梅林庵

平成27年7月12日日曜日

　午前4時起床。夜来の雨音は目の覚めるほどでした。終日降ったり止んだり。野良着を着る気分になりません。勃然、映画を鑑たくなりました。妻をたたき起こし、午前7時過ぎ出発。大分のシネコンで朝一、午前8時20分が上映開始でした。なんとか間に合いました。

　観たのは「愛を積むひと」樋口可南子と佐藤浩市主演、美瑛が舞台の文字通り愛の映画です。ストーリー、涙の出る作品でした。それはそれとして、撮影の舞台となった北海道・美瑛町の自然にため息が出ました。幾度も十勝連峰の遠景が出ました。大学の折、その辺りを歩きました。1年の前期に履修した自然科学概論のメンバーと、夏休みに国立大雪青年の家へ泊まりに行きました。美瑛富士、十勝岳、美瑛岳の揃った眺めは未だに印象深い。望岳台の辺りを歩いたのを覚えていますが、映画にその辺りであろうシーンも出てきました。懐かしかったです。

　ところでこの映画、監督は浅原雄三氏です。彼のことを知っています。釣りバカ日誌でメガホンを取りました。このシリーズ「19」は私のまちがロケ地でした。弊社が全面支援することになり、担当の鉢が私に廻ってきました。写真は、その折、部屋に掲げた看板です。

　裏に彼のサインをいただきました。いい記念です。

　次ぎの写真は昼に食べたカプリチョーサのパスタです。2種類を注文。はんぶんこして、楽しみました。後から出たコーヒーはインスタントのような味がしました。

　もう一枚。シネコンの入るモールのイベント広場です。この回りを取り囲むようにレストラン、スタバの類、あれこれの店があります。買い物好きには居心地よいでしょうが、オッサンの私はどうもいけません。

　イオンの食品売り場を冷やかして、真っ直ぐ帰宅。雨が上がったので、走りました。林道を6km。妻は野菜の手当て。昨晩の雨風に傾いていたのでした。夕餉は、久しぶりにいい映画だったと異口同音。楽しい週末でした。

今日の一句

銀幕に美瑛の風の吹いており　　

今日の写真は毛虫です。夕刻、拙宅の取り付け道路を這っていました。珍しい色です。