梅林庵

平成29年8月19日（土）

　午前5時起床。朝はめっきり涼しくなりました。未明、色合いのないおぼろげな外が次第に白んでいきました。やがて緑を増す時刻、遠くに蜩の鳴いて、近くの梅林下は虫の声。秋です。写真はNのRさん宅、裏庭にあるコネリ柿です。これ、小さいんですが、とても美味しいです。熟れると毎日、夕刻ランの折、ちぎって二つ三つ、食べます。待ち遠しいな。

　朝のうちは新聞と本を。活字に倦いて、草を刈るか。家の廻りと父の栗畑下をやっつけました。2時間あまり。汗びっしょり。私の草刈り機は背負いのタイプです。先に刃の付いたバーを左手で左右に振ります。長時間だと、肘に負荷が掛かります。刈り終えたら、関節周りに鈍痛が残ります。肩掛けタイプに替えてみるかな。

　シャワーを浴びてプシュッ。もう1缶プシュッ。オマケにプシュッ。発泡酒3缶空けてしまいました。ゴロリ、横になりました。午睡。30分で目が覚めました。することが無いので再び本を手に。

　ああそうだった。来週末、亮さんが博多に来るんだ。浮かれてホテルを予約するのをすっかり忘れていました。楽天トラベルを覗きました。あれっ？殆ど埋まっています。どうしたのかな。春先、大きなコンサートのあったせいで受験生が福岡の宿を確保できないというニュースがありました。今回も何かイベントがあるのかな。残っているのは高級ホテルか木賃宿。検討していたら

「博多にM子がいるの。久しぶりに会いたいわ。あなたが亮さんと飲み歩いている時間、彼女と食事をしたいわ。私もいっていい？」

一人旅なら安宿OK、カプセルもありです。しかし、妻が一緒となると、そういうわけにもいかず。かといって5万10万のホテルはもったいない。あっ！そうだ。ラブホテルという手があるな。吾ながらいいことを思いつきました。その旨を彼女に照会しました。即却下。仕方ありません、盛り場から少し離れたところにある、聞いたことのないホテルをブッキング。亮さん、これで準備万端。連絡、待ってます。ブロ友の皆さんを肴に中洲のまちを練り歩きましょう。

　陽が傾きました。走るか。着替えました。いつもの林道コース。まだ太陽の日射しが残っていました。モスグリーンのグラサンを通して見る山の緑がいい感じ。汗びっしょり。写真は途中に見つけた植物です。実に近い葉だけが赤い。植わっていたのは林間の一軒家が庭先でした。この家、とても古いんです。朽ちる寸前のよう。がしかし、住んでいる人は花好きのようです。周囲に珍しい花が咲き、目を楽しませてくれます。

「おーい、Hちゃん（私のこと）、西瓜はいらんかー？」

　二つ返事を返し、そこへ跳んでいきました。戴きます。持って帰ったそれに妻が包丁を入れたら、中が真っ赤でした。

　シャワーを浴びてプシュッ。

　落ち着いたところで久しぶりにふなぐちを開栓。ドンブリ茶碗に注いでみました。ゆるりとまいろうぞ。

　テレビがヤクルト・広島戦をやっていました。アカン、今日は負けだな。ひっくり返って本の続きを。ん？夕食の終わって猶台所で妻がトントン。葱を刻んでいました。

　明日朝の味噌汁を準備でした。飲んだ後です。ちょうどいい。1杯ちょうだい。〆にはこれが一番です。バタンキュー。

今日の一句

青柿を早く熟れさす虫の声

今日のラン

6km

今日の酒

発泡酒3缶　アサヒスーパードライレギュラー1缶　ふなぐち1缶　三楽ロック1合　ウイちゃんシングル

今日の写真は 麦福

もう1枚は今日読んだ本。

保阪正康「昭和史忘れ得ぬ証言者たち」講談社文庫　895円