2016年07月15日
カテゴリ： 酒
平成28年7月15日（金）
午前3時起床。 このところ、未明の読書は聊斎志異（りょうさいしい）です。この本のことは数日前にも書きました。ちょっと解説かたがた紹介を。聊斎という人が異を志（しる）したもの。異とは、「神仙や異人、幽霊や妖怪変化、冥界の故事はいうにおよばず、ふとしたはずみに人間のあらわすひょんな行動にいたるまで」のことを意味します。所謂「伝奇」です。
伝奇ついでということで。これも前に書きましたが、毎晩寝入る前、蒲団の上で日本伝奇伝説大事典を読んでいます。このことをして、あっ、そうか。聊斎志異は、中国の伝奇大全だ。繋がりました。これで日中の伝奇を制覇できる。そのことをして思いました。遥かヨーロッパやアフリカ、インドなどにも、まとめられたものがありそうです。手に入れたいな。読んでみたい。岩波文庫にあるグリムやアンデルセンの童話、スペイン民話集、イタリア民話集も、広義にはこの類と思います。このジャンル、まさに知るよしもない異を知り得て妙です。
午前5時半、カメラを持っていつもの散歩へ。以下は相も変わらずの早朝写真です。一枚目はスカッと向日葵。近くの辻に咲いていました。
次は名を知りません。花なのか実なのかも判りません。以前、ポンプ小屋だったところに植わってありました。
中河原橋を渡りました。燕の子が休憩していました。飛び方が 覚束ない。
UのKちゃんが飼うセナです。馴れないと彼がぼやいていました。手を出すと、威嚇されました。怖っ。
天神さんの階段を5往復。途中に蝮の野郎がいました。竹の棒で打ち据え、捕まえてやろうと思いました。捜して戻ったら、いなくなっていました。残念、蝮焼酎をこさえ損ねました。
仕事の方は3連休前ということで慌ただしかったです。週明けのボード会議や、降って湧いたイレギュラー案件でバタバタしました。夕刻、通夜に。同僚の父親がなくなったのです。葬祭場を訪ねたら、突然死した同僚の通夜も営まれていました。複雑な思いでした。
今日すべきことの決まりがついてホッと一息。帰ってもコーラスで妻不在。することは一つ。朝から、今日はつね三と決めていました。先日、静岡の御仁が、私にと置いていって下さった磯自慢を飲まなければなりません。突っ込みました。わざわざ、こんな書き置きを残してくれていました。ユーモアのある方です。
御仁とは勿論見ず知らず。つね三来訪は、私のブログを見てがきっかけとのこと。お礼をいいたいです。何かかき込んで下されば幸いです。生詰と書いた帯封が嬉しい。
グビリ。う～む、甘露でした。グビ、グビ。当ては勿論鯵刺し。
おっ、datelineが早くも焼酎に切り換えている。毎回毎回ドボドボ注ぎやがって。芸のないにも程がある。
ナメロウが出てきました。これ、格別です。磯自慢がスルスル入っていきます。
今夜、一人で一升はちと厳しい。ということで幹部会議（ただの飲み会）を招集。昼行灯、韋駄天、キリノスケ、駅長のシミ君も参戦してくれました。皆、好みの当てを勝手に頼み放題。写真は韋駄天の注文したハマグリの酒蒸し。ぷりっぷり。天下の清流番匠川河口産です。
datelineは鱚天。これも同川下流にての釣り物。サクッサクでした。
キリノスケはお子様です。早くも寿司に突っかけました。
私は定番鯵フライ。立った今捌いたばかりの定置物。
おっ、ゲソの煮付けが出てきました。誰が注文したのだろう？昼行灯？それとも大将のサービスかな？
写真はシミ君です。自称アル中です。
彼の頼んだ身うるかです。これも天下の清流に泳ぐ天然物を使って大将がこさえました。私も一舐めしました。日本酒がすすみました。
サービスのセゴシ。鮎は年魚です。骨が柔らかいのでこういう食べ方もありなんです。
さて、酒の酌。遠い席の杯に注す折はこうします。一升瓶の長さが加わって、自由自在です。飲みねぇ、飲みねぇ、鮨食いねぇ。
杯盤狼藉の図。酒瓶も焼酎瓶も空っぽになりました。
占めにこれが出てきました。赤冒（アカアマダイ）の餡かけ。これ、絶品でした。
つね三の大将。ありがとうございました。ご馳走様。重ね重ねですが、磯自慢の御仁、美味しくいただきました。感謝感謝です。
オマケ写真を以下に2枚。
もう1枚、大将とシミ君抱擁の図。二人とも幸せです。
あー、飲んだ飲んだ。酔っ払っちゃった。ん？シミ君に袖を引っ張られました。「親方、スナックに行こう。行きつけの店があるんだ」梯子が苦手の私ですが、フラフラついていきました。？、救急車だ。飲み過ぎて目を廻した人がいるのかな？
シミ君の店に突っ込みました。ROYALの瓶が懐かしい。水割りは久しぶりでした。
私とシミ君の図。お姉さんに写してもらいました。
そのシミ君、彼女をくどき始めました。あっさり振られました。
それでも階段下まで見送ってくれました。
お返しなければなりません。次ぎに行こうと、今度は私が誘いました。カクテルバー玉井。この時点でほぼ記憶喪失の状態。カメラに写真は残っていませんでした。確かサンテミリオンを飲んだような気が・・・。
今日の一句
この地にて大井甘露の幸せよ
間ノ岳から浸み出すの甘露かな
其の彼と繋がることの遥かなり
今日の写真は、昨日届いた暑中見舞いです。日田にあるiichiko蒸留所からでした。何とも涼しげではあります。
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