンネルを譲った見返り。彼女はフィギアグランプリのエキシビションを食い入るように見た。
午後9時からバッハのカンタータ。リヒター、ミュンヘンバッハ管。ＢＷＶ147。ウルズラ・ブッケルの声は聖母マリアのそれがかくあるであろうと思わせるもの。安息とはこの声を聴いていての落ち着き、安らぎのことをいうのだろう。染み入ってくる。母の胸の中に抱かれたときの甘い香りだ。
ところでネットで調べてみると、リヒターは1969年にこのメンバーで来日している。このときのライブも発売されているという。147の次は542、大フーガ。部屋の明かりを全て消し、炎と管球アンプの光だけでバッハの幻想曲を聴いていると、今日が月曜日ということを忘れてしまいそう。時空を越えてというと大げさだけれど、非日常の世界へ少しずつ引き込まれていく。
しかし、それもつかの間、午後10時から韓流ドラマが始まるからハイそれまでよということになるらしい。ぶち壊しとはこのこと。私にとっては寒流ドラマだ。タンノイの部屋へ避難。

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