梅林庵

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2017年08月20日

へべす

(8)

カテゴリ：日記

平成29年8月20日（日）

　午前4時起床。快晴。

　日曜日の未明、新聞を手に取るこの時刻が幸せです。本に倦いて午前7時過ぎ、着替えてトラクターに乗りました。昨夜、妻が

「明日の朝ご飯はブランチよ」

ということは午前10時前後なんでしょう。それまでに一仕事。熊野神社下の水田に草が伸びていました。昨日、畔を苅りました。今日は中を鋤く段取りでした。それを終えて、父の野菜畑もついでに。ついでのついで、妻の菜園も、でした。9時前に終えました。写真は朝露の残る水田です。バッタの類や蛙が驚いて逃げ散りました。写ってはいませんが、鋤いたあとにトンボが沢山舞いました。

　シャワーを浴びてサッパリ。頭を拭いていたら、その通りブランチでした。妻はコーラスの発表があるとのこと。食事、出番に合わせての時間調整でした。出かけていきました。

　高校野球、大分・明豊対天理戦を観戦。初回に5点を失いました。テレビをすぐに消しました。あきらめの早い私です。本を読んでいて勃然、刺し身を食べたくなりました。鰺刺から遠ざかっていました。いつものスーパーに走りました。魚は少なかったです。仕方がないので出来合いのものを購入。

　午後2時、炎天下でしたが走るか。いつもの林道コース。写真はその取付近くです。変哲の無い風景です。しかし蒼い空、濃い緑。何だか浩然の気を養うような気持ちになるから不思議です。

　道の脇は藪です。ですが振り仰いでその一部分を切り取ると、これはこれで幾許かの印象を与えてくれます。左のエキゾチックな葉形、右に咲いた花。南洋の島に来ているような気分になるから不思議です。とその時、イヤホンにミシェル・ルグランの「思い出の夏」をアレンジしたジャズが流れました。いいタイミングでした。

　折り返して向津留を戻りました。刈り取りの終わった水田が広がりました。おっ、稲藁を括ってありました。この光景、最近、見かけなくなりました。

　汗びっしょり、家に戻って体をシャンプー。火照りを冷ますためバスタブに水を張りました。その中に座ってAmazonMusicでジャズを聴きました。目を閉じるとトロピカル。リゾート気分になりました。

　午後4時、お客さんがありました。1時間余り、主に本の話をしてくれました。市村正親似のオッサンです。ことのほか本が好きのようで、時折、面白いものを選んで貸してくれます。「昭和史忘れ得ぬ証言者たち」や「朝日新聞」は彼に借りたものです。宮崎に行ったということで土産に「へべす」をくれました。大分でいうところのカボスです。好物です。ありがとうございました。