梅林庵

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2012年12月25日

再度アルテック

(4)

カテゴリ：オーディオ

平成24年12月25日(火)

　私の会社は今週いっぱいの営業です。株主代表との折衝は先週末で終わりました。今日は一つ二つミーティングや会議をしましたが、社内は全体に一服感ありでした。でも私の課には、決まりのついていないチームも有ります。てんやわんやというと大げさですが、係長や担当者は苦虫をかみつぶしたような顔をしています。当然、私の問題でもあります。手打ちをし、すっきりした気分で正月を迎えたいし、そうさせてあげたい。
　日が暮れて運動公園へ。ラン7km。冷たい空気でしたが、無風でした。なかなか汗が出なかった。膨らんだ月に薄い雲がかかり、おぼろでした。陸上競技場のバックストレート裏でキジ混じりの白猫とばったり。街灯の光は遠かったけれど、顔つきが判りました。こちらを向いた目が鋭かったです。野良でしょう。この寒さです。表情には訴えるものと、全てを拒む感じ、二つの意志を感じました。なんだか村上豊の世界です。
　今日はコーラスの忘年会でした。帰宅して妻不在。風呂が沸き、テーブルにシシャモの天麩羅と肉じゃがが載っていました。浴びて飲んで食べて。一通り終えたら私の時間です。チャイコフスキー交響曲第5番ホ短調作品64、レオポルト・ルートヴィヒ指揮ハンブルグ国立フィルハーモニー管弦楽団。アルテックが名演を奏でてくれました。このスピーカーのよさを痛感しました。フルオーケストラの細部が手に取るように判りました。でも楽器の音をより分け、つまびらかにするというのではありません。全ての音色がひとつひとつはっきりと聞こえますが、一体となってチャイコを演じているようなのです。オケが一つの楽器となっている感じです。しかも音そのものが生演奏にとても近い。S関のまん中にいるようです。ちなみにタンノイはというと、2階席中央でしょうか。どちらも好きです。
　今日の写真は熊本･河内のミカンです。学生時代、妻が世話になった家庭から届きました。まさに蜜の甘さです。