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昨年のブログになぞの動くサンゴということで、巻貝の上に固着したサンゴを紹介したことがある。そして今回も…。巻貝の上に固着するサンゴのポリプが開いていた。このままサンゴが育っていくと面白い。まぁ広がっても巻貝の上に限定されるだろうが。それにしても興味深い…。このあとひっくり返した巻貝は元に戻しておいた。つづく。
2017年07月11日
2017年6月下旬に行った串本磯採集の備忘録。サンゴ礁でシュノーケリングを楽しんだ。魚のカラフルさにはまだとぼしい感があるが、それでも楽しい。サンゴ、海藻と…。ウェットスーツを着ながらも、少々ひんやりとする海水が心地良かった。オオナガレカンザシ(Protula bispiralis)がゆらゆら。ほかにも…。サンゴの下からにょきっと伸びる赤い腕。これを取り出した。オオアカヒトデ(Leiaster leachi)。かなり巨大なヒトデである。つづく。
2017年07月09日
2017年6下旬に行った串本磯採集の備忘録。串本のある磯。これから潮が引いていくところ。このタイドプールをシュノーケリングで観察。岩壁にいたイソカサゴ(Scorpaenodes evides)。鰭の刺棘には毒があるので、安易に触らないように注意が必要だ。イソスジエビ(Palaemon pacificus)がちらほら。転石下にはウミケムシ類がうじゃうじゃ…(汗)。ニシキベラが捕食しようとしたがくわえた途端に放した。ウミケムシに刺されたな…。転石下を観察する際にはベラなどの捕食者に対して注意を払っているのだが今回は迂闊だった。反省~。別の場所でも…。採集意欲が低下してしまう。ニセクロナマコ(Holothuria leucospilota)。ナマコの寄生貝などを探していたらキュビエ器官が出てしまった。つづく。
2017年07月08日
前回の続き。採集した海水魚の一部を紹介。イサゴハゼ(Gobiopsis arenaria)。昨年に続き今年も採集。これ以外にも数個体を確認できた。セジロハゼ類。今回小さな個体が多かった。ホシハゼ(Asterropteryx semipunctata)。たくさんいるハゼ。青い斑点は綺麗である。ロウソクギンポ(Rhabdoblennius nitidus)。こちらもなかなか綺麗なカエルウオの仲間。たぶんアライソコケギンポ(Neoclinus okazakii)。もっときちんと真横からの写真を撮影しておくべきだった。反省~。今回の磯採集で嬉しかったことと言えばやはりイサゴハゼ。数個体確認できたことは大きかった。採集後は串本ロイヤルホテルへ…。写真は宿泊先からの眺望。上:くしもと大橋。下:橋杭岩1泊したのち帰宅した。おわり。
2017年07月06日
採集した海水魚の一部を紹介。ベニカエルアンコウ(Antennarius nummifer)。すでに掲載済の個体。この時期によく見つかると思う。こちらもベニカエルアンコウ(Antennarius nummifer)。かなり小さな個体。写真下はシュノーケリングしていたときに撮影したものだが、回顧的に見てわかりづらい…。ちょうど上を向いているところなんだが…。小さなチョウチョウウオ(Chaetodon auripes)がちらほら。写真下はトリクチス幼生の時期が終わったぐらいだろう。(あるいは終わりかけぐらい。)頭でっかちでかわいい。このあとリリース。カゴカキダイ(Microcanthus strigatus)。ネズスズメダイ(Chrysiptera glauca)。幼魚は綺麗なのでつい採集してしまう。この後リリース。キタマクラ(Canthigaster rivulata)。海藻を探っていたらタモに入った個体。クサフグ(Takifugu alboplumbeus)。ほかの魚を狙っているときにたまたまタモに入った個体。フグ類の幼魚。タイドプールの隅の水面近くを泳いでいた個体。たぶんハコフグ(Ostracion immaculatus)の幼魚。ミナミハコフグとの鑑別が問題だが、このくすんだ黄色はハコフグだろうな。つづく。
2017年07月04日
観察・採集した甲殻類の一部を紹介。クモガニ類。海藻の中に隠れていたカニ。もともと黄緑色なのか、それとも苔のようなものを付けているのかわからないが、保護色になっていて面白い。こちらもクモガニ類。カイメンを付着させてカモフラージュしていた。カイカムリ類。いろいろ背負ってカモフラージュするカニ。写真のようにカイメンを背負っていることが多い。ヒメキンチャクガニ(Lybia caestifera)。両方のハサミでイソギンチャクを持って身を守るカニ。さらにこの体色、砂利の上だとわかりにくい。ヒメソバガラガニ(Elamena truncata)。写真は死んだふりをしているところ。ちょっとした波でも簡単に流され、流されている間も死んだふりをしていることが多い。スベスベマンジュウガニ(Atergatis floridus)。簡単に捕まえることができるカニ。ただし毒を持っている。これが捕食者からの防御手段らしい。ちなみにアクアリウムで有名なトゲアシガニも微量だが毒を持っている。ここからは異尾類。転石裏にいたカニダマシ類。気まぐれに撮影したヤドカリたち。上から順に、ヤマトホンヤドカリ(Pagurus japonicus)、ソメンヤドカリ(Dardanus pedunculatus)、オニヤドカリ属の一種(Aniculus sp.)、ウスイロサンゴヤドカリ(Calcinus vachoni)。エビはこれだけ…。上:サラサエビ(Rhynchocinetes uritai)。 小さい個体が多かった。下:ヒゲナガモエビ属の一種(Lysmata sp.)。つづく。
2017年07月03日
今回観察した軟体動物の一部を掲載。カメノコフシエラガイ(Pleurobranchus peroni)。弾力のあるモコモコしたウミウシ。ついツンツンしたくなる(笑)。ビワガタナメクジとかも弾力があってツンツンしてしまう。メリベウミウシ属の一種(Melibe sp.)。すでに掲載済のウミウシ。海藻によく似ている。エンビキセワタ(Odontoglaja guamensis)は常連。小さくて見過ごしがちだが、ここには結構多い。クロヘリアメフラシ(Aplysia parvula)。先程のエンビキセワタよりも多く見つかるアメフラシの仲間。色彩のvariationは豊富。ほかのアメフラシの仲間。上:ジャノメアメフラシ(Aplysia dactylomela)。下:アクアリウムで馴染み深いタツナミガイ(Dolabella auricularia)。マガキガイが多く見つかるなか、よく似たイモガイ類もいろいろ見つかる。カイウミヒドラ(Hydractinia epiconcha)が付着した巻貝。シワホラダマシなどの巻貝と思うが、確認はしていない。ツマグロヤナギシボリダカラ(Luria isabella controversa)。時々見かけるタカラガイの仲間。つづく。
2017年07月01日
今回観察した棘皮動物の一部を掲載。ホウシャクモヒトデ(Ophiocoma pica)。転石下などを探すとクモヒトデ類を見つけやすい。ここにはホウシャクモヒトデが比較的多い。串本の別の磯ではあまり見かけないのだが…。ほかのクモヒトデ類の一部。上:アカクモヒトデ(Ophiomastix mixta)。下:ミナミイツツメクモヒトデ(Ophiarachnella infernalis)。タコノマクラ(Clypeaster japonicus)というウニの仲間。下は付着物を払いのけた写真。シラヒゲウニ(Tripneustes gratilla)。コシダカウニ(Mespilia globulus)。アクアリウムでおなじみのウニ。ガンガゼ(Diadema setosum)。アラサキガンガゼもここにはいる。今回クラゲムシは見つからなかった。つづく。
2017年06月30日
6月上旬に行った串本磯採集の備忘録。シュノーケリングしていて思ったことと言えば、海藻が多かったこと。そういう時期なんだな。そして海草も…。今までこのタイドプールにはなかったような?単に見落としているだけかもしれないが…。いずれにせよ今後が楽しみだ。こちらはハナヤサイサンゴ(Pocillopora damicornis)。ピンク色はよく目立つ。カサゴ(Sebastiscus mamoratus)。食べたら美味しい魚。脱皮する魚としても知られている。セジロハゼ属の一種(Clariger sp.)。転石下の個体。ここでは比較的よく見つかるハゼ。ヨウジウオ科の一種(Syngnathidae sp.)。これも転石下の個体。ちなみにここにはカンムリヨウジが多い。ウロコムシの仲間。そしてヒラムシの仲間(Polycladida sp.)。初めて見たような?咽頭のサイズを見る限りはツノヒラムシ科の一種(Planoceridae sp.)かもしれないのだが…。自信なし。つづく。
2017年06月29日
2017年6月上旬に行った串本磯採集の備忘録。写真は早朝の道の駅すさみ。少し休憩~。そしてここにあった、特産戦隊スサンジャー!!!特選じゃなくて、特産か。確かに強そうじゃなくて、美味しそうな戦隊だ。それにすべての戦隊にイノブタの鼻らしきものがある。とまぁ、こんな感じでほとんど誰もいない道の駅で早朝から少しだけ楽しませていただいた。ちなみにイノブタはすさみの特産である。その後出発してしばらく運転。目的の磯へ到着した。ぶらぶらと歩いてタイドプールを観察した。写真下はごく浅いタイドプールにいたクモガニの仲間。いいエサになりそうな小魚もちらほら。その後さらに観察を続けて…。今回はここからシュノーケリングを開始した。つづく。
2017年06月28日
5月下旬の沖縄磯採集の備忘録。磯採集を終えたあとはUさんと某所で待ち合わせ。しばしの間楽しい時間を過ごした。(このことは後ほど掲載予定。)そして深海魚の梱包。Uさんによって採集され、調整された貴重な個体ばかりである。モンイトベラやイトヒキコハクハナダイなどがこの中にいる。翌日は朝より帰宅。写真は那覇空港の植物防疫に関する展示。以前はこんなの無かったんだけどなぁ…と思いつつ、興味深く見させていただいた。左よりアリモドキゾウムシ、ミカンキジラミ、イモゾウムシの模型。このような害虫がいるため持ち出せない植物がある。例えばサツマイモとかがそうだ。ほかにもいろいろと。それにしても模型がリアルだ。実際立ち止まって見ている人は多かった。アフリカマイマイももちろん持ち出し禁止。農作物の害虫である。個人的には広東住血線虫の中間宿主というのが気になる点であり、また嫌悪する点でもある。ラウンジで出発までの間休憩。帰りたくないなぁ…。本音はもう少し遊びたい…。その後機内へ。ANA便からの眺望。そして機内食。来た来た、桜海老とグリーンピースのスープ。結構美味しいので個人的にお気に入り。おわり。
2017年06月25日
5月下旬の沖縄磯採集の備忘録。採集した海水魚の一部を掲載。カンムリベラ(Coris aygula)の幼魚。可愛くて、綺麗なのでつい採集してしまう。でも大きくなったときのことなどを考えて、この後リリース。トカラベラ(Halichoeres hortulanus)の幼魚。先ほどのカンムリベラの幼魚と同様にイノーの普通種。採集こそしたもののこの後リリースした。オビテンスモドキ(Novaculichthys taeniourus)の幼魚。底面近くを海藻などに沿うようにゆらゆらと泳ぐ。さらにこの色彩と形状。気付きにくい。レモンスズメダイ(Chrysiptera rex)の幼魚。イノーにたくさんいる。写真はカンムリベラを採集していてたまたまタモに入った個体。モヨウモンガラドオシ(Myrichthys maculosus)。飼育したら面白いだろうなぁと思い、採集後しばらくキープしていたが、結局リリース。タモやケースなどは登って逃げてしまうことがあるため注意が必要。たぶんイシヨウジ(Corythoichthys haematopterus)。イノーにたくさんいる普通種。個人的にクチナガイシヨウジとの区別がいまひとつ…。ネズッポの仲間(Callionymidae sp.)。トビギンポ属の一種(Limnichthys sp.)。サンゴトビギンポやミナミトビギンポあたりだと思う。個人的に好きな魚の部類である。オトメウシノシタ(Aseraggodes xenicus)。小さくて可愛いウシノシタの仲間。さて今回の失敗のこと。潮が満ち始めたころ、まだ大丈夫と思い遊んでいたことがそもそもの間違い。帰ろうと思ったときには陸地がほとんど海水に浸かってしまった状態で、荷物は流され始めていた…。幸いにも貴重品などは防水袋に入れていたので濡れてはいなかったが、海の中を歩き、一部は泳ぎながら、荷物を運ばざるを得ない状況だった。久々にやってしまった…。反省。つづく。
2017年06月18日
5月下旬の沖縄磯採集の備忘録。観察・採集した甲殻類の一部を掲載。ベニワモンヤドカリ(Ciliopagurus strigatus)。タカラガイの貝殻を丹念に観察していくと見つかることがあるのだが、ここではツマジロサンゴヤドカリなどが入っていることが大半。イダテンヒメホンヤドカリ(Pagurixus nomurai)。素早く逃げる小型ヤドカリ。よって目立つため、場所さえ知っていれば見つけやすい。ヒメホンヤドカリ属の一種(Pagurixus sp.)。こちらも素早く逃げる小さなヤドカリ。サンゴヤドカリの幼稚体。脱皮をおこなうことで次第に正体が明らかになっていくだろう。ツノヤドカリ属の一種(Diogenes sp.)。砂に紛れてたくさんいるヤドカリ。ケブカカニダマシ(Petrolisthes pubescens)。オオメテナガヒメガザミ(Portunus macrophthalmus)。ゴイシガニ(Palapedia integra)?ここでは初採集である。つづく。
2017年06月16日
5月下旬の沖縄磯採集の備忘録。気まぐれに撮影した棘皮動物の一部を紹介。ジャノメナマコ(Bohadschia argus)。そこらじゅうにいるナマコ。気になるのは付着生物。よってそっとひっくり返して確認した。あくまで”そっと”。キュビエ器官を出されると面倒だから。ナマコウロコムシ(Gastrolepidia clavigera)が付着していた。リュウキュウフジナマコ(Holothuria hilla)。何だっけ?イサミナマコか、ミナミフジナマコあたりだと思うのだが、実際はよくわからない。サンゴの隙間から腕を伸ばしているのはオオフサクモヒトデ(Ophiomastix annulosa)。ワモンクモヒトデ(Ophiolepis superba)。捕まえると腕を伸ばしたまま動かなくなることがあるが、この個体はうねうねと動き逃げようとしていた。そこらじゅうにいるアオヒトデ(Linckia laevigata)。そして名前がよくわからないヒトデ。転石下にいた。初めて見るヒトデだ。つづく。
2017年06月15日
5月下旬の沖縄磯採集の備忘録。シュノーケリング。ルリスズメダイ(Chrysiptera cyanea)がちらほらと…(最初の写真)。それでは観察した生体の一部を紹介。たぶんネンエキボヤ属の一種(Diplosoma sp.)。 Diplosoma virensなんだろうか。よくわからん。クモガイ(Lambis lambis)。ヤドカリかもしれないと思ったのだが、ひっくり返して確認したところ生きているクモガイだった。ムシロタケ(Myurella affinis)。タケノコガイの仲間はいろいろ見つかるので面白い。たぶんチドリミドリガイ(Plakobranchus ocellatus)。それにしてもわかりにくいなぁ…。前者とは別に大変わかりやすいミカドウミウシ(Hexabranchus sanguineus)。こんなところにホシズナ(Baculogypsina sphaerulata)が…。ホシズナと同じ有孔虫の仲間、ゼニイシ(Marginopora sp.)。ここにもゼニイシがいるが、それよりも半透明の生き物が気になる…。ナマコの仲間?ユムシの仲間?それとも…。そしてイルムティニセツノヒラムシ(Pseudoceros prudhoei)。飼育しようとは思わないが、ヒラムシ類は個人的に気になるものが多い。つづく。
2017年06月12日
5月下旬の沖縄磯採集の備忘録。写真は今回のメインの磯採集地。以前よく来ていた場所であるが、ここ数年はまったく…。しばらく経つがどのように変化しているのだろうか。それとも変わらないのか。そういった意味ですごく楽しみであった。潮はかなり引いていた。イノーに形成されるマイクロアトール。浅いタイドプールにいたクモウツボ(Echidna nebulosa)。こちらはモヨウモンガラドオシ(Myrichthys maculosus)。なんだかニョロニョロしたやつばかりだなぁと思っていたら、モバウツボらしきものがいたりとか…。やっぱりニョロニョロ系だ。適当な場所からシュノーケリングを開始。そして出会ったサビウツボ(Gymnothorax thyrsoideus)。これもまたニョロニョロ系だ。でもかわいい。つづく。
2017年06月11日
5月下旬の沖縄磯採集の備忘録。写真は朝の関西国際空港。GWを外して沖縄へ行ったのだが、沖縄へ行く人が結構いるもんだな…というのが感想。ANA便の機内食。朝食代わりに頂いた。食後は空を見ながらぼんやり…。そしてしばらくの間仮眠。那覇空港に到着。この後レンタカーを借りて某所へ出発。結構いい感じで潮が引いていた。私服のまま簡単に採集と観察を行った。キカイホンヤドカリ(Pagurus angustus)。目的のヤドカリだが、今回1匹しか見つからなかった。また時期を変えて探すことを考えている。スベスベサンゴヤドカリ(Calcinus laevimanus)。ツマキヨコバサミ(Clibanarius englaucus)。ほかにはマダラヨコバサミも見つかった。タテジマヨコバサミ、ツメナガヨコバサミ、ワカクサヨコバサミ、ユビナガホンヤドカリなどは見つからなかった。観察不足、時間不足かもしれないが、これらもまた時期を変えて探してみたい。(まぁ30分程度しか探していないからねぇ…。)ミナミカニダマシ(Petrolisthes hastatus)。お持ち帰りした個体である。このあとメインの磯採集地へ移動した。つづく。
2017年06月07日
採集した海水魚の一部を紹介。フチドリタナバタウオ(Acanthoplesiops psilogaster)。成魚サイズの個体。以前にも書いたが越冬しているのだと思う。さてこの色彩パターンを見て思い浮かぶのはカリオヒラムシ(2枚目の写真)。ほかにもよく似た色彩パターンのPseudoceros属のヒラムシもいる。ベイツ型の擬態なのかもしれない。アカククリの幼魚も同様だ。シロヒゲセジロハゼ(Clariger sp.)。たくさん見つかった。あとミミズハゼ類も。そしてさらに多かったのはアンコウウバウオ(Conidens laticephalus)。ウバウオの大半がこれだった。カンムリヨウジ(Micrognathus andersonii)。エサ用の小魚もたくさんいた。Antennarius biocellatusのエサとして一部お持ち帰りした。キタマクラ(Canthigaster rivulata)。寄生虫がたくさん…。寄生虫観察のためにお持ち帰りしようかどうか悩んだが、結局リリースした。おわり。
2017年05月15日
採集した甲殻類の一部を紹介。ムラサキエビ属の一種。セジロムラサキエビ(Athanas japonicus)と思うが、やや自信なし…。海藻をタモで探っていたら入ったモエビの仲間。エサとして良さそうだ。イソスジエビ(Palaemon pacificus)もたくさん見つかった。こちらはヨコシマエビ(Gnathophyllum americanum)。転石下の個体。ウニの近くにいた。イソヘラムシ(Cleantiella isopus)。今回かなり多かった。夏は少なめだった。水温が影響しているのだろうか?それともたまたま?クモガニ類もたくさん。まぁこれはいつものことだな。トウヨウヤワラガニ(Halicarcinus orientalis)。ペアで見つかった個体。ほかにも結構たくさんいた。今回ヒメソバガラガニ(Elamena truncata)はやや少なめ。定番のウスイロサンゴヤドカリ(Calcinus vachoni)。ホンヤドカリの仲間。上:ホシゾラホンヤドカリ(Pagurus maculosus)。中:クロシマホンヤドカリ(Pagurus nigrivittatus)。下:アオヒゲヒラホンヤドカリ(Pagurus decimbranchiae)。ヒメケアシが見つからなかったのは残念だ。つづく。
2017年05月14日
4月中旬に行った串本の磯採集の備忘録。今回観察した生物の一部。プセウドケロス・パララティクラウス(Pseudoceros paralaticlavus)というヒラムシの仲間。寄生種が多い扁形動物は個人的に好きな生き物。よってヒラムシにも興味があったりする。さらに言えばニセツノヒラムシ属(Pseudoceros属)は綺麗な種が多く、見ていて飽きない。でも写真の個体はちょっと地味かもしれないな…。カリオヒラムシ(Callioplana marginata)。比較的よく見かけるヒラムシである。ここからは軟体動物。オトメガサ(Scutus sinensis)。写真は殻が軟体に覆われている状態。ホウズキフシエラガイ(Berthellina citrina)。転石裏にペアでいた。ツヅレウミウシ(Discodoris lilacina)。クロヘリアメフラシ(Aplysia parvula)。アメフラシ類は結構多かった。ここからは棘皮動物。ナマコ。タイドプールにいた個体。コシダカウニ(Mespilia globulus)。海藻などでカモフラージュしていた。ヤツデヒトデ(Coscinasterias acutispina)。腕の再生途中であった。クモヒトデ類。上:アミメクモヒトデ(Ophionereis dubia)。下:アカクモヒトデ(Ophiomastix mixta)。ほかにもいろいろいた。また行きたい。つづく。
2017年05月12日
4月中旬に行った串本の磯採集の備忘録。前回のシュノーケリングの続き。写真は干潮時の磯。では海の中へ。前回にも書いたが結構濁っていた。ここに来ると毎回のように観察しているイソハナビ(たぶん)。台風直後などにはほとんどなくなってしまうが、いつの間にやら成長して元通りになっている。たくましいものだ。シロガヤ(Aglaophenia whiteleggei)。触れないように注意。触れると皮膚炎を起こす。そして痛い。このあたりは比較的透明度が良かった。オオナガレカンザシ(Protula bispiralis)。ここも結構お気に入り。毎回のように観察している。トウヨウヤワラガニ(Halicarcinus orientalis)のペア。転石下にいた個体。今回ヒメソバガラガニよりも多く見かけた。つづく。
2017年05月11日
4月中旬に行った串本の磯採集の備忘録。ここは以前よく採集した場所。この時期、海藻が繁茂していた。海水に足を浸してみたところ、まだ少々冷たかったので、ウェットスーツを着用した。シュノーケリングを開始。濁っていた。魚影が見当たらない…。岩壁に沿って泳ぎ、魚を探すがなかなか見つからない。サンゴイソギンチャク(Entacmaea actinostoloides)。あまり膨らんでいなかった。アメフラシ(Aplysia kurodai)。ガラガラに産み付けられたアメフラシ(Aplysia kurodai)の卵塊。いわゆる”うみぞうめん”というやつ。黄色っぽいのが多いが、写真の卵塊はオレンジ色であった。キバナトサカ(Stereonephthya japonica)。ここには非常にたくさんある。つづく。~~~~~おまけ。カラタチゴケ属(Ramalina)の一種。地衣類である。今回の採集地の岩には多い。個人的に興味があり、毎回観察するようにしている。
2017年05月10日
4月中旬に行った串本の磯採集の備忘録。写真は阪和自動車道の紀ノ川サービスエリアからの眺望。いつものごとくここで休憩および給油。その後ひたすら運転。途中に寄った漁港。何かいないかどうか探してみたが、めぼしいものは見つからなかった。流れ藻は少なめ。タモですくったみたが、やはり大したものは見つからなかった。別の漁港でもやはり…。つづく。
2017年05月09日
帰る日の前日の夜。Uさんによって採集され、調整された深海魚を梱包した。夜は寒く、クーラーボックス内の温度調整に悩んだ。結局、クーラーボックスを開けたままにして、エアコンにて室温調整を行い、これにて水温を管理した。こちらはツメナガヨコバサミ(Clibanarius longitarsus)。宿泊先で撮影した写真。採集時には宿貝に隠れてしまい出てこなかったヤドカリ。でもひょっとしたら…と思い、持ち帰ったが、結果はツメナガヨコバサミであった。残念。でもこんなことは往々にしてある。翌朝の那覇空港。梱包生体のことを考えて、いつものごとく朝の便で帰った。今回は窓側の席。雲を眺めて考えたことと言えば、次回の採集のこと。そして未同定のある魚のこと。こちらは機内食。美味しくいただいた。このあと熟睡…(笑)。おわり。
2017年05月07日
今回採集した甲殻類の一部。テッポウエビの仲間。今回初採集となる。名前はまだ調べていない…。エビ。ハゼとともに毎回のようにタモに入ってくる。カニもときどき見つかる。ヤドカリはユビナガホンヤドカリ(Pagurus minutus)が多かった。撮影をしていないが、アンパルツノヤドカリらしき個体も多かった。ちなみにここではユビナガホンヤドカリによく似たキカイホンヤドカリはまだ見つからず。そしてワカクサヨコバサミ(Clibanarius demani)。ツメナガヨコバサミによく似ているが、眼柄の色彩で区別した。ここにはどちらもいる。つづく。
2017年05月06日
マングローブ域で採集した魚の一部を紹介。スナゴハゼ(Pseudogobius javanicus)。かなりたくさんいた。同様にツマグロスジハゼもたくさん。ハゼ。クロコハゼ(Drombus sp.)のような気がするのだが。カワヨウジ(Hippichthys (Hippichthys) spicifer)。ボラの仲間。もう少しきちんと写真を撮っておけばよかったと後悔…。今回ハゼ数匹をのぞき、すべてリリースした。つづく。
2017年05月05日
メインとなる採集地。以前と比べてずいぶんと雰囲気が異なった。そりゃ当然やな。3月やもんな。藻のようなものがたくさん。同時にドロアワモチの仲間もたくさん。めっちゃくちゃ糞してるやん(下の写真)。藻がエサなんやろうか。その後川を歩いていく。でも歩ける範囲は限られている…。足が泥の中に沈むからね。先客がいたようだ~♪このあといろいろ採集。つづく。
2017年05月03日
昨年から個人的にハマっているマングローブ域へ。このときちょうど干潮。ここには流入する小さな川がたくさんある。川底にたくさんいたアマオブネ科の巻貝。潮が引いたあと干潟にもたくさんの巻貝。そして多数の二枚貝。マクガイの仲間なのだろうか…。写真撮影のために精一杯近付いたが、これ以上は進めない。ズブズブと足が泥の中に沈んでいくのである。つづく。~~~~~磯採集の続きを書いているが、すでに”磯”での採集ではないな、これ…。
2017年05月02日
某所へ向かう途中に立ち寄った砂浜。いい感じで潮が引いていた。カニの巣穴らしきもの。Uさんとともに砂浜を歩いた。そしてラックファウナ(wrack fauna)をいろいろ調べてみた。しかし探している生物は見つからなかった…。見つかったのはアリ。シロアリ。こんなのばっかりだが、実は以前よりアリには興味がある…。こちらは砂浜から少し離れたところにあったマングローブ域。面白そうなところだ。場所を覚えておくことにした。このあと某所へ。つづく。
2017年05月01日
ある汽水域。Uさんのカニ捕りに同行させていただいたのだが…。捕れたのはカワヨウジ(Hippichthys(Hippichthys)spicifer)だけだった。カニはまだ早いんじゃないかなということだった。こればっかりは仕方がない。またいつか機会があれば同行させていただきたい。Uさんの車にてドライブ。助手席に座るのは久しぶりだなぁ…。そして到着した古宇利島。写真は漁港。岸壁にいたタコ。どこに行っても生き物探しをしてしまう。癖みたいなものだな(笑)。その後古宇利島を一周。頭をよぎるのは磯採集のことばかり。ここでも観察・採集してみたい…。そんなことを思いながら古宇利島をあとにした。つづく。
2017年04月28日
2日目の朝はあいにくの雨。雨でも普通に泳ぐことが多いが、この日はかなり寒かったため、海に入って採集することを断念…。Uさんに電話すると、セリを見に連れていってくれるというので、ご厚意に甘えた。ある漁港のセリ。前日の海の状態が良くなかったため、魚は少ないらしい。場違いな私服でそこらじゅうを歩き回り、ついつい珍しい魚を探してしまう。深場のハタ類とか、興味深いものが多く、生きていたら面白いと思う魚も多かった。その後セリが始まり、しばらくの間見学した。力強い言葉が飛び交う。でも何を言っているのか全く分からない。Uさんが言うには慣れてくるとわかるらしいが…。こちらは生け簀にいたゴシキエビ(Panulirus versicolor)。その後漁港へ。魚がいないかどうか確認。小魚がたくさん。これ以外には特に目立ったものは見つからなかった。台風あとに来たら面白いかもしれないと思ったりもした。このあと某所へ出発。つづく。
2017年04月27日
採集した海水魚の一部を紹介。オビテンスモドキ(Novaculichthys taeniourus)。やっぱりかっこいい。お持ち帰りしようかどうかと悩んだが、結局リリースした。ミツボシキュウセン(Halichoeres trimaculatus)。尾柄上部の黒い点がくすんで見えるが、ミツボシで間違いないだろう。アカオビベラ、ハラスジベラなどと同様にイノーでよく見かけるベラのひとつ。写真はたまたまタモに入った個体でこの後リリースした。シマキンチャクフグ(Canthigaster valentini)。串本でキタマクラを見かけるのと同じくらいよく見かけるフグ。串本でキタマクラを見かけるのってどれくらいやねんってつっこまれそうやけれど(笑)。サザナミフグ(Arothron hispidus)。海藻を探っていたら、たまたまタモに入った個体。ヤライイシモチ(Cheilodipterus quinquelineatus)。岩陰、岩穴などに単独でいることが多い。ヨリメハゼ(Cabillus tongarevae)。この写真では(ヨリメハゼだと)わかりにくいかも…。サビウツボ(Gymnothorax thyrsoideus)。クモウツボ同様、イノーでよく見かけるウツボ。個人的に好きなウツボのひとつ。白い虹彩が魅力的だ。オニダルマオコゼ(Synanceia verrucosa)。すでに掲載済みの個体。タモですくってもほとんど動かないので採集は容易い。もちろん鰭の毒のある刺棘には要注意。ちなみに高級魚。Uさんに聞いたところ食べたら美味しいらしい…。最終的にこれらの海水魚はすべてリリースした。つづく。
2017年04月26日
観察・採集したヤドカリの一部を掲載。シマヨコバサミ(Clibanarius rhabdodactylus)。すでに掲載済みの個体。某所にはいつもある程度の数の個体がいるが、今回は小さめの個体が多かった。1匹だけお持ち帰りした。イモガイヨコバサミ(Clibanarius eurysternus)。マガキガイなどの殻口が狭くて平べったい貝殻を好む。オイランヤドカリ(Dardanus lagopodes)。海藻を探っていた。エサでも探しているのか(笑)。ツノヤドカリの仲間。たくさんいるが、小さくて砂礫などに紛れてわかりづらい…。サンゴヤドカリの仲間。上から順に、スベスベサンゴヤドカリ(Calcinus laevimanus)、ツマジロサンゴヤドカリ(Calcinus latens)、シロサンゴヤドカリ(Calcinus seurati)。結局ヤドカリでお持ち帰りしたのは最初のシマヨコバサミだけ。つづく。
2017年04月16日
今回の採集地はオニダルマオコゼやウンバチイソギンチャクといった危険な生物が多い場所。写真はオニダルマオコゼ(Synanceia verrucosa)。3分の1ほど砂の中に埋もれていた。わかりにくいかもしれないので、頭部のアップの写真を掲載。石みたいである。しかもうっすらと海藻らしきものが付着。オニダルマオコゼは背鰭、臀鰭、腹鰭の刺棘(それぞれ13、2、1x2)に刺毒魚として世界最高クラスの毒(Neoverrucotoxin)を持つ海水魚。ということで注意しているのだが、今回迂闊にも触ってから気付いたのである。体の一部を手袋越しに触り、何か軟らかいものの感触があってハッと気付いた。背鰭を触っていたらと思うとゾッとする。むやみに触らない…。そしてもっとよく観察…。かなり反省。そのほか出会った危険生物たち。ガンガゼの仲間。そしてウミケムシの仲間。さらにこちら。オニヒトデ(Acanthaster planci)の食痕である。この近くで見つかったオニヒトデ。触ることはないと思うけれど、念のため危険生物として留意しておく。つづく。
2017年04月13日
今回の採集場所では、マンジュウヒトデ(Culcita novaeguineae)の成熟個体を普通に見かけることが多いのに対して、幼若個体は転石下などのややわかりづらいところで時々見かける程度。写真はそのマンジュウヒトデの幼若個体。まだ小さくてかわいらしい。でもマンジュウヒトデはオニヒトデ同様にサンゴを食害する…。さてこのマンジュウヒトデをひっくり返して地面の上に置いてみた。するとゆっくりともとに戻っていった。重力を感じて裏返しだと認識し、もとに戻るんだろうな。そういや以前にもトラフクモヒトデで同じようなことをやったなぁ。しかも同じようなことを書いているし…。ここで疑問。これがもし成熟個体(リンク先5枚目の写真)だったらどうなるんだろう。ひっくり返ったら自力で元に戻れるのだろうか。体が変形するとは思いにくいが…。機会があったら試してみようっと。つづく。
2017年04月12日
シュノーケリングして観察したものの一部。(気まぐれに撮影したものだけ。)ソデカラッパ(Calappa hepatica)。砂の中に隠れていたらわからなかったけれど、普通に歩いていたから容易に採集。でもこの後リリース。アオヒトデ(Linckia laevigata)。たくさんいる目立つヒトデ。寄生貝などの確認を行うようにしている。ジャノメナマコ(Bohadschia argus)。これも寄生、共生の確認を行うようにしている。でも簡単に。キュビエ器官を出したら終了。イシヨウジ(Corythoichthys haematopterus)。気まぐれに撮影した個体。たくさんいる。タツナミガイ(Dolabella auricularia)。刺激を与えると、捕食抑制効果のある紫インクを放出する。よって観察だけ。マガキガイ(Strombus luhuanus)がごろごろ。右眼が出る殻口辺縁の切れ込み(写真下)はイモガイ類との鑑別点のひとつ。スジユムシ(Ochetostoma erythrogrammon)。転石下でよく見つかる。このあと元に戻しておいた。つづく。
2017年04月10日
2017年3月下旬に行った沖縄磯採集の備忘録。イノーでシュノーケリング。ウェットスーツを着用しないと寒いと思う。トガリシコロサンゴ(Pavona divaricata)を眺めたり…。シャコガイなどを眺めたり…。でも一番目立ったのは海藻。冬~初春は多い。写真はカサノリ(Acetabularia ryukyuensis)。イソスギナ(Halicoryne wrightii)も混在している。いずれも巨大な単細胞生物だ。そしてイソスギナに付着するチャツボボヤ(Didemnum molle)。たまたまこのイソスギナにチャツボボヤが付着しただけなのかと思っていたのだが、辺りを見渡すと、同じようにチャツボボヤが付着したイソスギナがたくさん。さらにイソスギナの先端部分に付着しているものが多かった。面白いものだ。つづく。
2017年04月08日
2017年3月下旬に行った沖縄磯採集の備忘録。目的の磯に到着。海を眺めながら、コンビニで買った食料で昼食をとった。その後海へ入る準備をしていると地元の人が話しかけてきた。まだ海の中は寒いからウェットスーツがいるよ~とか、少し前までクジラが泳いでいたよ~とか、いろいろ教えてくださった。のちにUさんにもこの時期クジラやイルカが多いと教わった。非常に勉強になることばかり。では海へ…。潮が引いたあとの海藻があるところには、ドロアワモチ科(イソアワモチ科)の仲間がたくさんいた。これでも貝の仲間。そのうちの1個体をひっくり返してみた。ナメクジっぽいな。つづく。
2017年04月07日
2017年3月下旬に行った沖縄磯採集の備忘録。磯採集前に立ち寄った磯をぶらぶら散歩。岩がごろごろ。潮がほとんど引いていないため、潮溜まりは少なかった。ちょっとだけビーチコーミング。こちらはマングローブ植物のタネ。カイメンソウの遺骸。共生しているカイメンの骨格だろうな。ついでにラックファウナ(wrack fauna)の観察もしようと思ったが、海藻などの打ち上げられたものがほとんどなく断念。せいぜい先程のタネとか、カイメンソウの遺骸ぐらいだった。よって波打ち際や浅い潮溜まりで生き物探し。こちらはカニ。転石下にいたものを取り出して撮影。ごく浅い潮溜まりにいたテッポウエビの仲間。撮影したあと元の潮溜まりへ帰した。こんな感じでしばらく遊んだあと、目的の磯へと出発した。つづく。
2017年04月06日
2017年3月下旬に行った沖縄磯採集の備忘録。写真は朝の関西国際空港。いつものようにANA便にて沖縄へ出発した。機内食。桜海老とグリーンピースのスープ(右上)がとても美味しかった。ぼぅーと窓から雲を眺める。気になるのは天候、波の状況。那覇空港に到着。いい天気だ。その後レンタカーを借りて運転。干潮まで少し時間があったので、ある磯へ立ち寄った。つづく。
2017年04月05日
2017年3月中旬に行った和歌山(紀北)の磯採集の備忘録。採集した海水魚。オオカズナギ(Zoarchias major)。採集目的としていた海水魚のひとつ。今回2個体見つかった。ヘビギンポ(Enneapterygius etheostomus)。イダテンカジカ(Ocynectes maschalis)海藻を探っていたらたくさん見つかった。アイナメもしくはクジメの幼魚。クジメかもしれないけれど少し自信なし。夕方4時ごろ。まだ潮が引いているが、そろそろ片付け。一部の個体をパッキングして終了。おわり。
2017年03月29日
2017年3月中旬に行った和歌山(紀北)の磯採集の備忘録。カスミミノウミウシ(Cerberilla asamusiensis)。砂に潜るウミウシ。今回が初の出会いであり、このとき磯採集に来てよかったと思った。アカエラミノウミウシ(Sakuraeolis enosimensis)。たくさんいるミノウミウシの仲間。気まぐれに撮影した甲殻類の一部。よく見かけるメンバーばかりであった。つづく。
2017年03月28日
2017年3月中旬に行った和歌山(紀北)の磯採集の備忘録。たくさんいるイトマキヒトデ。腹側の確認を行った。歩帯溝に付着する巻貝。寄生貝だろうか?興味深いものだ。つづく。
2017年03月27日
2017年3月中旬に行った和歌山(紀北)の磯採集の備忘録。前回の続き。今回は胴長を持参。こちらはたくさんいたアカクラゲ(Chrysaora melanaster)。刺されたら痛いクラゲだけど胴長を着用しているから大丈夫。波がザッパァーン…。少し深いところも散策したが、よく見えないのであきらめた。タコメガネがいるな。よって必然的に潮溜まりで観察・採集。ミドリイソギンチャク(Anthopleura fuscoviridis)。触手が薄ピンク色のタイプ。ナマコ。転石下にいた個体。つづく。
2017年03月25日
2017年3月中旬に行った和歌山(紀北)の磯採集の備忘録。3月上旬に行った某所での磯採集が楽しかったので、再び行ってきた。しかし思った以上に早く到着。干潮までまだ時間はたっぷりある。まず車の中で昼食…。そしてしばらくの間雑誌を読んで時間を費やした。潮が引き始めたころを見計らって、磯採集を開始した。前回の磯採集で観察していないほうへ歩いていく。写真には写っていないが、海藻を採りに来た人たちがちらほら。そのうち数人と話をした。どうやら採っている海藻の種類は人それぞれであり、必ずしも同じ海藻を採っているわけではないようだ。さてこちらは最初に撮影したウメボシイソギンチャク(Actinia equina)。梅干しのような色彩が目立った。撮影していないが、潮が引いた岩にも多数付着していた。つづく。
2017年03月24日
2017年3月上旬に行った和歌山(紀北)の磯採集の備忘録。こちらはアカオビシマハゼ(Tridentiger trigonocephalus)。すでに掲載済みの個体。体色が変化するので慣れないとわかりにくいかもしれない。アイナメもしくはクジメの幼魚。この時期、数は多くなかった。アシナガモエビ(Heptacarpus rectirostris)。アシナガモエビモドキとの鑑別に少し悩んだ。モエビの仲間。こうなってくるとよくわからん…。ワレカラの仲間。デジカメを海中に入れて撮影。採集したわけではないが…。そろそろ帰らなくては。と言いつつ、もう少し暗くなるまで遊んでいたホムラspであった。おわり。
2017年03月13日
2017年3月上旬に行った和歌山(紀北)の磯採集の備忘録。写真には写っていないが、海藻をとっている人がたくさんいた。潮溜まりのカイメンを観察。ナマコを観察。そしてウミウシを観察。カラフルな色彩をしたものが多く、目立ったこともあって、比較的数多く見つかった。こちらはアカエラミノウミウシ(Sakuraeolis enosimensis)。最も多く見つかったのがこのウミウシだった。クロシタナシウミウシ(Dendrodoris fumata)。たぶんキヌハダウミウシ(Gymnodoris inornata)。でもちょっと自信なし。よく似た種が多いので。アメフラシ(Aplysia kurodai)。ウミゾウメン(卵塊)は見当たらなかった。まだ早いわな。アマクサアメフラシ(Aplysia juliana)。つづく。
2017年03月08日
2017年3月上旬に行った和歌山の磯採集の備忘録。写真は途中によった岸和田サービスエリア。今回は紀北にて磯観察および磯採集を行うのが目的。ここで昼食を食べた。その後しばらく運転して立ち寄った某所。ここでも少し休憩。写真はその休憩所裏。気になったので何かいないかどうか確認したところ、数匹の魚が…。そして紀北の磯へ。久々にここへ来た。あまりにも気持ちが良くて、しばらくの間海を眺めていた。ちなみにこれから潮が引くところである。潮がほどよく引いてきたところで磯観察、磯採集の始まり。このような潮溜まりがあちこちにあった。こちらはケアシホンヤドカリ(Pagurus lanuginosus)。最初に観察した潮溜まりで見つかった。つづく。
2017年03月05日
2月上旬の磯採集の備忘録。今回ほんの少しだけ採集。ミミズハゼの仲間。底が砂礫の浅い潮溜まりによくいる。ほかは小魚をタモで掬って観察。フィッシュイーターのいい餌になりそうだが…。ヤドカリはホンヤドカリ(Pagurus filholi)のみ。ほか異尾類としてイソカニダマシ(Petrolisthes japonicus)。擬態上手なカニ。ほんまにわかりにくい。たぶんイソテッポウエビ(Alpheus lobidens)。ヨコエビの仲間。結局大したものは見つからず。撮影個体は全てリリースした。その後少しの間夕日を眺めていた。おわり。
2017年02月19日
2月上旬に行った串本磯採集の備忘録。水族館へ行ったあとに寄った磯。写真には写っていないが、釣り人がちらほらといた。タイドプール。冬だな…。ほとんど何も見つからない。海水はそれほど冷たくない。シュノーケリングができるんじゃないかと思ったりもした。でも海から出たあとが寒そうだ。もちろん海には入らない。よってタイドプールの観察がメイン。アマオブネ(Nerita albicilla)。季節を問わずたくさんいる。このあたりも常連。ツマジロナガウニ(Echinometra sp. A)。転石下にいたナマコ。ウミウシの遺骸。生きているかと思ったが、ダメだった。もちろん生きているウミウシもいた。この色彩、わかりにくい。タツナミガイなんだろうか。それとも…。もう少しきちんと観察すべきだった。クロヘリアメフラシ(Aplysia parvula)。つづく。
2017年02月17日
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