梅林庵

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2020年03月11日

親方の山、茶碗蒸し

(4)

カテゴリ：山

Wednesday, March 11, 2020

　本に倦いて、親方に山如何、TELするも本日強風につき倒木を休むとのこと。ならばと、朝ご飯をして野良着に。拙宅、生け垣は茶です。敷地内をぐるり取り巻いています。先日に始めた草むしり、午前に残りを始末しました。次いで果てしのない行為、畑の石抜きです。
　時々腰を伸ばし、空を仰ぎました。熊本空港を発った飛行機が関西、関東へ向かう折り、ここの上空を通過します。ゴーッという音にそれと判り、見上げると白い機体が東に飛んでいるのを見ることが出来ます。春先は滅多とコントレールを引きません。音のする方ばかりを見ていたら、見つけることができません。聞こえてくる方向よりもかなり前の方です。
　ん？紋白蝶だ。この春、初めて目にするな。しばらく眺めていて、ケロケロ、山筋からヒキガエルの鳴き声が聞こえてきました。水温む、春です。
　正午前に地下足袋を脱ぎました。ん？いい匂いだ。妻が芋天をこさえていました。

　召し上がれ。パクリ。うん、これはいい。芋天用の粉があるそうで、それを使ったとのこと。甘みが増しているような。

　昼をしたあと、不完全燃焼。加太らを持て余しました。風が弱まってきたようなので再度親方にTEL。出っ張ることにしました。チェーンソーの歯を研ぎ、準備万端。スパイク足袋を履きました。彼の山に行くのは何日ぶりだろう。作業道を登りました。おっ、やってるやってる。

　私の姿を認めて、手を止めました。
「あんちゃんよい、今日は大きなヤツぅ切ってくりぃの」
　写真はポーズを取る彼です。70を越えていますが、ノンアルのためか若々しい。山中を歩く際、息があがりません。

　取り付きました。私の後ろ姿です。屁っ放り腰とはこの様な感じでしょうか。。

　今日はそこそこの大きさを十数本、倒しました。燃料注入回数延べ3回。チェーンソー、結構回したの感ありでした。

　正味90分の作業を終え、作業道の路肩に置いてあった樫や櫟を玉切りました。親方が杉・檜の倒木中、目についたものをはねおいてくれたです。満車になるには少し量が足りません。斜面に切り捨てのものを拾いました。この作業、難儀でした。足場の悪いところに転がる丸太を肩に担ぎ、作業道まで下りるのです。荷台に後どれくらいで満車か、目分量で量り、ペッカーチェーンソーで玉切りました。写真はなんとか満車になるの図です。これが今日の駄賃。